AcousticTao

趣味であるオーディオ・ロードバイク・車・ゴルフなどに関して経験したことや感じたことを思いつくままに書いたものです。

6267:fizi:k

2023年04月30日 | ノンジャンル

 ロードバイクのフレームをFACTOR O2 VAMに換えてから、マット系のカラーリングが気になりだした。FACTOR O2 VAMのカラーリングは「Ornate Azure」。直訳すると「飾り立てた空色」ということになる。灰色が少し入った空色でマット塗装である。遠目には比較的渋い色合いである。近づくと「飾り立てた」との形容詞の意味合いが分かるような繊細な装飾模様が施されている。

 ちょうどヘルメットとサイクルシューズがともに使用を開始してから4年を経過して取り換え時期を迎えていたので、どちらもマット系のカラーリングのものをチョイスすることにした。ヘルメットはOGK KABUTOのIZANAGIというモデルでカラーリングは「マーットオリーブ/オレンジ」を選択した。マット系のカラーリングで渋いが、オレンジの差し色が多少の明るさを加えている。こちらは在庫があった。

 シューズも同系統の色合いのものを、チーム内で多くのメンバーが履いているSIDIのラインナップの中から探した。すると「JENIUS 10」という商品でマットグレーのカラーリングのものがあった。「これがいい・・・」と即決であった。しかし、こちらは残念ながら今現在国内に在庫がなく、発注しても入荷時期は10月ぐらいになりそうとのことであった。

 そこで、「他のメーカーで何か良さそうなものがないかな・・・」とインターネット上で調べてみると一つ見つかった。しれは「fizi:k」のものであった。製品名は「INFINITO CARBON 2」。カラーリングは「Gray/Coral」。

 

 その色合いはマットグレーで、「IZANAGI」と同様にオレンジの差し色が効いている。「これ、良いな・・・デザインも斬新・・・」と気に入った。早速バイクルプラザに立ち寄って、その在庫状況を調べてもらうと、国内在庫があった。

 これで一気にマット系ラインナップが形成されることとなった。「INFINITO」は「無限」という意味である。「IZANAGI」は日本書紀に出てくる神である。どちらもなんだか意味深な商品名であるが、きっとマット系のカラーリングは独特の雰囲気を醸し出してくれるだろう。ちなみにサングラスは、OGK KABUTOの122、カラーはアースグリーンである。

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6266:篳篥

2023年04月29日 | ノンジャンル

 とてもユニークなオーディオアクセサリーを開発・製造・販売しているGe3から、新製品が発売された。その製品名は「篳篥・朱(ヒチリキ・アカ)」である。

 「篳篥・朱」長さ35ミリほどの朱色の丸く細い棒状のものである。4本が1セットで販売されている。その情報をtwitterで知り、早速入手してみた。とても小さいものなので、その存在感はおとなしめである。

 その使用方法であるが、Ge3のHPには「接続ケーブルの入力端子に装着するのが最も効きます。取り付け時のポイントは面積と固定方法です。コネクターに接触する面積が多い様に取り付けて下さい。固定には真鍮の針金で縛り付けるのが一番でした。」との情報が載っていた。

 我が家で現在使用しているプリアンプは、CHORD CPA-5000である。その入力端子には2系統のアンバランスケーブルが接続されている。1つはDAコンバーターからもう一つはフォノイコライザーから音楽信号を運んできている。

 この2系統のケーブルのプリアンプへの接続端子に装着してみた。そして、その変化具合を確かめた。Ge3のHPには「効果の傾向は『飛び散る汗』が見える方向です。つまり、よりゲゲゲ的に生々しい方向です。」とあったので、そういう方向への変化を期待して耳を傾けた。

 期待値が高かったからか、「あれっ・・・」と少々肩透かしを食らった。「確かに変わる・・・変わるけれど・・・」といった感じで期待に膨らんだ心は急速に萎んできた。「断断断」や「箱 断断断」での対策がある程度行き届いていたので、「さらなるステージへの飛躍は難しいのであろうか・・・」と、思い始めた。

 「装着する場所は機器の出力側よりも入力側の方が良いみたいです。」とHPにはあったが、「もしかして・・・オーディオシステムは個々に状況が大きく違う・・・わが家では逆だったりして・・・」と、入力ケーブルの端子に付いていたものを取り外し、スピーカーケーブルに使用してみた。

 今度は少々期待値が低い精神状態で試聴し始めた。そして、再度試聴が開始されると、やや斜視になりかけて細めに開いていた私の目がさっと見開いた。「確かに、生々しい・・・」と感じた。

 変化の傾向としては「断断断」を3度塗りしたメンディングテープをスピーカーケーブルの一部に巻き付けた際の変化と同じような効果があった。

 何らかの原因で欠落してた微細な音情報が復活することによって、スピーカーから放たれる音の精度が上がり、演奏者、あるいは演奏される楽器の存在感がアップするといった感触である。

 オーディオ用語では一般的に「実在感」と表現されることが多い要素が上がった、と感じた。

 我が家のオーディオシステムの要であるスピーカーは、ソナス・ファベールのガルネリ・メメントである。イタリア製らしく楽器的な鳴り方をするスピーカーであるが、その音楽性の高い鳴り様に、演奏者の存在感をしっかりと感じさせてくれる要素が加わると、音楽の聴こえ方がより濃厚・濃密になると思った。

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6265:E-CLASS

2023年04月28日 | ノンジャンル

 メルセデス・ベンツは、4月25日に、その中核モデルであるE-CLASSの新型を正式に発表した。インテリアは事前に先行発表されていたので、今回はエクステリアを含む全体を知ることができた。

 エクステリアでまず目を惹くのはそのフロントフェイスである。ライトとグリルを繋ぐエリアにピアノブラックのパネルが装着されていてその表情を引き締めるとともに、S-CLASSやC-CLASSとは明らかに違う雰囲気を醸し出している。

 さらにフロントライトのデイタイムランニングライトの形状もS-CLASSやC-CLASSのものとは変わり、眉の位置にあたる直線基調のものとは別に、二つのライトの下辺をなぞるような曲線のものが加わっていて、有機的な表情を演出している。

 その2点だけでも表情が随分と変わり、「E-CLASSは『金太郎飴方式』ではなく、個性を出してきている・・・」と感じられた。私は個人的にはこのフロントフェイスの方がS-CLASSやC-CLASSのものよりも好きである。

 サイドに回るとS-CLASSで採用されたフラッシュドアハンドルが目を惹く。普段は格納されているが、ドアを開ける時には前にせり出してくるドアハンドルである。空力抵抗を軽減する効果もあるが、その演出が高級感を醸し出す。

 リアを見ると、「これは面白い・・・結構攻めてる感もある・・・」と感じたのが、リアのLEDライトの形状である。3つの尖った星のモチーフ、つまり「スリーポインテッドスター」が片側に2個づつ、合計4個赤く光るのである。

 「これはもしかしたら、今後S-CLASSやC-CLASSがマイナーチェンジしたら、その際には採用されていくのでは・・・」と思わせる意匠であり、新鮮さを感じた。

 そして先行発表されていたインテリアはやはり斬新で大胆である。EVモデルである「EQE」のインテリアと多くの共通点があるが、計器ディスプレイは自立型が採用されている。さらに「ここまでやるか・・・」といった驚きすら感じる華麗なアンビエントライトが室内を彩っている。

 E-CLASSはいずれはEVモデルである「EQE」と統合される。おそらく今回の新型が内燃機関を積む最後のモデルになるであろう。今回はセダンのみが発表された。ステーションワゴンは少し遅れて発表されるようである。現時点ではガソリンエンジンモデルが1種類、ディーゼルエンジンモデルが2種類、そしてPHEVモデルが3種類ラインナップされているが、今後増えていくのであろう。

 今回のE-CLASSは完全なるEV化への橋渡し的な時期のモデルであるが、従来のE-CLASSと「EQE」とのちょうど中間的な要素も多く、その商品力は飛躍的に向上しているような気がする。

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6264:肉汁うどん

2023年04月27日 | ノンジャンル

 名郷まで下って、公衆トイレでトイレ休憩をした。昼食休憩をどうするかという話し合いが再度行われた。名栗川に沿って続く県道沿いには幾つかの飲食店が点在している。

 その中で選ばれたのが「花廼家大衆割烹」であった。有馬ダムに向かう道との分岐の少し先にある。『帰れマンデー見っけ隊!!』でも取り上げられた店とのことで、「では、そこに立ち寄ってみましょう・・・」ということになった。

 少し行った先にある新井不動尊の名水で残り少なくなったボトルを満たしてから、その店に向かった。店に着いたが、駐車場には車が結構止まっていた。「席空いてるかな・・・?」と少し不安になったが、ちょうど座れる分の席が空いていた。

 店内に入り、メニューをしげしげと眺めた。店内は思っていたよりも広く、また内装を最近リフレッシュしたようで綺麗であった。蕎麦、うどん、丼もの、定食など様々なメニューが並んでいた。どれも美味しそうで、なおかつリーズナブルな価格である。

 私は「肉汁うどん」を選んだ。店内は満席で賑わっていた。しばし、暖かいほうじ茶を飲みながら談笑していると、順次頼んだメニューがテーブルに運ばれてきた。



 「肉汁うどん」は、予想していたとおり、鄙びた魅力に溢れた「武蔵野うどん」であった。麺はとても太く、その太さも不揃いで、地粉を使っているため色も普通のうどんよりも白くはなく、少し茶色っぽい。「このうどんの感じ、かなり良い感じ・・・」と、その外観に嬉しくなった。

 武蔵野うどんは、噛んで食べるうどんである。太くこしもある。麺は冷たいが、肉汁は暖かい。肉汁の味わいは濃厚で、豚肉、油揚げ、シメジ、ネギなどの具材が沢山入っている。薬味に青ネギ、ゴマ、わさびがついてきた。

 その味わいは店の周囲の景色のように人の心に穏やかな波動を伝えるもので、まったりとした時間を演出してくれる。大盛で頼んだので、ボリュームも充分であった。

 お腹を満たしてから、帰路のコースを先に進んでいった。帰路には2箇所「頑張りポイント」がある。「山王峠」と「笹仁田峠」である。どちらも短い峠ではあるが、脚が疲労している状況で頑張ると、やはり結構大変であった。

 笹仁田峠を越えて、その先のファミリーマートで最後の休憩をした。店内に入り、つめたい飲み物を選ぼうと思い、飲み物コーナーに向かった。するとヤクルト1000が棚に並んでいた。過熱気味の人気に生産が追い付かず品薄状態が続いていたが、最近ではコンビニでも見かけることが多くなった。

 それを手に取った。ヤクルト1000に関しては「睡眠の質改善に効果抜群・・・」といった話題が先行して人気が出たが、個人的には「睡眠に関しては特にこれといった変化はないけど・・・」というのが何度か飲んでみての感想である。「でも、きっと腸内環境の改善には役立つのでは・・・」と思って、コンビニで見かけた時には手に取る。

 短めの休憩を終えて、最後の行程を走っていった。自宅に帰り着いてサイコンに表示された走行距離を確認すると「115㎞」であった。ロングライドにも体が随分と慣れてきた。復帰直後は、体がガタガタと言う感じであったが、「ほぼ戻ってきたかな・・・」と思いながら、ロードバイクを玄関の中のサイクルラックにかけた。

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6263:メインディッシュ

2023年04月26日 | ノンジャンル

 メインデッシュである「正丸峠」を上る前に、いつもよりも重めの「前菜」でお腹がほぼ埋まった感じになりながら、国道299号を走っていった。正丸トンネルのすぐ手前で一旦止まり、右に入る道に向かった。その道を少し行くと、正丸峠の上り口に達した。

 そこには「奥村茶屋」の大きな看板があった。その看板には「正丸峠頂上まで あと4km」と記されていた。ここからはそれぞれのペースで走るフリー走行ゾーンとなる。

 一息ついてから上り始めた。序盤はゆっくりめのペースで走っていき、脚がこなれてきたところで「ヒルクライム巡航ペース」に上げた。サイコンに表示される「10秒平均パワー」は220ワット前後である。

 6月にはMt.富士ヒルクライムがある。目標タイムは「90分切り」である。どうにか90分もの長い間、200ワットを下回らない平均パワーで走り切りたいのであるが、後半はかなり脚が重くなる。特に15km地点を過ぎてゴール手前の平坦エリアに入るまでの区間は厳しい。その区間でも200ワットを下回らずに走りたいのであるが、それは年々難しくなってきている。

 そんなMt.富士ヒルクライムの後半の区間をイメージしながら、極力一定のペースを維持するようにして走っていった。路面の表面は所々荒れている。斜度の変化は比較的少なく、一定のペースを維持しやすかった。

 風景の変化は少なく、サイコンの走行距離を時折確認しながら峠のどのあたりにいるのかを推測しながら走っていった。ほぼ一定のペースを維持できたが、斜度が緩むと楽をしたい体はそれに合わせてパワーも絞ってしまう。時折心に鞭を入れて峠道を走っていった。

 ようやく峠の頂上にある「奥村茶屋」の建物の姿が視界に入ってきた。そうなると「濡れた顔」から「乾いた新しい顔」に替わったアンパンマンのように「勇気100倍!」となる。ラストスパートのためにダンシングに切り替えて峠道を走り切った。そしていつものように峠の道標の前に、ロードバイクを持っていってスマホで写真を撮った。

 正丸峠は風が吹き抜けていた。ここで小休止した。昼食をどうするかメンバー間で話し合った。「奥村茶屋で食べるプラン」「山伏ベースで食べるプラン」「HAMAで食べるプラン」の三つのプランが検討された。

 その結果、「山伏ベースで食べるプラン」が選択された。メンバー全員での記念撮影を済ませた後に、山伏ベースに向かった。正丸峠の南側を下り、山伏峠への短い上り返しを走った。その後は山伏峠を名郷に向かって下っていった。ちょうど私が先頭を引いていた。

 「確か山伏ベースは名郷の手前500メートルぐらいだったはず、建物は道の右側の高台にある。道の両脇にはのぼりが立っていたはずであるから、のぼりが見えたら止まろう・・・」と思いながら下っていった。

 勢いよく下っていった。「あれ、山伏ベース、もうそろそろあるはずだけど・・・」と思って振り向くと、チームメンバーの姿がなかった。のぼりに気づかずに通り過ぎてしまったようであった。一人のメンバーが追いかけてきてくれた。

 「すみません・・・のぼりに気づきませんでした・・・」と平謝りして、一緒に上り返していくと、チームメンバーが下ってきた。「山伏ベースは、営業してませんでした・・・」とのことであったので、2度目のUターンして、名郷まで下った。

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