ゆみちゃんの365日

日々の出来事を綴っています。

明日はわが身の「東京家族」を観て涙を流す

2013-02-07 22:53:31 | 映画

2月7日(木曜日)
1月19日から封切になった「東京家族」。鳥取の弟から「今上映中の「東京家族」はいいよ。山田洋次監督の<男はつらいよ>シリーズよりもいいと思った。ぜひ,2人で見てきてください。」のメールが来た。我が家は皆さんと少々違い、映画を夫婦で観るなんて無いに等しい。愛妻は映画は好きで、一人で度々観に行っている。
私は弟から「LWAYS三丁目の夕日」を勧められて行ったのは、ついこの間のような気がしていたが、7年も経過していた。
愛妻と今夜は久しぶりに 「東京家族」  を観に行った。上映は17時からなので、サラリーマンには早過ぎ、主婦は夕食の支度で、多分観客は少ないだろうと想像していた。
60歳以上はシニア割引で1,000円と言うのが嬉しい。座席指定だが館内に入るとガラガラで、ざっと数えて10数名しかいない。ポップコーンをポリポリ食べながら観賞した。物語は2012年5月、瀬戸内海の小島に暮らす平山周吉(橋爪功)と妻とみこ(吉行和子)の夫婦が、子供たちに会うために東京へやって来た。東京には子どもが三人暮らしている。長男は開業医を営む幸一(西村雅彦)。次男は舞台美術の仕事に携わる昌次(妻夫木聡)。長女は美容院を営む滋子(中嶋朋子)。
次男の恋人間宮紀子(蒼井優)。夫婦や親子の絆、老いや死について問いかけます。母のとみこさんが突然倒れて天国へ。葬式は瀬戸内海の島へ遺骨を持ち帰り行われました。残さ
れた父親の生活を心配し、長男は一緒に暮らそうと提案しますが、父親は東京の子どもの世話にならぬと言い張ります。亡くなった母親は68歳。まさに私の年齢です。私もいつ倒れても不思議ではありません。皆さんの好演が感動を呼び、何度涙を流したでしょうか。妻に先立たれると言うのが男にとっては一番つらい。女性は夫に先立たれても長生きできるが、男は長生き出来ないようです。上映時間は2時間少々。お勧めの1本です。
やっぱり映画は映画館が一番!。テレビとは迫力が違います。音響効果に圧倒されました。

2月9日の朝刊の読者からの投稿
「東京家族」の「とみこ」のように
53歳女性
品川駅で、ぎこちない手付きで携帯電話を受ける場面から最後の遺影まで、ずっと「とみこ」さんを私は追っていた。映画「東京家族」。東京で暮らす子どもたちに瀬戸内の小島に住む両親が会いに行く数日間の出来事の中に時代背景が凝縮され、山田洋次監督のメッセージがたくさん刻みこまれた、見応えのある作品だ。吉行和子さん演じる母親の「とみこ」は昭和の女性の模範のような人柄で、こまやかな心配りや懐の深さ、温かな思いやりの心を持ち、いつも朗らかでありながら凛としている。寡黙で不器用な夫や個性の強い子どもたちとの葛藤にも揺らぐことなく、東京での日々を満喫する。そして突然だが静かに、子どもたちの暮らす東京で亡くなっていく。広島弁をとても品良く表現されていたことも印象深い。こんな生き方ができたら、と思う。

【あらすじ】
2012年5月、瀬戸内海の小島に暮らす平山周吉(橋爪功)と妻とみこ(吉行和子)は、子供たちに会うために東京へやって来る。だが品川駅に迎えに来るはずの次男の昌次(妻夫木聡)
は、間違って東京駅へ行ってしまう。周吉はタクシーを拾い、郊外で開業医を営む長男の幸一(西村雅彦)の家へと向かった。長女の滋子(中嶋朋子)は不注意な弟に呆れ、幸一の妻、文子(夏川結衣)は歓迎の支度に忙しい。やがて周吉ととみこが到着、大きくなった二人の孫・実(柴田龍一郎)と勇(丸山歩夢)に驚く。そんな中、ようやく昌次も現れ、家族全員が久しぶりに夕食を囲むのだった。日曜日、幸一は勇を連れて、両親をお台場から横浜見物へと連れて行く予定だったが、患者の容体が悪化、急な往診に出かけることになる。
周吉ととみこは、滋子の家に泊まりに行くが、美容院を経営する滋子は忙しく両親の相手ができず、夫の庫造(林家正蔵)が駅前の温泉へと連れ出す。滋子に頼まれ、昌次は両親を東京の名所巡りの遊覧バスに乗せるが、自分は疲れて居眠りをしている。帝釈天参道の鰻屋で、周吉は、舞台美術の仕事をしている昌次に将来の見通しはあるのかと問いただす。
昔から昌次に厳しい周吉、昌次はそんな父が苦手だった。その頃、滋子は幸一に、お金を出し合って二人に横浜のホテルに泊まってもらおうという提案をする。横浜のリゾートホテルの広い部屋で、ただ外を眺める周吉ととみこ。周吉はネオンに輝く観覧車を見て、結婚する前に二人で観た映画「第三の男」を懐かしむ。寝苦しい夜が明け、周吉ととみこは2泊の予定を切り上げて、帰ってきてしまう。そんな両親に、商店街の飲み会があるので今夜はいてもらっては困ると言い放つ滋子。周吉は同郷の友人、沼田(小林稔侍)宅へ、とみこは昌次のアパートへ行くことにする。久しぶりの母親の手料理を美味しそうに食べる昌次。その時、母に紹介しようと呼んだ恋人の間宮紀子(蒼井優)が現れる。昌次はボランティアで行った福島の被災地でひと目惚れしてプロポーズしたことを、とみこに打ち明ける。一方、周吉は、沼田に宿泊を断られた上に泥酔、周囲に大迷惑をかけていた。幸一の家でようやく落ち着いたところに、とみこが上機嫌で帰ってくるが、突然倒れてしまう……。

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4 コメント

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私も2月5日 この映画を見ました。2月の上映案... (源氏の好き夫)
2013-02-10 01:05:36
私も2月5日 この映画を見ました。2月の上映案内を見て、山田洋次監督だったのでシニア料金で。平日でも意外と客が多く 私はひとりでしたが夫婦連れ?が多かったようです。笑いは ほとんどなく寡黙で不器用な周吉と 温かで思いやりの心を持った妻とみこの演技に涙しました。ハンカチをお忘れなく。次は2月23日公開の「草原の椅子」を見に行きたいと思っています。
返信する
>源氏の好き夫さん (ゆみちゃん)
2013-02-10 11:01:55
>源氏の好き夫さん
この映画は一人で観るのがよかです。
涙ボロボロは照れくさいね。
隣りの席からすすり泣きが聞こえてくると・・・。
返信する
映画「草原の椅子」を見てきました。 (源氏の好き夫)
2013-03-03 00:47:54
映画「草原の椅子」を見てきました。
いい映画でした、見に行ってはどうでしょうか。

東日本大震災以後の東京。カメラメーカーに務める遠間憲太郎(佐藤浩市:バツイチ)は一人娘の弥生と二人暮らし、取引先である『カメラのトガシ』社長の富樫(西村雅彦)と親しくなり、心を通わせるようになっていく。互いに本音を語り合い、これからの人生をどう歩んでいくのかを模索するうち、何もない草原に椅子がぽつんと置かれた写真に出会う。その写真を見た2人は、心に強い衝撃が走るのを感じる。2人は、遠間が思いを寄せる陶器店のオーナー貴志子(吉瀬美智子)と、母親に虐待され心に傷を負った4歳の少年・圭輔を連れ、世界最後の桃源郷と呼ばれるパキスタン・フンザへ旅立つ……。血のつながらない4歳の少年を引き取るかで苦悩するのである。クライマックスで眼前に広がるフンザの大パノラマは圧巻。
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>源氏の好き夫さん (ゆみちゃん)
2013-03-03 23:50:05
>源氏の好き夫さん
女房も先日観に行って東京家族よりも良かったと言っておりました。
時間が出来れば行きましょうかね。
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