AcousticTao

趣味であるオーディオ・ロードバイク・車・ゴルフなどに関して経験したことや感じたことを思いつくままに書いたものです。

6117:新しい設計者

2022年11月30日 | ノンジャンル

 リスニングポイントには3人掛けのソファが置かれている。その真ん中に座らせてもらった。Ensembleさんはその3人掛けソファの脇に置かれたアームソファに座られた。二つのスピーカーは十分な間隔を開けられてセッティングされている。内振りが若干つけられている。

 CAIRNの専用スタンドは金属製で過剰な装飾はなく精悍な姿をしている。そのスタンドの下にはアピトン製と思われる真っ黒なオーディオボードが置かれている。このボードはELEKTRAの時にも使われていたものである。

 スピーカーの間には、YAMAHAのGTラックが二つ置かれている。向かって左のラックの天板にはYBA Classic3 Σが置かれている。フランス製の一体型CDプレーヤーである。右側のGTラックの天板にはEnsemble Dirondoが置かれている。こちらはスイス製の一体型CDプレーヤーである。どちらも個性的なデザインを有し、トップローディンン式であることも共通している。

 アンプはプリメインアンプである。Dirondoと同じくEnsembleの製品で、その製品名はFuoco。比較的コンパクトなプリメインアンプである。見る者を威圧するような要素はほとんどなく、とても穏やかな姿をしている。

 そして、今日のOFF会の主役であるCAIRNは、写真よりも実物の方が全然かっこいい。まじかで見ると、その精緻な造り込みの凄みが良く分かる。これはかなり高性能なのであろうという雰囲気がプンプンしてくる。

 「とはいっても、このフーファーの口径からすると低域が切れはよく締まっているが、量感たっぷりというわけにはいかないだろうな・・・空間表現は見るからに得意そうだ・・・」と思った。 

 「これですか・・・YG ACOUSTICSというともっと硬質なイメージがあったのですが、この新しいシリーズは少し暖かみが感じられますね・・・」と私がその印象を話すとEnsembleさんは「創業者であったYoav Geva氏が去って、新たな設計者が開発したので、こPEAKSシリーズは、かなり雰囲気が変わりました・・・音の印象も結構変わりましたよ・・・」と答えられた。

 Ensembleさんは、クラシックは聴かれないようである。メインジャンルは女性ボーカルである。まずは1枚のCDがYBA Classic3 Σにセットされた。実はもう1台のCDプレーヤーであるEnsemble Dirondoは、現在調子が悪いようであった。「もう相当に古いものなので、修理に出す必要があるようです・・・」とEnsembleさんは心配げに話されていた。

 YBA Classic3 ΣにセットされたCDはアン・バートンのものであった。彼女の人気を確立した1969年発売の「BALLADS & BURTON」から1曲が選択された。私はこの新しいスピーカーがどのような音を聴かせてくれるのか、身構えた。

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6116:CAIRN

2022年11月29日 | ノンジャンル

 サッカーのワールドカップの昨晩の敗戦から一夜明けて、今日のニュースはどうしても重くなりがちであった。さらにコロナ感染者の数も再び増え始め第8波が迫ってきているようである。

 こういった重ぐるしい空気を一気に打破するためにも、次のスペイン戦では、日本が良い結果を出してほしいところである。スペインに勝ては予選突破、負ければ予選敗退、引き分けるとドイツとカタールとの試合結果次第という状況である。

 ドイツに日本が勝った試合は、世界のサッカーファンにとってとても意外な結果であって、驚きを持って迎えられた。事前の予想とかなり違った結果に遭遇するとやはり人は驚くものである。

 それは、オーディオの世界でも同様である。「きっとこんな感じかな・・・」という憶測を持って、リスニングポイントの椅子に座ってから、出てきた音が予想していたものと随分と違うと、「おっと・・・」と少々驚くことがある。

 今日もそういう経験をした。西武新宿線の新井薬師前駅で電車を降りたのは、午後3時頃であった。駅前から続くなだらかな下り道を歩いていくと、哲学堂公園が見えてくる。その公園にほど近いマンションにお住いのEnsembleさんのお宅を訪問したのである。

 Paoさんと一緒にEnsembleさんのお宅を訪問したのは、ちょうど2年前のことであった。PaoさんとEnsembleさんは、区役所で3年ほど同じ部署で働いたことがあった。オーディオという同じ趣味があったので、懇親を深めたようである。

 今日はPaoさんと一緒ではなく一人でEnsembleさんのリスニングルームにお邪魔した。Ensembleさんは、私と同学年である。来年には定年退職を迎える。その後5年間は希望すれば嘱託職員として働くことはできるようである。
 
 Ensembleさんが「独身貴族」として一人で暮らしているマンションのリビングがリスニングルームも兼ねている。それゆえエアボリュームは15畳ほどはあり、広さ的には十二分である。
 
 オーディ機器に対峙する形で3人掛けのソファが置かれている。従前までお使いであったスピーカーは、パウエル・アコースティックスというスイスのメーカーのELEKTRAであった。スタンド一体型で、とても美しいスピーカーであったが、そのスピーカーが変わったと聞いて、その新たに導入されたスピーカーを聴きに訪れたのである。
 
  メールには「ELEKTRAと同じく小型の2ウェイです。やはり専用のスタンドが付属していて、見た目はとてもコンパクトで威圧感はありません。大きく違うのはエンクロージャーの素材でしょうか、一見木材に見えるのですが、金属製です。ELEKTRAのようなエレガントさは少し気迫ですが、音は高性能です。」とあった。
 
 そして「そのスピーカーは、YG ACOUSTICSのCAIRNです。」とそのメールは結ばれていた。
 
 YG ACOUSTICSのCAIRNと言われても、その姿が全然思い浮かばなかった。YG ACOUSTICSというと、MAGICOと並んで金属製のエンクロージャーを採用し、素晴らしく高性能なユニットとネットワークを使って精緻なハイエンドサウンドを奏でるというイメージしかないが、そのメーカーが小型の2ウェイスピーカーを出したのであろうか・・・
 
 そこでインターネットで調べてみた。すると「YG ACOUSTICSの新たな設計者、マシュー・ウェブスター博士が手掛けた新スピーカー「Peaks」シリーズが発売された。『正確さと音楽性を、よりお求め易い価格で』をテーマに開発されており、2ウェイブックシェルフの「CAIRN」から3ウェイのフロア型「SUMMIT」まで5つのモデルが用意される。同社製品としては価格を抑えたシリーズだが、全モデルにYG独自のForgeCoreツイーター、BilletCoreドライバーユニットを搭載。詳細なコンピュータ・モデリングによって導かれたプロファイルに合わせて、社内で精密加工される厚いアルミニウム製フロントバッフルに取り付けてられている。」という記事が見つかった。
 
 Ensembleさんが購入されたのは、この新たなシリーズの一番コンパクトなモデルのようである。専用スタンドにセットされたその写真を見る限り、造形も含めてそれほど際立った存在感は感じられなかった。個人的には「ELEKTRAの方が見た目だけであれば圧勝だけど・・・」と感じた。
 
 
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6115:敗戦

2022年11月28日 | ノンジャンル

 Zwiftは定期的にバージョンアップする。久しぶりにCocoと走ろうと、Zwiftを立ち上げると、ペースパートナーであるCocoの色が変わっていた。従前は水色に光っていたが、その色が緑に変わっていた。

 「緑になっている・・・」と少し驚いた。それ以外は変わった要素はないようであった。WATOPIA内のコースを1時間一緒に走ったのであるが、彼女の周囲にはいつも通りに多くのアバターが集まっていた。

 その集団は数が多いので結構縦に長くなる。すると、先頭集団のグループが一定の数になると、それが自律的な集団になって分離したりする。私もペースを少し上げて前に出ると、後ろにいるCocoとの距離が開いてしまうことがある。

 すると「Cocoに追いつかせましょう」とメッセージが表示される。パワーを下げて、Cocoが追いつくのを待っていると、後ろから集団を伴ってCocoが抜いていく。一旦抜かれると今度は切れないようにクランクを回すペースを上げる必要がある。

 多少の上げ下げはあるが、平均パワーは180ワット程で走っていった。WATOPIAは架空の島である。火山があったり、砂漠があったり、海辺があったりと景色が変わる。

 参加者を飽きさせない工夫がこれでもかという感じで盛られている。Zwift人気が衰えない要素はこういった工夫にもあるのであろう。Cocoは色が変わったからといって走りに特に変化はなく、淡々とペースを刻んでいた。グリーンはバイクルプラザRTのチームカラーでもあるので、当分この色でいってほしいところである。

 1時間ちょうど走った。汗を結構な量流した。シャワーで汗を流して、湯船に浸かった。スマホには「日本、コスタリカに先制点を許す」というニュース速報が流れていた。ドイツに勝って一気に盛り上がったワールドカップであるが、第2戦は厳しい展開になっているようであった。

 「コスタリカに負けると、予選突破はかなり難しくなるのでは・・・」そんなことをぼんやりと考えながら、体を洗ってから風呂を出た。テレビをつけると、日本がコスタリカに「0-1」で負けたことが伝えられていた。

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6114:外旋

2022年11月27日 | ノンジャンル

 東大和市に2022年に新たにできた「ジムスタ王国」。マシーンだけでなく、エアロビやヨガなどの教室が週に何度か行われるスタジオや完全個室のシミュレーションゴルフもあるのが売りである。

 24時間365日の営業で、スタッフは10:00~19:00までは在中しているが、それ以外の時間帯は利用者のみとなる。この新たにできたジムに入会したのは9月であった。決め手は完全個室のシミュレーションゴルフであった。シミュレーションゴルフもできるコースの会員の月会費は11,000円。マシーンのみのコースの会員の月会費は6,500円。リーズナブルであると判断した。

 従前から利用していたエニタイムフィットネスはマシーンしかなく、月会費は7,000円であった。エニタイムフィットネスとは新青梅街道を挟んでほぼ正面にできたジムスタ王国。結構エニタイムフィットネスから会員が流れたかと思っていたが、それほどでもないようである。

 ジムスタ王国のマシーンの稼働率はかなり低い。今日も午後5時にジムスタ王国に出向いたが、マシーンを利用していた人数は5名であった。「もしかして経営的にはまだまだ厳しい状況が続いているのかもしれない・・・設備投資には相当なお金がかかっているはず・・・つぶれないといいけど・・・」と思いながらゴルフバッグを手にシミュレーションゴルフルームに入った。

 シミュレーションゴルフには週に1,2回来るようになった。練習場モードとラウンドモードがあり、今日はラウンドモードを選択した。5つほどあるコースの中から「東名カントリークラブ」を選んだ。

 実は「東名カントリークラブ」は、顧問先の会社の社長が会員権を持っていて「ぜひ、今度行きましょう・・・」と誘われていた。シミュレーションゴルフであるので、あまり参考にはならないであろうが、選択してみた。

 シミュレーションゴルフは実際のゴルフ場でのラウンドとは全く別物である。実際のラウンドではミスショットの出る要素が沢山あるが、シミュレーションゴルフではそれがほとんど排除されている。そのため良いスコアが出る。

 そういった実際のラウンドとは全く別ものではあっても、やはりゲームとしては面白い。ついついその中に入っていく。そしてパーやバーディーが取れると嬉しいものであり、ドライバーショットが大きくそれて林の中に消えていくとがっかりする。

 18ホール回った。時間は1時間ほど。実際のラウンドでは絶対に出ないようなスコアが出るのはいつもの通りである。今日は一つのテーマを持ってショットしてみた。それは両腕の外旋である。渋野日向子のアドレスを見ると、両ヒジの間隔が狭く、両方の腕の上腕を外旋させて、肘が下を向いている。

 「この両方の腕を外旋させた状態を常にキープする意識でスイングしてみると方向性が安定するかもしれない・・・」

 そんなことを思いながら、打ってみた。感触はまずまずであった。「これは継続してみよう・・・トップがもっとコンパクトになればいいけど・・・」とも思った。渋野日向子はスイング改造にチェレンジして、随分と低くコンパクトなトップにしている。「これも見習おうかな・・・」などとも考えている。

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6113:脳内血流

2022年11月26日 | ノンジャンル

 「ヤクルト1000」が大人気になって、コンビニやスパーの棚でも見かけることはほとんどなくなったが、昨日何気に事務所のそばのセブンイレブンに立ち寄ると、いつもは「ヤクルト1000」のところだけぽっかりとしている空間にかなりの数の「ヤクルト1000」が並んでいた。

 「あれ、ある・・・しかもこんなにたくさん・・・」と一瞬ぽかんとした。とりあえず4本購入した。「さすがに、増産体制が整ってきて、大人気による品不足も解消されつつあるのであろうか・・・」と思いながら、レジで精算した。

 「ヤクルト1000」は「睡眠の質向上、ストレス緩和」に効果があるとして人気がでた。きっかけはマツコ・デラックスがテレビでその効果が高いことを伝えたことであるが、SNSでヤクルト1000の効果などが拡散されたことも大きかった。

 私も、以前に何回か購入して飲んだが、その効果については「?」という感じであった。現在寝つきはいいが、加齢により朝の早い時間に一回は目覚める。若い頃のように「朝の7時までぐっすりと・・・」ということはほとんどない。

 「ヤクルト1000を飲んだら、朝の7時までぐっすりなんてことになるのかな・・・」と思ったが、残念ながらそんなことはなかった。睡眠に関する効果のほどは期待ほどでないが、乳酸菌が沢山入っているから、腸内環境を整えるにはきっと良い効果があるはずである。

 2022年に流行ったもので、私も試してみたものは「ヤクルト1000」以外にもう一つある。それは「ギリシャヨーグルト」である。テレビで「ギリシャヨーグルトが人気です・・・」という内容の報道に触れ、「そうなの・・・じゃあ買ってみるか・・・」と食品スーパーに立ち寄った時に手に取った。

 購入したのは森永の「パルテオ」。ギリシャヨーグルトの特徴は、何といっても濃厚でクリーミーな食感である。. ギリシャヨーグルトは、「水切り製法」を用いてつくられるので、水分や乳清が除去される。そのため. 一般的なヨーグルトより水分が少なく、たんぱく質が多く含まれる。

 確かに今まで食していたヨーグルトと比べると食感が随分と違う。スプーンですくってそのスプーンを逆さまにしてもヨーグルトは落ちない。その食感も味わいも個人的には好印象であった。

 こちらは人気が高いといっても爆発的なものではなく、食品スーパーの棚には豊富な在庫があった。「まとめ買いして1日に1個を食べることにしようかな・・・」という気になっている。

 「ヤクルト1000」も「ギリシャヨーグルト」も、きっと健康には良いはずである。高齢化社会になった日本、健康維持はとても大きなテーマである。来年には還暦を迎える私も同じである。健康維持はもっとも重要なテーマである。

 そういった意識から、先日「八王子クリニック」でMRIによる「脳ドッグ」を受けた。その検査結果が郵送されてきた。「年に1回の検査を継続的に受けてください」という評価であった。

 「加齢とともに脳血流は低下します。脳内白質病変(脳血流低下領域)が散見されます。年齢の相応の変化と言えますが、経過観察として定期的な検査を勧めます。」と記されていた。

 加齢とともに固有名詞や人の名前が出てこなくなるということがとても増えてきた。最近は、もう慣れっこにはなってきてはいるが、脳内血流の低下が原因であったようである。「これは加齢により普通に見られる現象であり、病気ではないが、脳内血流の低下を防ぐ食品はないものであろうか・・・」と、思ったりもしている。

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