「左膝ですね・・・テイクバックの時、左膝が前に出すぎてしまうとミスしやすいようです。左膝のポジションを気にしながら、テイクバックの時あまり前に出ないように気をつけてスイングしてみてください・・・」鈴木プロは私のスイングを後方からしばらく見ていてアドバイスをくれた。
「左膝・・・そう言えば、左膝のポジションを気にすることはほとんどなかったな・・・」そう思いながら、アドレスでの左膝の位置を極力キープするような感じでテイクバックして、何球かボールを打ってみた。
ボールにクリーンに当たる感じがした。1球はトップしてしまったが、方向性については安定するようである。
しかし、これが結構体にきつい。テイクバックでは右の腰が後方へ回転する。するとその影響で左サイドは前に出ようとする。これを抑えながらテイクバックすると体に捻りの緊張感のようなものが生まれる。
「肩はほぼ90度回します。背中が飛球方向を向くぐらいに・・・そうそうそうです・・・腰は45度くらいで抑えます。この捻転差がパワーを生むのです。左膝が前に出すぎてしまうと、腰が回りすぎてしまってこの捻転差が小さくなってしまいます。するとパワーの蓄積が小さくなってしまうので、腕の力に頼ったスイングになります。」
「テイクバックからトップまでの動きのみをしてみましょう・・・そして、トップの姿勢のままで20秒停めてみましょう・・・」鈴木プロはそう言って、ゆっくりテイクバックして、トップの位置で体を停止するように指示した。
テイクバックする際左膝が前に出すぎないように注意してトップまで持ってくる。トップでは肩は90度回転して、左肩が顎の下に位置するようにする。「肩は90度、腰は45度」を意識してトップを形成する。そしてその位置で停止して20秒カウントする。これがきつい。
「トップの位置では体は捻転差によりパワーが蓄積された状態ですのできついはずです・・・ここできつくなかったら、パワーが逃げて緩んでいる証拠です。きつい状態で停止して、そのポジションを覚えることが大事です・・・」鈴木プロはそう指摘した。
鈴木プロの口癖は「テイクバックでスイングの60%は決まる・・・」というものである。確かにトップで上手く捻転差を作れた時には、腕の力に頼らないパワフルな体幹スイングができるような気がする。ややもすると左サイドが前に流れてしまう、つまり体が楽しようとするのを抑えながらスイングする練習を今日はおこなった。
日中の炎熱地獄の名残は夜になっても残っていた。とにかく汗が流れる。風もあまり吹いてないので体感気温は高いままであった。
今日のゴルフスクールは収穫のある内容であった。今まであまり左膝を意識することがなかったからである。自分のスイングの弱点が分かったような気がした。もちろん左膝をまったく動かさないということは無理な話であるが、その動きを極力抑えることによって下半身を安定させ、上体のブレを少なくする。そして捻転差を活かしたスイングをする・・・今後も継続して取り組むべき課題であろう。
ポロシャツの背中が汗で肌に張り付くような状態でゴルフスクールを終えた。暑さのためか出席率は先週同様低かった。「さすがにこの暑さではしょうがないか・・・」そんなことを思いながらクラブをキャディーバッグに収めた。
二つ隣の打席では「寧々ちゃん」が同じようにクラブを収め、ゴルフシューズを脱いでいた。彼女の顔は赤く上気していた。
「左膝・・・そう言えば、左膝のポジションを気にすることはほとんどなかったな・・・」そう思いながら、アドレスでの左膝の位置を極力キープするような感じでテイクバックして、何球かボールを打ってみた。
ボールにクリーンに当たる感じがした。1球はトップしてしまったが、方向性については安定するようである。
しかし、これが結構体にきつい。テイクバックでは右の腰が後方へ回転する。するとその影響で左サイドは前に出ようとする。これを抑えながらテイクバックすると体に捻りの緊張感のようなものが生まれる。
「肩はほぼ90度回します。背中が飛球方向を向くぐらいに・・・そうそうそうです・・・腰は45度くらいで抑えます。この捻転差がパワーを生むのです。左膝が前に出すぎてしまうと、腰が回りすぎてしまってこの捻転差が小さくなってしまいます。するとパワーの蓄積が小さくなってしまうので、腕の力に頼ったスイングになります。」
「テイクバックからトップまでの動きのみをしてみましょう・・・そして、トップの姿勢のままで20秒停めてみましょう・・・」鈴木プロはそう言って、ゆっくりテイクバックして、トップの位置で体を停止するように指示した。
テイクバックする際左膝が前に出すぎないように注意してトップまで持ってくる。トップでは肩は90度回転して、左肩が顎の下に位置するようにする。「肩は90度、腰は45度」を意識してトップを形成する。そしてその位置で停止して20秒カウントする。これがきつい。
「トップの位置では体は捻転差によりパワーが蓄積された状態ですのできついはずです・・・ここできつくなかったら、パワーが逃げて緩んでいる証拠です。きつい状態で停止して、そのポジションを覚えることが大事です・・・」鈴木プロはそう指摘した。
鈴木プロの口癖は「テイクバックでスイングの60%は決まる・・・」というものである。確かにトップで上手く捻転差を作れた時には、腕の力に頼らないパワフルな体幹スイングができるような気がする。ややもすると左サイドが前に流れてしまう、つまり体が楽しようとするのを抑えながらスイングする練習を今日はおこなった。
日中の炎熱地獄の名残は夜になっても残っていた。とにかく汗が流れる。風もあまり吹いてないので体感気温は高いままであった。
今日のゴルフスクールは収穫のある内容であった。今まであまり左膝を意識することがなかったからである。自分のスイングの弱点が分かったような気がした。もちろん左膝をまったく動かさないということは無理な話であるが、その動きを極力抑えることによって下半身を安定させ、上体のブレを少なくする。そして捻転差を活かしたスイングをする・・・今後も継続して取り組むべき課題であろう。
ポロシャツの背中が汗で肌に張り付くような状態でゴルフスクールを終えた。暑さのためか出席率は先週同様低かった。「さすがにこの暑さではしょうがないか・・・」そんなことを思いながらクラブをキャディーバッグに収めた。
二つ隣の打席では「寧々ちゃん」が同じようにクラブを収め、ゴルフシューズを脱いでいた。彼女の顔は赤く上気していた。