予想最高気温は37℃であった。当然「熱中症警戒アラート」が発せられていた。こうなると妻からは「自転車に乗ったらダメ・・・!」という警告が発せられる。
「自分だけは大丈夫というのは、もう通じませんからね・・・甘く見ると痛い目にあいますよ・・・」と畳みかけてくるので、家庭の平和のためにも従わざる得ない状況である。
ということで、今日はチームでのロングライドはパスして、「ジムスタ王国」に向かった。週に1回程度の頻度で続けている「シュミレーションゴルフ」である。
「シュミレーションゴルフ」は完全予約制である。スマホに登録したアプリを起動して予約できる。1コマ20分で最大4コマまで予約可能である。昨晩のうちに8:00から9:20までの1時間20分間予約してあった。
車で向かって、ジムの広い駐車場に車を停めた。シュミレーションゴルフに行く時にはすべてのクラブを持っていくわけではない。すべてのクラブをゴルフバッグに入れてると結構重いので、4本ほどのクラブを選択して、練習場用のコンパクトなゴルフバッグに入れる。これだと軽く持ち運びが簡単である。今日も4本のみ選択した。ドライバー、3番ユーティリティー、8番アイアン、アプローチウェッジをバッグに入れていた。
ジムの入り口もシュミレーションゴルフルームの入り口も、アプリを起動したスマホをかざすと施錠が解除される。
いつものように「練習場モード」を選択して8番アイアンから練習を始めた。10分ほど練習しながら、テイクバックについて少し前にYouTubeで見かけた、「テイクバックの時には右手を支点として左手を下に押し込むようにすると、クラブヘッドが無理なく上がっていく・・・」という内容の動画を思い出しながら、試してみた。するとスムースにテイクバックできる。「これは良いな・・・左手を下に押し込むか・・・」と思いながら、単調な練習を続けていた。
「この点に気をつけながら、ラウンドしてみるか・・・」と思った。そこで「練習場モード」を終了して「ラウンドモード」に切り替えた。幾つかの中から選択できるコースは「平尾カントリークラブ」を選択した。
クラブは4本しかない。しかもパターも持ってきていない。「パターはユーティリティーを短く持って打てばいいか・・・」と思って、1番ホールから回り始めた。
シュミレーションゴルフは、実際のゴルフ場のラウンドとは別物ではあるが、ゲームとしてはとても面白い。常に足元は平らであり、人工芝の上にあるボールを打つので、実際のラウンドよりもはるかに良いスコアが出る。
ゴルフクラブが4本しかない、しかもパターはユーティリティーで代用するといった状況であっても、18ホール回ってスコアは「83」であった。実際のラウンドではほとんど見かけないような良いスコアである。
猛暑は当分続きそうである。「来週の日曜日も熱中症警戒アラートが出るかもな・・・そうなるとまたシュミレーションゴルフということになるかも・・・」と思いながら、終了時間の5分前になったので、4本のゴルフクラブをバッグに納めた。