庭に「さるすべりの花」が咲いている。枝の先がしなるくらい溢
ない。近くで見れば一つの蕾から、チリチリとした柔らかな花びらが６枚出てくる様がよくわかる。この花びらが毎日少しずつ散り、道路に落ちるので掃除が日課になっている。花の中心に黄色の花弁があり、蜂が蜜を吸いにやってくる。間近に見れば本当に可愛い花である。
半世紀ほどその昔、住んでいた鳥取の村に長清寺という寺があり、そこの境内にデカイ「さるすべり（百日紅）の木」があった。幹がツルツルと滑らかで猿も滑るから「さるすべりの木」と大人から聞かされていた。寺には同級生の「よっちゃん」がいて、毎日のように一緒に遊んでいたが、さすがの悪がきの私もこの木には登って遊んだ記憶はない。
伝統の一戦、阪神対巨人の２連戦は昨日から始まったが、昨夜は一方的な試合で７対０と完封負けをくらった。これで阪神は今季初めての５連敗となり、２位巨人とのゲーム差は７に縮まった。今夜も苦手な左腕内海に１点に押さえられ、１対１のまま延長戦に突入した。５回からヒットが出ていないので、サヨナラ負けをするのではといや～な予感がしていた。
延長１０回の表、巨人は押さえのエース、クルーンを投入してきた。所がいきなり先頭打者を四球、続く打者にも四球と乱調で、次の打者は４番金本なので阪神にとっては絶好の勝ち越しチャンスを迎えた。原監督も辛抱たまらず左腕の藤田にスイッチした。金本は阪神ファンの期待に応え藤田から３ランホームランを放ち、４対１になりようやく勝ちが見えてきた。その裏ウイリアムスが二岡にソロホームランを浴びるも４対２で逃げ切った。今夜も阪神はヒット４本と打線は湿り放しで、この先が思いやられる。
今夜もしも負けていればその差は６ゲームとなり、緊急事態発生となったが、元の８ゲーム差に戻りやれやれだ。星野ジャパンに人質になった新井、矢野、藤川選手よ、はやく帰ってきておくれ！
しかし伝統の一戦なのにテレビ中継がないのに腹が立つ。ラジオで野球、テレビでオリンピックと目も耳もまわるくらい忙しい。
