猪瀬東京知事がオリンピック招致活動中。
今回のスピーチで感じたのは初めて開催する都市との差異化。
開催能力の高さを前面に出してアピールされていた印象が強い。
個人的にはそのスピーチで、「4千億円のキャッシュがあること」の訴求はなんとなく金持ちの言い方っぽくて嫌いでしたが、世界では通用するのでしょうか。
あと、「落とした財布がそのまま戻ってくる」という話は笑いを誘ったようですが、安全性の訴求にはかなり効いたように思う。
マーケティングで言うと、差異化というのは、ポーター先生の理論からするとどちらかというとチャレンジャーのとるべき戦略と理解していて、2番手の企業がトップに対する対抗手段に有力な手法かと。
今回の東京は2番手という理解なんでしょうか。
この戦略を間違っていると有力候補から滑り落ちる危険性があるのですが、結果はどう出るのでしょうか。
初めて開催する都市に比べて、2度目の開催には相当なハンデがあると思うのですが。世界にどれだけ共感が得られるのでしょうか。
開催能力の訴求も大事ですが、何故東京なのかということへの明確な回答が必要な気がします。
冬は札幌・長野を体験しました。
是非生きているうちに夏のオリンピックを身近で体験したいので、猪瀬知事には頑張ってもらいたいです。