原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

予防接種で絶対に死者を出してはならない!

2012年11月01日 | 時事論評
 去る10月17日に岐阜県美濃氏の小児科クリニックで、小学5年生の男の子(10歳)が日本脳炎の予防接種を受けた直後に意識がなくなり、まもなく死亡するとの医療過誤が発生した。
 
 ここでその詳細を紹介すると、この男児は接種5分後に心肺停止状態となり救急搬送されたが、約2時間半後に死亡が確認されたとのことだ。 予防接種を実施したクリニックの院長の談話として、「『先生ひきつけを起こしている』と看護師が言った。顔色が真っ青、ショック状態だと思う。とにかく心臓の音が聞こえない」との報道があるようだ。
 警察は男児の死因や予防接種を受けた時の状況等を調査中とのことだったが、接種直後に容態が急変した事実を考慮すると、まさに予防接種が直接原因で死に至った事例と判断するべきであろう。

 
 本日(11月1日)午後12時過ぎに配信された最新ニュース報道によると、当該死亡男児はかかりつけの医師から併用が禁じられている薬を処方されていたことが、厚生労働省への取材で分かったとのことだ。 一緒に服用すると不整脈により死亡する危険性があるとされ、現在厚労省は薬の併用と死亡との関連について調べているらしい。
 一方、男児の母親によると、男児は広汎(こうはん)性発達障害による興奮を抑えるため2種類の薬を服用。今年9月からは夜尿症を抑える薬も処方され、3種類を毎日飲むように指示されていた。予防接種の前日夕にも服用し、当日は飲んでいなかったとのことだ。
 厚労省の見解に戻るが、興奮を抑える薬と夜尿症を抑える薬を併用すると脈が乱れて意識を失うことがあり、死亡する危険性もあるとされている。 母親は「かかりつけ医を信頼しており、指示通りに飲ませていた。併用禁止とは知らなかった」と話しているらしい。
 男児のかかりつけ医と日本脳炎予防接種を担当した小児科医院は別とのこと。 岐阜県警も併用の危険性について把握しており、「処方した医師を含め関係先から事情を聴きたい」としている。
 (以上、本日の最新ネットニュース報道より引用)


 ここで一旦私事に入ろう。

 我が娘が幼い頃某教育研究所に通い、指導及び相談を受けていた事に関しては本エッセイ集内で幾度が公開している。
 その研究所とはまさに上記の発達障害児(娘本人がそれを聞いても動じない程成長を遂げたと私が確信できるまで、本エッセイ集において非公開を貫いてきた)の研究機関なのだが、当時通所していた子ども達の中にも医師より薬を処方されている児童が複数存在した。

 我が子の当時の症状に関して説明すれば、(数多くの心身的不具合を抱えてはいたが)、その中で「夜驚症」及び「不明熱」症状が突出していたものの、普段「興奮症状」が出現することは皆無だった。
 定期的に病院通いをする中で、元医学関係者の私は担当医と納得いくまで話し合いを繰り返しつつ娘の容態を見守っていた。 特に「投薬」に関して元々大いなる抵抗感がある私は、「不明熱」発症時の解熱剤ですら拒否していた。 「検査」に関してももちろん抵抗感はあったが、娘の心身状態把握のために最小限に留めつつそれを心苦しくも実施せざるを得なかった。 ただし小学校高学年以降は、娘の予想以上の心身共の成長に伴い私の意向で“害”が顕著な「検査」に関してはすべて拒否している。
 特に我が子幼少の頃は夜な夜な娘の「夜驚症」(小学校低学年まで続いた)で睡眠不足に陥り、また幾度となく不明熱(中学2年まで続いた)を出す娘の様子を傍らで見守るにつけ、自分なりの対応策をある程度ではあるが学習し続けて来た。 
 決して医療機関に一任することなく、娘の事を一番理解している親の私自身の冷静な判断力を最優先したことが功を奏したのか、娘は心身共に順調に成長を遂げつつある。


 上記予防接種直後に死亡した児童の話に戻そう。

 その児童の母親が、“かかりつけ医を(全面的に)信頼していた”と談話しているところが辛い…

 実は、我々親子が過去に通っていた教育研究所に於いて、児童に投薬をしていた一家庭のお母上も同様の発言をしていたことが我が脳裏に蘇るのだ。 女児にして「興奮」気質を抱え暴力行動に出る(我が娘も研究所内でその女児に幾度か暴力被害に遭ったが…)そのご家庭では、確かに「投薬」に頼ってでも女児を落ち着かせたい切羽詰まった事態だった事が推し量れる…。
 それにしても、やはり「投薬」の副作用こそが更なる悲劇を招く現実を、特に年少の子どもを抱えている親たるものは親の責任として認識するべきではなかろうか?

 そのためには自分自身で主治医を選択できる能力を全国民に育成させるべく教育を施すべきであろうが、医学分野とは確かに一般国民には難解な領域であり、学校教育にそれを委ねるのは元々無理があるのかもしれない…


 話題を予防接種過誤に戻そう。
  
 上記事例のみならず、この7月にも日本脳炎予防接種による幼少児の死者を出している事を、皆さんはご存知であろうか?
 7月の幼少児死亡例の場合、予防接種から“2日後”に発熱けいれんを繰り返し急性脳症と診断されたらしい。 そのため、厚労省のバック団体である“専門家委員会”とやらは、「予防接種過誤との因果関係を否定はできないが薄い」等々とのコメントをして「ワクチン接種との関連は不明で、引き続き検討する」との扱いになったとのことだ。

 ここで私論だが、まったくもって自分らの利益しか視野にない政府・官僚及びその“天下り団体”の存在こそが嘆かわしい。


 最後に原左都子の私論のまとめをしよう。

 日本脳炎とは、そのウイルスを持ったブタの血を吸った蚊に刺されて感染する。 最近の患者報告は年間10人以下とのことだ。 一旦発症すると意識障害などの重い障害が出るなどして2~4割の人が死亡する。 (以上、朝日新聞報道より抜粋)

 原左都子が得意な数値計算に入ろう。
 日本脳炎罹患年間患者数が10名以下、その内死亡に至るのが2~4割。 死亡に至る割合を3割として計算すると、実際に日本脳炎に感染して死亡するのは年間3名以下との結論が出る。
 もちろん、それにより死に至った方々にも弔意を表しよう。

 それにしても年間3人以下の死者を出す事を阻止するため、全国民にその予防接種(しかも日本脳炎の予防接種とは1回ではなく子どものうちに何度も強制される)を国民全員に負荷し続けている現実を、国民の皆さんは如何に捉えているのだろうか??
 各自の「死生観」の課題もあろうが、私自身はどうせ死ぬなら予防接種との人為的医療過誤で不本意に“犬死”するのではなく、疾患そのものに罹患して天寿を全うしたいものだ。


 「原左都子エッセイ集」に於いて幾度も訴え続けているが、予防接種とは政府と製薬会社と医療機関との“癒着”の産物でしかあり得ない。

 この膨大な税金の食い潰しを今後如何に捉えていくかに関して、ゼネコンとの癒着産物である「公共事業」共々、政権が移り変わりそうな今こそ国民は目を覚まして再考しようではありませんか!!