AcousticTao

趣味であるオーディオ・ロードバイク・車・ゴルフなどに関して経験したことや感じたことを思いつくままに書いたものです。

尻上がり、

2007年02月28日 | ノンジャンル
 今日で2月も終わる。つい1,2週間前に「ゆく年くる年」を観たような気がするのであるが、今年も2ケ月が経とうとしている。年をとるほど時間の経過スピードは加速度的に速くなってくることを実感する今日この頃である。

 さらに時間の経過スピードだけでなく、記憶容量の減少にも、時として唖然とさせられる。特に人名など、本当に出てこなくなる。顔だけ浮かんでいて、名前が出てこない。これは以前から時々あった。しかし、以前は喉まで出掛かっている感があって、もう少し粘れば、ポンッと出てくるような気がしたものであるが、最近はその「喉まで出掛かっている」という感じよりも遥かかなた、全く出てこない、という印象なのである。「こりゃだめだ・・・」と抵抗する気もおきないのである。

 どうにかして時間の経過スピードを緩めることはできないものだろうか。成果の無い悪あがきかもしれないが、オーディオという趣味をはじめたことにより、今まで経験しなかったことを体験することができ、多少は時間の経過スピードを緩やかにすることができているのではないかという気もするのだが・・・

 今日は少し早めに帰れたので、XERXES 20のアームを少し弄ってみた。現在はほぼ平行、そこでほんの少しだけお尻を上げてみた。よくよく見るとお尻を上げている状態であるので、概ね平行ではあるのだが、音は結構変わる。

 ピアノやシンバルの中高域の響きが美しく伸びやかになった。ウッドベースの音は多少まろやかになったように感じる。ゴリゴリ感がやや薄れ、上品になったような・・・これはこれでなかなか良い。特にヨーロッパのピアノトリオの場合、このような音調がピッタリくる。

 XERXES 20は我が家に来て3ケ月が経過した。音的には落ち着く頃なので、アームの調整を中心として微調整を開始しようと思っている。しかし、調整項目が多いため、経験が無い私にとっては、広漠とした砂漠を前に薄っぺらな地図を一枚握り締めて佇むような気にさえなってくる。
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朝聴き

2007年02月27日 | ノンジャンル
 夜遅く帰ってきてからは、オーディオで音楽を聴こうとしてもなかなかうまくいかない。心身ともに疲れているので、少し経つと猛烈な眠気が襲ってくるからである。

 その点朝であれば、リフレッショされた充電式乾電池のように元気であるので、丁度いい。事務所へ向かうために自宅を出るのは大体8時15分頃、朝少し早く起きると多少の空き時間を作ることができる。

 今日はそうして、朝の多少の空き時間を利用して、オーディオを少しばかり聴くことができた。聴いたのは最近の一番のお気に入り。エルガーのチェロ協奏曲。ソリストはDANIEL MULLER-SCHOTTでANDRE PREVIN指揮OLSO PHILHARMONIC ORCHESTRAとの共演である。

 このCDは通勤の車の中でNHK FMを聴いていて、たまたま出会ったのであるが、とても印象的な演奏であり、録音も良いように感じる。この人のチェロの音は情感が深く、そして繊細で、聴いていてグッと惹き込まれるものがある。

 第一楽章を聴き終えて、もう少し音の立体感が出ればという印象を受けたので、ついつい微調整したくなった。そこで一度はずしてしまいこんだアコースティック・リバイブのショートピンSIP-8を取り出す。RCAの空き端子は4組8個。これを全てSIP-8でふさぐと、音の繊細なニュアンスが吹っ飛ばされる。しかし、空き端子のうち1組のみ、あるいは2組のみの使用であればどうなのであろうか、カルダスのプラグキャップとの併用はどうなのであろうか・・・?

 ということで、少しばかり試してみた。時間がそれほどないので、結論を出すことはできなかったが、ちょい聴きではSIP-8を1組のみ、その他の3組はガルダスという併用方式の印象が良かった。しかもSIP-8を使用する位置は、使用しているXLR端子から一番遠いポジションが良いようである。

 「朝からこんなことをしている自分っていったい・・・」と思わずに入られなかったが貴重な数十分を過ごすことができた。
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癒し系

2007年02月26日 | ノンジャンル
 「癒されます・・・」藤原紀香が、陣内智則と結婚した。その藤原紀香が陣内智則を評して言った一言がこれ。陣内智則が癒し系男性タレントということであれば、女性の癒し系のタレントといえば、ちょっと前になるが、井川遥が結構人気であった。

 大きく黒目がちな瞳とふくよかな下唇が魅力的であった。本人の性格はどうなのか、意外とサバサバした男性的な性格なのかもしれないが、見かけ的には確かに癒し系である。既に人妻となってしまったが、CMなどで見かけると「やはりいいな~」などと思ってしまう。個人的には、その魅力はいまだ衰えずといった感がある。

 長く付き合うには「癒し」という要素は、とても重要なのかもしれない。特に心身が疲れているときなど、「癒し」に対する要求度は高くなるもの。

 最近は少々お疲れモード、通勤の車で最近よく聞くのはエンヤである。これは結構癒される。独特のメロディとシンセサイザーを駆使した幻想的な音世界は今はやりの「スピリッチュアル」という言葉を思わせるような魅力がある。「ロード・オブ・ザ・リング」に出てくる荒涼とした風景を連想させる音楽は、せわしない現実の生活を一時の間忘れさせてくれる。

 オーディオに対して「癒し」を求める人と、求めない人がいる。オーディオはあくまでも真剣勝負、癒しは必要ない、という意見も当然ある。

 私は、「癒し」も欲しい。本当は2系統のシステムがあればいいのかもしれない。メインシステムは、結構真剣勝負というかオーディオ必死度が相当高いシステム。もうひとつは肩肘張らずに、オーディオ機器をほとんど意識しないで音楽に寄り添えるサブシステム。
 
 そうすることにより「音楽」と「音」というものに対するバランス感覚が上手くとれるような気がする。

 音楽を聴く事が本来の目的であるオーディオ、しかしオーディオにはまると手段が目的をくってしまうことが往々にしてあるのである。そのへんの本末転倒加減をリセットしたくなる時って、結構あるもの。時々「何やってんだろ~」と頭を抱えたくなることもある。
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子供

2007年02月25日 | ノンジャンル


 「子供少量入荷、売り切れ必至!」・・・文面だけ見てみると、相当物騒というか、頭の中に大きな「?」が浮かんできてしまう。

 しかし、「子供」というのは、当然生身の子供ではない。BERNDT EGERBLADH TRIOの「A BOY FULL OF THOUGHTS」というタイトルのLPの別名である。

 この印象的なジャケットの絵からついたあだ名のようなものである。先日申告書の署名押印をもらいに、国立にあるクライアントを訪問した際、国立駅のすぐ側にあるDisk UnionのLPコーナーに寄ったときに、「子供」の入荷を知らせる張り紙を見たのである。

 澤野工房のHPでその存在は知っていたのであるが、その印象的なジャケットは結構脳裏に焼きついていて、すぐさま手にとりレジへ直行した。「売り切れ必至」という宣伝文句に背中を押されたというのもあるかもしれない。

 しかし、このジャケット、ものすごく惹かれるものを感じる。そして今日少しばかりオーディオを聴ける時間を作れたので、早速聴いてみた。A面の1曲目がアルバムタイトルにもなっている「A BOY FULL OF THOUGHTS」。

 出だしはピアノの暗い深遠な印象を受ける和音から始まる。続いてメインテーマが颯爽と登場し、スリリングなトリオでの展開となる。

 「良い・・・すごく良い」ジャケットに描かれた、子供の澄んではいるがどことなく物憂げな感じのする目つきを連想させるような曲に、「こういうの好みなんだよな~」とうなずきながら聴いていた。

 確定申告が終わってまとまった時間が取れるようになったら、このLPを使ってROKSAN XERXES 20の微調整に励むことにしよう。
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洋式トイレ

2007年02月24日 | ノンジャンル
 洋式トイレ、「大」の時は当然便座に腰掛ける。「小」の時は、男性であれば、便座を上に上げて、立って用を足す。しかし、時々「小」の時でも便座に腰掛けて用を足すことがある。

 何故か座りたくなるのである。立ったままでないので、体が楽なのか、いつもというわけではないが、時々そうするのである。もしかしたら、「小」の時でも、常に便座に腰かけて用を足すことが習慣となっている方も、ごく少数ではあってもいらっしゃるかもしれないと思っている。

 便座に腰掛けてしたほうが、トイレを汚す可能性が極めて低くなることもこの常時着座使用法のメリットである。だから極端に綺麗好きな方など、そういう習慣をお持ちかもしれないと、かってに想像するのである。

 私の場合、どちらかというと体の疲れ具合によるようだ。最近はややお疲れモード。ついつい座ってしたくなってしまう。

 ということで、今日はやや早めに仕事を切り上げ10時ごろ帰宅した。そのおかけで、1時間ほどオーディオを聴くことができた。

 Audio Metallurgy社のXLRケーブルGold Alloy・・・k1xv1xさんから譲っていたケーブルの名前である。k1xv1x邸でのOFF会で見かけるまで、全く見たことも聞いたこともないケーブルであった。今日はこのケーブルを自宅のシステムで初めて聴いた。見た目はきしめん。しかも色は黄色。かなり特色のある外観である。

 まずは、諏訪内晶子・ヴィエニャフスキ「モスクワの思い出」を聴く。冒頭のピアノのタッチには厚手できっちり感がある。それに続くバイオリンの音色も華美になることのない透明度の高さがある。その他数枚のCDを聴いたが、濁りのない響きが広がる感じがして、鮮度感があがる。

 良い印象である。「これはかなりいけるのでは・・・」k1xv1xさんは、使用時間が短くエージングが不足している、とおっしゃられていた。これでエージングにより、まろやかな熟成感がたされてくれば・・・楽しみである。


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