AcousticTao

趣味であるオーディオ・ロードバイク・車・ゴルフなどに関して経験したことや感じたことを思いつくままに書いたものです。

5258:ブツ

2020年07月31日 | ノンジャンル
 先月発注したインフラノイズのDACU-500とAACU-1000は、なかなか自宅に届かなかった。「とても小さなメーカーであるので、製造に時間がかかるのであろうか・・・」と思っていた。

 もう頼んだことを忘れかけた頃、メールが来た。すでに発注から2ケ月近い時間が経過していた。「商品の準備ができましたので、7月30日着で発送します」という内容のメールであった。

 インフラノイズのDACU-500の存在を知ったのは、大川さんのお宅でのことであった。大川さんのお宅のCDトランスポート(ORACLE CD-2000)とDAコンバーター(Zanden Model5000)とを繋ぐデジタルケーブルにDACU-500を接続すると、音の佇まいが滑らかになり、デジタル的な音の無機質感がずいぶんと和らいだ。

 「これは良い・・・!」とばかりに早速DACU-500を発注した。その時は今回のように長く待たされることなく製品が届いた。

 DACU-500はCDトランスポート側にもDAコンバーター側にもどちらにも接続可能であるが、メーカーの説明書通りDAコンバーター側に接続したほうが結果は良かったので、我が家ではDAコンバーターの入力プラグに接続して使っている。

 その後、チューバホーンさんのお宅で大川さんも交えて3人で行った実験(チューバホーンさんも大川さんもDACU-500とAACU-1000を1本づつお持ちであったので、それを持ち寄っての実験であった)では、DACU-500をダブル使い(デジタルケーブルの両側にDACU-500を接続する)は、結果が良かった。

 AACU-1000に関しては、単体で使う分には良い効果が得られたが、何故かしらダブル使い(DAコンバーターとプリアンプを接続しているRCAケーブルの両側にAACU-1000を接続する)にすると結果は思わしくなかった。

 その時3人は「DACU-500をダブルで使い、AACU-1000はシングルで使う・・・これがベストでしょう・・・・」という結論に達したのであった。

 そこで私もDACU-500を1本、さらにAACU-1000を1本、発注したのであった。しかし、待てど暮らせど「ブツ」は来なかった。

 その「ブツ」がようやく届いた。「おう、やっと来たか・・・」という感じで、小さめの段ボール箱を開いた。

 そして二つの小さな「製品」を取り出した。「まずはDACU-500のダブル使いから試してみるか・・・」と思い、その細長く小さなDACU-5000をCDトランスポートのデジタル出力端子に接続した。そしてそこにデジタルケーブルを接続した。

 これでデジタルケーブルの両サイドにDACU-500が繋がった状態となった。チューバホーンさんのお宅でこのダブル使いを試してみた時には、サウンドステージが広がった。特に奥行き方向に広がった感があった。

 チューバホーンさんも大川さんも私もクラシックがメインジャンルであったのでこの後方展開能力は魅力であった。音が前に出てほしい人にはこのダブル使いは向かないと思われた。
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5257:VOLCANO KOM

2020年07月30日 | ノンジャンル
 休憩時間に入り、1階に降りて行って補給食を摂った。ボトルにミネラルウォーターを補充してから2階へ上がった。

 休憩後のリスタートはラジオ塔からの急峻な下りから始まる。この下りでは一つのチャレンジが行われた。それは「時速100kmチャレンジ」である。

 実走ではありえないスピードである。ラジオタワーからの下りにおいて、TTバイクに乗り換えて、「エアロブースト」を使いながら、600~700wでクランクを回せば、100km/h以上のスピードが出るようである。

 私もチャレンジしたが、「エアロブースト」が使えない状況であったので、600ワット以上の出力で10秒ほど走ったが、100km/hには達しなかった。休憩時にロードバイクをTTバイクに変更するのを忘れていたのも響いたのかもしれない。

 「また次の機会があったらチェレンジしてみよう・・・」と思いながら、脚を緩めて長い下りを下っていった。

 下りきると、走行距離は30km程となった。残り距離は20kmを切った。しばし平坦なルートを走っていくと、やがてVOLCANOエリアに入っていった。

 やがて「3姉妹」の最後のKOMであるVOLCANO KOMに入った。KOM計測区間は4kmほどである。VOLCANOエリアは溶岩流がコースの脇を流れていたりしていて、バーチャルならではの風景が広がっている。

 VOLCANO KOMでも残り距離が少なくなるにしたがってペースが徐々に上がっていった。そして、スパートエリアに入り込むと、出力を一気に上げてバトルが繰り広げられた。

 KOMのゴールを示すアーチを潜り抜けると、脚を止めた。アバターは惰性でしばらくの間、走っていった。その間に乱れた呼吸を整えた。

 「三姉妹をこなしましたね・・・」とZOOMで会話した。VOLCANO KOMを走り切ると、残り距離は10kmを切る。

 ゆったりと最終盤を走るのかと思っていたが、今日は「おまけ」が付いてきた。ゴール前スプリントである。

 コースの最終盤に向けて速いペースに牽引されていった。「これでは三姉妹ではなく、四姉妹になるけど・・・」と思いながら、その速いペースについていった。

 そしてゴール手前500メートルほどからスパート態勢に入った。本来のゴールの手前にアーチが見えてきた。「これはゴールではない、本当のゴールはその先である・・・」と勘違いしないように気を引き締めながら、最大限に出力を上げるピークポイントを探った。

 アーチを過ぎて少しすると「Three Sisters」の半透明のゴールラインが見えてきた。そこに向けて最後のもがきをした。

 ゴールラインを越えて、脚をすぐに止めた。「三姉妹」と思っていたが、実は「隠し子」が一人いたために4回もがくことになったが、今日のバーチャルチームライドも楽しいものとなった。

 バーチャルチームライドが始まって3ケ月ほどが経過した。週に1回のバーチェルチームライドはすっかりと「新しい生活習慣」として定着した感がある。
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5256:Epic KOM

2020年07月29日 | ノンジャンル
 Epic KOMは計測区間の距離が9.5kmと長い。平均斜度は4%と低めであるが、これは終盤の下りや平坦部分も含まれているためであり、純粋な上りエリアはしっかりとした斜度が続く。

 私は中国製のスマートトレーナーである「ThinkRider」を使っている。なんといってもこのスマートトレーナーの魅力はコストパフォーマンスである。

 Zwiftを有効に楽しむうえでスマートトレーナーはやはり必要である。スマートトレーナーは結構な値段のものが多いが、「ThinkRider」の値段はやはり魅力であった。

 実際に使ってみても大きな不具合は感じない。斜度に対する反応がちょっと敏感過ぎるような気がするのが唯一違和感があるところである。

 (斜度が厳しめの坂を上っていて、途中で短い下りが入るところなどで、ケイデンスがそのままだと一気にパワーが下がり、周囲のメンバーにごっそりと抜かれてしまう。)

 そのコストパフォーマンス抜群の「ThinkRider」は、Epic KOMに入ると斜度に反応してその重みをぐっと増した。

 Epic KOMは長いので、計測開始から一気に負荷を上げることはしない。じわじわという感じで高めの負荷に移行していった。

 MEET UPにおける「まとめる」機能は、後方のメンバーを引き上げるだけでなく、先行するメンバーの走行状況をコントロールするようである。

 なので、KOMの前半で頑張っても差は開かない。ほぼ一団となりながら上り続けた。徐々に残り距離が少なくなってきた。

 残り距離がなくなってくると、スマホの小さな画面には予測タイムが表示される。これとKOM計測開始から表示が始まるKOMにおけるタイムとの差がどれくらいか頭の中で暗算しながら負荷を調整する。

 そしてその残り時間が1分を切ると、皆堰を切ったかのように怒涛のスパート合戦となる。しかし、かけどころを間違うとゴール直前で失速したりしてしまう。

 ゴールの直前で前に出るのがベストである。ずいぶん手間で先頭に出てしまうと後ろに引っ張られる力が働くので、不毛に脚を消耗してしまう。

 そんな駆け引きを短い時間でしながらも、最後は「どうでもいいや・・・」という感じでひたすらクランクを回した。

 そしてゴールを示すアーチの下を潜り抜けた。呼吸は乱れに乱れていた。ZOOMにはメンバーの姿が映し出されている。皆疲れた様子であった。

 Epic KOMの先にはまだ上りエリアが残っている。頂上にあるラジオ塔までの上りである。斜度が半端なく厳しい道である。

 Epic KOMで脚を使い切ったので、この上りはギアを一番軽くしてくるくるとゆったり回して、のろのろと走っていった。

 上り切ったところで休憩する予定であった。ラジオ塔の下あたりで脚を止めた。私のアバターは左足をペダルから外して地面に着けた。

 「休憩は5分から10分ほどで・・・」とリーダーから指示があり、私はLOOK 785 HUEZ RSから降りた。 
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5255:Zwift KOM

2020年07月28日 | ノンジャンル
 スタートはトラブルなくできた。ZwiftのMEET UP機能を使ったバーチャルチームライドにおいてスタートは鬼門である。結構な比率でトラブルが生じた。一度は4回のスタートの仕切り直しが行われ、全員が無事にスタートしたのは、本来のスタート時間から1時間ほど経過していたということもあった。

 その鬼門ともいえるスタートが1発で無事に決まった。スタート前の雑談タイムにおいて話題となったのは、延期されて実施されることとなったMt.富士ヒルクライムである。

 チームでは従来、前日に数台の車に分乗して現地に赴き、前日受付と軽めの試走をしてから、定宿に宿泊して、本番を迎えるというパターンで参加していた。

 しかし、今年はそういうわけにはいかない。チームとしてまとまって参加することはない。個々人で参加するか否か判断することになった。

 私はまだ迷っているところである。Mt.富士ヒルクライムは私にとって重要なヒルクラムレースである。

 しかし、今年は運営が大きく異なる。防寒着や補給食を入れたリュックは自分で背負って走らないといけない。

 従来は「パンクしたら棄権する・・・」という覚悟でパンク修理用具などの入ったサドルバッグやLEDライト、さらにはスマホもリュックに入れて、バスでゴール地点まで運んでもらっていた。

 それを全て背負うとなると、タイムはあまり期待できない。モチベーションを最後まで維持できるのか、少々不安なところである。

 「乗鞍も中止になったし、今年はお休みということにしようかな・・・」という方向に気持ちは傾いている。

 スタートして少しすると短いKOMに入った。Zwift KOMである。短いので早めにぺースアップした。

 実はMEET UPにおいて「まとめる」機能が働いている場合、KOMにおいて早めに前に出ることは不利となる。

 「まとめる」機能により前を走るとクランクが重くなり、後方のメンバーは軽くなる。集団がばらけないように自動調整機能が働くのである。このため、出力の差があっても集団が大きくばらけないようになっている。

 そのために誰にでも山岳賞をGETするチャンスがあるので、これはこれでとても面白い。脚がまだフレッシュで距離も短いので、「先手必勝」とばかりに早めにぺースアップしたが、最後のスパート合戦で差されてしまった。

 短いKOMであっても最後のスパートを経過すると息が乱れた。このKOM計測地点における山岳賞争奪戦がバーチャルチームライドの面白さを増加させている。

 今日のコースの走行距離は48.3kmである。少し下ってから平坦コースを淡々と走っていき、今日のハイライトともいえる「Epic KOM」へ向かった。


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5254:三姉妹

2020年07月27日 | ノンジャンル
 今日のバーチャルチームライドのコースは以前にも一度走ったことがある「THREE SISITERS」である。

 前回このコースを走った時にはイベント参加という形で走ったので、常に高めの負荷を脚にかけ続けてのライドとなり、相当に疲弊した記憶がある。今日はチームライドであるので、三つのKOM以外は比較的穏やかな走行になるはずである。

 「THREE SISITERS」というコース名が暗に示す三つのKOMは、スタートしてすぐの位置にある短い「ZWIFT KOM」、10km近い距離を上り続ける難所である「EPIC KOM」、そして仕上げとばかりにコースの終盤に位置する「VOLCANO KOM」である。

 「長くても短くても、最後はもがくことになる。疲れるという点においては同じようなものだ・・・」と思いながら、コースの概略図を眺めていた。

 いつものようにスタート時間の15分前から支度を始めた。ボトルに冷たいミネラルウォーターを入れ、サイクルウェアに着替えた。

 スマホでZwiftを立ち上げた。3日ほど前にリーダーからMEET UPの情報が送られてきていたので、ZWIFTコンパニオンで「参加」をチェックしていた。

 その状態でZwiftを立ち上げると、スマホの画面左下には「MEET UPに参加」の表示が現れる。そこをクリックすると、画面は今日のコースのスタート地点にワープした。スター地点に移動したアバターが跨るロードバイクは固定式のローラー台に設置されている。

 続いてZOOMをパソコンで立ち上げた。リーダーから送られてきていたメールに添付されているアカウントをクリックするとパソコン上にZOOMが立ち上がる。

 ZOOMの分割画面に私の画面が表示された。すでにZOOMに参加しているメンバーに「おはようございます・・・」と挨拶した。

 今日の参加者は12名の予定であった。前回はZOOMに上手く接続できないメンバーがいて、少しドタバタしたが、今日はスタート時間が近づいてくるにしたがって参加メンバーは増えていき、やがて全員がZwiftにもZOOMにも揃った。

 「後はスタートでトラブルが発生しなければ、今日は順調と言える・・・」と思った。実は以前のバーチャルチームライドにおて、スタート時間になりクランクを回しても、固定式ローラー台から解き放たれずにスタートできないという現象が何回か起きたことがあったのである。

 10秒を切ってカウントダウンが始まった。そしてスタート・・・スマホの小さな画面で皆の状況を窺っていた。

 どうやら今日は皆順調にスタートできたようである。これでほっと一安心である。ゆっくりとしたペースで「三姉妹」を走り始めた。
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