AcousticTao

趣味であるオーディオ・ロードバイク・車・ゴルフなどに関して経験したことや感じたことを思いつくままに書いたものです。

6359:4本

2023年07月31日 | ノンジャンル

 予想最高気温は37℃であった。当然「熱中症警戒アラート」が発せられていた。こうなると妻からは「自転車に乗ったらダメ・・・!」という警告が発せられる。

 「自分だけは大丈夫というのは、もう通じませんからね・・・甘く見ると痛い目にあいますよ・・・」と畳みかけてくるので、家庭の平和のためにも従わざる得ない状況である。

 ということで、今日はチームでのロングライドはパスして、「ジムスタ王国」に向かった。週に1回程度の頻度で続けている「シュミレーションゴルフ」である。

 「シュミレーションゴルフ」は完全予約制である。スマホに登録したアプリを起動して予約できる。1コマ20分で最大4コマまで予約可能である。昨晩のうちに8:00から9:20までの1時間20分間予約してあった。

 車で向かって、ジムの広い駐車場に車を停めた。シュミレーションゴルフに行く時にはすべてのクラブを持っていくわけではない。すべてのクラブをゴルフバッグに入れてると結構重いので、4本ほどのクラブを選択して、練習場用のコンパクトなゴルフバッグに入れる。これだと軽く持ち運びが簡単である。今日も4本のみ選択した。ドライバー、3番ユーティリティー、8番アイアン、アプローチウェッジをバッグに入れていた。

 ジムの入り口もシュミレーションゴルフルームの入り口も、アプリを起動したスマホをかざすと施錠が解除される。

 いつものように「練習場モード」を選択して8番アイアンから練習を始めた。10分ほど練習しながら、テイクバックについて少し前にYouTubeで見かけた、「テイクバックの時には右手を支点として左手を下に押し込むようにすると、クラブヘッドが無理なく上がっていく・・・」という内容の動画を思い出しながら、試してみた。するとスムースにテイクバックできる。「これは良いな・・・左手を下に押し込むか・・・」と思いながら、単調な練習を続けていた。

 「この点に気をつけながら、ラウンドしてみるか・・・」と思った。そこで「練習場モード」を終了して「ラウンドモード」に切り替えた。幾つかの中から選択できるコースは「平尾カントリークラブ」を選択した。

 クラブは4本しかない。しかもパターも持ってきていない。「パターはユーティリティーを短く持って打てばいいか・・・」と思って、1番ホールから回り始めた。

 シュミレーションゴルフは、実際のゴルフ場のラウンドとは別物ではあるが、ゲームとしてはとても面白い。常に足元は平らであり、人工芝の上にあるボールを打つので、実際のラウンドよりもはるかに良いスコアが出る。

 ゴルフクラブが4本しかない、しかもパターはユーティリティーで代用するといった状況であっても、18ホール回ってスコアは「83」であった。実際のラウンドではほとんど見かけないような良いスコアである。

 猛暑は当分続きそうである。「来週の日曜日も熱中症警戒アラートが出るかもな・・・そうなるとまたシュミレーションゴルフということになるかも・・・」と思いながら、終了時間の5分前になったので、4本のゴルフクラブをバッグに納めた。

コメント

6358:共鳴装置

2023年07月30日 | ノンジャンル

 「オーディオショップ・グレン」の常設機器による音は、過去に何度も聴いている。スピーカーはソナスファベールの人気を確立したエレクタアマトールである。1988年の発売であるので、既に35年前のスピーカーと言うことになる。中古市場でも人気が高く、初期型でコンディションが良いものは高い値段でも売れるようである。

 低域には18cmの特殊樹脂素材コーンによるユニット、高域には2.8cmのドーム型ユニットが採用されている。エンクロージャーには無垢のブラジリアンウッドが使用され、フロントバッフルには本革が貼られていて、ソナスファベール独自の質感を表出している。底板に大理石を使用した専用スピーカースタンドがあり、デザイン的にはこの専用スタンドにセットすることがマストと思われる。

 これを駆動するアンプはLEAKの真空管アンプである。なので、ハイエンド的な高解像度、高SN比サウンドでは当然ない。CDが1枚取り出されて、NAGRA CDCにセットされた。
 
 
 かかったのはマーラーの交響曲第3番の第1楽章であった。「1楽章だけで30分を超えるほど長いので、10分ほどのところまで聴いてみしょう・・・」演奏はハイティンク指揮シカゴ交響楽団である。
 
 冒頭からいきなり8本のホルンによる印象的な旋律から始まる第1楽章の3分の1ほどを聴いた。一聴して「響きが豊かだな・・・ホール感が出る。高さや奥行きが感じられる。音の質感は押しつけがましさがなく、大人の品位といったものが感じられる・・・」そんな印象を持った。
 
 一旦CDを止めて、部屋を無音の状態にして、その「共鳴音叉装置」をリスニングルームの外に出した。とてもコンパクトで軽いので移動はいたって容易のようであった。
 
 普通の状態、つまり「例のもの」がない状態にして、再度交響曲第3番の第1楽を10分ほど聴いた。
 
 「これは、これで決して悪くない・・・オーディオ的にバランスがしっかりと取れていて違和感はない・・・しかし、先ほどの『例のもの』が有りの状態と比べると響きの豊潤さが少し物足りなく感じる・・・ホールで聴いているような臨場感が少し減退して、オーディオで聴いているという感覚がするかも・・・」と感じた。
 
 聴き終えて「これはこれで決して悪くないですが、有った方がホール感が出ますね・・・響きが豊かで、間接音が増えるのでしょうか・・・」と私が感想を呟くと、「確かに7本の音叉がスピーカーの音に共鳴して、響きを豊かにしているように感じられるよね・・・それが変な響きではなく、良い方向に響かせているように感じられる。なかなか良い効果をもたらすアクセサリーだよね・・・」と小暮さんは話されていた。
 
 その後もクラシックのCDを2枚ほど聴いた。さらにレコードも2枚聴かせていただいた。「装置」はセットしたままで、聴いた。「この共鳴装置、なかなか良いものだな・・・」と思って、メーカーのHPを帰り道で確認してみた。
 
 「やはり、それなりの値段がするものだな・・・」と思った。ベーシックな構成で132,000円。幾つかのオプションが用意されていて、フルオプションにすると192,500円であった。「オーディオショップ・グレン」に置かれていたものは、フルオプションであったようである。
コメント

6357:音叉

2023年07月29日 | ノンジャンル

 「喫茶店Mimizuku」を出ると、もわっとした暑い空気が体を包んだ。古いビルの脇にある階段を登って4階にある「オーディオショップ・グレン」に着いた。

 4階までの道のりは猛暑によっていつもよりも遠く感じられた。時刻は午後3時半になっていた。息を整えてから、「オーディオショップ・グレン」のグレーの扉をノックした。金属製のドアは鈍い音をたてた。

 「どうぞ・・・」と小暮さんの声がドア越しに聞こえたので、扉を開けて中に入った。玄関にはスリッパが揃えられて置かれていたので、靴を脱いでスリッパに履き替えた。

 「猛烈に暑いですね・・・」と挨拶をしながら、リスニングポイントに置かれた3人掛けの黒い革製のソファに座った。かなり年代物なのであろう、そのソファは座面がすっと沈み込んだ。

 「オーディオショップ・グレン」に来るのは久しぶりである。半年ぶりぐらいであろうか・・・今回は、「面白いアクセサリーが入荷しました・・・」との連絡をもらったので、足を運んだのであった。

 リスニングルームの両コーナーには、「オーディオショップ・グレン」の常設機器であるソナス・ファベールのエレクタアマトールが所定の位置にセットされていた。リスニングポイントから見て右側にある大型のオーディオラックには、やはり常設機器がいつものように整然と並んでいた。

 ROKSAN XERXES10、NAGRA CDC、LEAK POINT ONE STEREO、LEAK STEREO50・・・それぞれ比較的コンパクトなサイズのオーディオ機器である。それらが、オーディオラックに美しく佇んでいる様は、工芸品がディスプレイされているかのようであった。

 目に馴染んだリスニングルームの風景であったが、一点のみいつもと変わっていることがあった。それは二つのスピーカーの間、そのちょうど真ん中あたりに小さなサイドテーブルのようなものが置かれていることであった。

 「これですか・・・面白いアクセサリーって・・・」と、その小さなサイドテーブルのようなものを眺めた。横幅や奥行きは、25cmくらいで高さは50cmほどと小さなものである。白木で天板と底板があり、4本の細い柱がそれらを繋いでいる。その上に花器を乗せて花を飾れば、ちょうどいいくらいの雰囲気である。

 ただし変わっているのは底板には7本の金属製の細い棒が取り付けられていて、ただのサイドテーブルではないということを主張していた。

 「これは、リスニングルームの音響を調整するアクセサリー・・・カイザーサウンドという広島のメーカーが製造販売していて、製品名は『ミラクルサウンドシャワー』・・・カイザーサウンドは、インシュレーターなどのアクセサリーで有名なオーディオアクセサリーメーカーで、ちょっと変わった視点から製品の開発・製造をしていて、熱心なファンもそれなりにいるようだよ・・・これは知り合いから譲ってもらったもので、この小ささでもサウンドに与える影響は結構大きくてね・・・面白いものだと思った・・・」

 「この7本の金属の細い棒が、音叉のようにスピーカーの音に共鳴して、部屋の音響に影響を与えるようなんだよね・・・」

 小暮さんは、そのオーディオアクセサリーについて説明してくれた。

 私は「そうなんですか・・・面白そうですね・・・なんだかこの上に趣味の良い花瓶を置いて花を活けるとちょうど良いようなサイズ感ですね・・・白木なので、清楚ないでたちです・・・」と、答えながら興味深く、視線を集めていた。

コメント

6356:アイスコーヒー

2023年07月28日 | ノンジャンル

 今週は猛暑日が続いている。地球温暖化の兆候ははっきりと表れていて、日本の気候は亜熱帯的になったようである。

 車のエアコンを強めにしながら青梅街道を東に向かって走っていった。中野坂上のいつも停めるコインパーキングに車を停めた。

 そこから数分ほど歩いたところに、「オーディオショップ・グレン」が4階に、「喫茶店 Mimizuku」が1階に入っている古いビルがある。

 今日は「オーディオショップ・グレン」に立ち寄る予定があったが、時間に少し余裕があったので、まずは1階の「喫茶店 Mimizuku」に入った。

 時刻は午後3時を少し回ったとところである。外の気温はまだまだ高く、恐らく軽く35℃は超えているはずである。店内は冷房が効いていて涼しかった。

 店のエアコンはかなり旧式のもので、苦し気な動作音をさせながら、店内の空気を冷やしていた。どう見ても省エネタイプのエアコンではないが、そのレトロな意匠は心を和ませるものがある。

 本体の右側には室温を調整するスライドスイッチがある。つまりまだリモコンがない時代の製品ということである。きっとこの店がオープンした時からあるものであろう。

 カウンター席に座った。今日も「ゆみちゃん」の姿があったので、挨拶をした。彼女は新宿区にあるIT企業に勤めているが、現在もテレワークが基本のようである。午後はこの店に移動して、カウンター席に座って仕事をこなすことが多い。

 ノートパソコンの画面に視線を向けながら、様々なデーターを入力していた。もともとはSEとして働いていたが、体を壊して一旦休職し、復帰後は総務部門の仕事をしていると、聞いたことがある。

 とりとめのない話を彼女と少ししながら、この店を一人で切り盛りしている女主人が出してくれたアイスコーヒーを飲んだ。

 「Mimizuku」のアイスコーヒーの味は、特別苦味が強いという訳ではないが、かなり濃い。コクもあり、個人的にはかなりの高得点をあげたいものである。

 

 ホットの場合は、ブラックで飲むが、アイスコーヒーの場合はミルクのみ入れて飲むことが多い。珈琲ミルクをさっと上から注ぐと黒い液体の中に白い液体がまだらになりながら広がっていく。その様子は、どこかしら幻想的で、いつもしばらく眺めてしまう。

 月末に近い今日は、どうやら「ゆみちゃん」の仕事は忙しそうであった。15分ほど店で涼んで、火照った体が落ち着いたところで、4階に行くことにした。

コメント

6355:オーディオボード

2023年07月27日 | ノンジャンル

 現在我が家で使用しているパワーアンプは、JEFF ROWLANDのModel2である。1994年の発売であるので、30年ほど前の製品である。

 そのサイズは比較的コンパクトで、幅445mmx高さ133mmx奥行362mmである。重量は21kgであるので、一人で持ち上げることも問題なくできる。このサイズであるとYAMAHA GTラックの中にも納まる。

 しかし、オーディオを趣味とするようになった当初は、かなり大きなパワーアンプを使っていた。

 「オーディオ第1期」である「German Physiks時代」においては、前半はCLASSE CA-2200を、後半はVIOLA SYMPHONYを使っていた。どちらもかなり大きなパワーアンプで重たかった。

 ラックの中に納まるサイズではなかったので、スピーカーの間の床にオーディオボードを置いて、その上にパワーアンプを設置していた。

 このセッティングの良いところは、スピーカーケーブルが短くて済むということであった。しかし、プリアンプとパワーアンプの間を接続するケーブルは長くなってしまう。

 

 その当時、パワーアンプを置いていたオーディオボードはSYMPOSIUMのものであった。このオーディオボードによって音に結構影響が出るので、その選定にも気を使った記憶が残っている。

 現在はパワーアンプも含めてすべてのオーディオ機器が比較的コンパクトなサイズのものなので、オーディオボードに関しては特にこだわったものは使用していない。

 そのオーディオボードに関して、先日チューバホーンさんが経営する整体院で整体の施術を受けている時に、「PSDの大山さんが新たに開発したフォローティングボードが驚くほど素晴らしい・・・」という情報を得た。

 チューバホーンさんのところではDACの下にこの新しいフローティングボードを使われているとのことである。「実際に使ってみて驚きました・・・、GRFさんのところではすべての機器にこの新しいボードを使われているとのことです・・・」という話も聞き、「これはきっと素晴らしいボードなのだろう・・・」と思い、私も早速、大山さんに発注した。

 受注生産なので、納期は1ケ月後になるとのことであった。「我が家でも劇的な効果をもたらしてくれるのであろうか・・・」納品を楽しみに待っているところである。

コメント