AcousticTao

趣味であるオーディオ・ロードバイク・車・ゴルフなどに関して経験したことや感じたことを思いつくままに書いたものです。

4889:異音

2019年07月31日 | ノンジャンル
 7月最後の日、気温はここ数日と同様ぐんと上がった。湿度も高いので不快指数は最高潮である。外を歩いていると身の危険を感じるほどである。

 夕方になっても相変わらず不快指数は高いままであった。夏バテ気味で疲れていたので、早めに仕事を切り上げて、自宅へ車で向かうことにした。

 この時期、車に乗り込む時は気合を入れないといけない。事務所の駐車場は屋根がない。昼間の間は陽光に熱せられ続けていた。

 ドアを開けて乗り込むと、サウナの中に入ったかのような暑さであった。エンジンをかけて、エアコンをONにして、その風量を最大にした。

 ハンドルも熱せられていたので、手で握るのではなく、指先でハンドルを押さえながら運転を開始した。

 途中まで異様な暑さ以外は何もなく進んだ。異変が起きたのは、国分寺市を出て小平市に入った頃合いであった。

 車の後方からなにかしら異音が出ているような気がした。エアコンを強めにかけてウィンドウは締め切っていたので、車外の音は耳に入りづらい状況であた。その音はかすかに届いた。

 「なにか音がするな・・・」

 そう思い、ウィンドウを少し開けた。すると金属を擦るような音がしていた。その音は明らかにタイヤの回転に応じて大きくなたり小さくなったりしていた。

 「何だろう・・・ブレーキの不具合であろうか・・・」

 異音はするが、走行感覚には特別な違和感がなかった。走行には支障がないようであるが、この音はいただけない。

 「ディーラーに寄ろう・・・」

 そう思い、東大和市にあるBMWのディーラーに向かうことにした。BMW 523iは納車されてからもうすぐ3年になろうとしている。その間マイナートラブルはなかった。走行距離は57,000kmほどである。

 ディーラーに着くまでその異音は止むことがなかった。まったく気に障る音である。ようやくディーラーの駐車場に車を停めることができた。

 建物の中から出てきた営業マンに状況を伝えた。サービス担当のスタッフが出てきて、車を駐車場内で少し動かしてみて、その音の具合を確認した。

 「では、ピットに入れて見てみますので、しばらくお待ちください・・・」

 とのことであったので、建物の中に入り、テーブル席でくつろいだ。サービスで出されたアイスコーヒーを口にしながら、しばし涼しい空気のなかで過ごした。

 BMWのディーラーの展示車は一定の法則で展示されている。建物が接している車線を通る車に対して正面を向けるかたちで設置されるのである。

 4台の展示車が展示されていた。その中でひときわ目立っていたのが、つい最近マイナーチェンジされた7シリーズであった。


コメント

4888:螺旋階段

2019年07月30日 | ノンジャンル
 「『芸術点』が高くなったという感じでしょうか・・・木綿のダブル使いの方は『技術点』が高い印象でした・・・」

 「帯域バランスは、こちらの方がピラミッド型というか、穏やかな稜線を描いていますね・・・」

 私は、受けた印象を断片的な言葉で表現した。

 全く魔訶不思議な世界である。変更した電源ケーブルは、レコードプレーヤーのモーターを回すための電源を供給するものである。

 音楽信号を構成する電源ではない。しかし、その電源ケーブルを替えると、音の変化が認められるのである。

 電源ケーブルが変わることにより、モーターの回転に影響が出て、その結果、音にも影響を及ぼすということなのであろう。

 電源ケーブルというテーマは、私にとって懐かしいものである。オーディオに嵌まるきっかけとなったのは、今はなき「ダイナミックオーディオ アクセサリーセンター」であった。

 そこに足繁く通い、螺旋階段を登った2階にあった試聴室で様々なハイエンドオーディオを耳にして、その泥沼に足を突っ込んでしまったのである。

 そのアクセサリーセンターはガード下の怪しげな雰囲気な店が並んだ先の奥まったところにあった。

 こんなところに高価なハイエンドオーディオ機器を販売している店があるとは全く想像がつかない感じであった。

 その店の主は島田さんであった。島田さんはケーブル好きである。その影響をもろに受けて、私もケーブルの摩訶不思議な世界に嵌まった。

 その当時、隆盛を極めていたケーブルメーカーが、STEALTHであった。私もこのメーカーの電源ケーブルを2本持っていた。

 このメーカーは何故かしら機器側のコネクターの接続感覚が曖昧で、すぐに緩んでしまう傾向があった。

 その音は、微粒子感が出て、空間表現が広がる。美音系になって、どちらかというと「芸術点」が高くなるという印象であった。

 今日は期せずして、ジャーマンビンテージ・ケーブルを使った2種類の電源ケーブルによる音の違いを体験した。

 その差に耳を澄ましていると、あのアクセサリーセンターの2階でケーブルを取り換えて、その差を聴き取ろうと耳を澄ましていた懐かしい景色が頭の中に浮かんできた。
 
 それは、もう10年以上も前のことである。年月は抗いようのないほどに速いスピードで過ぎ去っていった。懐かしいあの螺旋階段の上は今は何になっているのであろうか・・・ 
コメント

4887:電源ケーブル

2019年07月29日 | ノンジャンル
 「鉄なべ餃子 なかよし」で熱々の「鉄なべ餃子」に舌鼓を打ちながら、Aさんと様々なテーマで談笑タイムを送っていたが、その多くのテーマのうちの一つが「電源ケーブル」であった。

 オーディオマニアの中には、電源ケーブルで音が変わるという点について疑問を呈する方もいるようであるが、多くの方は「確かに変わる・・・」ということを認識されているようである。

 私も電源ケーブルを変えるとオーディオ機器を変えたのではないかと思えるほどに変化することを体験している。

 ハイエンドオーディオに嵌っていた時には、かなり太い電源ケーブルを使っていた。オーディオ機器がヴィンテージのもの変わっていくと、そういった太い電源ケーブルも我が家から姿を消していった。

 現在は、ジャーマンヴィンテージ・ケーブルを使った電源ケーブルを使用している。MarantzのModel7とModel2は、電源ケーブルが直出しであるので、それをそのまま使用している。

 電源ケーブルを付属のものではなく別途交換しているのは、CDトランスポートとDAコンバーター、そしてレコードプレーヤの3ヶ所である。

 今日のテーマは、レコードプレーヤーの電源ケーブルであった。レコードプレーヤーの電源ケーブルはレコードプレーヤーのモーターを回すためのものである。

 ということは、音楽信号とは直接的な関係はない。しかし、そのケーブルを変えると、音が変わるのである。ちょっとオカルト的な要素を感じなくもないが、確かに影響があるようである。

 Aさんのレコードプレーヤー、ROKSAN XERXES10の電源ケーブルも、ジャーマンヴィンテージ・ケーブルのものが使われている。

 このジャーマンヴィンテージ・ケーブル、相当古いものであるが、皮膜の種類が3種類ある。さらにプラス・マイナスで1本づつ使用するシングル使いと2本づつ使用するダブル使いの違いにより、全部で6種類がラインナップされている。

 従来は、皮膜が絹でシングル使いの電源ケーブルを使われていたが、それを木綿の皮膜のダブル使いのものに試験的に交換されていた。

 木綿皮膜のダブル使いだと、空間表現が立体的になり、押し出しの強めの音になるとのことであった。

 その状態で様々な珍しいレコードを聴いていった。そして、レコード鑑賞の最後に、ROKSAN XERXES10の電源ケーブルを元々使われていた絹皮膜のシンングル使いのものに戻してみた。

 先程まで、聴いていたショパンのピアノ協奏曲が再度リスニングルームに流れ始めた。私は、黒い皮製のアームソファに腰掛けながら、その音の表情の変化を探ろうと慎重に耳を傾けた。
コメント

4886:鉄なべ餃子

2019年07月28日 | ノンジャンル
 「鉄なべ餃子」の専門店「なかよし」の店内は思っていた以上に広く奥行きがあった。日曜日の午後8時半、カップルなどの若い客が多く、店内はほぼ満席であった。

 店の一番奥のテーブル席に座ることができた。「鉄なべ餃子」の専門店であるこの店は、30年ほど前にオープンしたようである。

 今でこそメジャーな存在になった「鉄なべ餃子」であるが、当時は東京では非常に珍しく瞬く間に人気店になったようである。今でも東京の「鉄なべ餃子」の草分け的な存在の店として高い人気を博している。

 「鉄なべ餃子」はその名の通り鉄鍋に入った状態で出される。なので、熱々の状態が長続きする。

 餃子は通常の餃子の半分くらいの大きさであろうか、小ぶりな餃子は鉄鍋の中できれいに並べられて焼かれる。表面はこんがりきつね色。
 
 「鉄なべ餃子」は、1人前10個、2人前20個、3人前30個から選択可能である。小ぶりであるので一人で20個から30個ぐらいは食べることができる。

 予約を取ってくれたAさんは、この店の常連である。「3人前・・・それと瓶ビールとノンアルコールビール・・・」店員さんに手早く注文してくれた。

 「ここは餃子以外のメニューもあるけど、餃子だけでいい感じかな、餃子以外では口直しのためのお新香ぐらいは頼んだほうがいいかも・・・」

 しばし待っていると「鉄なべ餃子」が運ばれてきた。熱せられた鉄鍋の上に、美しいきつね色の焼き色の餃子が隙間なく30個敷き詰められている。見た目も良く食欲をそそる。



 酢醤油ベースの餃子のタレがセットされているので、これを小皿に入れて、さらに辛味としてゆず胡椒を足して食べるのが良いようである。

 サクサクに焼きあがった餃子は、一口で頬張ることができるサイズである。しかし熱々なので、火傷しないように注意する必要がある。

 焼き面の皮のはさくさくと香ばしく、逆側の皮はもっちりした食感が残っている。餃子餡はニンニクたっぷりのパンチの効いた味わい。

 ビールとの相性は抜群である。小振りな餃子を立て続けに口に運び、その合間にビールで喉を潤す。その連鎖は手早く繰り返され。

 二人で食すると30個の餃子はそれほどの時間がかからずに鉄鍋から綺麗に消え去った。「2人前・・お新香・・・ビールとノンアルコールビールをもう1本・・・」と追加注文した。

 談笑しながら無限ループ作業を続けた。結局二人で5人前の「鉄なべ餃子」とお新香一つを平らげた。ビールとノンアルコールビールを2本づつ飲んで、会計は一人2,500円・・・コスパも高いと感じた。
コメント

4885:第20ステージ

2019年07月27日 | ノンジャンル
 ツールドフランスは終盤を迎えている。第19ステージは昨日行われた。雹が降ったり、がけ崩れがあったりと大荒れの悪天候のために、ステージが大幅に短縮された。

 そんな波乱の展開のなか、チームイネオスのエガン・ベルナル(コロンビア)が、強力な単独アタックでライバルを引き離し、総合首位に躍り出た。

 前日までマイヨ・ジョーヌ(イエロージャージー)を維持していたドゥクーニンク・クイックステップのジュリアン・アラフィリップは48秒差の2位に後退した。

 コロンビア人初のツール制覇を目指す22歳のベルナルは、悪天候のためコース短縮が決まっている今日の第20ステージで総合首位を守れば、コロンビア人初の栄冠に輝くことになる。最終21ステージは、パリまでのパレード走行となるので、勝敗は第20ステージで決するのである。

 ツールドフランスが波乱の展開で終盤を迎えている今日、私は依然違和感が続いている左腰を快方へ向かわせるため、杉並区の「Pro・Fit」へ向かった。

 そして、チューバホーンさんによる1時間半の整体の施術を受けた。左の背筋が固まってしまっていてスムーズに伸びない状態になっているようである。

 そのため左右で体の動きにアンバランスが生じてしまっているようであった。鍼も活用した施術により、体のバランスは整った。

 「明日、ロードバイクで走るとしても無理はしないで抑えめで走ってください・・・」とチューバホーンさんからは念を押された。

 一旦はニュートラルな状態には戻ったが、無理をするとまたアンバランスな状態へ逆戻りしてしまう可能性が高いようである。

 夕方に整体の施術を受けて家に戻った。夕食を食べた後、急激に眠気が襲ってきた。整体を受けた後は、いつも眠くなるのである。これは自然な体の反応なのであろう。

 スマホでツールドフランス第20ステージの実況を見ながら、ベッドに横になった。しかし、すぐに意識は遠のいてしまった。

 明日の天気は微妙である。朝には雨が降っている可能性も高い。台風6号は熱帯低気圧に変わったようである。

 明日、走ることができれば、やはり走っておきたい。1ケ月後にはマウンテンサイクリングin乗鞍が待っている。

 長引いた梅雨や、腰の不具合で調整は進んでいない。調子は明らかに下向きである。Mt.富士ヒルクライムに続いて、乗鞍でも自己ベスト更新を目指していたが、黄色信号が点灯している状況である。  
コメント