今夜の阪神ー中日戦は、これぞ野球を見せてくれた。阪神が1点先制すれば中日が逆転3ラン。阪神もお返しとばかりに金本が3ランで4対3と再逆転。今度は中日がウッズのホームランで4対4の同点に追いつく。追いつかれると阪神は関本が打ち、5対4と中日を突き放す。こうなれば阪神は必勝パターンの継投に入った。ウイリアムスが8回を0に押さえれば9回は守護神の藤川だ。9回中日は代打立浪が出てきた。さすがというか藤川からヒットを打つ。送りバントを藤川は矢のような送球で2封した。ここまでは良かったが、ワイルドピッチで1塁ランナーを2塁へ易々とやってしまう。打者は中村紀で勝負を避けるのかと思っていたが、勝負してヒットを打たれ5対5の同点になってしまった。藤川の調子が絶好調であれば三振が期待できるが、バットは空を切らない。何とか同点で踏みとどまり、後は9回裏の阪神のサヨナラ勝を待つのみだ。
阪神の先頭打者2番の平野がヒットを打ち、3番鳥谷がバントで2塁へランナーを進める。サヨナラのお膳立てが出来、バッターは4番金本だ。中日は金本を敬遠すると思いきや勝負をしてきた。金本がライト前にヒットを打ったのでサヨナラと小躍りしたが、守りが浅く平野は3塁でストップした。一死ランナー1、3塁でバッターは林(リンウエイツ)だ。最悪は内野ゴロでのゲッツーで、外野フライを打てばサヨナラだ。林は期待に応えセンターへ犠牲フライを打ち、平野が本塁へ突入し今シーズン7度目のサヨナラ勝ち。バンザイ!バンザイ!六甲おろしが甲子園にコダマする。
時計は10時前を指していたので、延長になれば投手を総動員しなければならない。引き分けても疲れが残り、負ければ疲れが倍増する。明日から巨人との3連戦が待ち受けているので、負けるわけにはいかなかった。これで天王山の戦いが楽しみになった。とりあえず初戦をものにすれば戦いが楽になる。明日の夜が待ち遠しくてたまらない。頑張れタイガース!
【試合終了】 ◇開始18時00分◇甲子園
チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
中 日 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 5 |
阪 神 | 1 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1X | 6 |
- 【中日】
- チェン
- 平井
- 小林
- 浅尾
- 中里
- ●高橋(0勝1敗)
- 【阪神】
- 杉山
- 渡辺
- 江草
- ウィリアムス
- ○藤川(4勝1敗)
- [本塁打]
- 李11号(中)
- 金本21号(神)
- ウッズ25号(中)