AcousticTao

趣味であるオーディオ・ロードバイク・車・ゴルフなどに関して経験したことや感じたことを思いつくままに書いたものです。

2329:左膝

2012年07月31日 | ノンジャンル
 「左膝ですね・・・テイクバックの時、左膝が前に出すぎてしまうとミスしやすいようです。左膝のポジションを気にしながら、テイクバックの時あまり前に出ないように気をつけてスイングしてみてください・・・」鈴木プロは私のスイングを後方からしばらく見ていてアドバイスをくれた。

 「左膝・・・そう言えば、左膝のポジションを気にすることはほとんどなかったな・・・」そう思いながら、アドレスでの左膝の位置を極力キープするような感じでテイクバックして、何球かボールを打ってみた。

 ボールにクリーンに当たる感じがした。1球はトップしてしまったが、方向性については安定するようである。

 しかし、これが結構体にきつい。テイクバックでは右の腰が後方へ回転する。するとその影響で左サイドは前に出ようとする。これを抑えながらテイクバックすると体に捻りの緊張感のようなものが生まれる。

 「肩はほぼ90度回します。背中が飛球方向を向くぐらいに・・・そうそうそうです・・・腰は45度くらいで抑えます。この捻転差がパワーを生むのです。左膝が前に出すぎてしまうと、腰が回りすぎてしまってこの捻転差が小さくなってしまいます。するとパワーの蓄積が小さくなってしまうので、腕の力に頼ったスイングになります。」

 「テイクバックからトップまでの動きのみをしてみましょう・・・そして、トップの姿勢のままで20秒停めてみましょう・・・」鈴木プロはそう言って、ゆっくりテイクバックして、トップの位置で体を停止するように指示した。

 テイクバックする際左膝が前に出すぎないように注意してトップまで持ってくる。トップでは肩は90度回転して、左肩が顎の下に位置するようにする。「肩は90度、腰は45度」を意識してトップを形成する。そしてその位置で停止して20秒カウントする。これがきつい。

 「トップの位置では体は捻転差によりパワーが蓄積された状態ですのできついはずです・・・ここできつくなかったら、パワーが逃げて緩んでいる証拠です。きつい状態で停止して、そのポジションを覚えることが大事です・・・」鈴木プロはそう指摘した。

 鈴木プロの口癖は「テイクバックでスイングの60%は決まる・・・」というものである。確かにトップで上手く捻転差を作れた時には、腕の力に頼らないパワフルな体幹スイングができるような気がする。ややもすると左サイドが前に流れてしまう、つまり体が楽しようとするのを抑えながらスイングする練習を今日はおこなった。

 日中の炎熱地獄の名残は夜になっても残っていた。とにかく汗が流れる。風もあまり吹いてないので体感気温は高いままであった。

 今日のゴルフスクールは収穫のある内容であった。今まであまり左膝を意識することがなかったからである。自分のスイングの弱点が分かったような気がした。もちろん左膝をまったく動かさないということは無理な話であるが、その動きを極力抑えることによって下半身を安定させ、上体のブレを少なくする。そして捻転差を活かしたスイングをする・・・今後も継続して取り組むべき課題であろう。

 ポロシャツの背中が汗で肌に張り付くような状態でゴルフスクールを終えた。暑さのためか出席率は先週同様低かった。「さすがにこの暑さではしょうがないか・・・」そんなことを思いながらクラブをキャディーバッグに収めた。

 二つ隣の打席では「寧々ちゃん」が同じようにクラブを収め、ゴルフシューズを脱いでいた。彼女の顔は赤く上気していた。
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2328:動物占い

2012年07月30日 | ノンジャンル
 「西暦だと1968年ですよね・・・6月14日生まれですね。ちょっと待って下さい・・・1968年の6月だと38ですね。これに生まれた日の14を足すと52ですね。52の動物キャラは・・・ライオンです。」

 私がそう言うと「寧々ちゃん」は、「えっ・・・ライオンですか。怖そうですね。そんな強くないんですけど・・・羊とか小鹿が良かったな・・・」と言って、笑った。

 「百獣の王ライオンというだけあって、特別扱い・目立つのは当たり前。世間体や人目を気にし、常に弱みは見せません。一見完璧主義者に思われがちだけど、家に帰ってみたら案外ちらかっていたり。それに、特定の人に対しては甘えたところを見せる一面も。恋愛はとにかくムード重視。肩書きには弱いけど、面食いではない。優しく情熱的で気がきく人に弱く、好きになった相手をとても大事にします。」

 「動物占い」の「ライオン」の欄に書かれたそのキャラの特徴をゆっくりと読んであげた。「寧々ちゃん」は、「それって当たっているかも・・・」と何度か呟きながら、聞いていた。

 「家に帰ってみたら案外ちらかっている・・・というのは当たってますね。」彼女は笑って言った。

 「特定の人に対しては甘えたところを見せる一面も・・・というところも当たっているんじゃないですか・・・」私と少々思わせぶりな目つきで言った。

 「taoさんは何だったんですか。動物キャラ・・・まさか小鹿じゃないでしょうね・・・」

 「私ですか・・・私は狼です。」

 「狼ですか・・・なんとなく納得です。その冊子見せてください・・・」彼女はそう言って「動物占い」の冊子を手元に引き寄せた。

 「どれどれ、狼は・・・群れをなさない狼のように、人とは違う生き方を常に心がけているあなた、マイペースで何をするにも自己流がポイント。一人の時間や空間を大事にするので変わり者と思われがちだけど、変わっていると言われるのが嬉しかったりします。恋に対してもオリジナリティな価値観があり、一癖も二癖もあるので、それを理解してくれれば外見・収入などお構いなし。恋人には思いやりと優しさを発揮するタイプなのです・・・どうですか当たってますか?なんとなく当たっているような気がしますね・・・」

 「それを読んで、結構ぎくってしました。群れをなさない狼のよう・・・というところは確かですね・・・恋人に対しては思いやりと優しさを発揮する、というところも・・・」私は含み笑いをした。

 「この動物占いって一昔前にはやりましたよね・・・すっかり自分が何キャラか忘れてました。でも、馬鹿にはできないですね・・・二人ともそれなりにキャラを的確に言い当てられたような気がします・・・」

 お昼時に二人で待ち合わせたのは、武蔵村山市の「満月うどん」。彼女のお勧めのうどん店である。12時頃は混むので1時30分に待ち合わせた。テーブル席が空いていたので、そちらに座った。ここのうどんはコシがしっかりとあり、小麦粉の甘みが感じられる美味しさである。とても分かりづらいところにあるのであるが、地元の人を中心にとても人気がある。

 外は相変わらず茹だるような暑さであるが店内はクーラーが効いていて涼しい。白昼の昼下がり、時間も茹だるようにゆっくりと流れていった。
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2327:理由

2012年07月29日 | ノンジャンル
 天気予報は繰り返し「日中は気温が相当上がります。熱中症にくれぐれもご注意ください・・・」とアナウンスしていた。

 ここのところ猛暑が続いている。そして今日もそうなることは明白であった。朝から気温は高い。朝の7時にORBEA ONIXにまたがり家を出た時に既にサイクルコンピューターの気温表示は27度であった。これではすぐに30度を超えてくるであろうし、昼過ぎには35度くらいまで上がるかもしれない。

 そんな中でのロングライドの参加。過酷なものになるのは目に見えていた。今日の参加者は6名。朝いつのもように行先をどうするか話した。その結果「天目指峠」を目的地とすることが決まった。

 初めていく峠である。名前はロマンチックであるが、斜度はきつめ、道は荒れ気味と生易しい峠でないことだけは確かである。

 「天目指峠」の前に「小沢峠」を越える。小沢峠までは緩い上り基調の道が相当な距離続く。ちょうどその上り基調のところで先頭を引くこととなった私は快調に飛ばした。

 こういう緩めの上りが大好物な私はついつい良い気になってハイペースを延々維持してしまった。「ちょっと速いかな・・・」とは思ったが、快楽に流されやすい私はハイペースでクランクを回し続けた。

 小沢峠の上りに差し掛かってもそのままハイペースで突入。しかし、峠の頂上200mほど手前でついにエネルギーが枯渇してしまった。ここで急速にペースダウン。やっとのことで小沢峠を越えた。

 「しまった・・・脚を使いすぎてしまった・・・これでは天目指峠をしっかり上る脚がもう残っていない・・・」そう思ったが、後悔先に立たず、である。

 天目指峠は噂通りきつい峠であった。斜度が10%以上の厳しい上りが続く。ただでさえ斜度がきつくなるとメンバーのなかで最も体重の重い私はずりずりと後退していくのが常である。そこへ小沢峠へのハイペースでの突入で脚がない、とくれば結果は明白である。ようやくのことで上り終えたが、すっかり消耗しきってしまった。

 峠を反対側に下って、東吾野駅で小休止して、先週と同じように「東峠」「山王峠」「笹仁田峠」と小さめの峠を越えて帰るコースをとった。

 気温は猛烈に高い。水分補給を十分にしながらの帰り道となった。天目指峠ではだれた上りをしてしまったので、この三つの軽めの峠では多少がんばった。

 最後の「笹仁田峠」では、ちょうどローテーションで先頭を引いた状態で峠の上り口に差し掛かった。緩めの斜度の上りが好きな私はハイペースで駆け上がっていった。最後にしっかりとした上りが500mほどあるのであるが、その手前でペースを上げてきたメンバー三名が抜いていった。

 その三名の後について離されないようにしながら、機会を窺った。そして、残りがわずかになったところでスパートをかけた。そのタイミングが良かったのか、前の3名を抜き去りどうにか頂上へ到着した。

 先週と打って変わって炎天下でのロングライドとなった。さすがに過酷であった。何故こんな暑さの中ロングライドに出かけるのか?まったく不可思議である。不可思議ではあるが、きっと理由があるのであろう・・・
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2325:忘却

2012年07月27日 | ノンジャンル
 私はアルコールに弱い体質である。妄想の世界では「寧々ちゃん」に対抗して中ジョッキを4杯、5杯と勢いよく空けることができるが、現実の世界では中ジョッキ2杯でほぼリミットに達する。

 今日は事務所のスタッフの新築祝いであった。中ジョッキ1杯と山崎のハイボールを3杯飲んだ。私としては結構飲んだ方である。今も少々頭の中が揺れている。

 スタッフが購入したマンションは、西武池袋線「小手指」駅のすぐそばの駅近マンション。23階建ての20階の一区画である。

 さすがに20階からの眺めは壮観である。広めのバルコニーに立って遥かかなたを眺めると東京スカイツリーも見える。バルコニーから下を見ると膝が笑う。

 眺めは良いが、こんな高いところで生活して不安にならないのであろうかと思ってしまう。私的にはこういう高層マンションでの生活は遠慮したいというのが正直な感想である。やはり足を地につけていた方が人間らし生活のような気がするのである。歳のせいであろうか・・・

 3LDKの間取りで広さはそこそこある。新築で価格は4,000万円を切る。駅から2,3分という立地。スパーや病院など生活に必要な施設は徒歩数分以内に全て揃う。

 「これだけ便利で、立地も良い。眺望も良いし、新築だから当然綺麗・・・子供が二人産まれても大丈夫な間取り・・・4,000万円を切る価格なら安いんじゃないの・・・」そんな風に思えた。

 ひととおりマンションを見せてもらってから、すぐそばの居酒屋へ移動。そこでささやかなお祝いの会となった。全員で7名の参加。

 私以外のメンバーはみんな結構飲める。まずは中ジョッキで乾杯。その後はワインを飲むもの、ビールを何杯も飲むもの、ハイボールを飲むものと、様々であった。

 飲むほどにテンションは上がっていく。楽しい酒宴となった。3時間以上たったであろうか。みんなすっかり出来上がったところでお開きとなった。

 小手指からは西武池袋線で所沢まで行き、そこで西武新宿線に乗り換えて東村山で降りる。バスはもう終わっているのでタクシーで自宅まで・・・

 アルコールで濁った頭を左右に振りながら、とあることを思い出していた。それはどういう流れであったのであろうか・・・ソフトバンクのCMに出ている「お父さん犬」の声をだれがしてるか・・・という話題となった。

 そう言われて、まったく思いつかなかった。「えっ・・・だれ・・・有名な声優?」と答えると「いえ、有名な俳優です・・・『お父さん犬』のイメージとは全く違う感じの・・・」と言われた。

 「誰だろう・・・全く思いつかない・・・結構低い声だよね・・・」

 「実は、北大路欣也なんです・・・意外でしょう・・・」スタッフは笑った。

 そう言われて、なんだか不意をつかれた感じとなった。「えっ、そうなの・・・」とぼんやり答えた。頭の中で北大路欣也と「お父さん犬」とのイメージ結びつけようとするが、上手くいかない。

 「身近な所に意外なことが隠れているものだ・・・」と、どうでもいいことながら感心した。あとはどのような話をしたのであろうか・・・すっかりと忘却の川に流れ去ってしまったようである。どうでもいいようなことだけが、頭の片隅に引っかかている。まあ、人生なんてそんなものなのかもしれない・・・
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2324:猛暑

2012年07月26日 | ノンジャンル
 今日は殺人的な暑さであった。こういう猛暑のときには、極力野外での活動は控えて、冷房の効いた室内でおとなしくしているに限る。

 こんな日にゴルフをするということは、あまり賢明な選択とはいえない。しかし、もともと賢明な方でない私はその愚を冒してしまった。

 場所は小金井カントリークラブ。ここでは前回危うく100叩きの刑にあうところであった。リベンジしたいところであったが、返り討ちにあう結果となってしまった。

 OUTスタートの前半は46。この殺人的な暑さの中ではまずまず踏ん張った方である。ここは乗用カートはない。全て歩きである。これは後半結構堪えてきた。

 昼食休憩後、INコースへ向かう。空を見上げると、真夏の空である。太陽は「ぎらぎら」という形容詞がふさわしいほどに灼熱光線を送り込んでくる。



 後半の出だしの10番、ティーショットを曲げてしまいダブルボギー。今一つの結果から後半は始まった。その後5ホール、ボギーが続き、残り3ホールとなった。16番ホールは376ヤードのミドル。ドライバーショットはまずまずの位置に、そして7番アイアンで打ったセカンドショットがシャンクした。ボールは林の中に消えた。

 体力を消耗させる猛暑に思いがけないシャンクが追い打ちをかけ、このホールをトリプルボギーにしてしまった。

 次の17番は203ヤードの長いショートホール。ユーティリティーで打ったボールはグリーンの右手前に落ちた。ピンまで20ヤードほど。アプローチがぴたりと寄れば後半初のパーがとれる・・・そういった欲望が手元を狂わせたのか、トップしてしまった。ボールはグリーンを越えてラフまで転がってしまった。このホールをダブルボギーとしてしまった。

 最後の18番ホールは494ヤードのパー5。最後にどうにか一矢報いたいところ。ティーショットはまずまず。セカンドショットは少しひっかけてしまい、左のラフ。残りは90ヤードほど。

 第3打でグリーンに乗れば、2パットでパー。どうにか乗せたいところである。少し距離感を誤ったのか、ラフから打ったのでフライヤーになったのか、グリーン奥のカラーまでボールが行ってしまった。奥からは難しいパットが残る。

 軽めに打ったつもりが2メートルほどカップをオーバー。ここで痛恨の3パット。絶好のパーチャンスを逃した。結局後半はパーなしで終わった。スコアはOUT46IN49のトータル95。

 灼熱地獄の中どうにかこうにかラウンドを終えた。冷たいシャワーを浴びて、体を冷やしたが、疲労感は相当なものがあった。「やはりこういう猛暑の日には体を休めるべきなのであろう・・・」そんなことを思いながら車に乗り込んだ。
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