日々草

「つれづれなるままに・・」日々の事を記す。

サビついたフロンティア

2016-12-21 | Weblog
調子を崩してから、気分が上がらない。
ここにきてまさかの物欲の干からびすら自覚して、淡々と日々を過ごしている。
例えば、群馬県まで出かけてコンニャクを買いましたとか、
今年は白トリュフが豊作で価格が安定しておりまして・・・・なんていうお話を聞きながら白トリュフのパスタを頂いてみたり、友人に勢いで電話してみたら、向こうも勢いであるのみで飛んできて、飲み明かして久しぶりに朝刊を玄関先で受け取りましたわなんて日々。
それなりに忙しいはずなのに、忙しいことがルーティーンの身としては何かが足りない。
たまたま買った雑誌の占いに書いてあったその一文がまさにあたしの心の叫びである。



このまま勢いを失って、またいつものルーティーンのなかに埋もれてしまうの?
逃げるわけじゃない、でも、何も変わらないことだけは嫌だ。




まさに、安定は平安ではなく、マンネリは悪だ。
変わらないことだけは嫌だ!
変化は時として「飽きっぽさ」という言葉に変わって、あたしにそのレッテルを貼っていく。
小学生の通信簿に毎度、書き込まれた「飽きっぽさ」という弱点は未だに健在で、年を重ねようが、やはり通信簿の一言欄に申し送りのように書き込まれるのだろう。
だからこそ、変化を欲する。
そして今、あたしという人間から滲みでる飽きっぽさの本性は錆びたフロンティア精神なのである。
何もない荒野を闇雲に進みたいという衝動。
その苦労はきっと苦労ではない。農耕より狩猟の本能。
問題はそのフロンティア精神がサビついていることにある。


どのくらいサビついているかというと、
朝の洋服選びは手前の方から。
寒い日にはファーのストール、今日は黒、明日はチョコレート色の色違いを順に。
買い足す洋服は持っているものを色違いで。


いやあ、最近の買い物はクソッタレと悪態を自分につくほどのマンネリ具合でして。
同じようで微妙な間違い探しみたいな状況。
紺か黒か、黒か茶かのという程度の色違いの洋服に
揃いも揃って赤、赤、赤、赤の口紅。
シャネル、MAC、SHISEIDO、ジバンシィ。
もう、いつだって遠目にみれば代わり映えがしない装い。
毎日同じ服を着てるんじゃないかと疑われそう。



変わらないことだけは嫌だ!
仕事にしても、洋服にしても、今日食べる米にしても!

昨夜の晩御飯は定番のカレーながら米はお初で頂く「華麗舞」という名の米を。
インディカ種と交配させてパラパラ感を増したカレー専用の米を炊く。







今朝は口紅は赤でもクリスチャン ルブタンのあれを!


フロンティア精神のサビ落しには、もう一息。
今夜、クリスマス前のキラッキラッの街で何を買うべきか?












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