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原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

「(株)フランスベッド」が今や、医療界に大進出しているようだが…

2025年02月17日 | 医学・医療・介護
 冒頭表題の事実を 医学関係者である原左都子が認識できたのは、つい先ほどの事だ。


 少し前に義母の死に際に際して、「フランスベッド」から我が家に電話が入った。

 ベッド会社から何の用か?!?
 と思って 許されるであろう、と私は結論づけたい。

 しかも、そのフランスベッド担当者が実に横柄な態度で、電話に出た私に言うには。
 「貴方のご家族様が今現在高齢者施設内で我が社のベッドを使用されています。」
 
 ここからして、私には理解できない。
 当時義母が、まさに死ぬ間際の時だった。
 その旨を私がフランスベッドからの電話に応えて、「我が義母はもうすぐ死にますよ。どうして、その義母が貴社のベッドを利用しているのですか!?!」

 後で思えば、その電話にフランスベッドの担当者が私の質問にきちんと答えるべきだったと、医学関係者である私は結論づけたい。


 まさに後で分かったのだが。

 そもそも、そのフランスベッドの医学界での利用とは、我が義母の如くの「死に際」は稀で。
 おそらく、重症患者の生きる糧としての役割をある程度長い期間果たすべく開発された商品なのだろう。
 要するに、ベッドに患者の生命維持装置等々を装着しているのであろう。

 その辺の利用状況を フランスベッド側はきちんと理解した上で、利用者家族に電話を寄越すべきだった。
 例えばの話だが。 担当者は「ベッドに患者さんの生命維持装置を備え付けてあります!」等々の返答を寄越しても良かったはずだ!!


 この実態が分かったのは、まさに本日つい先ほどの事だ。


 「フランスベッド」が、医療界に於いて活躍するのは素晴らしい事実であるには間違いない。

 ただし、それを臨終間際の患者に利用している場合。
 もう少し対応の仕方を工夫するべきだ。


 実際、我が家がフランスベッドから電話を受けた際に、その電話の趣旨が理解できなかったものだ。

 やむを得ず電話に出た私がその電話に応えて。
 「義母は2,3日後に死ぬと施設担当医師より聞いております。 要するに、その死に際まで義母はフランスベッドさんのお世話になるという事ですか??」

 その我が質問に対する フランスベッドの電話担当者は何らの回答も無いままに、苛ついた状態で電話が切られたのだ。


 
 一医学者として、物申したい。

 フランスベッドが医療界に進出して、大きな役割を果たす事実に関しては歓迎申し上げたいが。

 未だ、その事実が世にさほど知られていない現状下に於いては。

 もう少し 患者やその家族を始めとする“顧客対応”に、フランスベッドは細心の配慮をするべきではあるまいか?!??
 

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