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Mercedes-Benzの次期Cクラスのインテリアが公開された。エクステリアはまだ公開されないが、一足先にインテリアを公開することにより、新型に対する期待感を高める効果を狙ってのことのようである。
そして公開されたインテリアは、否が応でも新型Cクラスに対する期待感を高めるような刺激に満ちた造形であった。
大きく変わった。ハンドル中央のスリーポインテッドスターがなければ、Mercedes-Benzのインテリアとはすぐには分からないようなデザインである。
より大胆に、より流麗に、よりスポーティーに・・・そういった印象である。まずディスプレイが埋め込み式からポップアップ式に変わっているのが目を引く。さらにセンタコンソール上部に並んだ三連式の丸型のエアコン吹き出し口が若々しい。
従来は垂直気味に立って多くのスイッチ類が整然と並べられていたセンタコンソールはよりなだらかな傾斜でするすると降りてきて、スイッチ類は必要最小限に抑えられている。さらに従来は丸型であったコマンドコントローラーが、スマートフォンのような造形のものに変わっている。きっと様々な機能が盛り込まれているのであろう。
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こちらの写真は現行型のCクラスのインテリア。質実剛健、あまり遊び心のない堅実な造形である。如何にもドイツ車らしい機能美の追及が隅々まで行きわたっていて、今私が乗っているEクラスと同じテイストに彩られている。
高級感は乏しいが、見飽きない。良妻賢母型と言ってもいいかもしれない。それが新型ではイタリアンテイストをその表面にたっぷりとまぶしたような、より刺激的で官能的なものに変わっている。
新しいMercedes-Benzのデザインの方向性が明確に表れている次期Cクラスのインテリアである。EクラスとともにMercedes-Benzの屋台骨を支えるCクラスでの大胆なイメージチェンジは、大きな英断であったはず。これが効を奏するのか・・・それは来年以降に明らかになるであろう。