「パティシエになりたーい!」ブログ。

元パティシエ・オペラのお菓子の話やらオタクっぽい話やらのごちゃ混ぜブログ。

りんごのタルト

2008-10-29 23:53:55 | パティシエごっこしましょ。
いただいた紅玉を使って、りんごのタルトを作りました!


今回のタルトの生地は、「練りパイ生地」。
冷やしたバターを粉類の中でとんとん叩いて作っていく生地ですが…
そこはフードプロセッサーで一気にやっちゃいました!便利だ…。

ねかせて、伸ばして、今回は「タルトリング」に生地を敷きこみます。
セルクルのタルト版?ですね。なみなみの型で作るタルトとは、ちょっと違った表情が出るのでたま~に使います。

空焼きした生地に…キャラメリゼしたりんごをつめます。
以前も書きましたが、…先に空焼きするタルトはもうそれだけで「めんどくさっ」って思うのですが…ここからがめちゃ楽しいんですよね~!

りんごをごろごろ…

ならべて…

ぎゅうぎゅうに詰め込む前に、先に軽く焼いて、刻んでおいたくるみを詰めます。

りんごとりんごの間に入っていくように…。

なぜそんなことをするかと言うと…

この後もまだまだりんごを詰めるからです。
りんごを詰め終わった後では、くるみをまんべんなく散らして入れることが不可能になるからですね!

最終的にはこのくらいりんごが入ります。

写真ではわかりづらいですが…、これ、中央部分が高くなってます。りんごで。そのくらいぎちぎちに詰めるタルトなのです。

そして、アパレイユを流すのですが…

これが本当に大変。ぎっちぎちの中身の「つなぎ」となるように行き渡らせなくてはいけないのだけど…すぐにタルトの外側にあふれそうになるんです!そうなったら終わりなんですこれ…。せっかくサクッと焼き上げたタルトが湿気るし、底はひっつくし…。だから絶対にあふれないように、めちゃ慎重に入れました。

ギリギリまで流す。

これ以上入れたら、即決壊だ…。怖い……。

それで最後に、上にクランブルをふって…

オーブンへ!

焼きあがったら出して、冷めたら仕上げの粉砂糖。

やっと完成~。
…ほんまに工程多いわこれ……。


正式名称「タルト・オ・ポム・ボンヌ・ファム」。
製菓学校で習ったタルトです。
私が家で作れる中で、最高に手間がかかるタルトはまちがいなくこれだと思います。
でも、紅玉が手に入ると、必ず作りたくなりますね。手間がかかるけど、やっぱり最高においしいから。

中身のぎっしり具合が最高です。

これ、教室でやってとか言われても…無理だなあ。
いやもう、本当に手間かかるんですって!


教室のメニュー用に、もう一つりんごのタルト作ってみたけど…
これも中身はリンゴ煮、外が飾り、リンゴの下にもアーモンドクリーム…と、めちゃ手間がかかったので、却下…。もっとシンプルなのにしないと時間が足りない…。

そして私は素でKCマグを日常使いにしているという証拠写真…(えー)。