AcousticTao

趣味であるオーディオ・ロードバイク・車・ゴルフなどに関して経験したことや感じたことを思いつくままに書いたものです。

4734:五年

2019年02月28日 | ノンジャンル
 ロングライドを終えて、自宅にたどり着いたのは、午後2時過ぎであった。3時に来客の予定があったので、手早くシャワーを浴びた。

 今日はshanshanさんが、我が家に来てくれる予定であった。shanshanさんからは、Marantz Model2を修理に出していた期間、QUADⅡと同じ回路を使用したパワーアンプをお借りしていた。

 QUADⅡは我が家でも使用していた。TANNOY GRFがリスニングルームにやってくる前、同じTANNOYのCHATSWORTHを数年間使っていた。このCHATSWORTHを鳴らしていたのが、QUADⅡであった。

 パワーアンプとしてはコンパクトな躯体であるQUADⅡはイギリス的な音世界をじんわりと届けてくれる優れたパワーアンプであった。

 そのQUADⅡと同じ回路を使っているので、やはり出てくる音の質感も似ていた。出力管はQUADⅡのKT66と違い、6L6が装着されていたが、KT66も装着できるとのことであった。

 そのパワーアンプを返却するついでに、shanshanさんがサブシステム用に導入予定であったスキャンスピーク製の高級ユニットを使用したスピーカーを聴かせてもらおうと打診したが、スピーカーの完成が遅れているとのことで、逆にアンプを取りに行くので久しぶりにGRFを聴かせて下さいとのことになったのである。

 我が家のTANNOY GRFは導入してから5年近くが経過した。導入当初はLEAKのアンプで鳴らしていたが、その後MarantzのModel7とModel2に切り替えた。

 そのMarantzのアンプがなかなか安定せずに、不在期間が長かった。ようやく最近落ち着いてきたようである。

 さらに、ケーブル類もほぼすべてをヴィンテージケーブルに換えた。アンプの状態が安定しケーブルが古い時代のものに変わったことによって、TANNOY GRFはようやくその本来の姿を現し始めたようである。

 2時間ほどの時間、珈琲を飲みながらの談笑タイムを交えて、shanshanさんにTANNOY GRFを聴いてもらった。

 モニターシルバーが装着されたGRFは1950年代の製造である。私よりも年上であるGRFはその年齢にふさわしい風貌の音を奏でてくれているようである。

 shanshanさんにも比較的好評であった。「ようやくGRFらしくなった・・・」「これで落ち着いてオーディオが楽しめますね・・・」と評されていた。

 今後スピーカーとアンプが変更される可能性はない。さらに送り出しのORACLEもそのデザインの素晴らしさから別のものに変える可能性は極めて低い。ケーブルもジャーマンヴィンテージのものに揃えて落ち着いた。

 「5年経って、随分と落ち着いたな・・・」と思った。「石の上にも三年」という諺があるが、我が家では「石の上にも五年」と言い換える必要があるのかもしれない・・・
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4733:けんちん汁

2019年02月27日 | ノンジャンル
 「都民の森」は、陽光が降り注いでいた。標高が1,000メートルほどあるので、冬季はかなり冷え込むことが多いが、今日はその心配はないようであった。

 メンバー全員が走り終えてから、都民の森に併設されている「売店 とちの実」へ向かった。ここの名物の一つは「みとう団子」と呼ばれる大ぶりな団子である。いつもは店の前で炭火で焼かれているが、今日はやっていなかった。

 もう一つの名物はカレーパン。これはやっていて、メンバーの多くが購入した。このカレーパンにコカ・コーラを合わせるのが、チーム・メンバーの間では定番である。

 それもとても魅力的に感じられたが、冬季限定で提供されている「けんちん汁」も妙に気を引いた。「けんちん汁か・・・あったかそうだな・・・」と思い、これに決めた。一杯300円である。

 檜原村の名産の一つであるまいたけなどが入った「けんちん汁」は、体にじんわりと沁み込むような味わいであった。

 ゴール地点では兄弟チームである「チームミツイキ」と合流した。リーダーの甥っ子が率いるチームのメンバー5名と一緒に恒例の記念撮影を済ませた。

 ロードバイクは都民の森の柵に立てかけて、しばしの談笑タイムを過ごした。たっぷりと太陽光を浴びて休んでいるロードバイクは静かに昼寝をしているようであった。



 ウィンドブレーカーを着込んで、下りに備えた。2月としては暖かいといっても、下りではそれなりに冷えるはずである。

 「都民の森」からの下りは長い。約20kmほどの距離を勢いよく下っていった。7台のロードバイクはカーブではひらりひらりと舞うように曲がっていった。

 今日は全体的にペースが速い。帰路も速かった。長い下りを終えて、檜原街道をさらに進み、睦橋通りを走った。

 「今日は脚を休ませるエリアがないな・・・」と思いながら走っていくと、拝島駅そばのファミリマートに到着した。

 ここで昼食休憩をした。昼食に選択したのは「生パスタ モッツァレラとイカの明太クリーム」。明太子のピリッとした辛さと、クリームのコクが新鮮な味わいであった。

 食べ応えのあるイカとモッツァレラチーズがトッピングされていて、柔らかい食感の生パスタと相まって全体としてもったりとした食感である。食べ応えがあった。

 これで十分にガソリンタンクを満たしてから、残りのコースを走り切った。自宅に辿りついて、サイコンを確認すると、走行距離は117kmと記録されていた。
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4732:バトル

2019年02月26日 | ノンジャンル
 「上川乗」のY字路交差点を通過すると、上りの比率が上がってくる。先頭は順次交替したが、ペースはそれほど変わらずに「数馬」まで走った。

 「数馬」には公衆トイレがある。ここで一息入れた。ここまでいつもよりも速めのペースで走ってきたので、脚には疲れが溜まっていた。



 ここから「都民の森」までは、4キロと少しの距離である。ここからはバトルモードでヒルクライム・バトルをたっぷりと堪能する。

 2月としては穏やかな天候に誘われてか、都民の森へ向かうコースには多くのローディーが走っていた。一人のローディーが「数馬分校前」の信号機の近くで立ち止まっていた。その表情は辛そうであった。後で分かったことであるが、そのローディーは、ゴール地点で合流した兄弟チームのメンバーで今日初めてロングライドに参加したとのことであった。

 7台のロードバイクは、「都民の森」へ向かってスタートした。ここからは上りオンリーである。激坂エリアはないが、しっかりとした坂が最後まで続くコースである。

 ゆっくりと走り始め、徐々にペースは上がっていった。先頭を引くメンバーに付いていく形で序盤を走った。

 心拍数はぐんぐんと上がった。170台の後半までその数字は上がり、そこで止まった。「この数値を維持する負荷で前半は走ろう・・・」そう思いながら、サイコンの数値を見つめていた。

 10秒平均パワーの数値は220ワットぐらいである。普段よりも少し低めで推移していた。やはり「橘橋」から「数馬」までのペースが普段よりも速かったので、脚の余力は少なめであった。

 その少なめの余力を大事に使いながら走り続け、ヒルクライムコースの後半へ入っていった。先頭を走るリーダーの背中は小さくなり時折視界に入る程度であった。2番手を走るメンバーの背中は視界に納め続けていた。

 私の20メートルほど前には3番手を走るメンバーの背中があった。いつものようにその引力に引っ張られる形で、後半のコースを走った。

 脚の余力は心許なかったが、ペースは維持できていた。終盤に入り、すぐ前を行くメンバーの背後にぴったりと貼り付きたいところであった。

 残り1kmを切った。前の走るメンバーのと差は20メートルほどで固定されていて、なかなか縮まらなかった。

 「ラストスパートで追いつくしかないか・・・」そんなことを思いながら、クランクを回し続けた。

 心拍数は180を超えた。1963年製の旧式のエンジンはいつものようにうるさめの排気音をまき散らしていた。

 ゴールである「都民の森」がようやく視界に入ってきた。ここから、スパート。LOOK 785 HUEZ RSは、「ニトロ」と書かれた赤いスイッチを押した車のようにダッシュした。

 スパートしてゴール地点へ駆け込んだ。完全に余力を使い切ってヒルクライムバトルを終えた。

 「都民の森」には多くの車が停まっていた。ローディーの姿も多く、サイクルスタンドは半分以上が埋まっていた。

  
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4731:檜原街道

2019年02月25日 | ノンジャンル
 コンビニ休憩を切り上げて、先へ進んだ。睦橋通りに出て、西へ向かって走った。睦橋通りは広い道路である。多少のアップダウンはあるがほぼフラットで、信号に捕まりさえしなければ快適に走れる。しかし今日は信号ごとに赤信号に捕まるかのような感があった。

 ストップ・アンド・ゴーを繰り返しながら武蔵五日市駅まで進み、その前を左に折れた。そして檜原街道に入った。

 しばし、市街地が続くが、それもやがて絶える。そして自然の中を道は進む。花粉症のメンバーは、花粉の発生源の真っただ中に突き進んでいくので、少し辛そうであった。



 いつも休憩する「山の店」の駐車場に到着した。ここは公衆トイレもある。そのトイレは今工事中で、仮設トイレが設置されていた。

 その駐車場には地元の人が多くいて、フェンス越しに川の方を見下ろしていた。「なんだろう・・・何かいるのかな・・・」とつられて、フェンス越しに川を見下ろしたが、何もいなかった。
 


 トイレ休憩を終えて、リスタートした。ここから、「数馬」までは隊列をキープして進む。7両編成のトレインは、スムースに走り始めた。

 檜原村の村役場の前を通過し、「橘橋」のT字路交差点を左折した。ここから「都民の森」までは21kmである。

 道は上り基調である。時折下りも入る。普段は「数馬」からのヒルクライムバトルに備えて、温存モードで走るが、今日はいつもよりも速めのペースでトレインは進んだ。

 私は先頭から2番目のポジションにいた。T字路交差点から数キロ走った段階で先頭交代をして私が先頭を引いた。

 「このまま、速めのペースで走ってみよう・・・」と思い、ペースを緩めることなく、ペダルを回し続けた。

 普段のこのコースを走る時の心拍数は160ぐらいであるが、今日は170ぐらいの回転数でエンジンを回し続けた。
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4730:選択

2019年02月24日 | ノンジャンル
 先週の日曜日は、仕事を優先してロングライドはパスした。状況はそれほど変わっていなかったので、仕事を優先すべきことは分かっていたが、今日はチームのロングライドに参加することにした。

 「どうにかなるでしょう・・・」そんな多少暢気な気持ちで、不安を払しょくして、LOOK 785 HUEZ RSに跨った。

 昨日の土曜日、午後から強烈な北風が吹き荒れた。畑の傍では風が茶色くなっていて、車でそのそばを通るとフロントウィンドウに砂がぶつかる音がした。

 そんな昨日とは打って変わって、今日の朝は風がなく、静かであった。気温はそれほど低くはなかった。まだ2月であるが、真冬の寒さとは様相が異なっていた。

 多摩湖サイクリングロードを抜けて、集合場所であるバイクルプラザに向かった。今日の参加者は7名であった。そのロードバクの内訳はORBEA、CONLAGO、LOOKが2台ずつで、Kuotaが1台であった。

 目的地を話し合った結果、「都民の森」に決まった。「都民の森」は標高が高いので、かなり寒い可能性がある。

 7台のロードバイクは連なってスタートした。穏やかな冬の朝である。空には雲もあまりなく、風も吹いていなかった。

 小平市の市街地を抜けていって、玉川上水に沿って続いている道を走った。玉川上水に沿っては多くの木々が植わっているので、目に映る風景も穏やかなものである。

 西へ向かて走っていき、最初の休憩ポイントである拝島駅近くのファミリーマートに着いた。拝島駅の白いフェンスにロードバイクを立てかけて、店内に入っていった。

 補給食には、「トルティーヤ ハム&チーズ」を選択した。セブンイレブンの「ブリトー」に該当する商品であるが、食感はこちらの方が柔らかい。

 チーズはゴーダ、モッツァレラの2種類を使用しているとパッケージに書かれていた。濃厚な味わいである。チーズ好きには好評であろう。

 陽光を浴びていると、寒さはほとんど感じられなかった。2月としては走るのに適した気候である。これなら、快適なロングライドになりそうな予感がした。標高が1,OOOメートルある「都民の森」も陽光がたっぷりと降り注いでいたなら、それほど寒くないかもしれないと思えた。
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