「パティシエになりたーい!」ブログ。

元パティシエ・オペラのお菓子の話やらオタクっぽい話やらのごちゃ混ぜブログ。

宇治原くん 大好き!!

2012-05-12 23:59:28 | きょうのできごと
我ながらひでえタイトルだ(「京大少年」感想文、じゃ味気ないと思って考えた結果、ああなりました)(えー)。

「ロザン」の宇治原くん、大好きです。
Qさま!でのほぼ無敵っぷり、毎度の事ながらほれぼれするくらい好き。
道案内してほしいから、火曜日休みのことがあれば大阪駅周辺で迷子のフリしといたろか……とか、割と本気で考えるくらい好き。
…ええっと、関西のローカル情報番組の一コーナーで、ロザンの二人が大阪駅あたりで迷ってるぽい人に声をかけて、道案内をしてあげる…というのがあるんですよね。まあ、あのコーナーでは宇治原くん…明らかにわざとフレームアウトさせられてたり、ウケがよくなかった発言辺りは丸々カットされたりとかいじられまくってるんですけどね…。相方の菅ちゃんの、すごい「勢いだけ」の英会話が多分人気。海外から来られた観光客の方に出身地を聞くとき、毎回「フロム?」しか言ってないし。でもなんか通じてるのがすごい。USJに行きたい外国人観光客の方にカタコトながら必死で説明してたのに(大阪駅からUSJへの環状線の乗り場とか乗換は日本人でもちょいややこい…)、最後「あとは運や!」とか思いっきり日本語で投げやりにシメてたのはおもろくて笑ってしまったけどw(その後、宇治原くんが正しい英語で正しく案内してあげたそうです…)
もしうちがロザンの二人に会ったら、宇治原くんにばっかりしゃべるし、色々聞くのになあ…!!くうう…!

京大卒の高学歴芸人宇治原くんのことを、相方の菅ちゃんが書いた本。それが大ヒットとなった「京大芸人」と「京大少年」です。
今頃読みました。しかも図書館で借りて。…ホンマに宇治原くん好きなんかお前!?…って感じですよね!!
いや、でもこれは、買って手元に置いておきたいって思った!!だっておもろいんだもの…!そして宇治原くんのことがますます好きになった。

とりあえず、めっちゃ読みやすいです。すごいスピードで読めます。
1冊目の「芸人」の方は、宇治原くんが京大に合格するためにしていた「勉強法」を紹介…が中心なんだけど、二人の出会いとか、学生時代のお互いの爆笑エピソードとかが、結構淡々と書き連ねられていて、その冷静な視点にまた笑ってしまいます。2冊目の「少年」では、その通りに宇治原くんの子供時代が中心で、…でも菅ちゃんの話もめちゃおもろいし、インパクトあります。だっていきなりこんな書き出しなんだもの。
「そんな『高性能勉強ロボ』とはまったく違い、子供時代の僕は一言で言うと『チンピラ』だった。」
チンピラってwwwと思うんだけど、続けて思い出話を読むと「なるほどチンピラかもしれん…」ってなるw
でも転校を繰り返して寂しい思いをした末に、「親友を作ろう」って思って…そこで宇治原くんと出会う、って流れにはホロリとさせられます。
タイプは全然違うのに仲良くなって、一緒に芸人になろうって約束して…それで今でもめちゃくちゃ仲良しなんやもんなあ。すごいよなー!

「京大芸人」でわかる、宇治原くんのものすごい努力。
センター試験本番中に、プレッシャーが大きすぎて失神して保健室に運ばれた、…なんて、読むまで全く知らなかったからびっくりした。
その後、心配して保健室に行った菅ちゃんとの会話のとこは、…泣いた。謝る宇治原くんが、かわいそうすぎて。ここまであんなにがんばってたのに、って…。
でもその後オチがあるのがさすがでした。宇治原くん本人も絶対あかんわと思ってたみたいやけど、実は失神する前にほとんどの問題を解いていて、実は成績はよかったという…(京大も受かったという…)。
一番笑ったのは、教科書に線を引く引かないの話のあたりでしたねー。本が手元にないのでちょいウロ覚えだけど、…ええと、宇治原くんは教科書に線を一切引かないそうです。先生がここは大事やで、って言うとこには線を普通に引いてた菅ちゃんが理由を聞いたら、「教科書に書いてあることなんか全部大事やん。」という答えだった、と。で、菅ちゃんは宇治原くんによく教科書を借りていたそうで、なんか自分のなのか借りたのかごっちゃになってしまって、一度間違って宇治原くんの教科書に線を引いてしまったんですって。それは歴史の教科書で、「○○時代」みたいな見出しに線を引いちゃったらしいのですが…勝手に線を引いたことには怒られず、「どの時代も大事や!!」って言って怒られたらしいw
将来芸人を目指そうという男がそんなツッコミをしてていいんだろうかと思った、みたいな…また妙に冷静な菅ちゃんの言葉がまた笑けました。

「京大少年」もすごくよかった。
表題通りの「高性能勉強ロボ」になったきっかけとか、ロボゆえの結構周りからは浮いてる子供時代の話とかもおもろくてよかったけど(「鉄オニ」すごい笑った!!)、何より「今の」宇治原くんの勉強法をサラリと紹介してくれてるとこが!あー、クイズ王みたいになってる今でも、当たり前やけどめっちゃ努力してるんやなーって…。惚れ直す?みたいな?(えー)
宇治原くんは今でも、知らないこと、わからないことはすぐ、その場で調べるらしい。
で、それを誰かに「しゃべる」(菅ちゃんとか)。人に説明できて初めて自分のものになる、らしい…。
これ、すーごいわかる!って思った!!
なんとなく知ってても、人に説明できないことってめちゃあるし……なにより、自分でも経験がある。
…昔、「ソフィーの世界」という本が大ベストセラーになったんです。「一番やさしい哲学の本」って言われて。
確かに物語は引き込まれるし、哲学の話になっても例えとかがすごい想像しやすいから、「哲学」の最初の一歩としてはすごいいいのかもだけど…とりあえずその分厚さがやさしくないわ!と思いつつ、当時ソフィーと同じくらいの年齢だった私はそれを一生懸命読んでました(友達のお母様に借りて)(またか!!買えよ!!)(ちなみにそのお母様は厚さにリタイアしたそうです…)。
学校帰りに、友人に「今、『ソフィーの世界』読んでてさー」と何気に話したら、その友人が興味を持って、どんなんなん?と聞いてきました。で、うちもちょっとまごまごしつつも、最初の方にあってついでに「クッキー」が例えになっててわかりやすかった「イデア論」の説明をしたんですよね。…多分その友人の理解力がかなりよかったせいもあって、その「説明」はなかなかうまくいって…友人も続きを聞きたがったので、それから学校の帰り道の話題はしばらくずっとその話になって、うちはその場の、その説明のためにより必死にその本を読むようになった……という。
わかってなきゃ説明なんて全然できないんだ、ってすごい思いました。中途半端にしかわかってないあたりのことは、言葉すら全然出てこなかったから。
それに、一度人にしゃべるとかなり記憶にも残る。未だにそのあたりの話って覚えてるもんなー…(友人との思い出じゃなく、本の哲学の話ね)。

宇治原くん、大好きです。尊敬してます。
だからちょっとでも見習いたい。…大好きな人にはそうやって近づきたい、私は。
あんなにすごい量の知識を持つのは無理だけど、わかんないことはすぐ調べて、知らないことを減らしていくのはできる。
…今はもう、哲学の話とか聞いてくれるヒマなお友達はおらんやろうけど(笑)、このブログに書くなり、手帳の日記に書くなりして記憶に残すことはできるし。
うん。頑張ろ。

菅ちゃんにも、ありがとう。うちが宇治原くんをもっと好きになる、素敵な本を書いてくれて。
「京大少年」の「序章」の言葉、そしてそれを受けての「終章」の言葉、すごい良かった。
「賢いね」って言われても「なめやがって!」と思っていた「フミノリ少年」が…、今、「賢いね」と言われてどう思うのか。どう答えるのか。
きっとその変化の理由の一端は、あなたとの絆があるんだろうね。
……ちくしょう、妬けるわぁーー!!(ええー)