ブログで報告しておりませでしたが、公開早々に「さくらん」を観てまいりました。
面白かったな。
原作:安野モヨコ
監督:蜷川実花
主演:土屋アンナ
音楽:椎名林檎
今にときめく各界のミューズの競演。
豪華豪華 豪華絢爛の映画でしたよ。
「SAYURI」も観たけど圧倒的に「さくらん」の方が面白かったな。
やっぱり、日本人がつくる日本映画の方が時代絵巻はしっくりくるんですな。
どんなに日本人が頑張って「マリーアントワネット」のような映像はできないだろうし・・・
「三つ子の魂 百まで」ではないけど幼い頃から培った記憶や経験にまさるものはないのだな。
こんなに世界の情報が行き来しているご時世でもやはりその本質を的確に表現するのは難しい事なのね。
「フランス風」とか「ハリウッド風」のものなら簡単に再現できるのにね。
不思議なものです。
世界にはたくさんの美しいものがあってもその美しさの質や基準はそれぞれ。
菅野美穂、扮する花魁「粧ひ」。
その花魁の立ち姿ひとつにもハリウッド映画にない妖艶な美しさがただよってました。
決してエロティックな場面ではないのだけど、すらりとそしてゆらりと立つ姿は圧巻。
吹けば飛ぶような危うさとしなやでしたたかさとたくましさと・・・
これが日本の美しさなのでしょうか?
桜もそんな美しさのひとつですね。 イイカンジに儚い。
映画「さくらん」の最後の場面も美しい桜でした。
あの場所、埼玉県 幸手市の権現堤なのよね。
先週、行けばよかったか・・・もう散ってしまったよね。
時の流れも儚い 儚い。
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