BMWのミドルクラスセダン「5シリーズ」は、プラグインハイブリッド(PHEV)モデルもラインナップしている。
新型5シリーズにはEV車である「iX5」も存在するが、現状の充電設備の設置状況等を考慮すると、PHEVという選択肢は最も現実的で適切ななものとも思われてくる。
電気自動車は自宅ガレージに充電設備があれば、日常ユースでは不便を感じることはほとんどないが、500kmを超えるような長距離を走る旅行を計画する際には少々躊躇される。
今後充電設備も拡充していくとは思うが、電気自動車の数も増えていく。必ずしも今後改善方向に向かうかどうかは不明である。
「550e xDrive」は、直列6気筒ガソリンターボエンジンを核にしたPHEVシステムを搭載する。「530e」は、直列4気筒ガソリンターボエンジンを核にしたPHEVシステムを積む。
「530e」でも十分なパワーが得られると思うが、「550e xDrive」では、さらなるパワフルさを手に入れており、PHEVシステム全体で、489hpという強烈なパワーを引き出す。
「530e」も「550e xDrive」も、EVモードの航続は100km(WLTPサイクル)程可能である。近場を走るだけであれば、EVモードで完結する。
私は現在電気自動車である「iX3」を乗っている。その走行距離はもうすぐ30,000kmに達する。
その乗り味には十分に満足しているが、「一気にEV車にいったのは、ちょっと勇み足だったかな・・・」という気もしないではない。
「現状ではPHEVがもっとも現実的な選択だったかもしれない・・・」という思いは、無きにしも非ずといったところである。
「新型5シリーズのPHEVか・・・買い替えをもう少し待つべきであったかな・・・」と思いながら、インターネットの記事を見ていた。