AcousticTao

趣味であるオーディオ・ロードバイク・車・ゴルフなどに関して経験したことや感じたことを思いつくままに書いたものです。

5164:一体型

2020年04月30日 | ノンジャンル
 レコードプレーヤーの軸受けオイルについては、3種類のものが我が家にある。一つはORACLE純正のものである。純正だけあって安心感があり、使用していてもこれといった欠点が見当たらない。

 最近使い始め、それなりにシェアを伸ばしているのが「スクラワンオイル」である。商品名は「Super oil 磁気処理スクアラン TR-30」。その利用方法は接点の清浄などに活用できるとのことで、軸受けなどの摩擦の軽減にも効果ありとの説明書が付いていた。

 内容量は 100mlで2700円。会社名は TRI トライアソシエイツ。ただし、もうすでに製造が中止されたようで、現在はインターネットでの購入はできなくなってしまった。

 軸受オイルとして1回に使う量はわずかであるので、使い続けても数年間は枯渇する心配はないが、いずれはなくなってしまうであろう。

 このTR-30を軸受オイルとして使用すると、音の質感がとても滑らかになる。どちらかと言うとクラシック向きという印象である。

 昨年インターネットで購入して使ってみたのが、和光テクニカルが製造するハイテク軸受けオイル「TI103MK2」。こちらは10mlで1,400円。

 和光テクニカルは自動車用の様々な潤滑オイルを製造している。オイルの専門メーカーであるので、期待できる。

 音の質感はしっかり感がでる。エンジンのパワーがアップしたような感覚であろうか。さすがにカーオイルの専門メーカー製である。

 3つともなかなかの実力の持ち主で甲乙つけがたい。ということで、1月に1回その日の気分で取り換えたりしているのであるが、一番多く使う機会があるのは「TR-30」であろうか・・・これは私がクラシックオンリーだからであろう。ジャズがメインジャンルの方の場合には「T1103MK2」の方が向いているのかもしれない。

 アナログ好きの方の中にはカートリッジを複数所有していて、気分でカートリッジを取り換えて音の変化を楽しまれている方も多いが、我が家ではオイル交換でその音の変化を楽しんでいたりする。

 カートリッジを複数所有するよりもはるかにコストがかからないので、「まあ、これはこれでいいのかも・・・」と思っていたりする。

 BMWのディーラーから自宅に戻ってきて、リスニングルームに向かった。軸受けオイルの交換はそれほど手間がかかるわけではない。

 まずは以前使っていたオイルを取り除く。プラッターを外してティッシュペーパーや綿棒を使って綺麗にする。

 そして、新しオイルを入れていく。附属品の中にオイルゲージのようなプラスチック製の棒が入っていた。そのゲージには白い線が引いてある。そのラインまでオイルが入るように調整しながら一滴一滴たらしていった。このあたりまでは特に気を使うことはない。

 ORACLE Delphi6は数年前にマイナーチェンジされた。その際ちょっとショックだったのは、一体型のプラッターにこだわってきたORACLEが、そのマイナーチェンジを機にインナープラッターとアウタープラッターの2ピース構成に変化した点であった。

 「DELPHIの弱点とされていた、ドライブベルトの装着が非常に容易になりました。」とメーカーのHPには記載されていた。

 それを見て「なんだよ・・・音のために一体型プラッターに拘ってきたと説明していたのに・・・いきなり宗旨替えしたのか・・・」と少し腹立たしかった。「変えるならもっと前に変えてほしかった・・・」と思った。
 
 オイル交換を完了した後に重く大きなプラッターを元に戻すのであるが、これが一番厄介な作業となる。2ピース構成のプラッターなら全く楽な作業が、一体型だととても厄介な作業となるのである。 
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5163:オイル

2020年04月29日 | ノンジャンル
 BMW純正のエンジンオイルに交換された2.OL 直列4気筒エンジンは実に滑らかに回った。BMW純正のオイルはロングライフオイルとのことで、一般的に言われている走行距離5,000kmごとの交換の必要ないと、ディーラーは説明する。

 従来は車が搭載するコンピューターが走行距離等の一定の基準に基づいて計測して交換時期を知らせてくれた場合にのみ、ディーラーに赴いて交換していたが、知り合いの方から「エンジンオイルはディーラーの基準よりも頻繁に交換したほうが良い・・・それもできれば良いオイルで・・・」とのアドバイスを受けたことから、5,000kmを目安に交換するように変更した。

 一度1L6,000円の価格の性能が良いとされるエンジンオイルを使ってみた。確かにその効果はあった。その後さらに5,000km走行後、4Lで6,000円という標準的な価格のエンジンオイルに交換した。

 単純計算で1L当りの価格は4倍の開きがある。その性能面での差は価格差なみにあるのであろうか・・・確かに差はあるような気がしたが、目くじら立てて言うほどの差ではなかった。少なくともドライバー以外の同乗者には感知できないであろう差であった。

 BMW純正オイルの価格が1L当たりいくらなのかは分からない。新車保証延長サービスを新車購入時に申し込んだので、納車から5年間は車のコンピューターの指示に従って行われるエンジンオイルの交換は無料なので、明細書にオイルの価格の記載はないからである。

 さて、そのBMW純正オイルの印象であるが、「かなり良いな・・・さすがに純正だけある・・・」と納得のものであった。

 より滑らかに感じられるエンジンの質感に頬を緩ませながらハンドルを握っていた。「オイルといえば、もう一つのオイルもそろそろ交換時期だな・・・」そう思いながら自宅へ向かった。

 もう一つのオイルとはレコードプレーヤーの軸受オイルである。当初はORACLE 純正オイルを使っていた。

 その後、ものは試しとスクラワンオイルを使用してみた。かなり良い印象を受けた。さらに和光テクニカル ハイテク軸受けオイル チタンも試してみた。これもまずますといいう印象であった。

 軸受オイルは月に1回の頻度で交換する。使用量は極く僅かで価格も高いものではないので、車のエンジンオイルよりも気楽に交換できる。

 月末近くなると交換するようにしていた。「家にたどり着いたら、交換してみよう・・・」と思いながらアクセルを軽く踏み増した。
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5162:後ろ姿

2020年04月28日 | ノンジャンル
 唯一の展示車である218i グランクーペの後姿を眺めていた。4つのドアを持つノッチバックスタイルの車は今やマイナーな存在である。

 しかし、50代、60代、70代といった「中高年」に属する人間にとっては、若かりし頃車に憧れを持った時代にはこのスタイルが主流であったので、今でもこのスタイルを好む人間は多い。「中高年」に属する私の目からすると、その形状はやはり穏やかなものに映る。

 Cセグメントに属するこのタイプの車に、今の日本でどれだけの需要があるのかは定かではないが、ドイツ勢はこの分野にも新しいモデルを投入している。

 AudiはA3にセダンモデルをすでに投入している。A3はハッチバックモデルが主流であるが、中国市場ではセダンが好まれる傾向があるようで、本来は中国向けモデルであったセダンが日本にも導入されたのであろう。

 そして、最近フルモデルチェンジされたMercedes-Benz Aクラスにもセダンモデルが導入された。これもきっと本来は中国向けのモデルを日本にもついでに入れたという感じであろうか。

 BMW 218i グランクーペの後姿を眺めながら、ライバル達の後姿はどんなものであったかなと思い、スマホで調べてみた。





 上の写真がAudi A3セダンの後姿であり、下の写真がAクラス セダンの後姿である。そのスマホの画像と、展示車の218i グランクーペの後姿を見比べてみた。

 「なんだか似ているな・・・2シリーズが一番新しさを感じるが・・・フロントフェイスはそれぞれのメーカーの顔立ちになっているけど、後ろから見たらエンブレムを確認するまで、どのメーカーのものかわからないかもしれない・・・」と思った。

 車のデザインは当然はやりすたりがある。リアのデザインに関してはAudi流の形状がはやっていて、各メーカはそのデザインエッセンスをこぞって取り入れている。

 作業時間は結局45分ほどかかった。「終わりました・・・」とサービス担当の方が告げて、「ウィンドウォッシャー液も補充してきました・・・」と付け加えた。

 新車保証延長サービスを申し込んでいたので、今回のエンジンオイル交換は無料である。これは納車から5年間有効である。あと1年半の残り期間がある。2回目の車検を経るとそのサービス期間は終了する。その頃には走行距離も10万キロを超える予定である。そうなると「そろそろかな・・・」とそわそわし出すのである。「でも、218i グランクーペが次なる愛車の候補に挙がる可能性は極めて低いな・・・」と思いながら、523iのドライバーズシートに乗り込んだ。
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5161:展示車

2020年04月27日 | ノンジャンル
 無水鍋に大匙3杯の日本酒を入れて、あさりを蒸した。蓋を時折開けて様子を窺ってすべてのあさりが開いたら、火を停めて一旦取り出した。

 鍋に残っていた日本酒も別の容器に移した。空になった無水鍋にオリーブオイルとみじん切りにしたニンニクを入れて炒め、香りが出てきたら、水に30分ほど浸しておいた米とバターを入れて炒めた。

 米の色合いが透明になってきたら、エノキを敷き詰めてその上にホタルイカを散らした。そして決められた分量の水とあさりを蒸す時に使った日本酒、さらに様々な調味料を入れた。

 沸騰したら火を弱火にして蓋をしたまま10分間、その後火を消して10分間じっと待った。時間が来たので蓋を開けて、別に取り出しておいたあさりを入れ、バジルを振りかけて完成である。スマホのレシピ画面を見ながら、その通り作業を進めていくと、意外と簡単にできた。

 4つの皿に盛りつけてテーブルに並べた。普段まったく料理をしない私が作ったということで、家族は興味津々である。

 その表情は「大丈夫かな・・・」といった不安感も漂っていた。早速食してみた。思いのほか美味しかった。

 自分が考えたレシピではないが、家族が「美味しい・・・」という評価をしてくれると少し嬉しかった。

 昼食を摂った後に、車に乗って出かけた。といっても遠くまで出かけたわけではなく、向かった先はTOTO BMW 東大和営業所である。

 少し前からエンジンをかけると523iには警告ランプが赤く小さく光っていた。その意味合いをメニュー画面で確認するとエンジンオイル交換時期が来たことを示すランプであった。

 前回のディーラーでのオイル交換から10,000km以上走ると交換時期を知らせるために警告ランプが点くようであった。

 ディーラーは10,000kmでの交換で大丈夫とのことであるが、私は5,000km走ると交換する。前回は近所のイエローハットで交換した。

 しかし、コンピューターの操作はイエローハットは行わないので、ディーラでのオイル交換を経ないと、この警告ランプはエンジンをかけるたびに灯ることになる。

 ディーラーに事前に電話すると「1時半以降なら大丈夫です・・・予約を入れておきます・・・」との返答であった。

 自宅からディーラーまでは車で10分ほどである。車の中は暑いくらいであった。この季節は気温の変化が激しい。いわゆる「三寒四温」である。今日は「四温」の方に属していた。

 ディーラーの駐車場に車を停めると、男性の若い営業マンが建物から出てきて、バックで駐車スペースに車を入れるのを誘導してくれた。

 建物の中に入ると、普段は展示車が3台ほど並んでいるが、現在は1台のみであった。その空いたスぺースは、接客テーブルの間隔を広くとるために使われていた。

 ディーラー内はガラガラであった。テーブル席に客の姿はなかった。一番奥まったところに座って待っていると、サービス担当が来て車のキーを預かってから「作業時間は30分から40分ほどです。お待ちください・・・」と言った。

 有料の「新車延長保証サービス」を購入時に申し込んでいるので、5年間は定期的なメンテナンスやオイル交換などは無料である。

 座った場所からは、唯一の展示車の後姿を眺めることができた。その展示車には「218i」と記されたエンブレムが付いていた。

 それは、最近発売が開始されたBMW 2 シリーズ グラン クーペであった。FFに変更された新型1シリーズをベースをしたクーペモデルが2シリーズである。「グラン クーペ」はクーペスタイルではあるが、4枚のドアを有する。流麗なデザインと実用性を兼ね備えている。
 

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5160:FR比率

2020年04月26日 | ノンジャンル
 このブログのFR比率は概ね「50:50」である。FR比率の「F」はフィクション(架空)であり、「R」はリアル(現実)である。

 BMWは「50:50」という理想的な前後重量配分にこだわっている。それに倣ったわけではないが、FR比率を「50:50」に保とうとする傾向は無意識のうちに行われていたようである。

 車の前後重量配分「50:50」を実現するためには、FR(フロント・エンジン+後輪駆動)が有利である。BMWがFRにこだわり続けてきた大きな理由の一つは、そこにあったのであろう。

 しかし、静的な状態では前後重量配分が「50:50」という理想的な状態であっても、実際に走らせてみると車には様々なGが加わるので、4つのタイヤにかかる荷重は刻々と変化する。

 加速をすれば後ろ加重になるし、減速をすれば前加重になる。さらにコーナーでは横加重になるので、その重量配分は走行状態によって変わる。

 現在、コロナウィルスは大きな影響を日常生活の隅々まで及ぼしている。様々な事柄には急ブレーキがかけられたような状態である。

 ブレーキにより急激な減速が行われると、車の荷重は極端な前荷重になる。つまり「F(フロント)」に集中するのである。

 このブログの「FR比率」についても例外ではない。ウィルスの影響により極端な前荷重となり「F」に比率が集中する、つまりフィクションの比率が極めて高くなることが予想されるのである。

 風が吹いていたが天気が良く暖かい日曜日、BMW 523iに乗って自宅を後にしたのは、家で昼食を摂った後であった。

 その昼食は実は私が作った。もともと料理は一切しなかったのであるが、自宅で過ごす時間が普段よりも潤沢になりつつあるので、最近時折試しているのである。

 もちろん自身のレシピなどないので、スマホで検索して「これよさそうだなあ・・・」と思うものを開いてみる。

 そこにはレシピが動画入りで紹介されている。いくつかのそういったレシピをチェックしてみて選択したのは「鮭とあさりとエノキのパエリア」であった。

 ただし、冷蔵庫をチェックしたところあさりとエノキは見つかったが、鮭はなかった。そこで冷蔵庫にあった「ホタルイカ」で代用することにした。

 スマホを傍らに置いて、さっそく調理にかかった。我が家のキッチンには「無水鍋」がある。無水鍋はとても重いという欠点があるが、優れた熱伝導で調理時間が短縮でき、フライパンや片手鍋など様々な機能をこれ一つでこなせるという利点がある。これ一つで最初から最後まで調理できそうであった。

 普段料理をしないので、まずは材料を一式そろえ、調味料なども決められた分量のものを事前に用意した。
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