原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

骨折した日の午後、Aさんが連れて行ってくれた“深大寺”

2022年11月13日 | 人間関係
 (冒頭写真は、調布市の“深大寺”にて。)


 去る10月26日は、心地よい快晴だった。

 私は20数年ぶりにAさんと再会できることを心より楽しみに、調布駅まで電車で出かけた。
 駅前バスターミナルより深大寺方面行のバスに乗り、深大寺の近くのバス停にてAさんと待ち合わせをしていた。 
 停留所にてバスを下車したところで、Aさんは私の到着を待ってくれていた。 20数年ぶりとは思えない程に、Aさんは昔のAさんそのままの印象だった。
 Aさんとておそらく同じ思いだったに違いない。 二人が面会するなり話は弾んだ。 その会話のノリも昔と何ら変わりはない。

 Aさんが提案して下さる。「せっかくここまで来たのだから、深大寺に寄ってから我が家へ行こう。」

 私がこの深大寺を訪れるのは、これが初めてだった。
 平日だと言うのに観光客で溢れている。地元では人気のお寺のようだ。


 境内で撮影した写真を、以下に列挙させていただこう。

           

           

           
 
           

           

           

           

           

           

           

           


 この深大寺を散策した後、私はAさん宅へ向かった。

 そして、Aさんと2人で20数年のお互いの道程を語り合ったのだが。
 Aさんとは医学関係の職場での出会いだったが、その時の仲間の誰それが既に亡くなった等々、驚く話題も出つつ…


 その時のAさんご自身の話題に関する内容の重さに、私の心理をマイナス面で揺さぶられるものがあった。
 
 後で思えば、その内容が私にとってかなりショックだったのかもしれない。


 帰りの道中、“ここで何で転ぶか?!?”と自分でも不可思議な状況下で転び、左膝を複雑骨折すると同時に右顎を強打して脳震盪を起こし、救急搬送されるに至った。


 私にとってはまさに“人生の勝者”との印象があるAさんにも、超えねばならない試練がもたらされている事実に触れた、今回のAさんとの久々の再会だった。

 そんなAさんご自身が抱えている現状を語るに先立ち、秋の好天のあの日にわざわざ深大寺に私を誘(いざな)ってくれたことに心より感謝したい。