AcousticTao

趣味であるオーディオ・ロードバイク・車・ゴルフなどに関して経験したことや感じたことを思いつくままに書いたものです。

6391:PHEV

2023年08月31日 | ノンジャンル

  BMWのミドルクラスセダン「5シリーズ」は、プラグインハイブリッド(PHEV)モデルもラインナップしている。

 新型5シリーズにはEV車である「iX5」も存在するが、現状の充電設備の設置状況等を考慮すると、PHEVという選択肢は最も現実的で適切ななものとも思われてくる。

 電気自動車は自宅ガレージに充電設備があれば、日常ユースでは不便を感じることはほとんどないが、500kmを超えるような長距離を走る旅行を計画する際には少々躊躇される。

 今後充電設備も拡充していくとは思うが、電気自動車の数も増えていく。必ずしも今後改善方向に向かうかどうかは不明である。

 「550e xDrive」は、直列6気筒ガソリンターボエンジンを核にしたPHEVシステムを搭載する。「530e」は、直列4気筒ガソリンターボエンジンを核にしたPHEVシステムを積む。

 「530e」でも十分なパワーが得られると思うが、「550e xDrive」では、さらなるパワフルさを手に入れており、PHEVシステム全体で、489hpという強烈なパワーを引き出す。

 「530e」も「550e xDrive」も、EVモードの航続は100km(WLTPサイクル)程可能である。近場を走るだけであれば、EVモードで完結する。

 私は現在電気自動車である「iX3」を乗っている。その走行距離はもうすぐ30,000kmに達する。

 その乗り味には十分に満足しているが、「一気にEV車にいったのは、ちょっと勇み足だったかな・・・」という気もしないではない。

 「現状ではPHEVがもっとも現実的な選択だったかもしれない・・・」という思いは、無きにしも非ずといったところである。

 「新型5シリーズのPHEVか・・・買い替えをもう少し待つべきであったかな・・・」と思いながら、インターネットの記事を見ていた。

  

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6390:ジェニファー

2023年08月30日 | ノンジャンル

 「ジェニファー」に社交ダンスのレッスンを受けるのは、週に1回である。時間は60分。コロナ禍による3年程の中断を経て、今年の4月からレッスンを再開した。

 「ジェニファー」のあだ名は、ハリウッド版の「Shall we dance?」で、ダンス講師役を演じたジェニファー・ロペスから来ている。顔立ちが似ているわけではない。

 2004年に公開されたハリウッド版の「Shall we dance?」は、1996年に日本で公開された周防正行監督の「Shall we ダンス?」のリメイク版である。細部は変わっているが、ストリーのほとんどは日本版を踏襲している。

 シカゴで相続専門の弁護士を務めるジョン・クラーク(リチャード・ギア)は、仕事や家庭にも恵まれ、穏やかな生活を送っていた。しかし、彼はそんな平穏な日々の生活に何かしらもの足りないものを感じていた。ある日、帰宅の電車から見えた寂れた社交ダンス教室の窓に、物憂げに佇むひとりの女性、ポリーナ(ジェニファー・ロペス)を見かける。

 その美しい姿に目を奪われた彼は衝動的に電車を降り、そのダンス教室を訪れ、家族にも会社にも内緒で社交ダンスを習い始めることとなった。その後、ダンス教室で出会った個性的な面々や、浮気を疑った妻などとの関りがコミカルに描かれる。

 社交ダンスを始めた年齢も映画に近いものがあり、ダンス講師である「ジェニファー」がとても美しいのも、映画に近いものがある。

 現在習っているのは、タンゴである。社交ダンスは「モダン」と「ラテン」に分類され、それぞれ5種類のダンスがある。週に1回程度のレッスンではそれらを全て網羅するのは無理である。

 なので、ワルツやタンゴなどメインのダンスを数ケ月ごとに習うのである。

 国分寺駅の南口近くにあるダンス教室はビルの3階にある。広いフロアは清潔感がある。

 夜の7時、教室に着くと男性講師と女性の生徒がダンスをしていた。ダンスシューズに履き替えてレッスン開始である。運動量はそれなりにあるが、無理のない範囲である。

 年齢が上がってきて「中高年」の域に入ってくるとどうしても姿勢が悪くなってくるものである。社交ダンスを続けていると、姿勢が良くなる。社交ダンスは年齢が高くなっても続けていける趣味であるので今後も続けていこうと思っている。

 妻には内緒にしていないので、映画のように浮気を疑われる心配も今のところない。

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6389:褒めて伸ばす

2023年08月29日 | ノンジャンル

 週に1回程度通っている「ジムスタ王国」のシュミレーションゴルフルームは、最近の新たな習慣である。

 猛暑が猛威をふるった今年の夏であっても、シュミレーションゴルフルームでは、冷房が効いていて快適にゴルフの練習ができる。

 多摩エリアでは屋外のゴルフ練習場は次々に閉鎖していっている。そして室内のシュミレーションゴルフの施設が次々に新設されている。

 シュミレーションゴルフでは「練習場モード」でひたすら練習することもできるが、やはり単調な練習では飽きがきてしまうので、「ラウンドモード」を試したくなる。

 今日も事前に予約した時間にシュミレーションゴルフルームに向かった。

 ジムの入り口もシュミレーションゴルフルームの入り口も、専用のアプリを起動したスマホをセンサーにかざすと施錠が解除される。

 スタッフがいる時間帯は10:00~19:00で、それ以外の時間帯は利用者のみということである。24時間365日営業である。

 練習場モードで20分間、7番アイアンでのウォーミングアップ練習をしてから、シュミレーションラウンドに切り替えて18ホール回った。

 ドライバーでのティーショットから始まり、最後はパターもスクリーンに映し出された画面を見ながら実際に打つ。スクリーンにはカップまでの距離や「カップ2個半右を狙ってください」といったアドバイスメッセージが表示されるので、それを参考に向きや強さを調整するのである。

 常に足場がフラットで、人工芝の上に置かれたボールを打つのであるから、実際のゴルフ場でのラウンドに比べるとはるかに易しい。

 スコアも実際のゴルフ場でのラウンドに比べると10~15くらいは良いスコアが出る。

 今日も18ホール回ってスコアは「75」であった。実際のラウンドでは絶対に出ないスコアである。実際のラウンドでは85~90といったスコアであろう。

 「褒めて伸ばせ・・・」は、最近教育の世界でも重要視されている傾向である。このシュミレーショングゴルフでのラウンドは「褒めて伸ばす」的な効果を私にもたらしてくれるのかもしれない。

 もちろん勘違い的な要素は多分に含まれているが、それでも気持ちを前向きにしてくれる効果は、このシュミレーションゴルフにはあるような気がする。

 気分良く所定の時間を過ごし、5本のゴルフクラブを練習場用のコンパクトなゴルフバックに仕舞った。

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6388:双頭の鷲

2023年08月28日 | ノンジャンル

 早速、その「代打」としては実に豪華なCDプレーヤーの音を聴かせていただいた。

 MIMESIS39DAはトップローディング方式である。ブラックアクリルの蓋を手で上に開けて、グールドさんは1枚のCDをセットした。

 このMIMESIS39DAは、ステラボックスジャパン取り扱いの正規品のようである。MIMESIS39DAは、CDトランスポートであるMIMESIS39をベースにD/AコンバーターであるMIMESIS12+の機能を一体化したCDプレーヤーである。

 CDの上にスタビライザーを乗せて蓋を閉めると準備OKである。

 まず最初に聴かせていただいたのは、モーツァルトのビアノ協奏曲第25番から、その第1楽章である。ピアノはマルタ・アルゲリッチ。共演はクラウディオ・アバド指揮モーツァルト管弦楽団。録音は2013年。
 
 
 ピアノ協奏曲第25番は、「協奏曲のジュピター」とたとえられるように威厳さの感じられる名曲である。特に第1楽章は勇壮な冒頭部がとても気持ち良い。このピアノ協奏曲第25番が作曲された同じころには、オペラ「フィガロの結婚」や「プラハ交響曲」も生まれているモーツァルトの黄金期である。
 
 MIMESIS39DAを送り出しとして聴かせていただいたモーツァルのピアノ協奏曲25番の印象は、雄大さのなかに、繊細にして緻密でクールな雰囲気が加味されて独特の味わいを醸し出していた。
 
 「なんかてとも良い雰囲気ですね・・・KRELL、WIilson Audioといったアメリカンハイエンドの色合いに爽やかな高原の風が吹いてきたような気がしました・・・」と、その感想を述べた。
 
 続いて聴かせていただいたのは、サビーヌ・ドゥヴィエルのソプラノによるラモーのオペラ・アリアが収録されているCDであった。共演はアレクシス・コセンコ指揮/レザンバサドゥール、サミュエル・ボーダン(テノール)、エムリ・ルフェーヴル(バリトン)。録音は2013年である。
 
 このCDは、MIMESIS39DAとの相性が抜群であった。サビーヌ・ドゥヴィエルのソプラノの質感がとても透明感が高く、伸びやかに響く。
 
 「これは良いですね。GOLDMUNDとの相性が素晴らしいです。このCDに関しては、代打の方が良いですね・・・」と、思わず言葉を漏らした。
 
 その後も色々なクラシックのCDを聴かせていただいた。GOLDMUND MIMESIS39DAには、個人的にはとても良い印象を持った。そのデザインも大好きな質感である。
 
 「これは『代打』ではなく、CD-DSPが修理から戻ってきても『双頭の鷲』として併設させるべきですね・・・」と私は提言した。
 
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6387:MIMESIS 39DA

2023年08月27日 | ノンジャンル

 前回グールドさんのお宅にお邪魔したのは昨年の秋であった。今日は久しぶりに国立市にあるグールドさんのお宅を訪問した。

 ご自宅の近くのコインパーキングに、BMW iX3を停めて少し歩いた。グールドさんから「残念ながらまたまたCD-DSPの具合が悪くなって再入院になってしまいました。その間の代打として別のCDプレーヤーが今我が家に来ているんです・・・聴かれますか・・・?」とメールが入ったのは数日前であった。

 グールドさんが長年愛用されてきたKRELLのCD-DSPは、KRELL初の一体型CDプレーヤーである。発売は1991年。回転系を有するCDプレーヤは、どうしても長い時間が経過すると不具合が出る。今までにも何度か修理に出されているが、今回もCDの読み取りが不安定になったために再び修理を依頼されたようである。

 ご自宅のインターホンを押すと、グールドさんが出迎えてくれた。縦長で8畳ほどの広さを有するリスニングルームに案内された。そこには見慣れた感のあるオーディオシステムがセットされていた。

 使用されているスピーカーはWilson AudioのCUBである。専用スタンドにセットされたCUBを駆動するのはKRELL製のアンプ。プリアンプはKSL-2で、パワーアンプはKSA-150である。

 それらのアンプは、2台のCUBの後方にセンターラック方式でセットされたMusic Tool製の3段ラックにセットされている。そのラックの最上段には、今回「代打」としてしばしこのリスニングルームで活躍する予定のCDプレーヤーが置かれていた。

 CD-DSPにはPHILIPPS製のメカが搭載されている。その他の部品もその当時としては選りすぐりの高級パーツがふんだんに使われている。しかし、そういった部品も寄る年波には勝てず、ここ数年は状態が不安定になることが多いようである。1年前にも修理に出されていた。その時の「代打」は、Wadia 16であった。

 ヤフオクでWadia 16を落札されたのである。「代打」としての役割を終えた後は、同じくヤフオクで処分された。購入時の価格と同じくらいの価格で処分できたので、「代打」にかかる費用はたいしてかからなかったようである。

 「今回の『代打』は、何だろう・・・?」と興味津々で、ラックの最上段に視線を向けた。そこには、GOLDMUND MIMESIS 39DAの姿があった。

 GOLDMUND MIMESIS 39DAは1996年に発売された。CDトランスポートであるMIMESIS39をベースに、D/Aコンバーターを搭載した一体型のCDプレイヤーである。

 メカニズム部はトップローディング式を採用している。その姿はGOLDMUNDらしい、流麗で整然としたクールさに溢れていた。

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