じんせい2度なし

かほぱぱの独り言

途方もない額と期間

2013年07月24日 | 社会・経済

産業技術研究所が除染費用の試算結果を発表した。
5兆1千億円というとてつもない費用。
これでも単に除染されただけで家の再建や生活できるようになるには更に多額の費用が必要だろう。
原発問題が選挙の争点にはならなかったのが良かったのかと思ってしまった、
選挙が終わると急に原発事故にかかわるニュースが相次いで報道されて、原発事故はまだまだ収束には向かっていないことを改めて実感させられる。
これだけのお金をかけてまで除染をするべきなのかという意見もあるようですが、私が当事者なら、"汚したものは元通り奇麗にして返す"と教えられてきたと思うだろう。
こういう数字をみると、東電さんだけに押し付けてよいのかなぁと考えてしまう。
時間が経過していくのが当事者の方々にとってみると一番苦痛なのではと。
ポランティアの方々の活躍もありますが、こういうものに使われるのであれば税金として全員が一定額を負担しても良いのでは。
寄付・募金をしたというカタチで。
昨日も東電社員の退職者が相次いでいるという報道があったが、それより心配なのは新入社員が集まるのかという問題もあるように思う。
廃炉作業に30年から40年かかるとすると、入社した新入社員は就業期間はずっと廃炉問題に取り組むことになるわけで、これは正直とても辛いと思う。