BMW523iは我が家にやってきてから約2ケ月が経過した。走行距離は4,000kmを超えた。慣らし運転はほぼ終えた。
エンジンの印象は当初とそれほど変わらないが、サスペンションはしなやかさを増したような感じがする。
ランフラットタイヤを履いているので、当初はひょこひょことした足回りで路面から大きな入力があった場合の収束が悪いように感じていたが、それもそれほど感じられなくなった。
30,000kmを超えたなら、ランフラットタイヤからノーマルのタイヤに替えようと思っている。そうなるとさらに乗り味は良くなるであろう。
BMW 523iのハンドルを握りながらそんなことを思っていた。車で1時間ほどでAさんのお宅に到着した。半地下のリスニングルームはいつものように漆喰の香りに溢れていた。
Aさんのレコードプレーヤーは、Roksan XERXES 10。アームはSME SIRIESⅤ。その黒いアームの前端には、ZYX Ultimate OMEGAが装着されていた。
レコードを数枚聴かせていただいた。従前のZYX AIRYの時との印象と比べると、確かに違う。音の接地感がよりしっかりとした印象を受ける。
音は実にニューラルで、奥行き感を含め空間表現が広く揺るぎない感じ。これは相当に良いカートリッジであることが一聴で窺えた。
実は以前にも一度、AさんはZYX OMEGAを試されている。その時はUltimateシリーズではなく、カンチレバーの素材はボロンであった。
きりっとした空間表現など確かに優れた点も多かったが、音の質感が少し冷徹な感じになった。結局そのOMEGAは採用されずに、AIRYのスケルトンタイプに戻された。
今回のUltimate OMEGAは、OMEGAの持つ優れた空間表現を有しながらも、音の質感がニュートラルに徹している。
「これは良いな・・・このカートリッジ・・・Ultimateという名に恥じない製品である。」
OMEGAの特徴の一つにカートリッジの前面に取り付けられている球体がある。これは「ラビス・ラズリ球」という名前が与えられている。
この球体により、カートリッジの重心を通る垂直面とカンチレバーの支点がずれることなく一致する。その結果、再生信号は正確なものとなるとのこと。
その理論は分かったような分からないような感じではあるが、前後の重量配分50:50に拘るBMWのようだと思った。
エンジンの印象は当初とそれほど変わらないが、サスペンションはしなやかさを増したような感じがする。
ランフラットタイヤを履いているので、当初はひょこひょことした足回りで路面から大きな入力があった場合の収束が悪いように感じていたが、それもそれほど感じられなくなった。
30,000kmを超えたなら、ランフラットタイヤからノーマルのタイヤに替えようと思っている。そうなるとさらに乗り味は良くなるであろう。
BMW 523iのハンドルを握りながらそんなことを思っていた。車で1時間ほどでAさんのお宅に到着した。半地下のリスニングルームはいつものように漆喰の香りに溢れていた。
Aさんのレコードプレーヤーは、Roksan XERXES 10。アームはSME SIRIESⅤ。その黒いアームの前端には、ZYX Ultimate OMEGAが装着されていた。
レコードを数枚聴かせていただいた。従前のZYX AIRYの時との印象と比べると、確かに違う。音の接地感がよりしっかりとした印象を受ける。
音は実にニューラルで、奥行き感を含め空間表現が広く揺るぎない感じ。これは相当に良いカートリッジであることが一聴で窺えた。
実は以前にも一度、AさんはZYX OMEGAを試されている。その時はUltimateシリーズではなく、カンチレバーの素材はボロンであった。
きりっとした空間表現など確かに優れた点も多かったが、音の質感が少し冷徹な感じになった。結局そのOMEGAは採用されずに、AIRYのスケルトンタイプに戻された。
今回のUltimate OMEGAは、OMEGAの持つ優れた空間表現を有しながらも、音の質感がニュートラルに徹している。
「これは良いな・・・このカートリッジ・・・Ultimateという名に恥じない製品である。」
OMEGAの特徴の一つにカートリッジの前面に取り付けられている球体がある。これは「ラビス・ラズリ球」という名前が与えられている。
この球体により、カートリッジの重心を通る垂直面とカンチレバーの支点がずれることなく一致する。その結果、再生信号は正確なものとなるとのこと。
その理論は分かったような分からないような感じではあるが、前後の重量配分50:50に拘るBMWのようだと思った。