とあるオーディオショップの中古コーナーに出ていて10日ほど前に見かけた、MAGICO V2であるが、今日HPを再確認してみると「商談中」の表示となっていた。
「予約が入ったということか・・・」具体的に購入する気持ちがあったわけではないが、少し残念な気がした。
ヤフオクをはじめとするオーディオ機器の中古市場は、ついつい気になってスマホで見てしまうものである。「何かしら掘り出し物はないかな・・・」と物色したくなるのである。
我が家の現在のオーディオ機器は、ほぼ全てが中古で購入したものである。
新品で購入したのは、ZYXのカートリッジとzandenのフォノイコライザーだけで、それ以外は全て中古品である。
オーディオの中古品で気になるのは、そのコンディションである。ものによっては10年以上の使用期間を経ているものもあり、外観のキズなどを確認して、前オーナーから大切に扱われてきたものか否かを確認したくなる。
前オーナーから愛情を持って接してもらっていた機器は音も良いのではないか・・・という変な思い込みがあるのである。
そういう観点からすると、「商談中」になってしまったMAGICO V2は、写真で見る限りコンディションのとても良いものであった。15年も前の製品であるが、前オーナーから大事に扱われていたことが窺えた。
もちろん雑に扱われてキズが多いから音が悪いということは現実にはないのであろうが、ついつい愛情を持って扱われてきた機器のほうが音も良いのでは、という気がしてしまう。
購入して使い始めてからもうすぐまる4年となるGuarneri Memeotoの購入の決め手となったのも、その素晴らしいコンディションであった。
キズが全くないことの他に、説明書や元箱からビニールまで全てが保存されていたのには、少々驚いた。相当に几帳面な前オーナーであったのであろう。