ゆみちゃんの365日

日々の出来事を綴っています。

浄瑠璃寺へ行ってきた

2009-10-02 19:59:25 | まち歩き

10月1日(木曜日)
暦の上では今日から衣替えだが、日中は29度くらいあり、とても長袖なんて着る気は起こらない。まだまだ残暑は厳しい。プールで泳いだ後の楽しみは、道草を食うことだ。2時から夕方までが至福のひと時である。風に吹かれてふ~らふら。たどりついたのは加茂町浄瑠璃寺。アジサイの頃行った、岩船寺の近くである。駐車料金300円を払いコスモスゆれる参道を100メートルほど歩けば山門だ。

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参道では猫が出迎えてくれた。

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普通は山門のそばに拝観料受付があるがどこにもない。

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あれ?・・・・。浄瑠璃寺は境内を散策するだけであれば無料の立て札があった。この寺には国宝がたくさんある。境内では学生らしき団体客が、住職の説明を受けていた。駐車場の2台の観光バスは、この団体だった。

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一般の参拝客はパラパラしかいなく、普段はひっそりしたお寺のようだ。特にこの時期は見ごろの花もなくよけいだろう。国宝のある本堂への入場(阿弥陀如来像九体等の拝観)受付はこちらの立て札がある。拝観料はたったの300円で、見たいのは山々だが夕方から枚方で麻雀をするので、時間的余裕がない。今日のところは、池を中心とした浄土式庭園と、平安末期の本堂および三重塔をさらっと見て回った。

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小山に囲まれた決して広くない境内の中心にある宝池(苑池、阿字池)の周辺に本堂、三重塔がひっそりと建っている。このすっきりとした伽藍配置が、浄瑠璃寺の最大の魅力だそうな。

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この寺がある地区は当尾(とうの・とうのお)と言い、付近には当尾石仏群と呼ばれる、鎌倉時代にさかのぼる石仏、石塔などが点在していて有名だ。紅葉の時期が来れば、スニーカーを履いて堂内の国宝と併せて見に行くつもりだ。お供をしてくれる方がいれば楽しいのだが、誰かいませんか?この指止まれ!
この地区には道路沿いに無人販売所が何箇所もある。お茶、野菜、柿等がビニール袋に入れられぶら下がっている。どれも大抵100円だった。

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無人販売は、岩船寺周辺の農家が今から30年ほど前に始めたのが最初と言われている。最近はどこの販売所も品物の数と代金が合わなく、汗水たらして作った農家の方を悲しませている。先日愛妻が無人販売所でビックリしたのは、近くに止めてある軽トラックの荷台の覆いが動いたことだった。荷台から、持ち逃げする不逞のやからを見張っていたようだ。信じてもらえないかと思えば悲しくなったと言っていた。
野菜を作ったことのある方は苦労がわかるから、生産者を悲しませるようなことはしないだろう。

(参 考)
1.浄瑠璃寺
通称:九体寺(くたいじ)(本堂に9体の阿弥陀如来像を安置することから)古くは西小田原寺とも呼ばれた。
本尊は阿弥陀如来と薬師如来、開基(創立者)は義明上人である。
・電話:0774-76-2390
・拝観時間
 3月~11月:9:00~17:00
 10月~2月:10:00~16:00
・拝観料:300円
・山号 :小田原山
・宗派 :真言律宗
・所在地 :京都府相楽郡加茂町
2.国宝
・浄瑠璃寺本堂 九体阿弥陀堂(国宝)藤原時代
・浄瑠璃寺三重塔 (国宝)藤原時代
・阿弥陀如来像九体(国宝)藤原時代
・四天王像四体(国宝)藤原時代
3.アクセス
近鉄・JR奈良駅より紅葉時季臨時バス
 岩船寺より徒歩下り50分ハイキングコース

コメント
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