ゆみちゃんの365日

日々の出来事を綴っています。

奄美民謡を聞きに行った

2010-01-24 21:40:50 | 音楽

1月23日(土曜日)


ネットで知り合ったhiroさんのブログに訪問すると、奥さんの榮百々代(さかえ ももよ)さんが東淀川駅の近くのライブハウスOppidom(オッピドム)で、奄美民謡ライブをやるという。
沖縄三線ライブには何度も聞きに行ったが、奄美民謡ライブには行ったことがない。
奄美民謡は琉球フェスティバルに行くと、奄美の方が誰か出演しているので何度か聞いたことがある。今では全国デビューした元ちとせ(はじめちとせ)や中孝介(あたりこうすけ)も、元はと言えばNHKが奄美民謡を取り上げ、それに出演していた。二人とも歌唱力は抜群で、人気が出るのではと想像はしていた。
夕方4時半過ぎに顔を洗う姿を見た愛妻は、「どこに行くの?」と検問にひっかかった。何年も私を観察いていると、少しの変化でもピッと来るようだ。「東淀川駅のそばで、奄美民謡ライブを聞きに行こうと思っている」と返事をした。7時半からライブが始まるので、駅まで送ってもらい5時半過ぎの電車に乗った。京都駅経由で東淀川駅まで1時間10ほどで着いた。
ライブハウスは駅から徒歩2分書いてあったので、適当に歩いた。しかし筋を間違えたのか見当たらない。せっかく口がついているので、店の方に尋ねた。「そこの角を曲がったとこ」。
ライブハウス Oppidom(オッピドム)は、昼間は喫茶店のようだ。扉を開けると柔和な顔をしたマスターが現れ、「予約された方でしょうか?」と聞かれ「予約はしていません」と答えた。一番客だったので、見やすい席に案内してもらった。会場にはネットで何度も見たことのある、榮百々代さんともう一人の若い女性が準備の真っ最中だった。
席に座ると早速に焼酎のロックを頼んだ。ライブが始まるまでにグラスは空に。7時40分からライブが始まった。お客さんは20数名の方が見えていて、ほぼ満席に近い入りだ。榮百々代(さかえ ももよ)さんが囃子(はやし)の名田 五月(みょうでん さつき)さんを紹介したが、同レベルでなければうまくいかないそうだ。お二人とも大島紬の着物が良く似合う。しかもべっぴんだ。さてどんな唄が飛び出すか興味津々である。奄美の島唄は独特の旋律と裏声が奏でる、裏悲しさが胸を打つ。囃子の”さつき”さんの裏声がじ~んとくる。

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裏声を使う民謡は、世界でアルプスのヨーデルと奄美の島唄だけと言われている。唄は前半と後半の二部構成だった。曲の合間に百々代さんが色々なことを教えてくれる。沖縄では三線(さんしん)と言うが奄美ではサンシンじゃなくて三味線(しゃみせん)と言う。三線に比べ弦は細い。従って、つまびくピックも沖縄では水牛でできているが、奄美は竹で出来た細長いやつだ。奄美の三味線はどちらかと言えば津軽三味線に近く、津軽三味線を借りて弾いたところ容易に弾けたそうだ。前半の6曲が終わり休憩に入った。焼酎のロックも、いつのまにやら3杯も飲んでいた。隣の席に座っていた50代、60代の女性二人と男性一人は、「悲しい曲は性にあわんわ。沖縄民謡の方がええ。これから沖縄料理の店に行くわ」と言い残し出ていった。
なるほど沖縄は明るい曲が多く、奄美はブルースのようなもの悲しい曲調が多いかも。後半も6曲演奏があったが、唄を知らない私にとっては、どれも同じように聞こえる。
沖縄民謡には太鼓がつきものだが、奄美民謡でも太鼓がいる曲もある。「どなたか太鼓を叩ける方はいらっしゃいませんか?」と百々代さんは一応確認した。誰もいないと分かると、奥の席に座っているおば様を指名した。出てきた方は百々代さんとそっくりの顔だ。当たり前だよ産みの親だった。

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最後の方では、お父さんも太鼓持ちにかつぎだして、楽しい演奏会になった。

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奄美民謡も最後は沖縄民謡と同じく、お決まりの六調が流れると、席に座っていた方はほぼ全員立ち上がり踊りまくる

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最後に若人二人のカップルが前に出て結婚しますの報告があった。

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お祝いに最後の1曲として祝いの唄がプレゼントされた。本当に楽しい2時間は、あっという間に過ぎ去った。
清算をすれば、知らぬ間にロックを6杯も飲んでいた。その後二次会に、吹田にある奄美料理のお店に、hiroさんが連れて行ってくれた。

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料理が色々と出てきたが、食べた記憶は残っていない。ここでも飲んでばかりいたようだ。時間はシンデレラタイムを過ぎている。帰り道はhiroさん同じ方向なので一緒に帰った。途中タクシーの運転手がおかしな方向に行こうとしたので、「どこに行く!反対や!」と一喝した。酔っ払っていても、今夜は意識はしっかりしていた。
”百々代”さん”さつき”さん今夜はありがとう。またの機会があれば行きますね。

【参  考】
1.全部で12曲聞き、一応自分なりに調べたが3曲分からなかった。曲名をクリックして、裏声を堪能してください。
よいすら節 (男性)
 よいすら節 (女性) 
・稲摺り節
・朝花節 
・黒だんど節 
 黒だんど節http://www.kikaijima.com/simauta/k-kurudando-64.html 
 黒だんど節http://www.michinosima.com/simauta/k-yasu-kurudandu-64.html
・らんかん橋節 
・塩道長浜節

・嘉徳なべ加那節 
・朝花節 
・すばやど節 

2.出演: 唄・三味線 榮百々代(さかえ ももよ) 奄美民謡 武下流師範
     唄: 囃子 名田 五月(みょうでん さつき) 

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