AcousticTao

趣味であるオーディオ・ロードバイク・車・ゴルフなどに関して経験したことや感じたことを思いつくままに書いたものです。

2298:セブン

2012年06月30日 | ノンジャンル


 人は普通特に根拠はないが、好きな数字があるはず。もちろん嫌いな数字もあるはず。私の場合、月並みではあるが「7」が好きな数字である。「7」以外にも「6」と「3」が好きな数字である。

 特に何かしらの根拠があるわけではない。「7」は「ラッキーセブン」と言われているように、一般的に人気の高い数字である。時折「7」をやみくもに並べた車のナンバーなどを街で見かけることもある。

 今日は「7」に絡んだOFF会であった。といっても今日は6月30日。「7」が日程に絡むわけではない。7時7分から始まったOFF会でもない。

 私がGRFさんの小さいほうのリスニングルームに到着したのは夕方の5時ごろであった。その時にはすでにA氏さんとたくみ@深川さんが来られていた。

 今日の主役はアルファベット7文字からなる名前を持つスピーカーである。神秘的で美しい姿のそのスピーカーの名前は「UNICORN」。このGRFさんのお宅のUNICORN、つい最近DDDユニットが新型に交換された。この新型DDDユニット、性能は一段と強化され、帯域も広がっているとのこと。

 この新型DDDユニットを搭載したUNICORNを駆動するパワーアンプは、ローマ字で書くと7文字からなる有名なアンプ製作者が作成したもの。「KOREEDA」アンプである。

 そしてその前段となるプリアンプは、カタカナで書くと7文字からなるメーカー製の新製品。シンプルなデザインの「サウンドパーツ」製のプリアンプは試作機とのこと。

 そして、そのアンプ群に音楽信号を送り込むCDプレーヤーは、MARANTZ CD34。工藤氏により徹底的なモディファイが行われた「羊の皮をかぶった狼」である。その型番の二つの数字を足すと「7」。

 そして、決定的な「7」がもう一つある。それはこの部屋である。畳6畳に板間部分が約1畳の7畳の広さの和室である。

 この決して広いとはいえないリスニングルームに、ユニコーンはコンサートホールを彷彿とさせるオーケストラサウンドを出現させる。

 広々としたエアボリュームが必要条件と思われているオーケストラの空間表現がものの見事に再現されるのである。そしてDDDユニット一発とは思われない重心の低い低域が、ティンパニーの連打を堂々と放出する。

 高域方向への帯域も拡張されているようで、音の伸びやかさがさらにアップしている。鮮度感とリアリティーも1段階突き抜けたようである。

 7段の階段を一つ繋ぎ、二つ繋ぎ、三つ繋ぎしていき5段重ねて、その階段を上って行くと、全く今までとは見える世界の異なるステージに上がっていけるかのように、この「7」の累計システムは、魅惑的な音世界を見せてくれる。

 「その異次元ステージでは、伝説の動物であるユニコーンが、その軽やかな脚取りでトロットしていても全く不思議ではない・・・」そう思わせる雰囲気が溢れていた。
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2297:183号

2012年06月29日 | ノンジャンル
 「Stereo Sound」183号の特集記事は「現代パワーアンプのサウンドイメージ」。200万円未満13モデル、200万円以上12モデルの計25モデルの高級パワーアンプが取り上げられている。

 こういった特集記事はある意味定番である。「ありがちな・・・」といった印象で記事を読み始めたが、「あれ・・・」「いいの、これ・・・」「結構本音で書いているような・・・」「ここまで書くと広告来なくなるんじゃない・・・」と途中から興味深くなってきた。

 「これはきっと編集方針というか、記事を書く上での方針のようなものがはっきり変わったはず・・・」そう思った。

 いわゆる「提灯記事」に毛が生えたようなものばかり書いていたのでは、下がる一方の発行部数を維持することはできない、との判断があったのかもしれない。

 印象が良くなかったものはずばりと指摘し、印象が良かったものはしっかりと褒める。随分メリハリのある記事になっていた。

 「総じて繊細な表現力に乏しく、ここでは質より量を優先した大味な音と言わざるを得ない」「音楽としてのダイナミックな盛り上がりとは違って、爆発的な凄さに終わる。またオーケストラのような大編成曲では、表情や音色の幅が狭い印象で、表現の多彩さに欠ける。いったいどうしたのだろう。」

 そういった表現が幾つかのパワーアンプの試聴記事にまぎれているのである。「ここにもある・・・これもそういった表現かな・・・ちょっとオブラードにはくるんではあるが・・・」褒め言葉ではない表現を見つけては、楽しんでいた。

 オーディオ雑誌に載っている試聴記事というものは、紋切り型というか、読んでもほとんど記憶に残らないものが多い。そういった記事ばかりだと、だんだん興味は薄れてきてしまう。今回のようにしっかりとメリハリをつけてもらえると、なんとなく信憑性が高くなるような気がしてくる。

 「今後もこういった方針で記事を書いてほしいな・・・」そう思った。そんなメリハリのある今回の特集記事で、べた褒めされていたのが、FIRST WATT「SIT1」。出力10Wという異例の小出力アンプである。

 ネルソン・パスのプライベートブランドであるFIRST WATTから出た新製品である。見た目は無骨。よく言えばシンプル。

 「大傑作である。」「オーディオ装置で音楽を聴く素晴らしさを再認識させた感動的な音である。」そういった表現が並んでいた。今回の特集記事のなかでは「本当ではないか・・・」といった気にさせるのである。
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2296:90切り

2012年06月28日 | ノンジャンル


 今日は梅雨の中休み、日中は雨が降る心配はなかった。薄曇りの空のもと、久しぶりのラウンドで汗を流した。場所は東京国際カントリークラブ。6月の後半、芝の色合いはとてもしっかりとしてきた。

 もう少し頻度高くゴルフ場に足を運ばなければスコアアップは望めないとは思いつつ、なかなか思うようには回数は増えていない。

 そのせいか、最近はめっきり90を切れなくなってきている。どうにか低迷気味のゴルフを回復基調に乗せるためにも、今日のラウンドは重要である。

 練習場では、ゴルフスクールで鈴木プロから最近教わっている「腕を使わないスウィング」を最近重点的に練習してきた。

 この「腕を使わないスウィング」を実際のラウンドで試してみるのは今日が初めて。飛距離はやや落ちるが方向性が良くなるこのスウィングでどうにか90切りを果たすべく、朝の7時ごろに家を出た。

 ゴルフ場に着いたのは8時15分ごろ。スタートは9時であるので、時間は比較的余裕があった。練習場で30球ほど打って、パター練習場でパター練習・・・そうこうするうちにスタートの時間がきた。

 INコースからのスタート。このゴルフ場はINもOUTも最初のホールは長いミドルホールである。ここは2オンする可能性はほとんどない。3オン2パットのボギーでどうにか切り抜けたいところ。

 しかし、2打目にミスが出て4オンとなってしまった。結局ダブルボギースタート。少々出鼻をくじかれたが、その後は立ち直りパーを連取。後半はミスが出て崩れそうになりながら、どうにか持ちこたえてボギーでしのぐホールが続いた。

 結局前半はダブルボギーが一つのみで済んだ。パーが二つ。あとはボギー。スコアは「44」であった。後半もこの粘り強いプレイで久しぶりの90切りを達成したいところである。

 昼食休憩後、OUTを回った。このゴルフ場はOUTの方がINよりも難しい。ティーグランドに立った時にどうにも違和感を覚えるホールが幾つかある。

 その違和感からか、苦手なホールではやはりダブルボギーが出てしまった。7番ホールまで進んだ段階でダブルボギー二つでパーが一つ。残りはボギーであった。残り二ホールをボギーで回れば「46」。トータルは「90」になる。90切りを達成するためにはどちらかのホールでパーをとる必要がある。

 8番は難しいロングホール。9番は短いミドルホール。9番は十分パーがとれる可能性がある。8番はどうにかボギーで収めることが肝要となる。

 そういった「とらぬ狸のなんとか・・・」が悪かったのか、8番のドライバーショットは左に引っ掛けてしまった。木が邪魔になってセカンドショットは斜めに軽く出すだけ。サードショットを打ってもまだ100ヤードほど残った。

 4打目は少々大きくグリーンの奥のラフへ・・・結局痛恨のダブルボギー。その結果、9番でパーをとっても90切りできない状況に陥ってしまった。少々落胆気味に9番のティーグランドにたった。

 9番は短いミドルホール。距離は290ヤードほどしかない。「上手くいけばバーディーの可能性もある・・・」そう思いなおし、ドライバーを振り切った。

 グリーンめがけボールは勢い良く飛んでいった。ピンまで40ヤードほどのところにボールは止まっていた。

 何度か素振りしてからウェッジを短く持って打ち出したアプローチショットはピンの右手前3メートルほどのところにオンした。

 そして、バーディーパット・・・ボールサイドから見てもピンサイドから見てもほぼ真っすぐなライン・・・腕を使わず、肩の回転だけで打ち出したボールはカップへまっすぐに転がり、そして吸い込まれた。

 起死回生のバーディーである。これで後半は「45」。トータルで「89」となり、ぎりぎり90を切れた。

 「腕を使わないスウィング」を心がけた今日のラウンド・・・全て上手くいったわけではないが、手ごたえを感じた。次回のラウンドもこの作戦で行こう。
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2295:SWISS MADE

2012年06月27日 | ノンジャンル
 ORBEA ONIXに乗り始めて1年と2ケ月が経過した。「3年ぐらい乗ったら、また新しいのに乗り替えたいな・・・」そんなことを漠然と思っている。

 「次は何がいいかな・・・」と思いながら、サイクル雑誌を見たりしている。もうすぐツールドフランスが始まるので、雑誌にはツールドフランスで活躍するであろうチームが乗っているロードバイクを特集していたりしている。

 「昨年の覇者で今年の本命であるエバンスが乗るBMCなんて、どうかな・・・」そんなことを思いながらサイクル雑誌の写真を見ていた。

 BMCのフラッグシップは「Impec」。かなり個性的なデザインである。その理詰めで構成された感が満載のデザインと赤と黒を基調としたカラーリングからは、とてつもなく硬派な印象を受ける。

 BMCはスイスのメーカーである。やはりお国柄が出るのか、イタリアやスペインのメーカーに比べ、禁欲的というか、理詰めというか、硬質な印象を受ける。

 ロードバイクの世界では「SWISS MADE」は比較的珍しいが、オーディオ製品の世界においては一大勢力を構成する。

 その代表はGOLDMUND。ステラボックスが取り扱いを止めて、どの輸入代理店が扱うのか注目を集めていたが、トライオードが「GOLDMUND JAPAN」という新会社を立ち上げ、その会社が取り扱うことになったようである。

 GOLDMUNDは、その外観からしていかにも「SWISS MADE」らしい。精緻というか精巧な造形美に溢れている。

 ちょっと冷たいというか、冷静というか、感情に流されない理智的な平静さが、そのデザインの魅力である。

 マーク・レヴィンソンが新たに立ち上げたブランド「ダニエル・ヘルツ」も「SWISS MADE」。その外観からもスイスらしい空気感を感じる。

 「ラテン系のノリとは一味違うBMC・・・なかなか良いなあ・・・でもこの Impec、ネックはその値段であろうか・・・」サイクル雑誌の片隅に明記されたその値段を見て、思わず呟いた。

 そういった呟きが漏れ出てしまうのは、「SWISS MADE」のオーディオ製品と同じである。「SWISS MADE」になると、やはりそれなりのプライスタグが付いてしまうのである。
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2294:A1 Sportback

2012年06月26日 | ノンジャンル
 プレミアムコンパクト市場に新たに殴り込みをかけたAudi A1の販売は好調なようである。街中でもその雄姿を時折見かける。

 当初、3ドアハッチバックのみであったモデル構成に、5ドアハッチバックである「Sportback」が新たに加わった。日本市場では5ドアの方が利便性の面から広く受け入れられる可能性が高い。さらに販売台数を増やすことが予想される。

 後席に人を乗せる場合、やはり3ドアハッチバックは不便である。さらに、ちょっとした荷物を置くのにも後部ドアがあると便利である。

 このSportbackのワールドプレミアは2011年の東京モーターショーで行なわれた。このSportbackはもともと日本市場を相当意識したモデルであったのかもしれない。

 A1 Sportbackは、ただドアの枚数を2枚増やしただけのモデルではない。ボディサイズは全長3970×全幅1745×全高1440mmで3ドアモデルと比べると5mmほど全幅が広がっている。

 そして3ドアよりもルーフが80mm以上延長されているため、後席の頭上空間は11mm拡大している。乗車定員も5人乗りとなっている。

 エンジンは1.4Lの直4で、Sトロニックとの組み合わせ。アイドリングストップ機能も備えており、エコカー減税&補助金の対象車である。

 サイズ的には私が乗るVW POLOと競合するが、市場としては若干のずれがある。POLOはコンパクト車市場で、A1はプレミアムコンパクト車市場で戦っている。A1の最大のライバルはMINIである。価格的にも、A1 Sportbackはほぼ300万円に達する。

 エコが叫ばれるこの時代、大きな車は肩身が狭い。小さく燃費が良い車が注目される時代である。小さくても質感が高い車が欲しい、小さくしてもFUN TO DRIVEを捨てたくはないという需要は高まっているはず。そこに、新たに投入されたA1 Sportbackは、実用性も兼ね備えており、きっと人気が出るであろう。


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