AcousticTao

趣味であるオーディオ・ロードバイク・車・ゴルフなどに関して経験したことや感じたことを思いつくままに書いたものです。

1051:チーム・チューバホーン

2009年01月31日 | ノンジャンル
 昨年は「ビンテージの嵐」が吹き荒れた。QUADやTANNOYの古いオーディオ機器が大挙して我が家に押しかけてきたのである。さらに今年になってTHORENS TD-124も追い風に乗って駆けつけてきた。ただし、追い風が強すぎたのか、勢い余って船底を傷つけてしまった。

 この「ビンテージの嵐」によって、我が家のオーディオ事情は一変した。システムが三つに増えたうえ、従来のセカンドシステムが納戸に追いやられたのである。オーディオ機器としての性能は、ビンテージよりもはるかに優れている従来のセカンドシステムであるが、この強風の前には立ち向かうことが難しいようである。

 そこで、新たな活躍の場を求めてPSD T3はチームを移籍することとなった。移籍先は「チーム・チュ-バホーン」である。「チーム・チューバホーン」は主力選手であるランカスターが足の怪我で長期療養中であり、両チームの思惑が一致したのである。



 慎重に運搬されたT3はグランドのやや後方のポジションに着いた。グランドの広さは12畳ほどで縦長。後方の壁からの距離は約1mほど。このポジションで聴くPSD T3は、澄んだ空気感が凛としている。音が正確無比にスムースに繰り出される。

 温度感は低め。オーディオ的な快楽度は高い。オーディオ優先であれば、非常に高得点。いわゆる「高解像度・高情報量」タイプの秀才。

 しかし、もう少し暖かみが欲しい。音の輪郭を緩めて自然な質感がでればより良くなるような気がする。「もう少し前に出してみましょうか・・・」チューバホーン監督の指示が出た。



 その結果、T3は縦長の部屋の中央付近へ移動した。そして、その音を聴いて「変わるものですね・・・広がり感も出て、音に暖かみが加味された」先ほどの「締まった高解像度」の音も魅力的ではあるが、音楽としてのまとまり感はこちらの方が断然である。

 このポジションでは背後からの距離は2m近くになっているであろうか。グランドにある程度の広さがないと難しいポジションである。どうやら、PSD T3は背後の壁から離すことが一つの「キモ」のようだ。

 移籍先での活躍はほぼ間違いないようである。このポジションでクラシックや女性ボーカルを聴いたが、どれもナイスプレーであった。怪我でプレーできないランカスター選手も後方から声援を送っているようであった。
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1050:復元

2009年01月30日 | ノンジャンル


 アクリルカバーの破損状況である。このキャビネットはとてもお洒落なものであるが、その素晴らしいセンスのエッセンスがこの引き出し式のアクリルカバーであろう。手前に引出し、取り外したカバーは、くるっと上下を逆にしてこのキャビネットに収納できる構造となっている。

 破損したものは接着剤でくっつけて、傷跡は見ないようにするか、全く同じものを新調するしかないであろう。このアクリルカバーはこのキャビネットの要なのでなくてはならないものなので、どうにかしたいところである。



 キャビネットの方は左前面の組み合わせのところが強い圧力により外れてしまっている。また組み合わせてみたが、残念ながら元通りには組み合わない。ターンテーブルの重みを支えることができず下がってしまっている。

 これでは水平が確保できない。どうにかこのキャビネットの組み合わせ部分を補修しなければ、実用には耐えない。

 hiroさん経由で紹介いただいた方があさって来てくれることとなった。とても腕の良い木工の修理をされる方で、どうにかこの方の力により、この素晴らしいキャビネットをよみがえらせたいものである。

 幸いこの組み合わせ部分が破損した以外には、キャビネットの表面に大きな傷等はないようである。ということは、補修が完了し、アクリルカバーを新調すれば、素晴らしいダブルフロウのキャビネットが復元されることになるはずである。
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1049:前途多難

2009年01月29日 | ノンジャンル
 家に着くと玄関にやや大きめの段ボール箱が置いてあった。THORENS TD-124である。開封してからのセッティングは慎重に行う必要があるので、時間のあるときゆっくりとしようと思うが、やはり気になるもの。

 そこで、とりあえず段ボール箱を開けて中身の確認をすることとした。厳重にクッション等で守られている。それらのクッションをいくつか取り除いて中身を見て見てみたのであるが、少しばかり残念なことがあった。

 輸送の途中でかなり乱雑に扱われたようで、アクリルカバーの一部が破損していたのである。「あちゃ~」といった言葉が漏れてしまった。このアクリルカバーは上から被せるものでなく、引き出しのように前後にスライドさせるお洒落なものと聞いている。

 なので、この破損は痛い。きっとダンボールのどこかに破損した欠片は転がっているはず。アロンアルファでくっつけるしかないであろう。もちろんくっついたとしても、そこには傷というか線が残ってしまう。少しばかり出鼻をくじかれた。

 さらに、クッションをいくつか取り除いてキャビネットを眺めてみた。明るい茶色の年代を感じさせるものである。結構木の厚さは薄く多少華奢な印象。

 キャビネットの左前面から木の小さな破片が見えている。「もしや・・・」と詳しく見てみると左前面の角、フロントと左サイドの繋ぎ目が破損していたのである。繋ぎ目に隙間ができているのである。組み木の部分が破損して組み合わなくなってしまっているようである。

 アクリルカバーの破損とキャビネットの繋ぎ目の破損、二つの破損を目にして、かなり落胆してしまった。輸送する人にとっては、ただの荷物である。相当デリケートな製品が入っているなんて事は眼中にないのであろう。

 かなり厳重に梱包してあったのであるが、残念な結果となってしまった。すっかり心がなえてしまったのでとりあえずダンボールを元通りにして玄関の隅に押しやった。「前途多難である・・・」心の中でそうつぶやかずにいられなかった。
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1048:E-CLASS

2009年01月28日 | ノンジャンル
 MERCEDES-BENZの次期E-CLASSが、報道陣向けのプレス・プレビューとして、その姿が公開された。正式なデビューではなく、あくまでプレス・プレビューなのであるが、経済状況の悪化による新車販売低迷を受けての特別措置のようである。

 さて、気になるそのスタイリングであるが、まず目に付くのがフロントの4灯ヘッドライトの形状である。現行のE-CLASSは丸型4灯ヘッドライトであるが、新型は角型。しかし、角型といっても単純な造形ではなく、見る角度によって菱形や三角形にも見える複雑な形状をしている。

 その複雑な形状を見て、「何かしらどっち付かずのような・・・」という気がしないでもなかった。丸型に比べて、直前基調となっているので、よりシャープで押し出しが強くなっているのは確かである。

 しかし、安定感がないというか、見ていてしっくりこない感じがするのである。「確かトヨタにもこんなフロントヘッドライトを採用したモデルがあったような気がするな・・・」とも思えた。

 サイドから見たデザインはC-CLASSの質感に似た、シャープでスポーティーなもの。フロントのホイールアーチから伸びる2本のキャラクターラインが引き締まった印象を与える。

 そして、最も変わったと思わせるのがリアである。リアのコンビネーションランプが横長に変更されたのである。現行E-CLASSは三角形のものであるが、がらっと印象が変わった。

 それ単独で見れば、よりスマートで癖がないとも言える。しかし、引っ掛かりがないというか、さらっとし過ぎているような気がしたのである。特にフロントの多少癖のある押しの強さとのバランスが取れないと思えるのである。

 雑誌に載っていた写真で見る限り、新しいE-CLASの造形は「悪くはないけど、いまひとつ感心もしない・・・」といった第一印象であった。まあ、第一印象は悪くても目が慣れてくると、「これはこれで良いか・・・」と思えてくるもの。

 1995年にW210型が丸型4灯ヘッドライトを採用して衝撃的に登場した時、「げげっ!何じゃこりゃ・・・」と思ったが、目が慣れてくると抵抗感はなくなった。そして現行E-CLASSが丸型4灯ヘッドライトをより洗練させた形で踏襲した時「これは絶対売れるな・・・」と思ったものである。

 今度のE-CLASSもそこそこ成功するであろう。MERCEDES-BENZ E-CLASSのユーザーは保守的であるがゆえ、買い換える場合もE-CLASSというケースが圧倒的に多いであろうから、この経済情勢でもある程度の台数は出るはずである。
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1047:ライト

2009年01月27日 | ノンジャンル
 野球の外野は、レフト、センターそしてライトである。センターは守備範囲が広い。レフトやライトのカバーにも入らなければならないからだ。なので、足の速さが要求される。外野の中では花形的存在である。

 レフトとセンターではどちらが多くボールが飛んでくるのか?どうやらレフトのようである。右利きの打者の方が一般的には数が多い。右利きのバッターの打球は左方向に飛ぶことが多いのである。

 となると、どちらかというとレフトの方が守備の上手い選手を起用するはず。ライトは日陰的な存在なのかもしれない。

 しかしここ数日私は、「ライト」を応援している。声援を「ライト」に送っているのであるが、なかなか精彩を欠いた活躍しかしてくれないのである。

 その結果、QUAD 22のLRのバランス調整ボタンはかなりライト側に寄ってしまっているのである。下の写真がその証拠である。



 「どうも全体に左に寄ってるな~」と思い始めたのが数日前、だんだんその傾向は顕著になってきた。そこでLRのバランス調整ボタンを少しづつ右側にスライドさせてきた。

 すると、センター定位が正常化する。しかし、またしばらくすると左によっているのである。なので、また右へ若干スライドさせる。そういったことがここ数日続いているのである。

 この22は1階でチャトワースを鳴らしているもの。2階の22は全く問題ないのである。この22は、先日電解コンデンサーが不良状態になったもの。今度はLRのバランスが崩れてしまっているようである。

 その都度バランスさせてから聴けば問題ないといえば、問題ない。音が出ないとか、ノイズが出るとかいうことではないので、至急修理する必要はないのであるが、精神衛生上スッキリしない。

 オーディオサミット オカヤマに、THORENS TD-124の件で電話したときについでに、このLRバランスの件を聞いてみた。すると「すぐ直りますよ・・・」とあっさりとした返答。ほっとした。まあ、もう少ししたら修理に出すことにしよう。
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