昨年2023年は、我が家のオーディオシステムに関して、オーディオ機器の変更はなかった。
オーディオ機器の変更はなかったが、オーディオアクセサリーに関しては、変更があった。
オーディオ機器の下に置いて、オーディオ機器の振動対策として機能するオーディオボードを、PSD製のものに変更したのである。
2023年中に、DAコンバーター、フォノイコライザー、プリアンプ、パワーアンプの下に、PSDのフローティングボードを、そしてCDトランスポートとレコードプレーヤーの下にPSDのリジッドボードを導入した。
我が家の3台のYAMAHA GTラックには合計6台のPSDボードが収納されることとなった。PSDボードは色やサイズをオーダーできるので、ラックとの調和は素晴らしいものがある。
しかし、「PSD一気通貫」のためには、もう一つやるべきことが残った。それは今年2024年に持ち越されたのである。
その最後のピースは、スピーカーの下に敷いてあるオーディオボードである。スピーカーの下には、硬くて丈夫な木材であるアピトン製のオーディオボードを使っていた。
そのアピトンのオーディオボードは、PSDリジッドボードの素材として再利用できるとのことであるので、昨年の12月にPSDに持ち込ませてもらった。
「サスティナブル」な再利用制度を活用したPSDのリジッドボードが完成したので、大山さんが愛車のVOLVOの荷室に2台のオーディオボードを詰め込んで、我が家まで届けに来てくれた。
生まれ変わってPSDリジッドボードとなったオーディオボードは、新たに塗装が施され高級感が増した。裏側を確認すると金属の枠が加わり、アジャスター機能を持った4つの足がセットされていた。
現状での音を確認した後に、早速オーディオボードのセットに取り掛かった。
まずは、一時的に「代打」として使っていたカバとブナの複合積層合板によるオーディオボードを取り去った。そしてPSDリジッドボードをセットした。このスピーカー用のリジッドボードのアジャスターはスパナで調整する。デジタル水準器をボードの真ん中に乗せて、スマホの専用アプリと同期させた。スマホの画面を確認しながら、完全水平状態へ持っていった。完全な水平状態になるとブザーで知らせてくれる。
「スピーカーを乗せる前に、この上に乗ってみてください・・・」との大山さんの言葉に促されて、スリッパを脱いでその上に乗ってみた。足の裏というのはかなり精密なセンサー機能を持っているようで、このボードの剛性の高さや盤石な感じが足の裏からしっかりと伝わってきた。
その上にSonus FaberのGuarneri Mementoを乗せた。2台のスピーカーが新たなオーディオボードにセットされてから、微妙な位置調整を行った。
位置調整の際にいつも使うCDを聴きながら、微調整をした。「だいたい合ったようです・・・」と、位置調整を終えた。