「どうであろうか・・・ほとんと違いはないように見えるが・・・若干スピーカーの間隔が広がったような気がする。それと、後ろの壁からの距離も少しばかり広がったような・・・」
Coreさんのリスニングルームを一瞥して、前回訪問時のわずかに残っている記憶と比べてみたが、それほどの違いは感じなかった。
Raidoh Acoustics Ayra C-2は相変わらず白いユニットが美しく、側板の木目も深遠である。このスピーカー、サランネットがないので取り扱いには細心の注意が必要である。聴かない時には分厚めの布をかけて、もしもの事故を防いでいらっしゃるとのこと。リビングルームがリスニングルームになっているので、その辺は気をつかうところである。
子供はもう大きいので大丈夫であるが、小さい頃には結構大変だったはず・・・その辺のことを何気に伺うと、「子供が小さい頃は高額な機器は一切買いませんでした・・・子供が中学生になってからですよ・・・高い機器を買うようになったのは・・・それまでは、YAMAHAのプリメインアンプとレコードプレーヤーでした。PX-3という型番でリニアトラッキングアームの付いているレコードプレーヤーでした。YAMAHAのデザインはとても好きでした。アンプはCA-1000Ⅲというモデルで、メーターが付いた秀逸なデザインで、とても長く使っていました。」との返事だった。
「スピーカーもYAMAHAだったんですか?」と訊くと「いえ・・・taoさんはご存じないかもしれませんが、OTTOという三洋電機のオーディオブランドがあったんです。そのOTTOのSX-661というモデルを使っていました。10年ほど前からですかね、海外のものを買うようになったのは・・・」という返事であった。
しかし、それにしても現行ラインナップはいずれも美しい機器ばかりである。ORACLE DELPHIⅤにはSME製の特製アームが取り付けてある。そのアームに装着されているのはZYXのカートリッジである。
まずはNEUのセカンドアルバムがターンテーブルに乗った。A面である。最近Coreさんが入手したオリジナル盤とのことである。
「いや~懐かしいですね・・・中学3年生ぐらいですか・・・毎日のようにこのアルバムを聴いていました。」と思わわず漏らした。
すると、「中学3年生でNEUのアルバムを毎日聴くって、それってかなり変ですよ。プログレ好きっていっても普通はKING CRIMSONやYESなんかですよ・・・中学生ぐらいなら・・・」とCoreさんは笑っていた。
さらにCAN、PFM、GENTLE GIANTS、GONGのアルバムに次々に針が降ろされていった。「良いですね・・・どれも・・・オーディオのほうも、無駄や出っ張ったところがなくて、良い感じですね・・・とてもまとまっています・・・」と褒めると、Coreさんは「なんとなくこれで良いかなって感じです。あまり欲張ってもきりがないし・・・超高級というわけではないですけど、・・・」と微笑んだ。
「十分高級ですよ・・・普通の人がこのオーディオ機器の値段を聞いたら、目を丸くしますよ・・・」そう受け答えをしながら、以前「寧々ちゃん」がCoreさんが相当な金額をオーディオにつぎ込んでいることを知って怒っていたことを思い出した。
「寧々ちゃん」は家にいないようであった。なんとなくほっとした。Coreさんの家で彼女と顔を合わすのはなんとなく居心地の良くないものを感じると思っていたからである。
Coreさんのリスニングルームを一瞥して、前回訪問時のわずかに残っている記憶と比べてみたが、それほどの違いは感じなかった。
Raidoh Acoustics Ayra C-2は相変わらず白いユニットが美しく、側板の木目も深遠である。このスピーカー、サランネットがないので取り扱いには細心の注意が必要である。聴かない時には分厚めの布をかけて、もしもの事故を防いでいらっしゃるとのこと。リビングルームがリスニングルームになっているので、その辺は気をつかうところである。
子供はもう大きいので大丈夫であるが、小さい頃には結構大変だったはず・・・その辺のことを何気に伺うと、「子供が小さい頃は高額な機器は一切買いませんでした・・・子供が中学生になってからですよ・・・高い機器を買うようになったのは・・・それまでは、YAMAHAのプリメインアンプとレコードプレーヤーでした。PX-3という型番でリニアトラッキングアームの付いているレコードプレーヤーでした。YAMAHAのデザインはとても好きでした。アンプはCA-1000Ⅲというモデルで、メーターが付いた秀逸なデザインで、とても長く使っていました。」との返事だった。
「スピーカーもYAMAHAだったんですか?」と訊くと「いえ・・・taoさんはご存じないかもしれませんが、OTTOという三洋電機のオーディオブランドがあったんです。そのOTTOのSX-661というモデルを使っていました。10年ほど前からですかね、海外のものを買うようになったのは・・・」という返事であった。
しかし、それにしても現行ラインナップはいずれも美しい機器ばかりである。ORACLE DELPHIⅤにはSME製の特製アームが取り付けてある。そのアームに装着されているのはZYXのカートリッジである。
まずはNEUのセカンドアルバムがターンテーブルに乗った。A面である。最近Coreさんが入手したオリジナル盤とのことである。
「いや~懐かしいですね・・・中学3年生ぐらいですか・・・毎日のようにこのアルバムを聴いていました。」と思わわず漏らした。
すると、「中学3年生でNEUのアルバムを毎日聴くって、それってかなり変ですよ。プログレ好きっていっても普通はKING CRIMSONやYESなんかですよ・・・中学生ぐらいなら・・・」とCoreさんは笑っていた。
さらにCAN、PFM、GENTLE GIANTS、GONGのアルバムに次々に針が降ろされていった。「良いですね・・・どれも・・・オーディオのほうも、無駄や出っ張ったところがなくて、良い感じですね・・・とてもまとまっています・・・」と褒めると、Coreさんは「なんとなくこれで良いかなって感じです。あまり欲張ってもきりがないし・・・超高級というわけではないですけど、・・・」と微笑んだ。
「十分高級ですよ・・・普通の人がこのオーディオ機器の値段を聞いたら、目を丸くしますよ・・・」そう受け答えをしながら、以前「寧々ちゃん」がCoreさんが相当な金額をオーディオにつぎ込んでいることを知って怒っていたことを思い出した。
「寧々ちゃん」は家にいないようであった。なんとなくほっとした。Coreさんの家で彼女と顔を合わすのはなんとなく居心地の良くないものを感じると思っていたからである。