2月12日(土曜日)
朝からパソコンに向かい、手には赤ペンを持ち競馬中継を見ながらネット投票をしていた。そこへ愛妻がやってきて、「岩清水八幡宮に行きたいな」と言う。
食うか食われるかの勝負をしているので、それどころの話ではない。返事もそこそこにしていると、午前中のレースが終わった。結果はプラスになることなく、銀行通帳の残金はスズメの涙だ。これで踏ん切りがついた。「岩清水八幡宮に行こうか」。正午に姪っ子の温子さんと三人で家を出た。
岩清水八幡宮は、日本三大八幡宮のひとつに数えられている。関西に来てからもうすぐ48年になると言うのに、一度もお参りしたことはない。その気になれば車で35分ほどの場所にあるのに・・・・。行っていないは、七不思議の一つに数えていいだろう。
参拝者用の駐車場は事前にネットで調べていたので、迷うことなく駐車することが出来た。駐車料金は500円だった。石清水八幡宮に行くには、八幡市駅のそばにあるケーブルカーに乗って行くことは知っている。駐車料金を徴収しているおばさんに尋ねた。「八幡宮に行くにはケーブルカーしか行けないのですか?」「そこの道を登っていけば15分ほどで行けますよ」。
ケーブルカーの駅まで200メートルくらいあるので、歩いて上ることにした。愛妻は足が悪いので、森林浴をしながらユックリと歩いた。長々と石段の道が続くが、比較的緩やかなので苦
しくはない。
さっさと歩けば15分で行けるかもしれないが、30分ほどかかってようやく山頂にある石清水八幡宮に到着した。鳥居をくぐる。
手を清め
厄年の年表を見て、山門をくぐる。
本殿は「平成の大修造」が行われていて、左側がシートに覆われていた。
参道の看板には今回の修理のためにお金を寄進した奉賛者名が書かれている。50万円もするか。こっちは100万円景気がいいな。何!1000万円以上だって。本殿のそばまで行ったが、三人とも賽銭は入れず。これは正しい参拝ではない。
本殿の周りを一周した。土塀の中に平たい瓦を差し込んである独特の土塀は面白い。
裏には男性の守護神、女性の守護神があり拝む。
帰りはケーブルカーで帰ることにした。帰り道の途中に展望台があり、立ち寄った。少しもやっていたので、そんなに遠くまでは見れない。京都競馬場は良く見えた。
この山には樹齢600~700年の大きな”くすのき”が7本ほどあるそうだ。
見事だ。
ケーブルカーは15分おきに動いている。
乗客は10数人。片道料金200円で、所要時間3分ほどだった。八幡市駅のロータリには竹と白熱電球のオブジェがあった。
八幡市の竹は、エジソンが白熱電球のフィラメントに使い有名だ。
近くの方でまだ参拝したことのない方は一度行ってください。歩いて上れば、気持ちのよいところですよ。
岩清水八幡宮は、戦略智と胆力が授かれるそうなので密かに期待している。「賽銭を入れない者には授けるわけにはいきません」「そんな~。差別はいけません」
【参 考】
石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)は京都府八幡市の男山山頂に鎮座する神社。京都の鬼門(北東)にある延暦寺と対峙して京都の裏鬼門(南西)を守護する神社である。
二十二社の上七社の一つであり、中世においては二所宗廟の一つとされ、近代社格制度においては官幣大社に格付された。また宇佐神宮、筥崎宮とともに日本三大八幡宮のひとつに数えられる。本殿などの建造物16棟等が国の重要文化財に指定されている。
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