ゆみちゃんの365日

日々の出来事を綴っています。

琉球一人旅(三日目)(塩川・夕日の丘)

2009-05-22 12:28:31 | 2009年5月沖縄旅行

陸地を流れる川で塩水の川があると言っても、見たことのない貴女は信用してくれないでしょう。あるんです沖縄に。
訪沖する少し前に、本部半島の塩川という地区に塩水が流れる川があると知った。今まで何度も通っているが、まったく気が付かなかった。地元の方に聞かなければ、分り難い場所のようなので気をつけながら走った。バス停に塩川があったので、この辺りだろうと細い道を入って行った。行き止まりで、小さい川が流れているが何の看板も無い。おかしいなあと思いながら引き返すと「天然記念物塩川」はこちらのたて看板を見つけた。50メートルほど先にあるようだ。

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階段を下りて行くとそこが源流だった。湧き出ているところには、小指くらいの魚が何匹もうろちょろしていた。川の流れを良く見ると、最初に見た川は下流であった。
立て看板の「国指定天然記念物 塩川」の説明文を読んだ。

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”この塩川は海岸線より150m余りの陸地内部にあって海面上1.29m~1.42mの岩間から常時塩水を湧水している世界でも珍しい川で昭和47年5月15日、国の天然記念物に指定された。この塩川の湧水機構については岩盤説、サイフォン説、地下空洞説などいろいろあるが、確定的なものは未だない。”

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湧き水が塩水という大変珍しい川と言うか不思議な川は、世界でもここ塩川と西インド諸島のプエルトリコにある川の2箇所しかないそうだ。従って、沖縄に行ったことの無い方は見たことが無いのは当たり前。川と言ってもその長さはたったの約300mでこれも日本一の短い川である。地元では昔から「スガー(塩川)」と呼ばれているそうだ。
国の天然記念物に指定されているのであれば、分りやすい看板(道路の上空に)と駐車場の設置を切に望む。沖縄美ら海水族館の少し手前にあり、時間があれば話の種に是非立ち寄ってみてはいかが。

(参考)
1.塩川
・指定年月日 : 昭和47年 5月15日
・所 在 地 : 本部町字崎本部塩川原
・そ の 他 : 昭和45年7月14日、「本部町の塩川」として琉球政府指定天然記念物
2.この塩川には緑藻類10種、紅藻類など28種が生育している。海産種としてアミアオサ、ヒラアオノリ、ウスイロジュズモが生育し、アミアオサは川の両岸に、ヒラアオノリは流れの早いところに繁茂する。また、種子植物のカワツルモは中流域の砂底に生育している。紅藻類のシオカワモッカは日本ではここ塩川にのみ生育している。
 塩川の水温は年間を通じてほぼ一定(22~23℃)に保たれている。
 動物は、ボラ、ユゴイ、ミナミクロダイ、チチブ、ボウズハゼの魚類。貝はエボシガイ、甲殻類では盲目のムカシエビなど珍奇な動物や地下水に潜り込んだヒラテテナガエビ、トゲナシヌマエビも生息している。また、純地下水性のチカヌマエビ、アシナガヌマエビも生息している。

その後、これもテレビで何回か見たことのある「農村喫茶・夕日の丘」も気になっていたので行ってみた。ホテル「リゾネックス名護」のそばに「夕日の丘」はこちらの看板が立っているので迷うことはない。曲がりくねった道を登り、ようやくたどりついた。

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小屋の前に「本日定休日」の立て看板が・・・。ガックシ。
お店は農作業小屋風で”ここで食べるの?」と思うような感じだった。テレビで見たのと月とスッポンだ。やはりプロカメラマンの腕は凄いの一言。
この素朴さがいつも小奇麗な店に行っている者にとっては驚きと感激を生むかもね。
一度はここで夕日を拝みたいものだ。若ければ夕日を見ながら恋を語れば最高だろう。プロポーズをすればOKが出ること請け合いだ。

■農村喫茶・夕日の丘 所在地 沖縄県名護市勝山90 電 話 0980-53-8400 営 業 11時~24時 定休日 火曜日と年末・年始

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