日々草

「つれづれなるままに・・」日々の事を記す。

春の話

2007-04-07 | ホーム

なんとなくこのところ「春」だの「桜」だと季節の話が多い。

この時期の特徴?!
あたしの場合、天気とか陽気とか季節とかって結構大事な要素でそれに左右される事が多い。
冬=寒い=ちょっと憂鬱とか・・
暖かい=桜=かなりウキウキとか・・・
かなり単純な人間でありんす。

さてそんな本日の晩ご飯メニューは「若竹煮」。
季節の味。

あたしは知らなかったんだけど海草にも旬があるのね。
ワカメはこの時期が旬。
初物でやわらかいのね!
もちろん筍も旬。

「たけのこ」って漢字で書くと「竹かんむり」+「旬」=

そりゃこの時期旨いはずだわ。
そんな旬のものを炊き合わせる
不味いわけございません。
「美味でございますぅ~!!!!!!!!!」

春の味覚は好みのものが多い。
太刀魚の塩焼き。
さわら(「鰆」 魚へんに春ですよ!)の西京焼きもスキだ!

もちろんふきのとうやソラマメも旬の味覚。
あくが強かったりと個性たっぷりの味覚ですがそれが醍醐味。

旨いものとこの陽気。
そりゃテンションもあがります。
なんだかとっても贅沢でイイカンジ。

ふふ~ん!
このテンションの高さは間違いなく「呑みすぎ」とみた!
今日〆はイスラエルのデザートワイン。
めづらしいお品物。

ちょっと甘めだからアイスにかけてよし、きりりと冷やしてショットでのんでよし。
あ~贅沢。

結局、のこりはあと僅かです! 

残り僅かなはずが・・・飲みきる・・・・ 終了です!
デザートだもん。


さくらん らん

2007-04-06 | Weblog

ブログで報告しておりませでしたが、公開早々に「さくらん」を観てまいりました。

面白かったな。
原作:安野モヨコ
監督:蜷川実花
主演:土屋アンナ
音楽:椎名林檎

今にときめく各界のミューズの競演。
豪華豪華 豪華絢爛の映画でしたよ。
「SAYURI」も観たけど圧倒的に「さくらん」の方が面白かったな。

やっぱり、日本人がつくる日本映画の方が時代絵巻はしっくりくるんですな。
どんなに日本人が頑張って「マリーアントワネット」のような映像はできないだろうし・・・
「三つ子の魂 百まで」ではないけど幼い頃から培った記憶や経験にまさるものはないのだな。

こんなに世界の情報が行き来しているご時世でもやはりその本質を的確に表現するのは難しい事なのね。
「フランス風」とか「ハリウッド風」のものなら簡単に再現できるのにね。
不思議なものです。

世界にはたくさんの美しいものがあってもその美しさの質や基準はそれぞれ。
菅野美穂、扮する花魁「粧ひ」。
その花魁の立ち姿ひとつにもハリウッド映画にない妖艶な美しさがただよってました。
決してエロティックな場面ではないのだけど、すらりとそしてゆらりと立つ姿は圧巻。

吹けば飛ぶような危うさとしなやでしたたかさとたくましさと・・・
これが日本の美しさなのでしょうか?

桜もそんな美しさのひとつですね。 イイカンジに儚い。

映画「さくらん」の最後の場面も美しい桜でした。
あの場所、埼玉県 幸手市の権現堤なのよね。


先週、行けばよかったか・・・もう散ってしまったよね。
時の流れも儚い 儚い。

 


 


成長の糧

2007-04-03 | Weblog

このところTVを見ているとスティーヴィー ワンダー氏をお見かけする事が多い。

たった何日間のLIVEだけの為の来日だと思っていたら、何気に過密スケジュールだったのね。
そりゃアンコールもナシだわ!

今日は細木数子とタッキーと小室哲哉夫妻宅にての模様。
あんな興奮してしゃべる小室哲哉をはじめてみたような気がします。
さすがスティーヴィー!音楽の神様です。

スティーヴィーの言葉はどれも彼の深い哲学がにじみ出る言葉でした。

「破壊したり、差別をする時間がこれだけあるなら人を愛する時間もたくさんあるでしょう。」

暗いニュースが多い中でとても大切なことなのですね。
人を思いやる事、愛する事。

「I DO LOVE YOU!」という言葉も・・・
単に「I LOVE YOU」ではなく「DO」を付け足して。
「とても とても愛す!」という事。

もし彼が黒人でなかったらきっと彼の音楽は別のものになっていたはず。
音楽にのせて沢山の思いをはきだしているんだろうな。

相方がその番組を見ながらガサゴソとCDを探す。
出てきたのはGEORGE MICHAELの「LISTEN WITHOUT PREJUDICE」。

このアルバムの中にSTIVEの曲が収録されているとの事。

タイトルは「THEY  WON’T GO WHEN I GO」
無理やりに訳すと「彼らは僕についてこない」という事になるのだろうか。
ちょっと重い歌詞。

この曲を聴きながら相方が言う。
最新のJ-POPのチャートにも目もくれずアイドルにも興味を示さず・・・
こんな曲を18(才)から聴いてるなんて暗いよね・・・・

いんや!
あたしはそうは思いません。
一番、感性が豊かで経験値が上がるその時にこういう音楽を聴いていたというのは大切な事だと思う。
愛だの恋だのも陽気な歌もいいけど物事を考えさせてくれるきっかけに成るようなものも大事。
そういうものと何時、何処で出会うのかというのも大切のような気がします。

音楽に乗せたメッセージは音符ともに流れて行きがちだけど、受け取る側にきっかけがあれば大きな大きな意味を持つもに変化をするわけです。

自分を形作る「糧」となるものに沢山、出会っていきたいものです。
それには自分を柔軟にそして「考える力」を持った人間にならなくてはいけないということなのでしょう。
どこで自分を成長させてくれる「アイテム」に出会うかわかりませんからね。


 

 


商業無常そして世に物欲の種は尽きまじ

2007-04-02 | Weblog

あらら お久しぶりなカンジになってしまいました。
なんだか なんだか・・・あっという間に時間が過ぎていく。

桜が咲いたと思ったらもう葉っぱがちらほら・・・
花の盛りは短い。 諸行無常の響きありというかんじでしょうか?

お花見に行こうと思ってたんだけど、どうやら今年は電車の車窓と会社の窓から楽しむだけになってしまいそうです。

季節が刻々と変われば町並みも次々と変わります。

このところ「東京」ではどんどん新しいものが出来ております。
ッドタウンも大盛況の模様。
オープンの日は長蛇の列。
ホント日本人は「新しもの好き」なんだなあと感心しました。

この間までは表参道ヒルズが大騒ぎだったんだけどね。
丸ビルから始った「上質」嗜好を謳い文句にした商業施設。


今では・・・・


どこでもゆっくり買い物できます!
しかも商品も充実しております。
オープン当初は人がワサワサで散々でした。
人込みで見たいものは見られない。
買い物したいのに買いたい商品がない!
いいなと思うのは目玉とびでちゃうようなお値段だし。

人出がおちついてきたからなのでしょう、適正価格の商品も増えました。
お店側の力もいい具合に抜けてきたように思う。
置いてある商品の品揃え(価格帯も)も変わってきたように感じます。
話題先行の品揃えから内容重視の品揃えへ。
消費者としてはいいことです。

六本木ヒルズも表参道ヒルズもハイブランドのブティックも平成バブルの真っ只中という価格帯の品揃えですが、結局は適正なところに落ち着いていくんですな。

落ち着いたところにまたバブルな品揃えの新しいタウンヒルズが出来ていくわけです。
なんだか複雑な思いです。

もともと何があったかすら思い出せない場所に想像もつかないような建物が次々と。
そしてそこに行く事がまるでステイタスかのように人々が群れていく。

江戸時代の「お伊勢参り」のブームのように。
「初物」好きの江戸っ子のように。

日本という国の住人としてその血を脈々と皆、受け継いでいるんだろうな。
もちろんあたしもですが・・・
おそるべし。