３ヶ月ぶりの帰省

１１月１６日（金）
母屋の改修も後は庭を残すだけとなったので３ヶ月ぶりに一人で鳥取へ帰省した。昼間に京都を出発したが中国道は小雨で紅葉は余り綺麗でなかった。久御山ＩＣから名神に入り吹田で中国道を走り院庄ＩＣまで高速料金は４，７００円だが９号線であれば１，０００円で済む。時間は中国道が１時間早く概略３時間半かかる。以前は９号線オンリーだったが楽を覚えたらついつい中国道を走ってしまう。家まで６キロの所に東郷温泉があり運転の疲れを取るには温泉に入るに限る。５２５円を払い入浴した。お客さんは私一人で貸切状態であった。東郷湖を眺めながらの入浴は何度入っても気持ちがよい。風呂から出るもまだ日が高いので幼馴染のＴ君の顔を見に寄った。つい最近まで２ヶ月ほど入院していたそうで体調は余りよくないようだ。６０歳を過ぎればどなたも何がしの病をかかえているのが当たり前になり、どうもないのが珍しいかも知れない。早く回復するのを願うばかりだ。風呂上りのビールを早く飲みたいので早々においとました。
今夜は妹の所で世話になるので荷物を降ろした。妹の旦那さんがいつものことながらビールを飲め飲めと勧めてくれる。２本飲んでから弟の所へ顔を出したら姪が一人でいた。時期の間に嫁さんが帰ってきたが後姿が弟に瓜二つなので旦那と見間違え驚いていた。ここでもビールをいただき酔いが回ってきた。町へ飲みに行こうと思っていたがその気が消えうせてしまった。良い子は寝るに限る。
１１月１７日（土）
倉吉の老健施設に入所している母の顔を見に兄貴と妹と１１時に出かけた。前回は私が誰か言えなかったので心配していたが妹が誰だか分かるかえ？と言った所「ゆみおだがや」と答えたのでホッとした。親から名前を言ってもらえないのは寂しいものである。１１時半から昼食の時間で車椅子に座り大広間で食事をするのであるが１時間経過すれば例え途中であっても片付けられてしまうそうだ。しかし付き添いが来ている場合は１時間を越えても大丈夫とのこと。母は一人で食べると１時間では半分しか食べれていないようだが妹が食べさせれば１時間で全部食べることが出来た。横に座っていたおばあさんはものの１０分で全部食べ終わってビックリした。要するに食べ物をグイッと飲み込むことが出来ないので時間がかかるようである。男連中は、ただ黙って見ているだけで本当に役に立たない。情けない限りだ。食事 内容はすべてミキサー食である。お茶は固形なのでこぼしても大丈夫だ。みやげに持っていった「いもようかん」を最後に一つ美味しそうに食べてくれたのでメデタシだ。今度はこちらが腹が減ったので兄、妹三人で昼飯は倉吉の回転すし店「北海道」へ行った。いつもは平日であっても並ぶほど繁盛しているがこの日は待つことなく着席できた。どうも給料日前のせいのようである。 駐車場の車のナンバーに何と岡山ナンバーの多いこと。美味しさが口コミで岡山まで広がっているからだろうか。私が食べたのは値段の高いやつばかりであった。食事後、一旦兄貴と妹を自宅に下ろして一人で白兎海岸の道の駅へみやげ物を探しに行った。途中の絶景ポイント魚見台では設置して ある案内板の民謡「貝殻節」のボタンを押して日本海を眺めて声たからかに唄った。道の駅では松葉カニを売っていたが１匹が高過ぎるので家の みやげは安いとうふ竹輪に海苔の佃煮でガマンしてもらうことにした。夜は弟に倉吉まで送ってもらいスナック巡りだ。ホステスさんは台湾、中国から来ている方が何人もいた。旅行にきていた倉吉の人にみそめられて結婚し、 こちらに住んでいる。１０年も日本で暮らしているので流暢な日本語をしゃべっていた。明日（１８日）は７時に出発予定なので１時ごろには店を後にしようと思っていたが行く先々のスナックでお勧めのスナックを教えてもらっていたら４軒も飲み歩いていた。犬のように鎖でつないでおかねばどこへでも飲みに入ってしまう。「奈奈」「母ちゃん」「ダンディー」「７５３（なごみ）」の４軒であった。
１１月１８日（日）
翌朝、目が覚めればすでに９時を回っていて驚いて飛び起きた。妹の旦那さんいわく私が帰ったのは４時を回っていたとのこと。急いで朝食をいただき出発したのは９時５５分で、きた道を一目散に京都までノンストップで帰宅した。到着したら時計は１時５分を指していた。２７２キロを３時間１０分で走破したことになる。平均時速９０キロは年齢を考えれば少々飛ばしすぎでないの。反省しなければ。この日は近畿も木枯らし一番が吹いてとても寒い一日で冬はもうそこまで来ている。まだ秋本番はこれからと言うのに・・・。
次回の帰省はいつになるのだろうか。親孝行は何も出来ないがせめて３ヶ月に一度は親に顔を見せに帰るつもりだ。今年の冬は厳冬らしいので車での帰省は難しいので列車にしよう。