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日曜日は生憎の天気であった。翌日の月曜日はすっかり天気が回復した。気温も上がり、花見日和に・・・もし、日曜日がこんな良い天気であれば、あちこちの花見ポイントは大賑わいであったであろう。
今度の週末にはもう桜の見ごろは過ぎているであろうと思わせるほどに、あちらこちらで見かける桜は今が盛りの満開であった。
今日は平日であったが午後にはアポイントが入っていなかったので、仕事を早めに切り上げて、小金井公園まで妻と出かけた。
春休みで家でごろごろしている下の娘も呼びだして3人で小金井公園のなかを歩いた。桜はちょうど満開であった。公園内には小さな子供を連れたお母さんたちがたくさん来ていた。
所々に配置された遊具では多くの子供たちが無心に遊んでいた。その様子を見ながら、自分の子供たちがそういった年齢であった頃のことを思い出していた。
「ああいうの、好きだったよね・・・帰ろうと言ってもなかなか帰りたがらなかった・・・」
娘に話しかけると、
「なんだか、懐かしい・・・あの頃に戻りたいな・・・」
と答える。下の娘が遊具で無心に遊んでいたのはもう10年も前の頃のことである。
子供たちが小さかったころの休日には、小金井公園や昭和記念公園へよく出かけた。すると子供たちは遊具で無心に遊んでいた。
特に小金井公園ではプラスティックの小さな橇のようなもので滑り降りる大掛かりな施設があり、子供たちはそれが大好きであった。
小金井公園には桜だけでなく、ハナモモやモクレンの花も咲いていた。園内を散策すること1時間ほど、穏やかな時間を過ごすことができた。
「あの頃に戻りたいな・・・」娘の何気ない言葉が心のなかで響いた。戻れるものなら戻りたいものである。しかし、時はずいぶんと流れ去った。