AcousticTao

趣味であるオーディオ・ロードバイク・車・ゴルフなどに関して経験したことや感じたことを思いつくままに書いたものです。

5814:エアロ形状

2022年01月31日 | ノンジャンル
 真冬の寒さは続いている。しかし、人間というものは環境に順応する能力を本来持っているようである。体が徐々に寒さに慣れてきた。

 今日の予想最高気温も10度に達しないとのことであった。朝7時の走りだし時の気温は、きっと0度ほどであろう。

 サイクルウェアは当然「真冬仕様」である。真冬の寒さの中走る際に一番つらいのが指先の凍えである。冬用の厚いグルーブの下には薄手のインナーグローブをはめる。さらにその間には「貼るホッカイロミニ」を挟むのであるが、朝の7時に走り出して、その25分後に集合場所であるバイクルプラザに着く頃には、指先の感覚はなくなっていた。

 ロードバイクをショップの前のスタンドにセットして店内に入ると、グローブを取って手をこすり合わせた。すると血流が復活し指先の感覚が戻ってくる。指先の感覚が戻ってくるとほっとする。「これも真冬の風物詩か・・・」と思ったりもする。

 今日の参加者は4名であった。そのロードバイクの内訳はORBEAが2台と、FUJIとLOOKがそれぞれ1台づつである。



 ORBEA2台のうちの1台は「ORCA AERO」である。エアロ形状のフレームが精悍な印象を与える。現在のフレームデザインの流行りはエアロ形状である。空気抵抗を極力低減する形状はどこかしら近未来的なクールさに溢れている。

 私は今日の午後3時から所用があったので、「できれば2時までに自宅に帰りつきたい・・・」との要請をした。「では、少し短めのコースにしますか・・・」ということになり、目的地は「時坂峠」に決まった。

 4両編成の短めのトレインは隊列を形成して走り始めた。小平市の市街地を抜けていき、やがて玉川上水に沿って続く道を西へ向かった。

 真冬の空気は凛としている。その冷たい空気を切り裂きながら走っていくと、ペースが徐々に上がっていった。「今日は距離は短めであるが、中身の濃いロングライドになりそうだ・・・」と思いながらテンポアップして走っていった。

 やがて最初の休憩ポイントである拝島駅前のファミリーマートに到着した。拝島駅の白いフェンスに4台のロードバイクは綺麗に並んだ。


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5813:EV熱

2022年01月30日 | ノンジャンル
 iX3の試乗予約をした時刻は午後の1時であった。昼食を済ませた後に、BMW 523i Touringに乗り込んでディーラーに向かった。ほぼ予定どおりの時刻にディーラーに着いた。

 EV車の試乗イベントということで、ディーラーの建物の中にはいつもよりも多くの人々がいた。EV車に対する関心の高さが窺えた。

 案内されたテーブル席に座ってコーヒーを飲みながら待っていると、担当の営業マンがやってきた。そして、試乗車まで案内してくれた。



 試乗車の色は、精悍な印象を受けるブルーであった。クロームメッキを廃したブラック処理でキドニーグリルなどがまとめられていて、かなり引き締まった良い表情をしている。

 思わず「かっこいいな・・・」と呟いた。そのエクステリア・デザインは、ほぼX3のままなのであるが、よりスポーティーに感じられた。

 運転席に乗り込んだ。ドアの閉まる音はドイツ車らしく重厚である。機能的にすっきりとまとめられたインテリアは落ち着いた質感で、使われている素材に関してもチープさはどこにも見当たらなかった。

 ボタンを押して「モーター」を始動させた。実に静かである。アクセルを軽く踏んで発進させた。iX3は、穏やかに進んだ。新青梅街道に出て、iX3を20分ほど走らせた。

 試乗時間は短く、その平均速度も高くはなかったが、それでもiX3の走りの上質さはしっかりと伝わってきた。静粛性だけでなく、そのしっとりとした乗り味は、予想を大きく上回っていた。「SUVだから、やや雑味のある乗り味であろうな・・・」と思っていたが、良い意味合いでその予想を裏切られた。

 「これは、かなり良いな・・・パワーもシームレスに上がっていく・・・見切りも良く、ハンドリングも癖がない。」とりあえず、これといった欠点が見当たらない。

 20分間の試乗タイムを終えて、ディーラーに戻った。そこでこの車に関する二つの特典情報を得た。一つはEV車購入に対して国と東京都から補助金が合計85万円支給されることであり、もう一つは3月までに登録した場合には自宅のガレージに充電装置を設置する費用の全額をBMW JAPANが負担するということであった。

 「それはお得だ・・・!」素直にそう思えた。出たばかりのモデルてあるので値引きはない。それ故補助金は実にありがたい。

 フル充電での航続可能距離は508kmとのこと。エアコンなどを使う実際の走行においてはその80%程度であろう。自宅のガレージに充電装置があれば、走行距離に関して実用上の支障をきたすことは通常はないはずである。

 iX3の見積書を手にしてディーラーを後にする時には、「EV車は次の次と思っていたが、もしかしたら今かもしれない・・・」と、すっかりとEV熱に感染していた。
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5812:次の次

2022年01月29日 | ノンジャンル
 ドイツのプレミアムランドであるAudi、BMW及びMercedes-Benzの各社は、EV車のラインナップを急速に充実させている。

 今のところ各メーカー3モデルぐらいのEV車ラインナップであるが、2年以内にはその倍以上の数のモデルが用意される予定である。

 BMWも三つのEV車モデルをラインナップしている。そのリーダー的な存在は、純粋にEV車として開発されたシャーシを有する「iX」である。



 そのデザインはかなり革新的。一気に2世代ぐらい進化して、近未来的な造形に溢れたものになっている。

 その第一印象は「やり過ぎじゃないの・・・」というものであった。「でも、相当に吹っ切れたという感じがするな・・・ここまでやった方が良かったのかも・・・」と最近は少し見直しているところである。

 それはインテリアも同様である。従来のBMWのインテリアデザインとは明らかに異なった言語でその造形がなされている。

 インテリアでまず目が行くのはステアリングである。「ヘキサゴナル・ステアリング・ホイール」という名のとおり変則的な六角形のハンドルが採用されている。SF映画に出てくる車のようである。

 さらにそのステアリングの向こう側には、ドライバー・ディスプレイとセントラル・インフォメーション・ディスプレイの二つのディスプレイで構成された大型の湾曲したディスプレイがセットされている。

 その二つのディスプレイはパネル上で浮いているようにセットされていて、実にクールな感覚である。これらは今後のBMWのインテリアデザインの基本的なモチーフになるのであろうか・・・



 BMWはこの「iX」以外にも、人気のあるSUVモデルである「X3」をベースとする「iX3」と、4シリーズ・グランクーペをベースとする「i4」をEV車モデルとしてラインナップしている。

 イメージリーダー的な「iX」に対して、販売的に中心となるのは、日本でも人気の高いSUVスタイルの「iX3」であろう。価格面においても「iX3」は現実的なレンジに収まっている。

 先週ディーラーの営業担当者から「1月29日の土曜日にEV車の試乗会がありますが、参加されませんか・・・」との打診があった。

 「EV車は次の次かなと思っているのですが、やはり興味があるのでぜひ乗ってみたいですね・・・」と返答した。

 「iXとiX3と二つ試乗車のご用意ができますが、どちらにされますか・・・?」とのことであったので、「現実的な選択のことを考えると、iXは可能性がないから、iX3でお願いします・・・」と返答した。
 
 「iX3」はSUV車である「X3」がベースである。そのデザインはぐっと身近というか違和感がないというか、従来のBMWデザインの範疇にすっぽりと収まっている。

 実はEV車に試乗するのは初めてである。「EV車って、どのような乗り味なのであろうか・・・」。もしかしたら「次の次」と捉えていたEV車が「次」になるのかもしれない。
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5811:展示車

2022年01月28日 | ノンジャンル
 昨年日本でも発売が開始されたBMW 4シリーズは、いろいろと物議を醸した。その話題の中心は縦に長くなったキドニーグリルの形状についてである。



 賛否両論であったが、当初は賛成2割反対8割といった比率であった。実は私も当初は「反対」に票を投じていた。

 「なんとなく品がないよな・・・」と感じたのである。その後BMWのディーラーに車検や修理などで訪れた時に、4シリーズのグランクーペが展示されていたので、何度か実車を目にした。

 少し前、「左リアのインジケーターに異常があります。」との警告表示が出て、左ウィンカーの点滅具合がおかしくなった時に訪れた時にも、420i グランクーペが展示されていた。色は淡いグレーであった。

 だいぶ目が慣れてきたというのもあるのかもしれないが、「これはありだな・・・確かに癖が強いが、かっこいい・・・シャープでエレガント・・・と言ってもいいかもしれない・・・」と思った。

 4シリーズは3シリーズをベースとしている。かなり前には「3シーリーズクーペ」と呼ばれていたこともある。

 4シリーズは2ドアのクーペボディがその本来の姿であるが、先代の4シリーズから4枚のドアを持つ「グランクーペ」が発売された。

 グランクーペは、クーペ風のスタイリングとテールゲートが生むステーションワゴン級の実用性という組み合わせが受けて、売れ行きは好調であった。

 4シリーズグランクーペは、その伸びやかな造形ゆえか、3シリーズセダンと比べると、ひと回り大きいサイズになる。

 荷室容量の数値自体は傾斜したルーフラインのためそれほどの大きさではないが、大きなテールゲートのおかげで、荷物の出し入れはしやすであろう。

 これからのモデルは全てそうなるのか、4シリーズはドアハンドルが握るグリップタイプではない。空力抵抗を考慮してフラップタイプになっている。これもクールに感じる。

 クーペスタイリングのため後席の居住性が心配されるが、実際に後席に乗り込んでみると、予想以上の空間が広がっていて、大人4名が乗っても快適に過ごせそうであった。

 私は、その展示車を見ながら「420iグランクーペという選択肢もあるな・・・これなら後席を倒せば、ロードバイクをそのまま積み込めるであろうし、ゴルフバッグも通常の状態で2個、後席を半分倒せば3個は積めるはず・・・5シリーズよりは少しサイズが小さくなるので取り回しもしやすくなる。何よりもスタイリッシュである。どことなくアルファ・ロメオ的な粋も感じられる・・・」と思った。

 我が家では最近イタリアブームである。リスニングルームに新たに導入されたソナス・ファベールのガルネリ・メメントが予想以上に魅惑的であり、「サブとして・・・」と思っていたところ、完全に主従が逆転してしまっている。

 「420iグランクーペとガルネリ・メメントにはどこかしら共通するテイストが感じられる・・・」と、熱い視線をその流麗な展示車に向けていた。
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5810:チャーシュー

2022年01月27日 | ノンジャンル
 小河内ダムまでのヒルクライムを終えて、湖畔へ移動した。チームでゴールと定めている駐車場から少し走っていくと、右手に「奥多摩水と緑のふれあい館」が見えてくる。

 その手前の道路には白い軽トラックが停まっていた。「焼き芋屋」さんである。その手前でロードバイクで止めて、「3個ください・・・」と注文した。

 今日の参加メンバーは6名であるので、1個を半分にするとちょうどいい。先週はチェーン落ちで、今日は立ちごけでチームに迷惑をかけたので、ささやかな「罪滅ぼし」である。

 湖畔の東屋に座って暖かい焼き芋を食べた。「石焼き芋」である。遠赤外線で焼かれた芋は甘く柔らかい。ひと時の悦楽を味わった。



 奥多摩湖は実に静かであった。観光客の姿もまばらである。天気は薄曇り。風は吹いていなかったので、比較的穏やかな雰囲気であった。

 しばしの雑談タイムを過ごした。話題の中には、どうしても新型コロナウィルスのことが入ってくる。重症者数こそ少ないが、感染者数はここ最近で一気に増加している。感染するか濃厚接触者になると社会生活に大きな影響が出る。なるべく早く3回目のワクチン接種を済ませて、オミクロン感染に対する抵抗力を高めたいところである。



 恒例の記念撮影を済ませてから、帰路についた。ロードバイクに跨って下りの道を進んだ。トンネルを逆方向に幾つも潜り抜けていった。

 最後のトンネルである「城山トンネル」を潜り抜けてから、JR青梅線に沿って続く道を順調に走ってくと、やがて商店街に入った。

 商店街を抜けきったところにある踏切を渡ってから、その先の交差点を左斜め方向に折れた。広い道路を走っていくと、最後の休憩ポイントであるファミリーマートが見えてきた。

 そこでコンビニ休憩をした。店内に入って麺類の棚の前に行った。「この店は仕入れが消極的だな・・・」と寂しい棚を見て思った。

 その選択肢の少ないなかから昼食として選択したのは「1/3日分の野菜が摂れる小海老の焼ビーフン」であった。

 ガラスープや醤油を加えて炒めた中華風の焼ビーフンの上には、小海老炒め、野菜炒め、ゆでもやし、きくらげ、そぼろ玉子、青ねぎがトッピングされていた。

 それを駐車場で食した。隣のリーダーが選択した麺類を見ると、チャーシューがガッツリと乗っているラーメンであった。

 「ラーメンを食べるなら・・・醤油、塩、みそ・・・?」と今朝テレビで観た「美・アンジェリーナ先生のはや起き3人占い」のことを思い出した。

 私は心の中で「みそ・・・!」と答えていた。「『みそ』を選んだ私と皆さんの今日のラッキーカラーは朱色と茶色・・・ラーメンにトッピングするなら・・・?」と森尾由美が言うと、磯野貴理子と松居直美は「これは簡単・・・!」と笑っていた。

 「リーダーもそれを観ていたはず・・・もしかしたらサブリミナル効果であろうか・・・」そんなことを思いながら、昼食休憩を終えた。

 残りの行程を走り終えて、自宅に帰りついた。玄関に置いてあるサイクルラックにロードバイクをかけた。家族から「どこまで行ってきたの・・・?」と訊かれたので「奥多摩湖・・・」と答えた。すると妻は「この寒さのなかよく行くね・・・」と少々呆れていた。  
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