AcousticTao

趣味であるオーディオ・ロードバイク・車・ゴルフなどに関して経験したことや感じたことを思いつくままに書いたものです。

2936:桜

2014年03月31日 | ノンジャンル


 日曜日は生憎の天気であった。翌日の月曜日はすっかり天気が回復した。気温も上がり、花見日和に・・・もし、日曜日がこんな良い天気であれば、あちこちの花見ポイントは大賑わいであったであろう。

 今度の週末にはもう桜の見ごろは過ぎているであろうと思わせるほどに、あちらこちらで見かける桜は今が盛りの満開であった。

 今日は平日であったが午後にはアポイントが入っていなかったので、仕事を早めに切り上げて、小金井公園まで妻と出かけた。

 春休みで家でごろごろしている下の娘も呼びだして3人で小金井公園のなかを歩いた。桜はちょうど満開であった。公園内には小さな子供を連れたお母さんたちがたくさん来ていた。

 所々に配置された遊具では多くの子供たちが無心に遊んでいた。その様子を見ながら、自分の子供たちがそういった年齢であった頃のことを思い出していた。

 「ああいうの、好きだったよね・・・帰ろうと言ってもなかなか帰りたがらなかった・・・」

 娘に話しかけると、 

 「なんだか、懐かしい・・・あの頃に戻りたいな・・・」

 と答える。下の娘が遊具で無心に遊んでいたのはもう10年も前の頃のことである。

 子供たちが小さかったころの休日には、小金井公園や昭和記念公園へよく出かけた。すると子供たちは遊具で無心に遊んでいた。

 特に小金井公園ではプラスティックの小さな橇のようなもので滑り降りる大掛かりな施設があり、子供たちはそれが大好きであった。

 小金井公園には桜だけでなく、ハナモモやモクレンの花も咲いていた。園内を散策すること1時間ほど、穏やかな時間を過ごすことができた。

 「あの頃に戻りたいな・・・」娘の何気ない言葉が心のなかで響いた。戻れるものなら戻りたいものである。しかし、時はずいぶんと流れ去った。
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2935:雨

2014年03月30日 | ノンジャンル
 6時に起きて、窓を開けた。明け方雨が降ったようであった。道路が濡れていた。しかし、止んでいた。雲は灰色に淀んでいた。窓から流れ込んでくる空気には、雨の香りが漂っていた。

 「これは危ないな・・・」

 とりあえず起きだして、テレビで天気予報を確認した。そこには、「雨がしっかり降りますよ」ということを確信させるに足る数字が並んでいた。

 続いてTwitterを確認した。チーム内の連絡事項はTwitterで行うことになっている。そこには「今日のロングは中止です」というリーダーのメッセージが入っていた。

 「やはり・・・」

 そのTwitterには28日の金曜日に行われた「Mt.富士ヒルクライム」のエントリー完了の報告がずらっと並んでいた。ほとんどのメンバーがエントリーを無事完了したようであった。定員増加と参加料の値上げにより昨年からはエントリー状況は好転したようである。私は一足先にFUNRIDE定期購読者向けの先行エントリーでエントリーを完了させていた。

 さらに「全日本マウンテンサイクリングin乗鞍」の抽選結果を報告するメッセージもそのなかに混じっていた。

 「あっ・・・そうか・・・もう抽選結果が出ているんだ・・・確かめないと・・・」

 「Mt.富士ヒルクライム」は先着順にエントリーを受け付ける。なので、エントリーできたかはすぐに確認できる。一方「全日本マウンテンサイクリングin乗鞍」はエントリー申し込みを受け付けて定員をオーバーした場合には抽選となる。その抽選結果が発表されたようであった。

 すぐさま、その抽選結果を確認した。すると「当選」の文字を発見した。胸をなでおろした。今年も二つのイベントへの参加権を獲得した。

 ロングライドが中止となったので、今日は一日「家族サービスデイ」に切り替わった。お昼頃には結構な勢いで雨が降ってきた。

 ちょうど多摩湖のそばの「堤新亭」で家族そろって食事をしている時であった。2階の個室の窓から雨にけぶる多摩湖を眺めていた。所々に桜が咲いていた。そして多摩湖の周遊道路にはこの激しい雨のなかジョギングをしている男性の姿が・・・

 「なんで、あの人こんな雨のなか走っているだろう・・・」下の娘が不思議そうに呟いた。

 下の娘には分からないであろう。でも、なんだか雨のなかを走る男性の気持ちは分かるような気がした。しかし、言葉では説明できそうにはなかったので、黙っていた。
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2934:ルンバ

2014年03月29日 | ノンジャンル
 浜松町駅から山手線に乗って東京駅に向かった。浜松町駅から東京駅に着くまでの間、hijiyanさんと今日のダンス講習会について少し話していた。

 東京駅でhijiyanさんと分かれ、私は中央線に乗り換えた。中央線高尾行き快速に乗りこみ、空いている席に座りこんだ。時刻は9時半ごろ、体は結構疲労していた。

 hijiyanさんのお誘いを受けて目白日立クラブで来月の27日に行われる予定のセミフォーマル・ダンス・パーティーに参加することとなった。

 目白日立クラブは元々は学習院大学の寮であった建物である。歴史を感じさせる豪華な洋館は、現実世界とは隔絶した感のある特別な空間と時間を提供してくれる。

 お誘いを受けた時にはウィンナ・ワルツの舞踏会かと勘違いしたのであるが、そうではなかった。四種類の社交ダンスを組み合わせて踊るダンス・パーティーだったのである。ドレスコードはセミフォーマルであるので、スーツでも参加できる。

 そのダンス・パーティーの参加者向けにダンス講習会が数回用意されていて、希望者は無料で講習会を受けられる。そこで今日hijiyanさんと連れ立ったダンス講習会を受けてきた。

 場所は浜松町駅のそばにある「神明いきいきプラザ」。港区立の公民館のような施設である。そこにそれほど広くはないが綺麗なダンスフロアがある。

 開始時間は5時半。すこし早めに着いたので、施設の喫茶コーナーでコーヒーを飲んでいた。主催者がすこし遅れて到着。早速ダンス講習会が始まった。

 ダンス・パーティーで踊るのは「ブルース」「ジルバ」「ルンバ」「ワルツ」の4種類。それらを一つづつ教わった。参加メンバーのなかで社交ダンスの上級者がいるので、その方からステップなどを教わる。

 最初は「ブルース」そして次は「ジルバ」・・・この二つは「スロー・スロー・クウィック・クウィック」の一定のリズムで、しかもステップが比較的分かりやすいものであった。この二つはどうにかこなせそうであった。

 次に「ルンバ」に進んだが、これが曲者。リズムにラテン独特のうねりがあり、そのリズムを捉えるのがとても大変であった。

 モダンと違いラテンである「ルンバ」は男性は左手で女性の右手をとる。右手はフリーであり、この右手を有効に使い、ポーズをとったりするのであるが、ステップで手いっぱいでそこまで考える余裕がない。

 ステップもブルースやジルバと比べるとはるかに複雑である。今日の講習会のメインはこの「ルンバ」である。時間をかけてみっちりと練習した。

 7時からはプロの講師の方が来て、レッスンを50分受けた。講師は若い女性であった。20代と思われる女性講師は、目の覚めるような美人であった。テレビで見かけるアイドルなど霞んでしまうかと思われるほどの美人度の高さである。背は高くはないが、贅肉など一切ないスレンダーなボディ・ラインは芸術的でもある。彼女のレッスンを受けられただけでも来た甲斐があったというものであろう。

 講師のレッスンが終了した。その後は「ワルツ」へ移行した。「ワルツ」は現在「ジェニファー」に週に1回のペースで習っているので、すぐに把握できた。

 講習会は9時まで続いた。途中途中で休憩を入れながらであるが、約3時間半の間社交ダンスを続けた。足腰には鈍い疲労感がずしっと加わった。

 あと数回の講習会が予定されている。「すこし不安な点もあるので、時間の都合がつく限り参加しよう・・・」そんなことをうっすらと頭に思い浮かべていた。新宿を過ぎるころから、疲れのためか意識が遠のいて熟睡態勢に移行したようであった。
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2933:整流管

2014年03月28日 | ノンジャンル
 LEAK TL10の出力管はKT61である。有名なKT66やKT88ではない。その型番からするとKT66やKT88の先祖に当たる出力管なのであろうか。

 KT66やKT88はややぽっちゃりとしたプロポーションをしている。それらに比べると、KT61はスリムな形状をしている。そのプロポーションゆえではないと思われるが、出力もそれほど大きくない。

 整流管は5Z4。真空管を取り出して詳細に眺めてみると、「5Z4G」との記載がある。末尾に着く「G」は何を意味するものであろうか・・・改良型ということなのかもしれない。こちらの形状もKT61と似てスリムである。

 この整流管で昨日奇妙というか、はらはらする体験をした。LEAK TL10はモノラルパワーアンプなのであるが、昨晩その背面に付いている電源スイッチをONにした時に、右側のTL10に装着されている5Z4Gの内部で火花が飛んだのである。

 時間にして数秒であったであろうか、何かが燃えて青白い火花を発生させていた。そして、ガラス管越しにパチパチという燃焼音が聞こえてきた。

 「うわ・・・何だ・・・燃えているぞ!!」

 慌てて、電源を切った。真空管のなかで火花が出る現象を見たのは初めてであったので、心底驚いた。「真空管が壊れたのか・・・」そう思った。

 そして、恐る恐るもう一度電源をONにしてみた。火花が出ることはなかった。「さっきのは何だったんだろうか・・・」いぶかしく整流管を眺めた。

 もう一度電源を切った。そして、先ほど火花を飛び散らしていた整流管を抜いて、振ってみた。「から・・・から・・・から・・・」と何かが転がるような音がする。先ほど何かが燃え落ちたのであろうか・・・「メルトダウン」という言葉が頭に浮かんだ。

 「ということは整流管としての本来的な機能が失われたか、あるいは減退したのかもしれない・・・やはり真空管を変えるべきか・・・」

 整流管を元に戻し、再度電源を入れた。するとそのTL10が担当しているTANNOY GRFの右チャンネルからは残留ノイズと思われるノイズの音量が上がったような気がする。

 右と左と比べると明らかに右のノイズが大きい。整流管の火花事件とこのノイズのアンバランスは関連があるのであろうか・・・

 整流管で音は結構変わる・・・というのは誰かから聞いた記憶がある。その影響度は出力管をしのぐほどである、とのことであった。

 火花が出ても、手で持って振ってからからいっても、取り合えず音は出る。残留ノイズは楽音が流れ出してしまえば、その陰に隠れてしまう。

 「しばらく様子を見よう。整流管だけでも近いうちに換えたほうが良いであろうか・・・」そんなことを思いながら、レコードの音に耳を傾けた。
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2932:レッスン

2014年03月27日 | ノンジャンル
 今日は久しぶりに「ジェニファー」に会う。約1ケ月ぶりになる。確定申告時期は当然ダンスレッスンもお休みだったからである。

 ダンスレッスンを始めたのは約1年前。ひょんなことからウィンナ・ワルツの舞踏会に参加することとなったのが、きっかけであった。

 「当初は実際の舞踏会の前に数回の講習会があるからどうにか大丈夫であろう・・・」と軽く考えていたのである。

 しかし、1回目の講習会を受けてみて、驚いた。まったくといっていいいほど上手くいかない。「これはまずいことになった・・・」と少々背筋に冷たいものを感じた。

 「このままでは、実際の舞踏会ではみっともないへっぴり腰を披露することになりそうだ・・・」そう思った。

 そこで、国分寺駅にほど近いダンス教室に駆け込んだのである。そこで担当講師として出会ったのが「ジェニファー」であった。それから週に1回のペースでレッスンを受けてきた。

 「社交ダンスはスポーツであろうか・・・」ちょっと違うような気がしないでもないが、全身をしっかりと使い、30分のレッスンを終えると汗ばむほどである。

 ウィンナ・ワルツを一通り終え、現在はスロー・ワルツを習っている。予想以上に多くのステップの種類があり、その奥深さは想像以上であった。

 1ケ月のブランクが生じたので、今日は少々不安である。双六の「最初に戻る」状態になっている可能性がある。なかなかスムースにステップを踏めない私を「ジェニファー」はいつもの笑顔で「少し思いだされてきましたか・・・」と言って励ましてくれるであろうか。

 「ジェニファー」に関しては、とあるプラベートな情報が入ってきた。近く結婚する予定があり、お相手は同じ教室の男性講師であり、競技会に出る時にペアを組んでいる男性とのことである。

 「ジェニファー」は、年のころ30代半ばであろう。同じくダンスに人生をかけてきた男性と結ばれるのは、ごく自然なことである。

 「子供はどうするのであろうか?」子供が欲しい場合、年齢を考えると悠長に構えているわけにもいかないであろう。もしかすると、しばらく「ジェニファー」とのレッスンが中断する可能性もあるのかもしれない。
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