5月19日(火曜日)
沖縄本島へ旅行すれば必ず訪れる島がある。それは北部にある古宇利島だ。橋が建設されてまだ4年半ほどしか経っていないが、今までに行った回数は14回を数える。何がそこまで私を掻き立てるかと言えば”海の色”である。沖縄にはまってしまったのは最初に行った時の印象が強烈で、空の青さ、白い雲、海の色すべてが私を魅了してしまった。恋愛も同じようなものだ。
入梅した18日に行ったが、小雨でどんよりした天候では私の心は3割くらいしか満たされない。島を1周してすごすごと帰った。旅行の最終日は、おてんとうさんが出ていないが、リベンジしなければ気が収まらない。屋我地島(やがじしま)で土産に紅芋一袋500円を買う。
この時期に屋我地島ではヒマワリが咲いているので、頭がおかしくなりそうだ。狂い咲きかと問えば、「狂い咲きではない」とヒマワリは言っていた。
古宇利大橋から眺める海の色は最高だが、太陽が出ていないのでエメラルドグリーンも私の頭のように薄い色をしていた。満足度は5割に満たないくらいだった。
島の反対側にお食事処「パーラー島の駅」があり立ち寄った。この店の大将はウミンチュ(漁師)で、2年前に名護のスナックで知り合い、それ以来、島に渡ると顔を出している。あいにく大将は留守で会えなかったが、サザエのつぼ焼きとマンゴージュースをいただいた。ここのサザエは、あの角のような突起がない。荒波にもまれることがなければ踏ん張る必要がないので、発達しないのであろうか。きっとそうだと決め付けた。店に別れを告げ少し行くと”アマジャバル農村公園”の標識が出ていた。ここには行ったことがない。どんな所か登っていった。
古宇利島の遠見台番所跡で、立派な公園だった。観光客はパラパラだ。よほど事前に調べていなければ気がつかないだろう。その昔ここで沖行く船の監視をし、煙のリレーで那覇の王府まで連絡をしていたそうだ。説明の碑には煙は3種類あり1本のぼればこんな船、3本のぼれば外国船とかの決め事が記述されていた。
遠見台に立てばその名の通り遠くが見渡せた。伊是名島も良く見えた。一度に全部知ってしまうより、このように行く度に一つでも新しいことを知る方が好きだ。そう恋愛も結婚も同じことが言える。これで16回島に渡ったことになる。ほれたらとことん尽くす。これが私の信条だ。愛妻から”私はどうなっているの?”の声があがりそうだが、受け付けるわけにはいかない。
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