1月2日(土曜日)
正月は、故郷鳥取県では「小豆(あずき)雑煮」で祝います。例え京都で暮らしても、我が家では正月二日は昭和46年の正月から小豆雑煮」で祝うことが定着しています。これは我が家の伝統と言って良いでしょう。これが続いているのは、今は亡き母親のお蔭です。毎年正月前には、必ずと言っていいほど「小豆」を送ってくれました。母親は子どもが小豆雑煮がどれだけ好きだったか知っています。正月の朝は、子どもに「何個たべる?」と聞いて、大きな鍋に入れます。
兄貴と私は食べ盛りで、「5個!」「6個!」と食べていました。その餅の大きさは、売っている餅の1.5倍は有ります。よくもまぁお腹に入ったものです。
今ではせいぜい食べて2個が精一杯。夢物語のような話です。
今朝の「小豆(あずき)雑煮」は、器にたったの1個です。
この餅は伸びる~(^^♪
もち米は新羽二重もちだって。やっぱり幼少の頃から、欠かさず食べている小豆雑煮は格別です。 美味い!
1個で満腹になり、まったくもって情けない話です。
果たして、あと何回「小豆雑煮」を食べることが出来るでしょうか。こればかりは予測不可能。お互い元気な間だけしか食べれません。今年は食べれて幸せと思いましょう。
【参 考】
小豆雑煮の文化の無い県で育った方は、「小豆(あずき)雑煮」を見てそれこそ「何じゃこりゃぜんざいじゃない」と発するかも知れません。
だがしかし、これはぜんざいではありません。小豆(あずき)雑煮に入れるモチは「丸もち」に限定されているんです。
鳥取県民はどなたも正月は「小豆(あずき)雑煮」を食べているかと言えば、実はそうでも有りません。海岸沿いの地域では小豆雑煮が多く見られ、山間部では味噌やら醤油が多いようです。鳥取県全体で大まかに言えば、小豆雑煮を食す家が約5割、醤油3割、味噌2割の調査結果が出ています。全国的に見れば、小豆雑煮で鳥取県の右に出る県は有りません。新潟県、石川県、京都府、兵庫県、島根県の一部に小豆雑煮の文化があり、主に海岸沿いに見られるているくらいなものです。
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