ホーチミンのマジェスティックのホテルには二つのbarがある。
8FのルーフトップバーMbarと朝食をサーブする場ともなっている5FのBreeze Sky Bar。
どちらもサイゴン川を渡ってくる風に吹かれながら、お酒を飲むことができるのだ。
夢にまでみたマジェスティックホテルのbarで開高健の本を読むという行為は
ひっきりなしになるクラクションの音を聞きながら、縦横無尽に駆け巡るバイクの光を眼下に見下ろすMbarの方が相応しい気がするのだ。
ホーチミンの喧騒とメコン川の静寂さの対比が、開高大兄の小説とベトナムの歴史の対比が心地よい。
ぶつかって、混じり合って、一つのグラスに溶け出ている。
こんなシチュエーションなら、絶対にクラッシク マティーニ。
でも、マティーニはやっぱり飲めないからマジェスティックホテルのオリジナルカクテルにする。
宿泊者には一杯、サービスしてもらえるのも嬉しい。
選んだのはMiss SAIGON
フルーツの華やかさとウォッカのカクテル
日も落ちて、思いの外、涼しいテラスでのむ一杯のカクテル。
飛行機に乗って一冊の本を、一杯のお酒と堪能するという贅沢に酔っ払ったワタクシは
一杯のお酒で満足する訳もなく、これまたおつまみと称するには大量の塩味の小さなーピーナッツを鼻血が出るんじゃないかと思いながら、かっ食らう。
結局、進んだのは2ページだけで、barの入口のところにかけてある開高健の写真も、なんだか苦笑いしてかのよう。
こうしてホーチミンの夜は闇を濃くして更けて行くのであった。
酔うのならどんな贅沢より、酒。 酒なんである!
8FのルーフトップバーMbarと朝食をサーブする場ともなっている5FのBreeze Sky Bar。
どちらもサイゴン川を渡ってくる風に吹かれながら、お酒を飲むことができるのだ。
夢にまでみたマジェスティックホテルのbarで開高健の本を読むという行為は
ひっきりなしになるクラクションの音を聞きながら、縦横無尽に駆け巡るバイクの光を眼下に見下ろすMbarの方が相応しい気がするのだ。
ホーチミンの喧騒とメコン川の静寂さの対比が、開高大兄の小説とベトナムの歴史の対比が心地よい。
ぶつかって、混じり合って、一つのグラスに溶け出ている。
こんなシチュエーションなら、絶対にクラッシク マティーニ。
でも、マティーニはやっぱり飲めないからマジェスティックホテルのオリジナルカクテルにする。
宿泊者には一杯、サービスしてもらえるのも嬉しい。
選んだのはMiss SAIGON
フルーツの華やかさとウォッカのカクテル
日も落ちて、思いの外、涼しいテラスでのむ一杯のカクテル。
飛行機に乗って一冊の本を、一杯のお酒と堪能するという贅沢に酔っ払ったワタクシは
一杯のお酒で満足する訳もなく、これまたおつまみと称するには大量の塩味の小さなーピーナッツを鼻血が出るんじゃないかと思いながら、かっ食らう。
結局、進んだのは2ページだけで、barの入口のところにかけてある開高健の写真も、なんだか苦笑いしてかのよう。
こうしてホーチミンの夜は闇を濃くして更けて行くのであった。
酔うのならどんな贅沢より、酒。 酒なんである!