日々草

「つれづれなるままに・・」日々の事を記す。

浴衣を着ませう。

2015-08-03 | ドレステリア
涼しい顔してこの暑さの中を行きませう。

召ませ、浴衣。
実は浴衣で道行きというのは思いの外、短いもので7月、8月の盛夏のころ。
6月でも9月でもノースリーブにショートパンツな装いはできるけど、
6月じゃ、気合入りすぎの夏だし、9月にはいればお店に並ぶ秋物が目につき始める頃になるしで、真夏の装いはおしゃれじゃなくなる。
つまり肌見せ、ヘソだし、がっつり夏の装いの時期が浴衣の時期というわけ。


と教わったものですから、
暑くても、一番暑い時期だからこそのとっておき。浴衣。
今年は出来るだけ浴衣で出かけようと気合十分。
暑さ十分、熱中症になる状況も十二分に整ったところで涼しい浴衣。



涼しいはず!の浴衣
涼しい顔して浴衣の出番です。


タオルを巻いて、襦袢着て、浴衣。
おしゃれは我慢と心得ているはずが、全く涼しくない浴衣を着て途方に暮れる。
それでも大人の浴衣とはこういう貫録を云うのだよという顔で盛夏の装いの成果。
帯は貝ノ口、帯には椋の小銭入れを挿む。 きりりと桐の下駄。


カラコロ カラコロ
おっとうっかり、鼻緒が切れたあかつきには、さっとすげてくれるご仁がおるかもしれん。
いないねー。妄想だねー。


それでも折角の浴衣姿だから、おしゃれと言われたい、言わせたい。
美人の条件 夜目、遠目、傘のうち、見返り美人。

日傘をさして傘のうち、
日がおちて祭りが活況の頃の夜
人混みに紛れて遠目
ワタシを探す声に振り向いて見返り美人でいかかでしょう。
浴衣と帯だけにはあらず、浴衣美人。


涼しい顔して、小物で遊ぶのが浴衣の粋と心得ませう。
さあ、浴衣召しませ、浴衣美人。



コメント
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