原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

現在の病院病棟内では「痛み止め剤」を多配し過ぎていないか??

2022年11月11日 | 医学・医療・介護
 私め原左都子は元医学関係者であるのが一番の理由だが、不必要に病院依存や薬剤依存をしない主義を貫きつつこの世を渡ってきている。
 今回のような不意の事故以外では、それで十分に私なりの健康体が保持できていると自負している。


 そんな私は、「お薬手帳」なるものを所有していない。

 より正確に説明すると、50代頃に身体の何処かの不具合により近くの主治医を訪れた時に薬を処方されたのに伴い、「お薬手帳」を作成・配布された経験がある。
 そんなもの、今となっては何処に保存したのかの記憶すら無い。

 
 今回左膝がしら複雑骨折の手術にて入院した某病院にて、手術後に「痛み止め薬」を処方するとの話が看護師氏よりあった。
 それに私が応えて、「ベッドに寝て安静にしていると特段の痛みはないので、その必要はありません。」
 看護師氏は一旦それで引き下がってくれた。

 ところが、だ。
 次の日に主治医がベッドにやってきて、やはり「痛み止め薬」の強制を開始する。
 前回同様に特段の痛みが無いことを理由にその処方をお断りすると、一旦医師はその場を去った。

 それと並行して、理学療法士によるリハビリが開始した。
 そこで判明したのが、悪く表現するなら「痛み止め薬を飲んで局部の痛みを抑えとっととリハビリを終えて退院してくれ!」との図式だ。

 その後も頻繁に看護師氏がベッドまでやってきて、相変わらず「痛み止め薬処方」を薦める。

 さすがの私も、病院側からの再三の「痛み止め薬」強制に観念した。
 そうせねば、いつまでも退院できないと読んだからだ。
 その後は朝昼晩と「痛み止め薬」攻めに遭ったわけだが、リハビリが上手く進み退院が早まったのに助けられた。


 退院が決定した私の枕元に今度は薬剤師が、退院後の「痛み止め薬」を一週間分処方したものを持参してやってきた。

 こちらが、それらの写真だが。
         

         
 
 正直言って、(また来たか…)感に苛まれたものの、薬代は発生するが退院後の薬の拒否は自由なはずであり、その購入は受け入れた。
 自宅に持参した当該「痛み止め薬」に手を付けることは一切無い。


 さてさて、次回の病院予約が来る11月14日に入っているが、その当日には処方された「痛み止め薬」を飲んで出かけようと考えている。
 入院中の経験からこの薬には即効性があり、朝飲んで行けば受診やリハビリ時にはかなり効いていると想像する故だ。
 その後は、またもや一切の服用を中止する予定だ。



 最後に参考だが、今回私がお世話になっている病院は私が住む区内では大病院に匹敵する。
 この10月に新築病棟が建設・落成し、そちらが稼働して未だ半月足らずにして既に病床が満杯らしい。 (さらに参考だが、今回の私の場合救急搬送にて当該病院へ連れて来られた故に、私が選択した病院ではない。)
 少しでも回復した入院患者は、「痛み止め薬」でも飲ませてリハビリを急がせ、とっとと退院させねば病院運営が成り立たない現状であることは重々理解可能ではある。

 今回左膝に挿入した金属(針金)を除去するのは、1年後と聞いている。
 その間、当該病院との縁が切れないわけであり、私も言動を慎みつつ病院担当者と対応をしていかねばならない事態は重々承知の上でもある。

 何とかこの難局を乗り越えつつ、我が脚の回復を一番に望みたいものだ。