原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

横浜市新市長 山中竹春氏に関して

2021年08月23日 | 時事論評
 昨日の横浜市長選挙において、野党統一候補の山中竹春氏(立憲民主党推薦)が当選した。
 菅政権のコロナ対策に対し、横浜市民が全国を代表してNOを突きつけた結果となった。 


 原左都子は、過去に7年間に渡り横浜市に居住したことがある。
 2度めの大学として受験し合格した大学が横浜市立大学(商学部及び大学院にて経営法学修士を取得している。)であり、そこへ通うためにかの地に住居を自力で購入し、7年間の居住期間内にローンも単独で完済している。


 そして、昨日横浜市長に当選した山中竹春氏が、偶然にも我が出身大学である横浜市立大学医学部教授(既に退職されているようだが。)であられたとのことで、元々医学部出身でもある私は選挙前より選挙の行方が気になっていた。
 
 いえ決して山中氏を支持していた訳ではなく、むしろコロナ禍で少しだけ名前が売れたとのことのみで、市政を操れるのだろうか?? なる多少の不信感を持って選挙戦を横目で見ていた。

  

 さて、ここで山中竹春氏のウィキペディア情報の一部を引用しよう。

 山中 竹春(やまなか たけはる、1972年9月27日 - )は、日本の科学者、政治家。横浜市長(予定)。元横浜市立大学医学部教授、元横浜市立大学大学院データサイエンス研究科長。

 来歴

 埼玉県秩父市に生まれる。 早稲田大学本庄高等学院在学中はラグビー部に所属。早稲田大学政治経済学部在学中にデータサイエンスの方法論に興味を抱き、1995年に卒業。数理を学ぶため早稲田大学理工学部数学科と早稲田大学大学院理工学研究科数学専攻で学び、データサイエンスを専門とした。
 2000年3月、早稲田大学大学院理工学研究科修了。同年、 九州大学医学部附属病院(現・九州大学病院)の助手となる。
 2002年、アメリカ国立衛生研究所(NIH)の所属機関に留学。同年から2004年まで同研究所のリサーチフェローを務める。2003年10月、博士号(理学、早稲田大学)を取得。
 2004年から2005年まで先端医療振興財団(現・神戸医療産業都市推進機構)の研究員を務める。2006年、国立病院機構九州がんセンター室長に就任。2012年から2014年にかけて国立がん研究センターの室長、部長などを務める。
 2014年、横浜市立大学医学部教授となる。データサイエンス学部設置準備委員会委員長として同学部と大学院の設置に尽力。2018年、データサイエンス学部と大学院が設置される。同年、特命副学長、2019年に学長補佐、2020年に大学院データサイエンス研究科長などに就いた。学外で内閣府と文部科学省の委員会委員、日本癌治療学会、日本計量生物学会、日本統計学会、日本医療安全学会、稲門医師会で理事・評議員・委員などを務めた。
 (中略)
 この頃、カジノ反対を強く訴える横浜港ハーバーリゾート協会会長の藤木幸夫は立憲民主党と同様に、候補者選定を江田に任せていた。山中に決めた江田は6月14日午前、山中を連れて藤木を訪問。藤木の支持をとりつけた。6月15日、立憲民主党神奈川県連は山中を擁立するべく最終調整に入った。6月16日、毎日新聞に「立憲が山中を擁立へ」と題する記事が掲載される[20]。報道を受けて横浜市立大学は同日午後、大学関係者に「(大学は)教職員の選挙活動及び政治活動へ関与することはありません」という趣旨のメールを送信。山中は同日、東京新聞の取材に「立憲民主党など野党勢力の推薦や支持を得られれば出馬する」意向で、統合型リゾート誘致に反対を明言。6月29日、立憲民主党の推薦を受けて立候補する意向を正式に表明した。市大関係者の一部は「前向きな理由とはいえ、これから成果が期待できる研究者を失うのは痛い」と語った。同大学医学部を6月末で退職。 (中略)

 人物
  新型コロナウイルス感染症関連
  • 2020年12月および2021年5月に新型コロナウイルス感染症に関する日本初の抗体研究の結果を相次いで発表し、データに基づく客観的な結果として、全国的な注目を集めた。
  • 2021年5月13日、東京都医師会の尾崎治夫会長は、「日本人のデータをもとに、オリジナリティあふれる手法を用いた研究」により、「ワクチンがどの変異株にも有効である」ことを示した点を評価し、「この結果を受け」「有効なワクチンを多くの高齢者に早く打てるよう頑張っていきたい」とSNSに投稿した。 (中略)


「文系から理系に移ったのはなぜか」との問いに、「データに語らせて、その結果に基づき意思決定していくアプローチは様々な問題に有効であり、そこには文系も理系もないのではないか」と答えている。

 (以上、大幅に略したが山中竹春氏のウィキペディア情報の一部を引用したもの。)




 最後に、原左都子の感想に入ろう。

 ウィキペディア最後の部分が気になる。
 「文系から理系に移ったのはなぜか」との問いに、「データに語らせて、その結果に基づき意思決定していくアプローチは様々な問題に有効であり、そこには文系も理系もないのではないか」と答えている。

 この部分だが。
 私め原左都子も理系から文系に移った(私の場合は“移った”と言うよりも、“両者共々マスターした”と言わせて欲しいものだが。)😜 
 私なりの理系と文系との共通項は、ここでは割愛させていただくが、両者を学んだお陰で見い出せている。

 ところで、山中氏は「医師」免許は取得されていない。 
 上記経歴を見てもお分かりの通り、それを取得するコースを何一つ通過されていない。「理学博士」を取得されており、その分野の学業こそが“コロナ禍”関連発表にての売名に繋がったのであろう。


 とにもかくにも混選を極めた昨日の横浜市長選挙にて、市長の地位をもぎ取った山中氏である。
 今後は山中氏の横浜市長としての手腕の程を、あくまでも“他人事”として拝見したいものだ。