「パティシエになりたーい!」ブログ。

元パティシエ・オペラのお菓子の話やらオタクっぽい話やらのごちゃ混ぜブログ。

橋が好き

2008-10-10 23:15:54 | きょうのできごと
今日、図書館で血液沸騰したものはこちら。
世界の橋
ベルンハルト M.シュミッド
ピエ・ブックス

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写真集が並んでるコーナーで、…もう、めっちゃ目立つ。ものすっごいコンパクトな本。写真集は大判のものが多いのでよけいにインパクトがある。正方形に近いその形も、ぶあついページも、どこか「かわいい」印象。同じ作者さんの「世界のドア」と仲良く並んでた。迷わず2冊とも腕に抱えた。
よく覚えてる。これ、出たときにやっぱり本屋さんにいた。実用担当のお姉さんが、「これすっごいよくない!?」ってすっごい推して、たくさん注文してた。

当時、チラ見する限りでは、「ドア」の方が好みかなあ~とか思ってたけど、
もう…「橋」に血液沸騰しまくりだった。昂ぶる…昂ぶるぞ…(またか)。
めっちゃ造形的に美しい橋(横浜のベイブリッジとか、多分フルハウスのオープニングで出てくるゴールデンゲートブリッジとか)から、めちゃワイルドな橋まで…(ミャンマーの橋、「それ、材料めっちゃ枝ですね!」みたいな…)。

なんでだろ。橋って大好きです。
橋が好きな人って多いんだろうね。常にマイノリティでありたい私は残念無念なのですが(えー)それでも好きなんだからしょうがない。
「私が好きなのは橋という概念じゃなく、造形そのものなんだ!」と思ってたんだけど、この「世界の橋」の作者さんの最後の一言コメントを見て、…ちょっと思い直しました。渡れない距離を、つながらない場所を…つなぐもの。橋って全部がそうなんだ、と…うん、降参したって感じ?(……)
だからこそ、美しい、って。


いくつもいくつも橋が載ってる。
日本の橋も、時々さらっと載ってたりする。
…そうやって見ると、日本もかなり独特な文化を持った国なんだなあ!って思った。当たり前ですよね。


いくつもいくつも橋が載ってるけど、
やっぱり一番目を引くのは…ロンドンのタワーブリッジ。
子供のころ、何度も何度もやったジグソーパズルの…写真があの橋だった。
たぶん、子供がやるには小さめで数の多いピースを一生懸命にらんで、
箱の写真と見比べては、当てはまる場所を探してた。
母と、弟と、…飽きずに何度も何度もそのパズルで遊ぶうちに(我が家はパズルを絶対にのりでくっつけない…)、
その橋の細部から細部まで見てることに気づいた。
そして、その全てが、とても好きになっていることに。


いつか本物をこの目で見てみたい。そして写真を撮りたい。
できれば夕暮れがいい。岸の建物の明かりがつくころ。
あのパズルと、同じ時間を。