goo blog サービス終了のお知らせ 

「パティシエになりたーい!」ブログ。

元パティシエ・オペラのお菓子の話やらオタクっぽい話やらのごちゃ混ぜブログ。

遊戯王文庫版感想 13巻(後半)

2009-02-13 20:28:14 | 遊戯王☆感想文
(前半からの続き)

「今のオベリスクによる攻撃で貴様はライフを失った!自らが仕掛けた地雷の罠で吹き飛ぶがいい!ハハハハハ!」
…いひひあははじゃない!!
そりゃそうか、字で書いたらおかしいもんね!うわー、アニメスタッフさん超グッジョブ!!そして津田さんもグッジョブ!…アニメ未見の方、よろしければこのシーン見てみてくださいね。ほんまに「おかしくておかしくて最後まで言い切る前に笑いがこぼれちゃった」って感じですから!アニメ社長大好きになっちゃいますから!マジで。

というわけで、遊戯・社長チームの勝利です!おめでとー!!
片方を倒したところで決着となったのが不満なご様子の社長。闇様に「これ以上の追い打ちはオレ達決闘者の誇りに傷をつけるぜ!」と言われても「フン!敵をつぶしてこそ俺の誇りは保たれる!」って。
そして続けてこれ。
「遊戯。今のタッグバトルでは貴様と手を組みはしたが…勘違いをするな…。」また言ってる。
「オレはいずれ…貴様を潰さねばならない…それが宿命なのだ!」これはまあかっこいいんですけど、直後のモノローグが、「(神のカードを手に入れるために!)」…あれ、そこ…そこを声出して言わなあかんのちゃうん?あふれそうになるデレをちょっとでも抑えようとしてるんか??(何それ)

そこで敵の意識がマリクに乗っ取られ、会話に。今のデュエルは全部見てたらしい。
で、…すでに城之内はマリクの手に落ちたと知り、動揺する闇様。
後半は黙ってマリクと遊戯のやり取りを聞いていた社長が、どこかとの通信を終えたのを目にした遊戯はなりふりかまわず叫ぶ。城之内くんの居場所を教えてくれ、と…。

ハイ、こっからスーパー"素直になれない"社長タイムです。
薄く笑い、敵から奪ったパズルカードを遊戯に渡そうとする社長。このタッグマッチに勝利したことで、二人ともカードを6枚そろえたことになり、この時点で決勝戦出場確定。「大会開催者として貴様の健闘を称えてやる!ククク…」だそうです。
バトルシティ開幕の時に自分で説明したとおり、まだ誰も知らない決勝の舞台を知るために、決闘盤にパズルカードをセットする社長。そこで思わず口をはさむ遊戯。自分にとって今行かなきゃいけない場所は決勝の舞台ではなく、仲間の待つ場所なんだ、と。それを聞いて、また少し笑う社長。
「遊戯!今回のタッグバトルにおいての勝因!それは貴様のいう『結束の力』にあったことは認める!」あれ、認めてるよ!?
「だが!!真の闘いにおいて信じられるのは己のみ!他人の力など無用!それがオレの決闘者としての信念!オレの運命を切り開くことのできる唯一の方法!」ここ、運命のルビは「生き方」になってます。…自分の信念を語る背中がかっこいい社長。…「生き方」を、切り開くための…唯一の…考え。
遊戯は叫ぶ。
「だが海馬!貴様にはわかるハズだ!大切なものを守るために闘わなければならないことを!」
社長、無言。

「ならばひとつ聞く…。守るべきはずの仲間が貴様に牙をむき…真剣勝負においてそいつを倒さぬ限り、貴様の道が開かれなかったとしたら!貴様はその仲間を踏み越え…進めるか!」
その社長の問いに、一瞬答えにつまる遊戯。
「わからない…だが…」まっすぐ社長を見る!「その答は…その場所にある!」
そこでヘリ登場!ヘリにはモクバが乗っていて、兄サマに言われた城之内の現在地は突き止めた、って。……ちょっとちょっと、ちょっと!!なによう!あんなイジワルっぽい質問投げかけといて!とっくにスタンバイしてあげてたんじゃーん!なんて優しいの!社長ーーー!!
「ヘリに乗れ、遊戯!向かうは貴様の仲間の待つ場所だ!!」
やーん!かっこいいいいいい~~~~~!!

ヘリの中。もう頭の中は城之内くんのことでいっぱいな闇様に対して、またかまってちゃんモードな社長。愛しい…!(えー)
マリクの話をしてて、千年アイテムのことが出て、「フン…!悪趣味なオカルトグッズか…!」って、そこまではいい。ああ、オカルト嫌いだもんね、と思うんだけど、次。千年ロッドについて。
「人間を洗脳し、操る力か…。にわかには信じられんがな…。」
ええええええええ!!アンタ、千年パズルでマイクラされたし、千年眼でカードに魂閉じ込められたのに、まだ信じてないのね…!!ほんまに、自分できちんと確認できてないことは信じないんですね。さすが科学者!

「遊戯…オレにはわかっている…。貴様は心にある自己矛盾によって『答』を出せないでいるのだ…。」いじわる社長。
「そう…貴様はレア・ハンター共とのタッグバトルにおいて、このオレに『結束の力』なんぞを説いてみせたな!だが、この状況…城之内と貴様が互いを潰し合うために闘うこととなったら…そのどこに『結束の力』などが介在する余地がある!」…ていうか社長はもうマリクがそうやってくるだろうっていうのを確信してますよね、なぜ?…なぜちゃうか。結束を信じる遊戯にとって一番辛いのは仲間と戦わさせられること…そんなんグールズからみたら明らかすぎるから、か。社長がモクバ人質に取られたら一番動揺するってバレバレなのと、同じで。
モクバ…。そう、社長はここで遊戯に「答」を出すことを要求してますが…じゃああんたはどうなんだ、っていう。まあ社長の答えはある意味明快?…ペガサス城の時に、操られたモクバとは闘うことはできない、って言ってましたよね。うーん…でも、社長にとってモクバは完全な庇護の対象だから、この場合あてはまらないのかな?

「教えてやろう、遊戯…。人間が何故闘うのか!何故勝利をつかみたいのか!それはすべて『自己愛』獲得のためなのだ!!」
……え…?自己…愛??
人間が、っていうか、あなたが…ってことですよね?少なくとも…
ええ…?自己愛獲得……えええええ?????
それはあれだよねえ、たとえば「モクバを守るため」とか「仲間を信じる」とかよりももっと下、というか奥に、そういう感情があるってこと…だよね?自分も遊戯も。だからそれと矛盾が生じる場合に……あれ?あれれ??
あかん、ちょっとこのセリフ、保留!!


童実野埠頭到着。
…洗脳城之内くん、いつもとのギャップもあいまって、めちゃくちゃ怖いです…。
二人の対峙を、後ろから黙って見てる社長。状況がわからないモクバに対する形で、少しその心を言葉にしてくれます。
「決闘者である限り、敵が仲間であろうが潰さねばならない…それが闘いの宿命!そうしなければ先には進めない!」そしてこれ以降はモノローグ。
「(この闘いで遊戯に問われているもの…。いつもの友情ゴッコや結束力など全て捨て切らねば己の道も閉ざされてしまう…。さあどうする遊戯!答を見せてもらおうか!)」
…つまり、社長も…どうしていいかわかんないから、遊戯の答を見てみたいってこと…か?結束の大事さは(嫌々ながら)わかったけど、それが通じないとき、どう闘うのか…。もしこれが自分だったら、操られているのがモクバだったら、どうするのか…考えている…のかな…。

豹変した城之内にものすごく動揺する闇様とは対照的に、冷静に成り行きを見定めようとしていた社長ですが…。行われるのが文字通りのデスマッチと気づき、モクバの言葉もあって、真剣に止めようとする社長がかわいいです。というか…正直…意外でした。
「(ここまで残酷な決闘をさせるとは…これがマリクの洗脳術なのか!…どちらか一方が、確実に命を落とす闘い…『死』をもってしか遊戯が示せる『答』はない!そんな『答』はオレが望んだものではない!)」
そして「救出するしかない!」って、走り出す……。なんだかとっても人間的。あーんないじわるなこと言ってたのに、命がかかわるとなると、ちゃんと決闘を止めようとするだなんて!
…そしてここで嫌でも思い出すのは…やっぱり「死ぬ死ぬ詐欺」ですよね。…死をもって答を示すというのは、間違っていると…自分で認めているのか、これ…。
そうしてしまうのは、簡単だから。そしてそれが間違っていると言われたから。
じゃあ、どうするのか、見せて欲しいって……。
おいおい…かわいいじゃないの……社長……。

しかし、止めようとした社長は、その場で動けなくなります。
…背後のモクバを人質にとられた!
さすがグールズ。さすがマリク様。一番効果的な嫌がらせしてきますね!

そうして、止めることもできずに、洗脳城之内と遊戯の危険なデュエルが始まってしまう…。
…このデュエル、本当に…見てて辛い。苦しくなる。
でもアニメで見たときも、この展開には感動しました…。
自分が闘ってみる、と出てくる表遊戯…。相変わらず彼の女神っぷりはものすごい。なんかさ、確実に一段違うところにいるよね…人格的に。
エクスチェンジ使うとこ、めっちゃ好き。城之内の本能にひたすら訴えかけ続け、…そして最後は、彼を守るために……ううっ。
「城之内くん…大好きだ……」は、ほんまに名シーンです…。何回読んでもここは涙が…。


さて、このデュエルの唯一の見物人である社長(アニメでは確かもっと人がいたよね?)の行動を見てみましょう!
「(!!この大会ではモンスター及びプレイヤーへの直接攻撃系魔法カードは禁止されているハズだ!!)」洗脳城之内の一発目の攻撃に対してこれ。さすが主催者、ルールには敏感。
「(遊戯…なんとか耐えしのげ…。決闘者のプライド亡き愚かな決闘を!)」モクバを背後で拘束されたせいで、後ろ向きにしか二人の決闘を見ることができないが、それでもこんなに心配している社長。かわいい。
「(なぜ千年パズルを外した!奴ではこの決闘…敗北の道しかない!!)」ナチュラルにひどい。ていうかパズルがスイッチになってるってのは認めてるのか、社長。
「(ここは一か八か…賭けに出るしかない!)」タイムリミットが迫っているということで、自分が行動を起こすことをひそかに決意する社長。優しいな!

そして…残り時間が4分を切った、その時!行くぜー!超見せ場だぜー!
「(チャンスは一瞬…一枚のカードのみ…。)」背後のとらわれのモクバと、グールズを見やり、…スキを見てすばやくドロー!
「(決闘の女神よ!今だけはカードの引きに幸運をもたらすな!!)」
カードを一瞬確認、たまらず「く…!!」という声が出てしまうが…「(許せ!)」と……投げたああああああ!!

手裏剣のように投げたカードは、見事、敵の手に刺さり、その手からナイフが落ちる!すかさずモクバは腕を振り払い、脱出!モクバさえ無事ならこっちのもんだぜ、とばかりに「お…の れぇっ!!」と、怒りの形相で思いっきり敵を殴る!…決闘盤で。キャー!!かっこいいいいいいい!!

次ページで、もう一人も殴りとばす!強ぇぇ~社長!
ていうかここのモクバまためっちゃかわいい~!「スゲーっ!」って(笑)。
いやすごいとは思うけど!

ていうか模写してて気づいたけど…左手で殴ってるなあ、社長。
…まあ、利き腕がどうかっていうより…武器があるからですよね…。ワリと軽いそうですけど…。カドはすっげえ痛そうだ。
モクバの無事を確認後、足元でうずくまってる奴の手にまだ刺さっていたカードを回収…。
「不運にも引きが良すぎた…。」
なんと嫁カード!!嫁だったから、くっ!て一瞬ためらった!
だから謝って…それでも投げた!!ステキぃぃ!!しゃちょおおおおお!!
「貴様のおかげでオレのカードに汚らわしい血がついたわ!」
そりゃ怒る。嫁は「逆転の女神」とは違うからね(6巻参照)。本気で怒るよね。
「死ね!!ブタ共!!」 ドボンドボン(←効果音)
あ…海に落としたっぽい…。

そんで、それが終わったら、すぐに二人のところへ向かうんですよ!超ダッシュで!!…結果的に二人の決闘には手出しできてないんですけどそれは言っちゃいけない!てかむしろ、実はこうやって必死になってた、ってところがまたいいではないですか…!


でもねでもね!!
…最後の最後で社長は大活躍なんですよ!!
実は私、アニメ見てて最初に「あ、やばい、原作も読みたい…」って思ったの、このシーンでした。アニメではちょっと状況が違ってて、最後は城之内を妹さんが見事なダイビングで救出するんですけども。
原作では、社長が…助けるって、聞いて。
何いいいいい!?ってなりますよね?だって雑魚とか負け犬とかボロクソ言ってるのに…助けるとな!?どういうことなの!?
って。

ええもう、超満足な展開でしたよ!!買ってよかった文庫版!!
だってこれ!!このポーズ!
「ククク…雑魚とはどのくらい息がもつものかな…。」

なにしてるのおおおおおおおおおおおおおお!!!!!(爆笑)
鍵が入ってた箱にわざわざ片足乗っけて!
なんだこの人!なんでこんな……ああもうおもしろいいいいいい…。
見えないと思いますが、指先でちーっちゃい鍵をつまんでます。で、手の下あたりはもう海なんです。
早く!早く鍵あげて!城之内死んじゃう!!

「(さすがに限界か…)」

なにげにこの、落とすとこもキャワイイ。
つーか常識でありえないよね…!落として、城之内が取れなかったらどうするつもりやねん!…でも社長が私マーメイ♪ばりに海に飛び込んで救出、はもっとありえないのでこれでいいのだ!

そして鍵をうまいことゲット、自力で上がってきた城之内を迎え、これ。
「フン…!オレが貴様を助けてやったのは、決闘盤を取り外すのを優先するあまり…自分の手錠を取り外すための鍵を取りそこなった…あまりのバカさ加減に感心させられたからだ…!」
社長社長、「勘違いするな」が抜けてますよ。
決闘盤を大事にしてくれてありがとうって素直に言えばいいのに。かわいいなー。

悔しそうな城之内を尻目に、一人で少し笑う社長。
「(フ…ようやく凡骨決闘者ってところか…)」
ここでやっと凡骨にクラスチェンジ!おめでとー。




というわけで…ああやっと終わった…。
社長好きには最初から最後まで、非常にオイシイ巻でした。大変だったけど…。
ううっ、やっとだ…。行くぞ!14巻!!

遊戯王文庫版感想 13巻(前半)

2009-02-12 23:14:01 | 遊戯王☆感想文
遊戯王の文庫版、全22巻購入記念企画!
「全巻の感想書く!主に社長の行動とセリフに注目!
ちなみに書くまで次の巻開封禁止!」


☆この色は社長のセリフ
☆社長のことばっかりになるかもしれませんが許してください。社長大好きなんです。
☆アニメ(DM)はBC編まで視聴完了。ニコニコのエネコンMADでふつくしい社長に惚れて今に至る。
☆宝物はKCマグカップ(えー)。まだ毎日使ってます。
☆海馬ランドトートバッグも自宅で使用中。本やらノートやら持って家の中を移動することが多いので重宝しています(……)。

**************************************

13巻です!
超難産でした…。気がついたら前回から一ヶ月たってるし!
それというのも…見所多すぎで、どっから書いていいかわかんなかったから!
それくらい、もりだくさんな巻です。

表紙が素敵過ぎて…もうこれだけで泣きそう。表遊戯と城之内の涙のデュエルのとこですよね…。
13巻はまあ…もちろんそっちがメインなんだけど、社長好きとしては大イベントの「遊戯とのタッグデュエル」が前半にあるわけで。この感想の今までのパターンとして、前半9割・後半1割、みたいなバランスになってもおかしくない、ん、ですが。
我らが社長は、後半もいい動きしてくれてるんですよ…。
参りました。…いやスゲーうれしいはうれしいんだけどさ…。

それでは、どれだけかかるかわかりませんが…はじめます!


前巻の続きで、マリクに狙われている城之内の身を案じ、街中を必死で探す遊戯。
…と、それに付き添ってる、社長。
いやもうこれ、付き添い以外の何物でもないよね!焦るあまり前のめりになっている闇様と、無言でついていってる社長のテンションの差!なんだこれ。かわいすぎる!

前のめりな闇様に「あわてるな」と声をかける社長。闇様はあてもなく探しているので不安なようですが、社長曰く、目的の場所は…つまり、彼がいる場所は、じきにわかると。
そんでこれ↓。
「ククク…それよりこの奇妙な光景はどうだ…。生涯――自分の敵と定めた男とオレは肩を並べて歩いている…。今も…貴様をこの場で倒してやりたいと考えているにもかかわらずだ!」
なんというかまってちゃん!直後の闇様の不審げな顔がすばらしいです。
そもそもアンタが勝手についてきたんじゃん!
色々しゃべってますが、要約すると「勘違いするな」ということが言いたかったようです。はいはい、グールズ壊滅ね。わかってますよー。
あと、闇様に「お前はなぜ神のカードを?」って聞かれて、
「フン…!神のカードがオレを選んだだけだ…!」だってさ。…今にも「痛くもかゆくも…ないね!」とか言い出しそうな悪い顔で。選んだのはイシズさんだし、それは借り物ですよ、社長!

そこでモクバからの通信。城之内の居場所をあの衛星のシステムで調べていたらしく、場所が判明したとのこと。童実野水族館、と聞いてこれ。
「(水族館ねぇ…。雑魚の魚交じりか…)」



【雑魚の魚交じり(ざこのととまじり)】
大物の中に小物が分不相応に入り混じるたとえ(広辞苑より)

社長、ひっでえ!でも口に出してないだけまだましかしら…。
「水族館」からの連想でこういう慣用句がふっと思いつく社長、マジ知的!
そんでその思わぬぴったりっぷりに一人でニヤっとしてしまう社長、マジかわいい!!(えー)

一人ニヤニヤタイムが終了したので、遊戯に報告です。
「遊戯…貴様のお友達の居場所をつき止めてやったぞ!せいぜいオレに感謝するんだな!」
これを聞いてうれしそうな顔をする遊戯に、さらに
「クク…勘違いをするな…。雑魚なんかに喰いつく、おおよそ理解に苦しむグールズを狩りたいだけだ!ポイントを探したのはそのためだ!」
…この人一体何回「勘違いするな」って言う気なのかな…。全巻制覇したら数えてみようかな。…いや、やめとこう。絶対大変だ。

城之内を雑魚呼ばわりする社長に、遊戯が怒る!
「今では城之内くんは立派な決闘者だ!!」
かっこいいです。それに対して社長は高笑い。
城之内の決闘者レベルがこの大会の参加可能レベルに届いていないことに今頃言及し、「オレが奴と出くわした瞬間、失格の宣告を下してやる!ワハハハハ!」って。やらしーなオイ!っていうか、子供かよ!?
しかし一応は大会主催者。文字通り歩くルールである社長のこの言葉に、さすがの遊戯も黙るしかない…。ホンマにやりかねないもんね…。空気とか全然読まずに。


で、水族館に向かおうとした二人の前に、グールズの刺客現る!
上空からの奇襲!うまくかわしたかと思われたけど…社長の決闘盤にあやしげな枷が取りつけられた!!…うーわあ…グールズよくわかってるわあ…どうやったら社長を怒らせれるかって…。
もちろんマジ切れの社長。
「おのれぇ!オレのデュエル・ディスクを…!!貴様ぁ、生かしてはおかんぞ!」
えーと…殺すそうです。

枷を外す鍵が欲しければ、ビルの屋上へ来いと。刺客はまた、遊戯に対しても、城之内を処分されたくなったら一緒に来いと言う。
「遊戯!行くしかあるまい!!」「おう!」
最強タッグをこんな怒らせちゃって…もう終わったね!グールズ!

屋上到着。鍵を渡され…というか、投げられて、拾えって言われて…拾ってるし!あの社長が!!相手がデスマッチの説明とかしてる間も全然しゃべらないから怖いなあと思ってたけど…予想通り、ブチ切れていたらしい!
「言いたいことはそれだけか…。」こっ、怖!!でもかっこいい…。
「――ならば!怒りの臨界点を越えた――オレのデッキが応えてやる!!」
決闘開始です!


遊戯&社長のタッグデュエルの様子をこんな↑調子で書いてるともう本当に何日かかるかわからないので、流れをざらっとまとめて、セリフピックアップしていくことにします!

デュエルの流れ:相手チームの絶妙なコンビネーションで押される社長達→生贄召喚を封じられる(=神のカードも嫁も出せない)→遊戯が社長に結束の力を説くが、聞き入れられない→社長のピンチをクリボーによって救うことで説得を試みる遊戯、しかし失敗→二人のチームワークで青眼召喚成功→遊戯、やっと結束の大事さを社長にわかってもらえたと思ったらスゲー勘違いだった→しかし結局は闇様の思い通りに動くことになる社長→嫌々ながらも「結束の力」を意識しはじめる社長→「結束の力」でオベリスク召喚成功→勝利

流れか?これ…。
ではセリフピックアップ。

「フン…!(くだらん!!)」…闇様に最初に「(オレ達の力を結束するしかない!)」って言われてこれ。つか…フン!以外声に出してないみたいだけど…テレパシーなの?ああ、目で会話してるのか…。
「(く…!奴のカードでオレが救われたというのかぁ…!)」クリボーに囲まれている社長。前回(死ぬ死ぬ詐欺の時)のことを思うと、その屈辱感は想像を絶するんでしょうね。しかし助けてもらってこれって…。

そして改めて、はっきり声に出して「結束しなければ勝つことはできない」との闇様の言葉に対しての反応↓
「(結束…)」



本当に嫌なんですね…。こんな大きい字でゾゾゾって効果音がつくくらい…。
でもだからと言ってすぐに素直にはなれない社長。次のセリフは「フン!」です。

社長のターン!ドロー!…ハイ、嫁来ました!しかし場には永続トラップ「生贄封じの仮面」が…。
「(青眼はおろか…神のカードさえ召喚することはできないのだ!)」これ、なにげに読み飛ばしてしまいそうですが…星の数的に言うと「はおろか」と「さえ」の位置おかしいんですよね!いくら神が無敵でも、社長にとっては嫁が一番なんですね!!んもう、ごちそうさまでした!
「(遊戯…気づいたな!)」自分のツンデレ語が通じてうれしい社長。だからっていつもわかってもらえるわけじゃないんだから、たまには素直にしゃべってね…。

青眼の生還!そしてスーパー社長タイム、はじまるよ~!
「ククク…理解したぞ、遊戯!タッグマッチにおいて、勝利を得るために何が必要かをな!」
「(海馬!)」←ここの闇様のうれしそうな顔!たまらない…
「それはパートナーとなる人間をいかに利用するか…!に、かかっているね…!オレの最上級モンスターを場に出すために貴様は『手札抹殺』の御膳立てをしてくれたワケだ!オレの思惑どおりにな!」ギャー!
「(……!!)」 効果音「ズン☆」さっきの顔との落差が…
「それを貴様は…『結束』などというくだらんモノと勘違いしているワケだ!実にめでたい奴よ…!」…もう黙って欲しいんだけどまだ続きます。
「すでに借りはチャラ!遊戯…次に奴が貴様を攻撃してきた時、オレ様の青眼に助けてもらおうなどと考えないことだな…!ワハハハハハハハ!」オレ様!?ていうかもう…本当にもう…この人は……。

そんな威勢のいい高笑いをしてたくせに、相手の場のモンスターは青眼より攻撃力が高いことを敵に指摘され、黙り込む社長は本当にかっこ悪いです(笑)。
しかしそこで、闇様は社長に「攻撃しろ!」と。今なら青眼で倒せるって。
「オレの言葉を信じるか…それともこのターン、せっかく生還した青眼がスゴスゴ引き下がるか…」…うわお!かっこええ!
「勇気を示せよ!海馬!!…フフ」キャー!!かっこえええええ!!この闇様の表情、めっちゃいいね!
そんでそう言われて、これ↓。
「(おもしろい!!遊戯…オレは貴様から…引き下がらない!!)」
おもしろいってアンタがおもしろいよ!!結局闇様の思うがままじゃないか!
…そんなあなたが大好きです(えー)。

嫁の攻撃!バーストストリーム!!
闇様の手札の中に、墓地に置くことで敵の攻撃力を下げるカードがあったらしく、敵モンスター粉砕。
「海馬…これが結束の力だ!」
…社長を説得するのって本当に大変ですよね。言葉じゃ通じないから行動で示さないといけない…。お疲れ様です!!

188話冒頭、社長の長いモノローグ。
「(力…力とは何だ…!己が生き抜くためにたったひとつ信じられるもの、それこそが力!!闘いにおいて己以外はすべてが敵!力とは敵を叩き潰し、己の絶対領域を守るために与えられた武器なのだ!『それ』は己自身だけのために存在すればいい…。……。結束の力…この力は…『それ』をも越えているというのか…)」
ここ、大好きなシーンです。社長…ゾゾゾってなるほどに「結束」という言葉を嫌っていたのに…迷いながらも、認めつつある。でもその認めたってことを絶対に口には出したりしないんだけどね!素直じゃないからね!
それもこれも、闇様が体を張って教えてくれたおかげです。闇様のおかげで、相手のコンビネーションにも亀裂が生じてきました。もう一息。本当に社長と、闇様が結束できた時が、勝利の時……。

社長に変化が表れてきた後半戦。
「オレのターン!(力!力!力!!)
そうだ!最強にして無敵の青眼!!これこそがオレの力ではないか!青眼よ!敵を蹴散らせ!バースト・ストリーム!!」
あ、あるぇー…?
「ククク…!命拾いをしたなあ!チビ助…」 !?
「オレの青眼はこのターン!お前らのどちらでも直接攻撃を仕掛けられた…。チビの方を狙うこともできたわけだ!…そうなっていた場合、果たして相棒のデカイ方は貴様を守るために魔法カードを発動させたか…?いや…間違いなくさせなかったな!」社長、まさかの心理攻撃!!結束の行動がまだうまくできないかもだから、自分の役割をこっち方面と見定めたようです。…かっ、かわいいなあもう!(えー)

チームワークが壊れかけたかと思われた相手方だけど、強力なモンスターの召喚に成功、同時に信頼関係も回復。主人公側大ピンチ!!
遊戯のモンスターに攻撃されれば、そこで遊戯のライフはゼロ。ゼロになれば足場は爆発してしまう…。
それを!それをさせないがために!!再び相手を言葉で挑発する社長!!
「オレの手札にはドラゴン族強化のカードもある…。遊戯に攻撃の照準を定めてくれるならありがたい…次のターンでオレの青眼が貴様のモンスターを破壊してやるさ…。」
しゃ、しゃちょおおおおおおお!!
敵はその言葉で、やはり青眼を攻撃対象に選びなおす。そして…嫁がやられる…。
「(許せ…青眼!)」
謝った!!社長が謝った!!嫁には謝る!!つかここの顔も最高~!!
「オレの青眼は囮だった…。さらなる強さを秘めたモンスターを呼ぶためにな…」
遊戯の場のモンスターが変形合体!マグネット・バルキリオン出現!
「これが我、勝利せんがための…結束の力……。」突然古風な言葉遣いになる社長。たぶんあれだ。嫁の犠牲で怒りが…ほら。

「遊戯!攻撃しろ!オレの青眼を破壊したあのモンスターを粉砕するのだ!」…やっぱり。そりゃ怒る。さっきまでは懸命に我慢してたけど、嫁のために本気で怒る社長。
「結束の力…それもけっこうなことだ!だが、そのために犠牲になったオレの青眼の魂の怒りは収まらん!!」引き続き、嫁のために本気で怒る社長。通常、「青眼」のルビは「ブルーアイズ」なんですけど、ここのセリフでは「しもべ」となってます。しもべ…。しかも、魂…。カードの心なんてないって言ってたのって…本当にこの人でしたっけ…?今や一番信じてんじゃん?
「何をためらっている、遊戯!貴様の切り札を出すためにオレの青眼はその身を犠牲にしたのだ!ならば、その切り札に宿ったオレの怒りで敵モンスターを粉砕しろ!!」引き続き、嫁のためn(以下略)。アンタこの数ページで何回「オレの青眼」って言うつもりですか。いいかげん私にも嫁への嫉妬心が…(←遠すぎる)。

しかしこんなにのろけ…じゃなくて、こんなにどなられても、冷静な闇様。相手方に恐怖感が見られないところから、罠の存在を感じとる。そして社長に、そのたぎる青眼の復讐心を消すように諭す。復讐心や怒りは決闘者の判断力を狂わせる、と。
「(バカな…!闘いとは、怒りだ!!)」
…まああなたの場合、そうですよね。嫁への愛情とイコールでね。

でも、社長は遊戯に言われたとおりに、冷静に真の切り札を…見つけ出す。
神のカード、オベリスク。そして、魔法カード、クロス・サクリファイス…。


「貴様らに神を見せてやる!」
生贄封じの仮面で、自軍のモンスターは生贄にはできない。…そこで魔法カードを使い、相手の場のモンスターを生贄に、オベリスク、召喚!!
「神よ降臨せよ!!」きたきたきたーーー!
「これぞ破壊の神!オベリスクの巨神兵だ!ワハハハハハ!!」

社長…そのポーズは、オベリスクを召喚するときのお決まりのポーズなんですか…?(参考:12巻)
「死ねえぇぇ!!虫ケラ共ぉぉぉぉ!!ゴッド・ハンド・クラッシャー!!」
ここ!!ここ、めっちゃ社長ちっちゃくしか描かれてないけど(←叫んでる顔はアップですが)、めっちゃ楽しそう!!隣の冷静な様子の遊戯と対照的過ぎておもしろいです!!

しかしオベの適当さもすごいな…うち……。あと「てき」もひでえ…。


(後半へ続く)

遊戯王文庫版感想 12巻

2009-01-13 23:48:12 | 遊戯王☆感想文
遊戯王の文庫版、全22巻購入記念企画!
「全巻の感想書く!主に社長の行動とセリフに注目!
ちなみに書くまで次の巻開封禁止!」


☆この色は社長のセリフ
☆社長のことばっかりになるかもしれませんが許してください。社長大好きなんです。
☆アニメ(DM)はBC編まで視聴完了。ニコニコのエネコンMADでふつくしい社長に惚れて今に至る。
☆宝物はKCマグカップ(えー)。まだ毎日使ってます。
☆海馬ランドトートバッグも予約しました(ええー)。

**************************************


さて、12巻です。
「半分いったんだし、一回最初っから読み返してみよう!」とかやってたら少し時間があいてしまいました。
ちなみに読み返した感想は「めっちゃ内容もりだくさんなマンガなんやなあ」。
結構…時間かかったしね。ゲームの説明とかちゃんと読むと、もっともっと時間かかる。熱いし、おもろいし。細かい。
そして、ここまで…社長が出てない期間っていうのも、結構あるんだなあと思った。
ペガサス城での死ぬ死ぬ詐欺のあたりで、遊戯が「今なお俺に牙を向くのか!」みたいなことを言ってて、「?…今なお??てか、ずっとやん?」とか思ってたんだけど…それは私が社長の出るとこばっかり読んでるからであって、あのシーンって二人にとっては実はすっごい久々な…DEATH-T決勝以来の対決なんやね。
あと、初期(カラーコピーあたり)の海馬の小物っぷり、マジパねえっす!よかったよ…あのまんま物語が進まなくて…。

さて、12巻の表紙は、社長です!
新型デュエルディスクを手に、不敵に笑う社長、と、オベリスク。
…この遊戯王文庫版を大人買いしたその日、この表紙を見て、「ここはもうバトルシティ編なんだ」とワクワクしたものです。
…ええと、私はこの文庫版、22冊を一括で本屋さんに注文→まとめて引き取り、という過程を経てゲットしたので、…表紙をよく見てないんですよね。…たぶん、棚からカウンターに持って行って何冊かずつ購入、とかだったら表紙をじっくり見る時間もあったでしょうが、それがなかったせいで、見る機会がなかった。また、ゲットした後は、お楽しみのためにあんまりじっくり見ないでおこう、と決めてた(だから毎巻、実際ワクワクです。舞さんとかの表紙には普通にびっくりした)。
…ただ、最初に、そろえてきちんと紙袋に入れなおすときに…2列に分けてて…だから、1巻と、そのすぐ下の2巻と、この2列目最初の12巻だけの表紙が見えることになったわけです。もちろん社長が表紙、しかも大好きなバトルシティ編だとわかったらすぐにでも開けてしまいたい衝動にもかられたのですが、…もうあの上記の「誓い」を立てた後だったので、我慢してました。


表紙の話が長くなってしまった…。
タロットは城之内。お話も、城之内vsHAGAからスタートです。
蟲野郎が出てくるとHAGAAAAAAAAAAAAAと叫びたくなる。仕方ないね。この徹底した姑息さ、汚さ、ある意味さすがだね。あと、女王様めっちゃ怖い。

全然別の方向性で怖いのは、海馬コーポレーション。
衛星使って何してんの!?と思ってたら、怖さ宇宙規模の社長登場。
「まだ見つからないのか!『神のカード』を持つ、グールズのレア・ハンターの所在地は…!」
わあ…すごいことしてる……。
社長が街中どこでも決闘場!とか宣言しちゃうから、サーチにも手間や時間がかかっているっつーのに、先手は渡さんとか言って社員たちをせかす社長。が…がんばってください…みなさん…。社長短気そうだから大変だろうな…。

ていうか、どっから通信してるのかと思ったら、

そのジュラルミンケースどないなってるの!!??
カードびっちりでしたよね…!?二重構造でそんなパソコンまで入ってるなんて(そういや前は旧式決闘盤入れてたしな…)、めっちゃ重いんじゃ…。そんなんモクバに持たせてるのか!あと、そんなんで人殴ったりしてたんですか社長!!

次のコマ、ケースのフタを閉めつつ、得意げにモクバに語る姿が愛おしい…!
「フ…海馬コーポレーションのハイテク技術を使えば、やつらを捕えるのは時間の問題だ!我が社のゲーム・ネットワーク用通信衛星には、NASの軍事用地上監視システムも搭載しているのだ!」
うわあ…。怖いなあ…。
でもモクバはちっとも怖くないみたい。空を見上げ、
「へへ!やつらもまさか空の上から網を張られているとは思っても見ないだろーぜ!」とか。めっちゃかわいい…!
と思ったら、兄サマもニヤリとして、
「クク…この大会の開催こそがオレの仕掛けた罠だからな!」って!
かわいい!!
つか…いいなあ、海馬兄弟…。なんだかんだいって、似てるよ…。

ここで、マリクが童実野町近くの港に到着する。
待機していた手下に、決闘盤を手渡され、一言。
「へー……。ワリと軽いんだね…。」
ワリと軽い!
ワリと軽い!!!(←うるさいよ…)
これは、ほめてくれてるんだよね!?
ってかさ、ここまで誰もほめてくれてないけどさ、決闘盤ってすごいよ!旧式の時からさあ…!社長はすごいがんばったんだよ!ホラ、イシズと会った時も、あれを開発するために「多忙を極める身」とか自分で言っちゃってたし!
しかもこのマリクのセリフでわかる、社長の、決闘者達への気遣い!!
使う人の立場で開発したんですよね!さすが社長、お優しい…!(まあ自分もめちゃ使うからだろうけど…)

で、でっかいバイクで童実野町を目指すマリク。
目指しつつ、神のカード・オシリスを持つレア・ハンター、「人形」を使って、遊戯に闘いを挑む!
…事故らないでね~。

「オシリスの天空竜」が初めて出るこのデュエル。
アニメで見たときも思ったけど…やっぱおもしろい!
つーか、めっちゃ怖い!!神のカードの恐ろしさ、すごい、わかった…!

なんと言っても、最大の見せ場は…
社長の激励&アドバイス!ですよね!
無限に攻撃力を上げていくオシリスの前に、ついに、勝てない…とひざをつく遊戯。
そこに、…まさに、絶望にとらわれそうになったその瞬間に、最大のライバルである社長が現れる!そして叫ぶ!!
「立て!遊戯!!貴様はここで終わる決闘者ではない!」
おおおおおおおおおおおお!!熱い!!熱いッス!!

ていうか本当に今更だけど…コートすげえ…。どんだけ布使ってるの…。
…いやいや、ここで注目すべきはコートではなく、端っこにいる黒服と、リムジンらしきものですよね!
神のカード発見、そしてそれに対峙しているのが遊戯だという報告を受け…社長は、すぐさまここに駆けつけたんですね。…多分、社員にまた「すぐ車をまわせ!」とか怒鳴って。社員さんも大変だあ…。がんばってください、ホント…。

高いところからえらそうにしかも腕組んで、社長の激励は続きます。
「貴様はオレが認めた誇り高き決闘者だ!このオレの前でぶざまな敗北を喫するなど断じて許さん!」
…うーん…。ツンデレ語は難しいなあ…。
続いてモクバが叫ぶ。
「遊戯ー!お前はこの大会で、兄サマと闘わなくちゃならないんだ!そんなツルッパゲ野郎なんかに負けるんじゃねぇやい!」
…てか兄サマの言葉の意訳かも。よりわかりやすく。できた弟だ…(えー)。
「遊戯、貴様にも見えるハズだ!見果てぬ先まで続くオレ達の闘いのロード!!
貴様は…ここで立ち止まるのか!!」

ロード入りましたー。
「先に神が立ちふさがるなら…神をなぎ倒して行け!!遊戯!!」
ムチャ言いますね……。
でも遊戯には届いた模様!立ち上がるのん、かっこいい!

社長の登場で、一人、マリクはほくそ笑む。
…マリクが探しているのはオベリスク。それの所持者が現れてくれた。探す手間がはぶけたって。
「(遊戯を抹殺したら…次はお前の番だ!海馬!!)」
「(遊戯を倒すのはオレだ!!)」
なんという遊戯の取り合い。モテモテですね!
…てか、ずっと思ってたけどさ…マリク、いい表情するよなあ…。
半目で…怖いわあ。病んでる感じがめっちゃする。でもいいわあ、こういう表情大好き……(ええええ)。

ちょっと見ただけで、瞬時にデュエルの状況を判断する海馬兄弟すげえ。
で、「無限の攻撃力」という言葉で、はっと何かに気づく社長!
スーパー助言タイムです!
「遊戯!聞け!!『無限』などない!それは神のまやかしにすぎない!!」
…社長のヒントマジ難しい!!
でもやっぱり、遊戯には伝わったようです!…すげーよあんたら…。

神の攻略法がわかった、という遊戯。動揺するマリク。
この状況をひっくり返す手段がわからないのは、マリクと…モクバ。
なお尋ねようとするモクバを制する社長。
「モクバ、よく見ておけ!真の決闘者の可能性を!」
ちょ、超デレとる…!(←コメントで台無し)

運命のラストターン。
ここの闇様超かっこいい!ドローしたカードを高く掲げたまま、「オレの勝ちだ。マリク。」とか言う姿に、全力で惚れそうです!!
その言葉で、キーカードを見事引き当てたことを察する社長。
「(フフ…やはり!神のカードは常に最も誇り高き決闘者を…持ち主に選ぶ!!)」
うれしそう!!てか、それは自分もそうだって言いたいんですね!
んもう!そういうところも大好きだー!社長ー!!

神の、無限…いや、極限コンボを打ち砕き、見事勝利した遊戯。
神の弱点は、奴の言葉で気づくことができた、と、社長の方を見やる。…素直で大変よろしいですね!どっかの誰かさんとは大違い!

遊戯の勝利に、喜んで駆け出すモクバ。
腕組んで、見下ろしたままの社長。でも満足そうににやりと笑います…。
「(オレにとって敵とは常に最強でなければ気が済まない…。相応に価値を高めてもらわなくては、貴様を倒す意味はないからな!)」
こういう感覚持ってる人って…一般的になんて言うのかな。
…どM?(なんか当たらずとも遠からずみたいな感じなのはなぜなのだろう…)

あー、運営委員長なモクバかわええー!!
公平に、アンティルールの元、神のカードを遊戯に渡した、その上でこれ。
「だがなー!オシリスのカードはすぐに兄サマのものになるだろーぜ!ギャハハハ!」
っか、かわいいなあ~!!

でも、そう言ったモクバですら、まさか兄サマがこの場で闘おうとするなんで予想外すぎたらしい…。そりゃそうだよな。
「(遊戯…わかっているな。バトル・シティでは、決闘者が対峙すればそこが闘いの場になる!!)」
社長…。一戦終えたばかりの、精神的にも肉体的にもちょっと疲れてるかもしれない相手を全力で叩き潰すのは、いいんだ…。いいんだな、きっと。社長の美学的に問題ないんだな…。

でも、そうはいかなかった。
人形が再起動(ここのモクバめっちゃかわえええええ!萌ええええええ!!)。マリクが…遊戯にとっては最悪のメッセージを残していく。
仲間が…城之内が狙われている。
たった今、遊戯に奪われたオシリスのカードを取り戻すために、グールズはすぐにでも彼らを「利用」するだろう。
それを聞いて激怒する遊戯。人形を通していたマリクとの通信はここで切れ、いてもたってもいられない遊戯は、走り出す…!

「逃げるのか!遊戯!!」
社長空気嫁。
まあそんなんできひんでこそ社長よね!びしっと指まで指してるし!

ええい、うるさい!とか言わないで、ちゃんと説明して駆け出す闇様はえらいと思います。
「海馬…。今、お前と戦うことはできない…。
城之内くんがグールズに狙われている…!オレは友達を見殺しにはできない!!」


そして置いていかれる社長。
「フン!プライドより仲間を選ぶとはな…」とか言いつつ、なんか背中がさみしそうです!
そんで次のコマがこれ!

無言で、遊戯の消えた方向を睨みつける。
…あかん、どうしてもここで笑ってしまう!
かわいそうになあー、アンタ!あはあははあは!!(ひでええ私)

仲間たちを探して町中を走る遊戯の前に、二人組みのレア・ハンターが立ちふさがる。
順番を決めるジャンケンとかで時間稼ぎにふざける二人にキレたのは、遊戯ではなく…なんと、後ろから追ってきた社長でした!
「ならばタッグでかかって来い!ブタ共ぉ!!オレが遊戯と組む!!」
しゃ、しゃちょおおお~~~!!
あなた、走って追っかけてきたんですか!?遊戯を!
おいいい!めっちゃかわいいなあアンタ!あはあははあは!!(またかい)
心底驚いている闇様の顔にも笑ってしまう。

まだ信じられない、という表情の闇様の横で、無言でデッキを決闘盤にセットする姿は、めちゃくちゃかっこいいです。
でも次の言葉が「だが勘違いするな…遊戯…。」なのでやっぱり笑ってしまう。アンタほんっとかわいいなあ…!
「オレがバトル・シティを開催した目的のひとつは…レアカード強奪団・グールズ壊滅!貴様や…貴様のお友達に手を貸すワケではない!」
はいはい、よーくわかってますよー。
とりあえずオベリスクの自慢したかったんだよね!

オシリスだけじゃなくて、オレの神も見ろ!ってことなんですよね!わかります。
なにより、社長が楽しそうで何よりです!
でも、「これがオレのオベリスクだ!ワハハハハ!」って、なんて頭の悪そうなセリフなんだろうか!社長が言うからいいものの…(そうか?)。

で、こっからはその、狙われてる城之内の…梶木とのデュエルなんだ、けど。
狙われてるの城之内だけじゃなかった!!
……宿主いいいいいいいいいい!!!!!
バクラてめえ、なんてことしやがる!!ちょっと今回はマジひでえ!!
バクラとマリクの会話は非常におもしろかったんだけど…ナイフ!ナイフ!!やりすぎだよバクラぁ!ていうかナイフなんで持ってたの!?宿主が持ってたの!?あとオカルトデッキって絶対バクラの趣味だと思ってたのに宿主もかよぉぉ!!怖ぇよ!!
腕からいっぱい血を流して、フラフラになりながら、なにがあったかわからない、覚えてない、という宿主がかわいそうすぎて…泣きそうになります。てめえナム、覚えてやがれ~!!一発かばってくれたくらいじゃ許されないぞ!!
自分には心当たりがない…っていうの、まさに、獏良本編登場あたりのデジャヴが…。宿主だってさすがに気づくんじゃないだろうか…。また、あいつが、なにかしようとしてるんだって…!また、自分の大事な仲間や自分自身を傷つけようとしてるんだって…!
でも、それは、リングをかけた自分の責任でもある、って、また、苦しむのかな…。
腕から血を流して苦しむ姿が、バクラの演技ならどれだけ救われるかわからない(つか演技力に感動するわ!)。でも…貸してやるって言ってたし…お目覚めだって言ってたし…確実に宿主だよな…うううううう。


早く来て!助けて!!
お願いだよ…最強タッグのお二人さん!!
ああでも、二人が並んで歩いてるとか、…だめだ、なんだかうれしくなってしまう。
行くぞ!13巻!!

遊戯王文庫版感想 11巻

2008-12-30 23:11:47 | 遊戯王☆感想文
遊戯王の文庫版、全22巻購入記念企画!
「全巻の感想書く!主に社長の行動とセリフに注目!
ちなみに書くまで次の巻開封禁止!」


☆この色は社長のセリフ
☆社長のことばっかりになるかもしれませんが許してください。社長大好きなんです。
☆アニメ(DM)はBC編まで視聴完了。ドーマ編ちょっとずつ視聴中。ニコニコのエネコンMADでふつくしい社長に惚れて今に至る。
☆宝物はKCマグカップ(えー)。
☆海馬ランドトートバッグも予約しました(ええー)。

**************************************


11巻です!
表紙のBMG、やたらかわいいな~…と思ってページ開いたら!
ギャー!!タロットのイラストが、ついに社長だああああ!!
しかもこの…嫁の!描かれ方!!
解説にも身悶えしまくりでした…!!はあああああ…!!萌ええええええええ!!

昂ぶったままページをめくったら、いきなり社長だし!
「(ついに次世代決闘盤が完成した!
新たなる闘いの幕開けだ!
古の決闘者と石版の刻印が眠りし場所へ!
その朽ち果てた墓標に集え、決闘者共よ!)」

ひいいいい!!なんだこりゃ!かっこええええええええ!!
社長って演説とか絶対上手そうだよね!We can change!みたいな!(えー)

オープニングは社長ですが(この人いつもフライングしてる感があるなあ)、ストーリー的には前巻の続きってことで、遊戯があの石版と対面するシーンから始まります。
驚く杏子(そりゃ驚くわな)。
でも遊戯…闇遊戯は、一目見てこれが自分の姿だと確信する。
そしてこれ↓。
「古代エジプトの時代から、千年パズルに宿った失われた王の魂!
それがオレの正体だ!」

早!!!対面してから2ページで結論出た!!
何ページにもわたって、断固として否定してた社長と対照的すぎる…。
王様であることに…悩むとか…もしや、とかの迷いとかも…ないのね。
まあ…千年パズル持ってるし…それにまつわって色々あったし…「可能性としてはアリ」って思ってたの…かしら。前巻でバクラに言われたから、だけだったらどうしよう。

そして続いてこれ!
「(壁画に描かれたもう一人の男…。似ている……奴に!)」
王様の脳裏に浮かぶ、我らが社長の顔。
……そうかなあああああああ……似てるかなあああああ………。
いや、似てないってことじゃないんだけど…あまりにも手がかりが少なくない?
青眼いなかったら、社長だなんて思いつきもしなさそうなんだけどなあ…。
…以前の人形の時(文庫版6巻)といい、王様の目に、海馬はいったいどんな風に映っているんだろ……。

そこにイシズさんが現れ(現れるときの効果音「サ☆」だよ!素敵!)、記憶を取り戻すには七つの千年アイテムを集めることが必要だと言う。これから始まる闘いは、記憶を取り戻すための闘いとなるだろうと…言う。

美術館から外に出た遊戯と杏子は、そこで舞さんと再会。他にもデュエリスト達が大勢集まっている。何事かと尋ねる遊戯に驚きつつ、舞さんが教えてくれる。数日前にネットや雑誌?上で流れた情報によると、今日ここで大規模な大会の開催が発表されるとのことらしい。
…冒頭のアレが宣伝文句だったわけですね!社・長!噂もされてたそうですが、あんなん考えるの絶対社長しかおらんよね…。

そこに主催者、登場!(今、素で首謀者って打ちそうになった)
…つかこの、現れる時の演出イイ!
舞さんが遊戯に説明した後、モノローグで…あの情報を知らずにここに来たなんて、遊戯の決闘者本能はものすごい、って驚いてるんだよね。
で、次のコマ、ハッとした表情の遊戯。
一人だけ、振り向く。そこに現れたのが……海馬!
つまり、誰よりも早く、本能で好敵手の存在を感じ取った、と……
すげえー!すげええー!ライバルですね!立派なライバルですね!!ああなんだかうれしいなあ…!

「決闘者諸君、よく聞け…。
明後日、この街において…M&W決闘の大会を開催する!」

腰に手を当て、堂々と開催宣言。盛り上がる決闘者達!続いて大会の概要説明!
「決闘者の参加条件はふたつ!レアカードを含めた40枚デッキを用意すること!
そして…この次世代決闘盤を所有することだ!」

宣伝活動キタコレ!社長自らご苦労様です!
てか…ここのモクバがめっちゃかわええええええええ!
ドン!って見せる前のコマで、モクバが兄サマの腕に決闘盤はめてんの!

かわいすぎるううううう!!確かに最初っからつけてたらインパクト薄れるもんね!
これも社長の演出の一環なんでしょうか!

ここらへん、ポーズがいちいちかっこいい~!
「二日後…この街は、バトル・シティと化す!!」
やっぱり演説うまいよな!オバマにも負けないよ!たぶん。

レアカードハンターズ、グールズの魔の手が城之内に伸びたりしつつ…(←ひでえ説明だ)大会当日。
時計塔広場に集まった参加者たちに、巨大モニター上で大会の説明をする社長。
割と冷静・比較的丁寧にしゃべる社長っていうのは貴重ですが…なんていうか、…さすが社長、って感じ?多分こういうのも、嫌いでは、ないんだろうなあ…。大人数の前でしゃべる機会めっちゃあるやろうし…慣れてるんだろうなあ…。
しかしツッコミどころ満載ですよね!
最高なのが、決勝戦の場所の説明のとこ。
「フフ…オレも君たちと平等な条件でこの大会に臨むつもりだ…。よってその決勝の場所はオレさえ知らないのだ!」
…よう言うわ!
その表情、そのポーズ…どこまで「平等」という言葉を理解しているのか疑ってしまいますよ!
思いっきり見下してるじゃん!(モニターの位置的な意味でも)(アングル的な意味でも)
まあとりあえず…社長が楽しそうで何よりです!!(えー)
そして…バトル・シティ、開始!!


城之内って…やることなすことカッコイイ。腹が立つほどに…(えー)。
真の決闘者、のあたりもカッコイイし、エスパー絽場との決着のとこも…。
「絽場よぉ…。この街にはオレの仲間がいる…。お前にだって兄弟がいるじゃねえか…!
一人じゃねぇ奴は、強ぇんだぜ!」

ちくしょう!かっこいいぞ凡骨ー!

そして城之内の闘いが終了すると、久々に社長の出番です!
決闘者同士の揉め事が起こりそうになっているとこに、モクバ登場!
ホイッスル鳴らして、「警告ーっ!」とかめっちゃかわいい!
バトル・シティの運営委員会会長で、現場責任者らしい…すげえ。
揉め事の原因であるアンティ(賭け札)のカードを、中立な立場で判断・処理しようとするモクバに、荒くれ系決闘者がキレる!
そこに兄サマ登場ー!
「貧しい決闘者めが…。オレの弟を侮辱することは…海馬コーポレーションを侮辱するに等しい…。それなりの覚悟はあるんだろうな…。」
かっこええええ!でもめっちゃ怖ぇええええ!!
ていうかここのモクバもかわええええええ!!

兄サマの後ろに逃げ込もうとしてる!
いい…!これが、これが見たかったの!
弟溺愛の兄&兄サマめっちゃ信頼してる弟…これが海馬兄弟の正しい姿ですよ!(……)

完全に兄の後ろに隠れてから、
「あらら…兄サマのルールはおっかねぇぞ…!知ーらねっと!」
とか内弁慶なモクバ最高。いいんだよ!モクバはまだ小学生なんだからな!


モクバが、その荒くれ決闘者のアンティカードを兄サマに見せる。
「ほう…ダイヤモンド・ドラゴン…。よくこの程度のカードで虚勢が張れたものだ…。」
人をムカつかせる天才、海馬瀬人…。
しかしムカつかせるだけでは全然終わらなかった!
「(こんなカード、オレは三十六枚持っているよ…。)」
これも有名なセリフですね!なぜに三十六枚なのか…。
てかここの表情、結構色っぽくて大好きなんですが…

てか最初に見た時は、…カードを顔に近づけてるからキスでもしちゃうんかと思ったんですが!(脳みそ腐ってるな…)
破ります。次のコマでビリビリと。
またかよ!!アンタ!!
でもその後がまたかっこいい!
「どのみちこのカードは貴様の元には戻らんさ…。何故なら…
たった今、貴様に決闘を申し込むからだ!!」

大事な弟を侮辱した罪は重いのだよ!
…いや、単に神のカードを使いたかっただけかもだけど…(たぶんそれが正解)。

社長は、どんな相手でも全力で叩き潰すのがお好みのようですね。
そういや遊戯相手にも言ってたよな。最大限に発揮した力を、叩き潰してやる、って…。
ダイヤモンド・ドラゴンを破いた代償に、ジュラルミンケースいっぱいのレアカードで、相手にデッキの強化をさせる社長。そのすべてのレアカードと、「たとえ五十億積まれても手放さない」神のカードをアンティにするという社長。その条件に高揚する相手。意気揚々と決闘開始。

それで…この顔。このモノローグ。
「(ククク…神を見せてやる……。)」

すげー今更かもですけど…私はこういう表情が大好きなのです!!
怖い…けど目が離せない、的な!
普通、こういう表情って、悪役かヤンデレ(……)くらいしかしてくれないんですけどね…さすが社長!


神のカードの、圧倒的な力で…
愚かな…本当に、愚かな…決闘者を一人、文字通り叩き潰して。
でも、社長が見ているのは、…ただ、前。
前だけ。

「(残るは二枚!この街に隠された、神のカードを手に入れた時!何人もひれ伏す崇高なる神のデッキは完成するのだ!
遊戯…!オレの進む闘いのロードで待っていろ!!)」

ロード入りましたー…じゃなくって!
かかかか、かっこえええええええええ……!!!!
その背中、素敵です!ついていきます、社長!
ていうか本気で自分のもんにしてるよ!?イーシーズーさーーーーーん!!


マリク様…かわいいなー。顔が。(えー)
はやくおいで!童実野町…いや、社長のバトル・シティへ!(……)
行くぞー!!12巻!
…これでやっと半分かー…。

遊戯王文庫版感想 10巻

2008-12-26 23:35:11 | 遊戯王☆感想文
遊戯王の文庫版、全22巻購入記念企画!
「全巻の感想書く!主に社長の行動とセリフに注目!
ちなみに書くまで次の巻開封禁止!」


☆この色は社長のセリフ
☆社長のことばっかりになるかもしれませんが許してください。社長大好きなんです。
☆アニメ(DM)はBC編まで視聴完了。ニコニコのエネコンMADでふつくしい社長に惚れて今に至る。
☆宝物はKCマグカップ(えー)。
☆海馬ランドトートバッグも予約しました(ええー)。

**************************************


10巻に収録されている16話のうち、社長が出るのはたったの3話だけなんですけども…それでもなんというか、存在感がすごいのはやっぱり…神のカードの出現とセット(いやこれシャレじゃなくて)になっているからでしょうか。
これから始まるバトルシティ編の序章に、主要メンバーの中では社長たった一人が立ち会っている、…っていうのも考えてみればすごいことのような(まあバトルシティの仕掛け人なわけだし…当たり前かもだけど)。
大体さ、主人公の遊戯より先に、三千年前のエジプトのエピソードを聞くことになるんだもんなあ~。ううむ。


まあそれは後で!


この巻の大部分を占めるのは御伽君のエピソードです!
…私、ここもアニメではまるっと飛ばしたんだよねー。
ごめん御伽。ていうか、御伽「寵児」だと思ってた。「龍児」だった。寵児って…そんな名前普通つけないよな。ごめん御伽。
お父さんの予想以上の最悪っぷりに唖然としたり、パズルを壊されたときの表ちゃんの取り乱しっぷりに涙したり……。
でも!一番驚いたのは…
「(やれやれ、手間のかかる王サマだぜ…。)」
というセリフと共に登場の……バクラ!!
か…かっこええええ!!キャーってなりました!
ていうか、やっと「王様」って言ってくれる人が!
…ニコニコでMAD見てると、闇遊戯は「王様」なんだよね。呼び名が。それか○○○(←真の名前。一応ここでは伏せてみた)。
だからついついここでも王様って呼びそうになるけど…闇遊戯が王様である、というのは一応原作ではここまで伏せられていることなわけで。特に序盤はこの感想でもよく「王様」と書いてしまっていて、何度も後であわてて修正しました。もう「闇遊戯」や「闇様」に慣れたので間違えないけど。

話がそれましたが、バクラは、表遊戯vs御伽とのバトルへ何しに来たかというと……応援&激励に来たのです。
びっくりした。
いや、もちろん「真の目的」を果たすための、演技でもあるんだけど…
それでも、まさかあのバクラが「このゲームに勝つのは遊戯だ!」とか言うなんて…予想外すぎて笑ける!
なんていうか…ある意味すっごく真面目で純粋なんじゃないの!?バクラ!
…私は現時点で彼の「正体」はほとんど知らないので…ちょっと、いや、すごく楽しみになってきたかも!彼の目的が明かされる時が待ち遠しい!

遊戯は「バクラ」を見て、最初は驚愕します。そりゃそうだ。あの闇のゲーム以来だもんね!
そんな遊戯に対して、これ。
「安心しな…。オレは以前のオレじゃねぇ…。ちょっとばかし改心ってやつをしたんでね…。
今は…仲間だぜ!」

いやそんな怖い顔で言われても、って言いたくなる顔してます…。
社長だったらここ、絶対模写してるんですけども、まあやめといた。
…つか社長が仲間だなんて演技でも口にしたら世界の終わりだな(←ひでえ)。

その後も遊戯を叱咤激励、アメとムチを使って名コーチみたいになってるバクラがなんかかわいくてしょうがない!目的のためなら手段全然問わないタイプなんですね!
でも、遊戯が勝利を収めた後は…自分の目的をきっちり果たし、しかもあっさりひっこんで宿主と交代しやがった!だああああー!!そうやって宿主の人生かいつまんで悪いことすんのやめてええええー!演技するならせめて今日一日はきっちり責任持てよー!突然知らない場所に放り出されたも同然の宿主…、後で遊戯が御伽父に捕まってしまう時、オロオロするしかできない宿主がかわいそうでかわいそうでなりません……。
炎の中、パズルを組み立てる…っていうエピソードは、アニメでは確か別のところに入ってた。あの時もほろりと来たけど…ほんと泣けるわ。あいかわらず城之内くんは熱くてオイシイ役です。信じてギリギリまで遊戯を待ってて、もう限界ってなったとこで、「頼む…パズルを放してくれ…!!」って泣いてしまうとこは、思わず一緒にもらい泣きしてしまいます。


そして、146話。サブタイトル「古の石版」。
扉にイシズ姉様がいるのを見て…もう本当に、気分は諸手を挙げて大喜び、って感じ!来たよー来たよー!バトルシティ編!!

イシズさん大好きなのです。
遊戯王の世界の中で、あの海馬瀬人社長をあんな風に扱えるのはこの人だけ!って思う!
普通の人は会話すらままならないのに!(←言い過ぎだ)


古代エジプト展のために来日した、エジプト考古局長官、イシズ・イシュタール。
その彼女が、社長を呼び出した。場所はエジプト展開催の美術館。人目を避けるかのように、夜中に。
わーい、しゃちょ……なんじゃそのコート!また!!
王国編とはデザインが違う…けどあの柄は同じ?好きなのか?
やめてくれよ。模写しにくいんだよ!(えー)

そして、イシズさんとの会話が始まるわけなんですけども…
もう、おもしろすぎ!
何回読んでも笑ってしまいます。
…だって、社長のリアクション、でかすぎやねんもん!!
「なに!!」って感じで驚いてる顔だらけですよ。いや本当に。
話の内容は…えーと(←笑ってばっかりで読めてないのがバレバレ)、
M&Wのカードの起源は、古代エジプトにあるということ。
…あのゲームを作ったのはペガサスだけど、彼がインスピレーションを受けたとされる壁画は…三千年前のもので。そこに描かれているのは…カード、そして、遊戯そっくりの人物…。対立する神官が呼び出しているのは、社長の愛する「青眼」…。

「これ以上バカげた事をぬかすな!ここに描かれているのは遊戯だ!三千年前の王であるハズがなかろう!!」
髪型でもう遊戯だと特定している社長。
がなる社長の長台詞を、目を閉じて聞いてるイシズさん、素敵です…。
そしてこれ。
「セト…。心を揺らさずに…。
この石版と向かい合えば、あなた自身にも語りかけてくるものがあるハズ…。」

セト!?
いきなり、下の名前で、呼び捨てー!?
キャー!さすがイシズ姉様!!
てか、このセリフの後、ちゃんと石版を見ようとしてる社長が、かっ…かわいすぎます!!「く…!」って言ってますけど。しかも三回も。…うーん、この状況で、心を揺らさずっていうのは無理みたいですね☆
青眼のことを言われそうになって思わず「だまれ!!」とさえぎる社長。そんでこれ!有名なセリフですね!!
「くだらん、くだらん!くだらん!!非ぃ科学的だ!!」
かわっ…かわいい!オカルト嫌いなんですね!必死だね!!

こんなに間近で叫ばれてもちっとも動揺しないイシズさん最高。

そして話題は、三枚のレアカードへ。
…オカルト話にマジ切れして、さっさと帰ろうとしてたのに、レアカードと聞くと話を聞かざるを得ない社長がかわいいです。あいかわらずリアクションでかすぎだし。決闘王にめっちゃ反応してるし。
まあ、最高のリアクションはやっぱ、…その幻のレアカードの一枚を、イシズさんから手渡されたとこですね!ジュラルミンケース取り落としてるし!!れれれ冷静になれ!社長!…でもワナワナしてる社長かわいい♪(……)

「盗まれたのは残り二枚のレアカードなのです。それらを取り戻すために『オベリスクの巨神兵』をあなたにたくします…。」
そのイシズの言葉を聞いて、あっという間にいつもの社長に戻る。
ニヤリと笑い…
「ククク…そこまでオレを信用していいのか…イシズ…。」
こっ、ここ!ここの表情!!

悪い、悪いよーーーーー!!ああっ、かっこええええええーーーー!!
隣のコマでアップになるのもたまりません…。
セリフも絶品。
「オレが三枚のレアカードを取り戻しても…手放すことを拒んだらどうする…。」
あ、拒む気だ!
次のページ、超アップで真剣な表情で「あなたを信じます…。」というイシズさんに対しても「フン!」
そして帰りの車の中で一人、高笑い…。
社長、最高です…。完璧です……!(えー)
まあ、本当に最高なのは、これでもイシズさんが一枚上手だった、ってとこなんだよね!!完璧ですイシズ姉様!!

そんでこの後、満を持して白コート社長登場!

きゃあああああああ!!
やっぱりこれだよね!!
…でもこの模写、なんか変(いや全部変なんですが)やと思ったら…ズボン黒く塗りつぶすの忘れてる!これじゃあ王子様やないか~い!まあいっか。(えー)

てか、「ふつくしい…」が、ない!!
アニメスタッフグッジョブです!マジで!!

てかこのあたりで気になるのが、社長が「遊戯が過去の名誉を追い求めている」って決めつけてるとこなんだよね。…遊戯は何も言ってないと…思うんだけど…(つか、この時点で石版見てないし)。とりあえず過去ってだけで全否定してるのかな?
まあ、この話はこれからいっくらでも出てくるだろうな…。

次世代デュエルディスクの最終テスト、コンピューターに使わせた青眼三体を、オベリスクで粉砕して、このセリフ!
「(幻のレアカードは残り二枚!どんな敵が立ちはだかろうとオレが必ず手に入れる!その時こそ真決闘王の称号はオレのものだ!)」
イーシーズーさーーーーん!!もうすでに返す気ないですよー!この人!!



闇遊戯の、自分自身を知るための闘いが始まる(社長はフライングしてますが)。
杏子とのデートもよかった。でも退院の時の表と闇の会話が…もうめっちゃ泣ける…!
「ボクの……ボクの記憶を、全部あげるから……。」
いいよなあ、この二人……!
この戦いの果て、二人はどうなるのか…。楽しみですね!
行くぞー!11巻!

遊戯王文庫版感想 9巻

2008-12-06 21:08:19 | 遊戯王☆感想文
遊戯王の文庫版、全22巻購入記念企画!
「全巻の感想書く!主に社長の行動とセリフに注目!
ちなみに書くまで次の巻開封禁止!」


☆この色は社長のセリフ
☆社長のことばっかりになるかもしれませんが許してください。社長大好きなんです。
☆アニメ(DM)はBC編まで視聴完了。ニコニコのエネコンMADでふつくしい社長に惚れて今に至る。
☆宝物はKCマグカップ(えー)。
☆ちなみにこの感想文は、同じく最近社長にはまった!という人にも文庫版を買ってもらおうという目的がありますです。あとハンパすぎる自分の模写絵を載せてるのは「くっ…こんなヘタクソのんじゃなく、高橋大明神の絵でちゃんと見たい!」って思ってもらって、より販促へつなげようと…(素直に「絵が上手くなりたい」って言えよ)


**************************************


とらわれの身となってしまった社長。
9巻、出番…最後の16ページだけ!(回想・魂の牢獄のカードでの登場を除く)

いえ…この巻で助かっただけで、私は満足です…。
主役は城之内くんと、遊戯だよね!!
てか、この二人の決勝戦がない、ってとこに感動した!
それを認めるペガサスもかっこよかった。
で…表紙もすんごいステキなんだけど…ダブル遊戯の共闘が!うれしかった!!
かわいいよー!表ーー!!
倒れちゃうところは真剣にドキドキしましたが…仲間の存在で、マインドスキャンでカードを読み取ることが出来ない!っての、感動した!ちゃんと杏子が遊戯支えてるし!!結束の力すばらしいね!

遊戯の勝利。ペガサスは約束どおり、じーちゃんと海馬兄弟の魂を解放する。
…モクバは本田とバクラが助けてたから、皆の前で目覚めることになるんだけど…。
遊戯が勝った、つまり会社は無事…。それを聞いて、モクバはあわてて起き上がる。家に帰って兄の看病をしなくては、と。まだ何も知らないモクバに、遊戯が教える。兄は目覚め、この島に来ていることを。


そして…別の棟に囚われている社長。牢屋の鍵が、猿渡によって開けられる。
「出ろ…瀬人…。すべては終わった…。お前は自由だ…。」
その言葉を聞き、少しだけ顔を上げるしゃちょ……
はあああああああああああああああああ!!!!!!!
っ…、は…… す、すみません…
こ、ここの顔!!

ふ、ふつくしい……!(私の絵じゃ1ミリも伝わらないだろうけど!)
いやなんでかわかんないけど、すっごい…こう…
ハートを射抜かれる?感じ…?
…え、表現が古い…?
それにしても、っか、かっこええよう…。
なんだよう…社長…。好きだよう…。(……)

この表情を見るとちっとも冷静になれないので、ちょっと本を伏せて冷静に分析してみる。
社長はなぜ、あの猿渡のセリフを聞いて、この表情なのか。
牢屋の一番奥、壁に背中つけたまま。猿渡が去った後、体は起こすけど…どこか緩慢、というか。…同時に解放されたであろうモクバを探しにダッシュするべきじゃないのか??

モクバの起きたときの反応を見る限り、魂の抜け殻となっている間、外部の情報は全く入ってこない(まあ当たり前だが)。
社長は、ペガサスに負けた時点で抜け殻にされたんだから…あとの展開は全く知らない。でも、今、自分の魂が解放されたことで…、ペガサスが誰かに負けたということはわかるはず。それがほぼ間違いなく、遊戯であるということもわかるはず。
…負けたことが、それほどショックだった…のかなあ。
モクバは、そして自分はこうやって助かったけど…それは自分の手でじゃない…。
魂の牢獄の中、壮絶な自責の念にかられていたんでしょうか…。千年アイテムの罰ゲームだからありえるな。…大体遊戯のマイクラだってさ、平和に心のパズル組み立ててるだけかと思ってたけど…文庫版6巻(社長の目覚めの巻)の裏表紙のあらすじ?で度肝を抜かれたんだよねえ。
「その頃、『死の体感』の世界を彷徨い、昏睡状態に陥っていた海馬に異変が…!?」
えええええええええええええ!?半年も…!!
…だから今回も、かなり地獄を見てたのかもしれない…。カードでも回想でもずっと横顔だしな!モクバは出して!って感じで正面向いてるのに。社長って他人に厳しいけど、自分にも死ぬほど厳しいだろうから…。ここでは…いっそ殺せ、とか思ってたかも、しれない……。そういう顔なのかも、しれない…。
キュン…(えー)。


そして、顔を上げた社長が見たもの。
開いた扉の向こうで、笑顔で手招きをする、昔の幼い自分。
驚きながらも、吸い寄せられるように…ついていく社長。
…社長!それめっちゃオカルトっぽいけど…!オッケーなのかそれは!

大きなジュラルミンケースを抱えながら、不安げな表情でキョロキョロと兄サマを探すモクバがかわいくてたまりません!!
そこに、…「彼」に導かれるまま、城の外へと脱出してきた社長の姿。
駆け寄るモクバ。
兄弟、涙涙の再会です!!

いいシーンだなあ…ぐすん。
よかったねえ…ほんとよかったよ!!
しかもここ、横で「彼」が見てるんだよね。
手には、完成したパズル。抱き合う二人を笑顔で見やり、消えてしまう…。
かっ…かわいいよお…子瀬人!!
「海馬にとって…モクバこそが最後のピースだった…。奴の心のパズルは、今、完成したのかもな…。」by闇遊戯
「ったく…ずっと兄弟仲良くしやがれ…!バカヤロ…!」by城之内
…凡骨かわいい。彼にとって社長はにっくき敵ですが、こういうとこでは涙をこらえてこういうこと言っちゃう凡骨、大好き!

…ってギャー!!
ペガサスがあああああああ!!
バクラ怖いよおおおおおお…!!この後の「みんな、ゴメン!」とかもバクラの演技じゃなかろうか…とか疑ってしまう…。だってさ、獏良はバクラのためには演技しないよね!?バクラ、ちょくちょく出ててああいうことしてるなら相当タチ悪いし…もし獏良も全然気づかずこういう風にふるまってるなら…違う意味でタチ悪い!全部バクラの演技でしたって言われるほうが納得できる…。あんたら皆、記憶飛ぶのとかほっといちゃダメよ!?(含初期遊戯)特に獏良は…一応自分の意思でリングかけたんだから…めっちゃ注意して欲しいところですよ…。

表遊戯が出てて、海馬兄弟に声をかける。
「モクバくんと仲良くね!海馬くん!」
…アンタ、もっと言いたいことめっちゃあるやろうに…。すっごい人間できてるよな…。
「遊戯…。モクバを助けてもらったことに関しては借りができたな…。だがもう一人の遊戯に伝えておけ!オレ達の闘いはまだ終わってはいないと!」
…対してこの方は相変わらずやな。
「(オレが貴様から完全なる勝利を治める日までな!)」

そんな社長ですが…次のページでカリスマブレイク!
ヘリで帰るという海馬兄弟。そして遅れてきた獏良の情報により、帰る手段がないことに気づく遊戯たち一行。
モクバは最初、ヘリで帰ることを自慢してますが…彼らを見て、まさかの提案。
「兄サマ…。あいつらもヘリに乗せてやろうよ…。お願い…。」
「なに!」

兄サマびっくりしすぎです!かなりありえない提案だったんですね!!
しかしかわいいかわいいモクバの「お願い」を聞かないわけにはいかない…!
「く…!」、ついでに「ズズ」って効果音付で嫌がる兄サマ、おもろい!

…で、乗せてあげてます!これ、マジでびっくりした!!
あの社長が、みんなのために操縦桿握ってるよー!!
また「く…!」って言ってるし、すっごい嫌そうな顔してますけど!

「お前ら!兄サマの優しさに感謝しろよなー!」
むしろ感謝すべきはモクバだ。てかモクバかわええええええ…。

「く…!海を渡ったらモクバの借りはチャラだ!!」
チャラって…早!!爆笑した!!
後ろで「バクシーン!」って言ってるモクバかわええええええ…!


そういうわけで、社長の優しさをフィナーレに、王国編、完結です!
お疲れ様でしたー!
行くぞー!10巻!!


てか、タロット解説のとこの…じーちゃんの解釈に吹いた!
マジかよ!?青眼見せたのも「計画通り」ってか!?
本当にそうだったらすごすぎる。てか本当にそうだったら、私、じーちゃんにめっちゃ感謝しなくちゃいけないんじゃないのか!ありがとう!

遊戯王文庫版感想 8巻

2008-12-05 23:00:32 | 遊戯王☆感想文
遊戯王の文庫版、全22巻購入記念企画!
「全巻の感想書く!主に社長の行動とセリフに注目!
ちなみに書くまで次の巻開封禁止!」


☆この色は社長のセリフ
☆社長のことばっかりになるかもしれませんが許してください。社長大好きなんです。
☆アニメ(DM)はBC編まで視聴完了。ニコニコのエネコンMADでふつくしい社長に惚れて今に至る。
☆宝物はKCマグカップ(えー)。
☆ちなみにこの感想文は、同じく最近社長にはまった!という人にも文庫版を買ってもらおうという目的がありますです。私だけ買ったんじゃ不公平だから他の誰かも買って欲しい!(巻き添え…?)


**************************************


「いくぞ!青眼三体融合!!
青眼の究極竜(ブルーアイズ・アルティメットドラゴン)!」

いきなりです!最初からクライマックスとはまさにこのことです!
「わはははは!どうだぁぁぁぁ!!
見よ!遊戯!これぞ史上最強にして華麗なる究極殺りく兵器(モンスター)の姿だ!」

8巻開始4ページでテンションMAXな社長。ついていけねえ…!が、社長が楽しそうでなによりです!

「遊戯!覚悟はいいな…。
オレが背負い続けた敗北の十字架を…今から貴様にかつがせてやる!
屈辱の重さで地に這いつくばるがいい!」

あ…かっこいい…。言ってみたい…(えー)。

遊戯のデッキを破壊し、さらに青眼の三体融合も果たし、…勝利を確信する社長!でも、油断はしない。
遊戯がその圧倒的な力の前に勝負をあきらめそうになり、…仲間の応援でまた立ち直る。それを見ても、こんなセリフだもんね!
「(そうだ!!最期まで立ち向かって来るがいい!遊戯!!
貴様の最大限に発揮した力を、オレがたやすくねじ伏せてやる!)」

…ああ、なんというすばらしいライバルっぷり。感動すら覚えますね!

遊戯のターン。ドローしたカードを見て、最強のカードを引いた、と笑う遊戯…。
そしてそれは…クリボー!おおお!キタキタ!
社長はまず驚愕し、そして猛烈に怒ります。
「くくく…くく…!遊戯…貴様が勝負を諦めるのは自由だ…。だがよりによって『クリボー』カードを場に出すとは…」
「遊戯!!そのカードが我々の決闘を汚す侮辱の意味が込められているのならオレは貴様を許さん!!」

…社長、こういうときこそ「ふざけるな!」でいいと思うんですけど…めっちゃ怒ってるわりにはめっちゃセリフが長い。この、ここのコマ、セリフでいっぱいですよ…。全部は書いてないんですよこれでも…。

果たして最弱モンスター「クリボー」は、確かに究極龍を倒す切り札となったのでした。
…「増殖」とのコンボによって。
動揺し、ザコザコ連発する社長がなんだかかわいい。そのファンシーな外見が社長の焦りやイラツキを増殖させているのは間違いない。そら、信じられないわな…。最強の…究極竜の攻撃が通用しないんだもん…。

さらに、遊戯の攻撃。究極竜に自軍のモンスターを無理矢理融合させ、属性反発作用での腐食を引き起こす…!
攻撃は増殖クリボーに封じられている。腐食によって攻撃力が下がっていく。
まさかの、逆転。見事すぎる逆転。
さすが主人公……だが、しかし。

今、主人公が向き合っているのは、ただの「敵キャラ」ではないのだ。
負けたからといってはいそうですかと道を開けるような者ではない。
…いや、そういう…人格的な意味でなくても。
彼は、絶対に負けられないのだ。


「(オレが…負ける!?バカな…!!
オレが負けたらモクバを助けることはできない…)」

社長が絶望の中、一瞬見る幻。
現実で、腐って溶けていく究極竜のイメージとだぶって現れるのは…モクバ。
自分に助けを求めて、必死に手を伸ばす弟の姿。
何もできないでいる社長。そのかわりに、必死に手を伸ばし、モクバを助けようとしているのは…過去の、幼い自分。
その手は届かず…モクバは闇に飲み込まれてしまう。
絶叫し…そして、後ろで何もしなかった社長を……物凄い形相でにらみつけ…


……こんな真剣なシーンであれなんですけど、この幻スタートのとこの社長、まるでコートを脱いでいるかのようです!

このコマのイメージだけで、別に脱いではいないんですが…それでもレア!シャツ一枚の社長…!!しかも相変わらず胸元はだけてるし!!(…本当に台無しだな…)

とにかくとにかく、社長は改めて、自分は絶対負けられないのだ…ということをここで思い出すわけですね。戻ってきて、…胸元のペンダントを握り「(モクバ…)」と名前を呼ぶとことか、…最高ですね。表情とか。
そう、どんな手段を使っても、負けられない…。

そこで社長の取った手段というのが、
噂の「死ぬ死ぬ詐欺」…(えー)(その呼び方ニコニコ内だけちゃうんか…)。

攻撃を受け、「遊戯…ゲームはこれからだ…」と勝手に新しいゲームの開始を宣言する社長…(いやここの表情、胸締め付けられるんだけどね!ほんとに!)。
受けたダメージのマス目分だけ、後ろに下がる、って。
そして…高い塔の縁に立つ。つまり、遊戯の次の攻撃で下に落ちて…自分は死ぬんだと。
全員が動揺するなか、社長はこう言い放つ…。
「オレはカードで死ぬなら本望だ!」

「遊戯…次のターンで、貴様の…決闘者としての真価が問われる。」
「この決闘でオレが貴様なら、何の躊躇もせず俺を谷底に突き落とすだろう。」

淡々と述べる社長。死者蘇生で、青眼を一匹蘇らせ…ターンエンド。
遊戯が攻撃すれば、この決闘は終わる。しかし同時に海馬の命がかかっていることで…迷う遊戯。そんな遊戯に社長は叫ぶ。
「遊戯!貴様のカードでオレの首を掻き切れ!!」
その迫力におされるが、じーちゃんのことを思い出し…「オレは負けられない…負けられないんだ!」と、攻撃しようとする!
しかし、それを、表の遊戯が…止める。
膝をついた遊戯に、すかさず攻撃する社長。
遊戯のライフポイントがゼロになる。…まさかの、再逆転。

ここのコマの社長が… すごい好きです。

冷徹な目。冷酷な目。
自分で追いつめて、とどめを刺した相手を、ただ見る視線。
…遊戯のほうは、いつのまにか表の人格に切り替わっていて、涙を流しているというのに。社長はただ、見てる。腕組んだまま。
…ひどいんやけどね。なんでやろ…めっちゃ好きです。ちなみに横の効果音は、このページの一番上のコマでバーストストリームが炸裂してて、その余韻なんですよね。それもまた良い。

しかしここの表遊戯のセリフは…アニメで最初聴いたときも衝撃だったけど…改めて衝撃を受けました。
「う…。ボ…ボクにはできない…!あのままゲームを続けてたら…海馬くんは死んじゃったかもしれないんだ!」
「ボクはコワイよ…!ゲームも!もう一人のボクも!!」

あっさりとゲームで命のやりとりをしてしまう人間離れした人達の間で、まだまだとっても純粋で普通でそれが尊い!って感じさせてくれる表遊戯。あいかわらずダントツで女神ですね…。
続けてたら…飛び降りてたんだろうなあ…社長…。全然違う話になっただろうなあ…遊戯王…。私も文庫版とか買わなかっただろうなあ…。ありがとう。超ありがとう。


…私、感想書く前に何度もここらへん読み返したんですけど…やっぱり、うーん…この手段が正しかったのか正しくなかったのか、結論が出せなかった。
まあ最初の印象が「死ぬ死ぬ詐欺」だしなあ(……)。つまり勝たせてくれなきゃ死んでやる!って騒ぐのと同じなんだよねえ。でもさあ、社長だって負けるわけにはいかなかったんだしさあ…それだけの覚悟があるってことで…ううむ。
まあ、この後、杏子にビシッと言われたことが正しいんでしょうね。社長も言い返せなかったし。「ぬぬ!」じゃないよカッコ悪い!




…まあ、↑あんな葛藤はどうしてもここで吹っ飛ぶんですけどね…。
「(貴様ならここに来ると信じていた!)」

えええええええええええええええええええ!?
ちょ…なん、なんだそのさわやかな表情は!
あんな手段で遊戯のスターチップ奪い取っておいて!!アンタ!!

最初はここの社長の意図が読み取れず、混乱するばかりでしたが、…ここも何度か読んで、…つまり…こういうことかなーと…。
ペガサスは、社長に「遊戯に勝つことが城に入る条件だ」と言った。
→だから社長は遊戯を倒さなくてはいけない。
→でも遊戯は、とりあえず10個スターチップがあれば他の条件は必要ない(=「海馬くんに勝つこと」は城へ入る条件ではない)
→だからここはお前のスターチップをくれないか!
→お前の力ならこの後5個集めるのも簡単に違いない!オレの認めたライバルだからな!
…んー、つまり…ツンデレ?(違)
…社長、欲しいならちゃんとお願いしたらいいじゃんよう…。遊戯くんならわかってくれるYO!
それともあの死ぬ死ぬ詐欺自体が、彼流の「お願い」だったのか!?
…だからこそ、ここでやってきた遊戯に、こんな表情を向けられるんでは…と思うんですけど、どうでしょうか。
彼は遊戯をそこまで精神的に追いつめたとは夢にも思っていない…とか。
…いや、それでいいのかって言われると…よくはないんですけども(ペガサスもめっちゃ見てるしな…)。


そして、とうとう始まります!ペガサスvs社長のデュエル!
…ここまで書くのもかなり時間かかってんのに…まだこっからどんだけ時間かかるのか自分でもわかりません!(とか書いてたら記事消えたよ!余分に2時間プラスだよ!)
社長はいきなり、魂の抜け殻となったモクバと対面することになり…めっちゃかわいそうです…。ペガサスの謎の能力に対抗するために持ってきたデュエルディスクだけど、…ペガサスはそれもお見通しだった。それを使うなら、相手になるのはモクバだと。その言葉に衝撃を受ける社長…。悲痛な表情が…もう見てられません!
「(オレに…モクバと闘えというのか…!
く…できない!それだけは……!!)」

…「守るべきもの」の存在は、確かに社長に強さを与えたけど…同時に最大の弱点を作り出してしまった…。…ちくしょう!そこにつけ込むペガサス、最低だあああ!!

デュエル開始直前、観客席の表遊戯から、「ドラゴン族・封印の壺」に気をつけて!とのアドバイス…。あんた、ほんまにええ子やな……。
でも社長は、忠告を受けた、その上で…「(だがオレはこのカードで勝負する!相手がどんな手で来ようが…オレはいつでも『青眼』と共に闘う!)」おおおおめっちゃかっこええ!!まさに嫁ですね!!

ペガサスは、序盤はふざけているものの…マインドスキャンでまず青眼を一枚奪い、ウイルスコンボを破壊。そして「トゥーンワールド」発動!
手札を読まれ、戦略を読まれ…とどめに愛する嫁であるブルーアイズをトゥーンカードにされ…そりゃ怒るよね!
でもさすが社長。怒り方もかっこいいです。
「ペガサス…。貴様にはオレの手札がお見通しのようだ…。それならオレの手札は捨てよう…。
オレが今から引く山札の一番上のカード…それはオレにもわからない。つまり貴様にもわからないということだ…。
そのカードを攻撃表示で場に出す!」

そしてカードを一枚引き…
「オレの信じたカードは……青眼の白龍!!」
キタアアアアアアアアア!!すげええええええええええ!!
嫁!嫁!嫁~~!!
そしてこのセリフ!
「オレの怒りを感じるだと…。フ…。
オレはすでにキレているわ!!」

かっこええ!キレてる社長!
…ああっ、このページもう最高!手札を捨てるとこも、カードを引くとこも、嫁登場のとこも!表情もポーズもどれも最高!!もちろん最後のコレが特に。

社長、がんばれーーーーー!!


てかここで次の110話!になるんだけど…
110話冒頭、盛り上がる観客席の様子がなんだかおかしくてなごみます!
遊戯が今の社長の行動&奇跡を解説
→舞さんがすごい顔で「心を読み取る力…!?って……何言ってんの~?」と笑う。
→獏良君「あの外国人の能力だよ!」…外国人!?ひどくね!?
→城之内君「海馬の『青眼』とアメリカンコミック野郎の『青眼』の対決だぜ!」…アメリカンコミ……長ぇよ!!しかもアンタさっきまで普通に「ペガサス」って呼んでたじゃん!?
いやはや、楽しい仲間達ですね!(えー)

社長はマジです。マジ切れです。
「オレの…誇り高きドラゴンのしもべをみじめな姿に変えるとは…許さん!ペガサス!」マジで怒ってる~!
「(青眼よ…。トゥーンなどみじめな姿をさらすならば、いっそ自ら身を砕いてくれ!)」これも巷で有名なセリフ。本当にイヤなんですね…。しかし一応嫁には違いないのに容赦なく粉砕とか……なんていうか、ヤンデレ…?(違う)
直後のペガサスのセリフ大好き!
「今、ユーの心に『青眼の白龍』カードへの愛情を感じました…。
ゲームデザイナーとしてとてもうれしく思いマース!サンキュー海馬ボーイ…。」

もっとほめて!もっと!
…ふざけてばっかのペガサスだけど、ここのセリフは割と…本心だったんじゃないかなあと思います。やっぱうれしい…よねえ。
「(だが、その愛情がユーの敗北の要因となるかも知れない…)」
うっ…。

そして、忠告をもらってた恐怖のカード「ドラゴン族・封印の壺」を出すペガサス。封印されてしまう青眼。
その青眼を、またあの「みじめな姿」に変えてやる、と笑うペガサス…。
社長の心は、再び怒りの感情に占められ…そして、ペガサスの用意した罠にかかってしまう。
自分の使おうとしていたウイルスを、逆に返されて…社長のデッキは破壊される。ライフポイントは残っているけど、カードがないためにゲームを続けることができない…。
社長の、敗北………。

敗北が確定しても、最後の最後までサレンダー(降伏)はしない社長。
ペガサスもほめてます。「ゲームを最後までやりとげるマインドはスバラシイ…。」もっとほめて…もっと。でも……しゃ、社長が…負けた…。
「(モクバ…オレを許してくれ……)」
意識のないはずのモクバの目から、涙が流れる……。ううっ…。
そして最後は…「(さらばだ…遊戯…。)」

敗者は全てを失う…。
「罰ゲーム!マインド・カード!」
…いっ…いやあああああああああああああああ!!!!
またあああああああああああ!!


また、あの状態じゃん……!!ひどい…!

ここでぶち切れて出てくる闇遊戯と気持ちは完全シンクロですよ!
「ペガサス…てめえは絶対許さねえ……!!」
やっちゃってー!こてんぱんにしちゃってー!!!


夕食の席で、海馬兄弟を助けてやりたい、って言ってくれる本田くんに感動しました…。ありがとう…!
闇様のセリフもいいね。
「(海馬…これからも奴は永遠にオレの敵であり続けるかもしれない…。
だが…お前ら兄弟は必ず助ける!!)」

マジ頼みますよ~!
てか…バクラが……バクラがあ!!こええええええええ!!

ペガサスとの対戦目指して、トーナメント開始!
遊戯vs舞さん、めっちゃかっこいいね!
…とか一行で終わらせようとしてごめんなさい。いや…ちゃんと読んでます…。
しかし私の心は、とらわれの身となった海馬くんのことでいっぱいなんです!
つーかその、「魂の牢獄」のカード…言い値で買おう!(もうええって)


行くぞ9巻!…出るのか?社長…。

遊戯王文庫版感想 7巻

2008-11-28 23:02:27 | 遊戯王☆感想文
遊戯王の文庫版、全22巻購入記念企画!
「全巻の感想書く!主に社長の行動とセリフに注目!
ちなみに書くまで次の巻開封禁止!」


☆この色は社長のセリフ
☆社長のことばっかりになるかもしれませんが許してください。社長大好きなんです。
☆アニメ(DM)はBC編まで視聴完了。ニコニコのエネコンMADでふつくしい社長に惚れて今に至る。
☆宝物はKCマグカップ(えー)。
☆ちなみにこの感想文は、同じく最近社長にはまった!という人にも文庫版を買ってもらおうという目的がありますです。元書店員として…(えええ)。


**************************************

7巻!
表紙が!表紙が!死ぬ死ぬ詐欺だ!!(←ヤメロ)
そうそう、めっちゃ今更ですが、私、文庫版の「遊☆戯☆王」のタイトルのフォントが上品でとてもとても好きなのです。美麗な表紙絵ともすごく合ってると思う!


6巻ラスト、ペガサス城に乗り込む!と言った社長。
有言実行。7巻最初のページでもう乗り込んでます。
正面から堂々と、っていうのもさすがですね!
海に落ちて死んだはずの海馬の登場に、門番は驚きますが、かまわず…
「ペガサスに伝えろ!!海馬瀬人が会いに来たとな!!」
…かっこええ~!

門が開き、応対に出てきたペガサスの側近、クロケッツさんに、いきなりモクバはどこだとつめよる社長。とぼけるクロケッツさんに、もうめっちゃキレてます。夜中の3時やのにどなりまくり。
ペガサスに会わせろ、という社長に…その扉の向こうです、と指し示すクロケッツさん。扉には…スターチップをはめて開けるようになっている装置らしきものがあった。この島のルール…スターチップを10個集めたものだけが、城に入る権利があるというのは、社長とて例外ではない、と薄く笑うクロケッツさん。
くやしそうな社長。



…ってさあ、こういう流れならさあ…
かわいそうなそのへんのデュエリスト達と何回かガツっとデュエルして、速攻で10個集めて戻ってきて、クロケッツさんに10個のスターチップを投げつける、これで文句はないだろう!…とかそういう展開だと…思うよねえ……。

社長は常に、私の想像の斜め上を行ってくれる……。


約10話後、再び登場する社長は……
こんなんしてたよ!!

あははははははははははははははははははははははは!!
ごめん、真剣に爆笑した…!なにしてんのアナタ!!

クロケッツさん(両手拘束済み)の頭をジュラルミンケースにはさんで、右足で踏んづけながら椅子にふんぞり返るように座って不敵に笑ってる…。社長、それは何プレイですか!!!
人質を離せ!と言われて
「ならばペガサスを呼べ!これ以上待たせるのなら、奴の側近であるこの男の首をヘシ折るぞ!!」
…怖~。猟奇的な社長。

てか、社長、ここで…ピストル手に持ってるんですよね。だから、人質にとるなら別に…頭にピストル突きつければ済むことなのに…わざわざ…
「オレの大切なカードは、ケースから取りのぞいておいた…。
これ以上しらを切るつもりなら、ジュラルミンケースに血ヘドをぶちまけることになるぞ…。」

なんという!!猟奇的!!血ヘドとか生まれて初めて打ったよわたし…。
前巻の「脳ミソをぶちまける」発言といい…社長の脅迫マジ怖い!!

クロケッツさん、こんな屈辱的なポーズをとらされた上に言葉責め(……)まで受けてますが、必死に知らないと言い続けます。なんか…いや、モクバさらったのとか…事実なんだけど…ここのクロケッツさん見てるとすんごくかわいそうになってしまう…(だからさっきから「さん」づけなのかも、しれない)。
あ、でも「くそ…なぜこんなことに…」っていう回想スタートのモノローグにはつい笑っちゃいます。ホントだよなあ…。あの後こんなことになるとは…思わないよなあ…。


あの直後、実は社長の必殺技が炸裂してたんですって!

ジュラルミンアタック!!
…ひでえええええ!!
「ふざけるな!!」の言葉と、圧倒的で一方的な暴力で、ルールなんかおかまいなしの社長…
かっこいい!(えー)

で、殴られて倒れこむクロケッツさん…を、胸ぐらつかんで止めるんだよね!
猿渡(KCにいたスパイ)がピストル構えて向かってくるのん、おかまいなしで!
社長のピストルはクロケッツさんに向けられ、猿渡のは社長に向けられ…そこでこのセリフ!
「猿渡…貴様ごときが人に銃を向けられるようになったのも、海馬コーポレーションの社員教育によるもの…。」
えええええええええええ!?なんつう会社や!!
「見ていろ…。今、銃の撃ち方を教えてやる…。」
まあ、社長自らご教授……じゃなくって!!ほんまに怖いなこの社長!
冷静に、クロケッツさんに銃口を押し付ける社長。その表情を見て、クロケッツさん、思わず叫びます。
「ひ…やめろ!猿渡…銃をおろせ…!こいつの目は、正気じゃない…!!」
こんな目でした。

背景もおどろおどろしいよ!わかるよ!…ホントにやるんだね!正気じゃないんだね!
…私、自分の好きなキャラが活躍してるのはもちろん大好きなのですが、
他のキャラが、そのキャラの事をほめたりしてるとこも、猛烈に好きなのです…。
だからここのクロケッツさんのセリフ大好き!!(ほめてなーい!)(病院早く来てー!)

ちなみにペガサスは、連絡は受けていたものの…動かなかった(ますますクロケッツさんがかわいそうな感じに…)。
でも、遊戯がスターチップを10個揃えたという連絡が入り…そこでようやく、社長と接触します。
「客としてのマナー、最低デース!」
…いやまあ、そうなんだけどさ。ペガサスが出ると、社長も(ようやく)悪役には見えなくなりますね…。マジひでえよペガサス!
モクバを渡せと言う社長に…それなら遊戯を倒せ、と言う。
そして、地下牢?みたいなとこに監禁されてるモクバの映像を見せる…。ひでえ…。

そしてモクバは、私をまた泣かせてくれました。…も~…なんて、なんて子なの!モクバ!いつか兄より好きになっちゃうよ!(えー)
よほどひどい仕打ちを受けたのか…ぼろぼろのモクバ。兄サマが目覚めたなんて夢にも思わない彼は、未だ兄は屋敷で、あのままでいるんだろうと考える…。だからこそ、鍵は自分が守るんだ、守り抜くんだ、と……。
そして、取り出す胸のペンダント。
M&Wのカードのデザインのそれには、あの写真が入っていた。

「(遊戯のヤローが、DEATH-Tでこんなことを言ってやがった…。兄サマは…心のパズルを解き明かした時、オレの元に帰ってきてくれるって…。
だから…オレの宝物…兄サマと写ってるたった一枚の写真をふたつに分けてペンダントにしたんだ…。
もちろんもうひとつのペンダントは兄サマの首に…。こうすれば…兄サマはきっとオレの所に帰ってきてくれる…。そう願って…。
兄サマの『心』のパズル…。これが最後のかけら…。)」


うあああああああああああああああああああ!!
モクバあああああああああああああああああ!!

ペンダントの存在は知ってた。お互いの写真を入れてることも知ってた。
でも…でも!!こんな、こんな…モクバの願いをこめたものだったなんて!!
回想モードで、意識のない兄サマの首にペンダントをかけるその姿に、涙が止まりません…!

そうか…そうか。そうだったのか。
なんで…社長が目覚めたとたんあんなモクバモクバとなったのか…ここまでわからなかった。心のパズルの組み上げの過程で、弟は大事な存在ってことを思い出した…とかにしても、反応が過剰すぎる気はしてた。
今ならわかる気がする。目覚めて、ぼんやりと外を見ていた社長が、…ふと、自分の首にかかっているものに気づく。見慣れないそれを開けると…そこには、過去のモクバの写真。
何を思って、それを兄の首にかけたのか、
そして、モクバは今、誰のためにさらわれてしまったのか…、
モクバの言うとおり、それこそが最後のピースとなったのだろう。
…つながった瞬間に、彼は動き出した。

それを知ってか知らずか、このタイミングでモクバをエサに、社長を遊戯と戦わせるペガサス…。社長は猛烈に怒りつつも、でも言葉に従うしかない…。
あ、クロケッツさんやっと解放です!よかったね!お疲れ様でした。


そんで、いよいよ10個そろったスターチップを手に、ペガサス城へ乗り込もうとした遊戯たちの前に立ちふさがる社長、なのですが。

…また思っきしはしょろうとしてますけど…。あの、迷宮のデュエル、すごいおもしろかった!(いや、だから、ちゃんと読んでますってば…)
そうそう、その前の城之内の単独のゴースト骨塚戦では、やたらめったら城之内の回想にあの、負け犬呼ばわりする社長が出まくりで…そのせいでやたら7巻は出番の多い感がありますね。特に89話の扉絵の社長、悪魔のようです。そんなに言わんでも!みたいな。じょうのうちくん…マジで社長が嫌いなんですね…(仕方ないけど)。
あ…話がめちゃ前後しまくりですが、迷宮兄弟の最後のクイズみたいなん、アニメで見たときも「???」だったんですけど、今回3回読み返してもやっぱり意味がわからなかったです…。私、城之内をバカにできない…。
てか!!獏良の!!あんな…葛藤があるなんて…!!
そう、すっごい疑問だったんだよね!あんな痛い目にあったのに、なんでまた宿主はリングを身につけ、バクラの出現を許してしまうのか…。なるほど…!てか…宿主…なんかめっちゃかわいそうやねんけど……!!仲間のために…ううっ。


さて、では社長ウオッチングに戻ります(ウオッチング…?)。
行く手を阻むようにして待ち構えている社長。
通してくれという遊戯に…まずここまで来たことをほめて(←?)
「オレはこの島で己の運命を悟った…。」
!?
「遊戯…貴様にとって、オレの存在は決して追い風にはならない…。」
あ…え?え?最初逆に読んでた。遊戯にとって、か…。うん。それで?

「オレ達が対峙する場には闘いの風が渦巻く!!
永遠に!!」

ほんとに風が巻き起こってますよ!?

発生位置の関係で、コートの翻りがものすごいことになっとる!
ていうかなんで風が…!!え、愚問ですかね…。

城之内の右手にも10個のスターチップが揃っていることに気づいた社長。
「『負け犬』から『馬の骨』に昇格させてやる!!」
そりゃ確かに昇格かもだが!
てか、私はその次のコマで、城之内が怒り爆発寸前の様子を前に「これもひとつの奇跡。」とか言っちゃってる社長が気になります。なに言ってんだアンタ!そんなちっちゃく、ちょっと不敵に笑って!…好きだー!(えー)

「オレは暗闇の中で、ひとつの答えを捜し求めていた…。なぜオレがDEATH-Tで敗北したのか…あの時、遊戯はなぜ奇跡を呼び起こせたのかを…。」
うん、とりあえず会話になってないよね!さっきから!ま、いっか!
「そして闇の中でおぼろげな答えを見つけた…。あの時…遊戯にあって、オレになかったものが…。」

で、ここはモノローグ。
「(人は守らねばならぬ者を背負った時、強くなれるのか…。
遊戯、オレがその問いの答えを確信する方法は、デュエルに勝つ以外ないのだ!)」

ここ…、もう描かなかったけど、このコマの社長もすごくいい。
ペンダント、実際には外には出さず、シャツの中に入れたままなんだけど…まるで手にあるように、モクバの大事な写真を、大切にぎゅっと握るように描かれてます。いいなあ…。

「遊戯!城に入りたくば、このオレを倒せ!これは宿命のデュエルだ!」
そんでこの顔↓。

燃えてる!燃えてる!
次のコマの遊戯のモノローグがこういうの。
「(海馬…。今オレの前にいる海馬は、昔の海馬とは違う…!
その目には何かを秘めている!!)」

何かっていうか…炎?
しかも、秘めてない…。


宿命のデュエル、スタート。
社長お手製のデュエルディスクを使う。
…って、えっ?ルールも今までと違うの??(←未だにデュエルがよくわかっていないためどこがちがうのかよくわからない…)
っていうか、それ…セコくね?めっちゃ俺ルールやん!
文句言わないどころか、すぐに理解して、戦略を組み立ててる闇遊戯めっちゃすごい。
社長も、「(フフ…さすが遊戯…)」とか言ってる場合じゃないよ!
…あ、でも、説明する社長がやたらかわいいので、…いいか。

名セリフきました!
「フフ…遊戯…。貴様との闘いは…心がさわぐ!」
私も、貴方を見てるだけで心さわぎまくりですよ!

「(狙いは青眼三体融合…!!強靭!無敵!最強!!)」これも有名なフレーズですが、表記は『強靭(に3乗)~』みたいになってます。どう読むんだ。とりあえず『三体』にかけてるんですね!
「(遊戯!その方程式によって導き出される答えは貴様の敗北だ!)」え。方程式?
「(遊戯め…。オレの手札を晒しものにするとは、最大の屈辱!!)」ああ、本当に嫌いなんですねこれが…。
「(その時、貴様には屈辱を三乗にして返してやる!)」また三!…てか三倍じゃないからね。三乗だからね。すんごい返す気だよ!
「オレの勝利の方程式は、貴様が考える以上に――パーフェクトだ!」笑われてますよ社長。
「ワハハハハハ!このカードの効力さ!ウイルスカード!」大好きなウイルスコンボが綺麗に決まってうれしい社長。
…ここの笑顔といい、悔しがる顔といい…このデュエルでは、もうどの社長の表情も良すぎてメロメロになります…。やっぱりかっこええ、この人…。
でも時々、3巻を思い出させる顔にも。やはり本質は変わらないのか(笑)。

今にも、痛くも痒くも…ないね!とか言い出しそうだ。

ウイルスでデッキを破壊され、大ピンチの闇遊戯。
しかも、とうとう社長の手元には、三枚の青眼が揃ってしまった。
いよいよ三体融合!…その直前のセリフ。
「遊戯…。貴様と出会った時から満たされることのなかった勝利への飢え…、敗北への渇き…。その苦しみから、オレはやっと逃れることができる!」
なんだか…ドキドキするんですけど…ここの社長の表情…。
「(その苦しみを貴様に教えてやる!)」

「いくぞ!青眼三体融合!!」


行くぞー!8巻!

遊戯王文庫版感想 6巻(後半)

2008-11-21 02:06:38 | 遊戯王☆感想文
(前半からの続き)


島を目指し、海上を行くKCヘリ。
「DEATH-T……あの日からどのくらい経つ…」
「ハイ。半年ほどです、瀬人様。」
「そうか…」
は、半年も…眠りっぱなしだったのか…社長…。
「もう何年も…カードの感触を忘れていたような気がする…」
ブハッ!!
すいません…ちょ…脳内の…鼻血が。
この、カードを愛おしそうに扱う社長、たまりません…!!

KC乗っ取りだけでなく、モクバまで連れ去ったペガサスに、静かに怒れる社長…。
「ペガサスは、オレがこの手で倒してやる!!」
…なんか……いや、表情は真剣だし、怖いんだけど…すっごく「真っ当になってる」感じ…。普通にヒーローっぽいよ…。心のパズルの組み上げ、大成功ですか…?
そんな瀬人様に、この騒動のそもそもの原因である遊戯の存在を…彼への復讐が覇権復活の近道であると、口にする側近の男。
「復讐か…。」
あの、遊戯との勝負を思い返す社長。
「奴の闘いは見事だった…。」
あ……あれ…?しゃ…社長…?
「あの時のように…オレの感情が『復讐心』で沸き立つものならそれもかまわない…。
オレはもう一度、奴と闘いたい…。」

ブハッ!!!!
ちょ…どうしちゃったんですか!?なんですかその…達観?…悟ったような表情!セリフ!!マイクラでどこまで破壊されちゃったんですか!?

なんでそんな色っぽいの…!!
あと、さっきから実は気になってたけど…シャツのボタン、それ開けすぎじゃありませんか!?いやわかってる…注目すべきはペンダントの存在だって…。でも気になる!特にこのコマの、は…はだけっぷり…。ブハッ…。

しかし、次ページで状況一変。
月の位置で、ヘリが旋回していることに気づく社長。
…こいつらも裏切り者だった!銃を向けられ、大ピンチな社長!!
しかし社長はひどく落ち着いて、こう言う。
「カードをオレの血で汚したくはない…。手を上げさせてもらう…。」
「なるほど…カードの貴公子と呼ばれるにふさわしい…最期のお言葉…。」
あ、カードの貴公子って、ちゃんと呼ばれてたんだ…とかそんなこと考えてる場合じゃない!しゃちょおおおおおおおおおお!!

死ね!と叫んで…引き金を引く裏切り者。しかし社長は見事な動作で、撃鉄に持っていたカードをはさみ、撃てなくした!!すげええええええええええ!!
そして…来るよ来るよ!名セリフ!!
「貴様のおかげで…レアカードに傷がついたわ!!」
そして指ボッキン!銃ごとつかんで指ボッキン!…痛い痛い痛い!!
ここもすばらしいんですけど、直前の顔が怖すぎて笑ける!

この時点では本気で「レアカードに傷がついた」事に怒ってそうなところがまた…!

まだまだ続きます!社長の復活記念の快進撃!!
銃を奪い、裏切り者に向けて
「オレを殺すなら…カードで殺せ!!」
……え?なに?…ああ、つまり遊戯みたいにしろってことか…?
しかもなんでうれしそうなんだ…!もう…好きだーーーーっ!!(えー)

そのまま、ドアを開けろと命令する社長。ヘリは…海上。助けを請うセリフには耳を貸さず、操縦士にも銃を向ける…!
「安心しろ…。オレはヘリくらい操縦できる…。
たとえこの場で貴様の脳ミソを操縦席にぶちまけても、島にたどり着くことはできる!」

こええええええええええ!!なんという脅迫…!!
しかも社長の場合、脅しに終わってないところが恐ろしいところです。
絶対やる。この人ならマジでやる。
「今すぐ…海に消えろ!」
二人を無常にも夜の海に落とし…
「下手物共!せめて美食家の魚に喰われることを願え!ハハハハハ!!」
これ、ゲテモノども、って読むそうです…。最初読めなかった。
…てか…すっかり、すっかり元通りですね!!社長!!その勝ち誇った笑み、笑い声、……心のパズル、どう組んだんだよ!!
最後に「ペガサス島に向け、爆進!!」と叫んでます…。
ヘリの効果音も「ズドドド」になってるよ…。さすが!


そんで、ヘリで到着。偶然にも、そこで遊戯たちと再会することになる社長。
みんないるのにモノローグは「(遊戯…!)」なのはさすが社長です。
驚く皆。(←そりゃそうだ、昏睡中って聞いてたんだから)その中で…最初に笑顔で駆け寄るのは、やっぱり表遊戯なのです。女神!女神!!最初ドキドキしてるけど、意を決して駆け寄るとことか…ほんと人間できてるなあ…。
「また会えたな…遊戯…。」
「………。うん!」
表遊戯(身長差のせいで)、めっちゃ見上げてる!だからよけいにかわいい!!
で、あの腹話術師から取り返したデッキを海馬くんに返すんだけど…。
受け取ってこのセリフ。
「とりあえず、礼は言っておく…。だが勘違いはするな…遊戯…!」
ツンデレキターーーーー!!
まったくもって、ツンデレのお手本みたいな人だな…。「いずれお前を倒す!」までテンプレ通りって感じです。いいよーいいよー!!かわいいよー!

ペガサスを倒すのはオレだ、と言って去ろうとする海馬を止める、…城之内。DEATH-Tでオレ達に何をしたか…!と怒りの形相で海馬につかみかかる彼…全くもって正論です。普通こうなるはずです。
なのに社長は「フフ…そう言えばいたなあ…お前も…。」とかますます怒りを買うような発言を!まったくこの人は…ほんと…。
その腕のグローブを見て、城之内もデュエリストであることに気づき、さらに彼にとって屈辱的な言葉を投げかける。怒った城之内は海馬にデュエルを挑む。「この身の程知らずが!!」とかキレるものの、城之内の自信を粉々に砕くことだけを目的に、デュエルを受ける海馬くん。……もー……。

対ペガサス用に持参していた、自作のデュエルディスクを使ってのデュエル。説明とかするのん…楽しそうです。
圧倒的な力で、文字通り城之内を打ち負かす社長。
ラストはばっちりポーズ決めてます!

「遊戯!ペガサスを倒すのはオレだ!!」
後ろのお月様がすごい…。嫁もノリノリですね!(ていうか嫁難しい……)

城之内を負け犬呼ばわりする社長に、皆が怒るのが…。いいね。優しいね。皆。
城之内が何を背負っているか知らないくせに…と叫ぶ杏子。
しかし社長はさすがというか…一枚上手です。
「フン!それがどーした…。闘う理由や信念なら、どんな弱小決闘者の胸にも秘められてるだろうさ!
重要なのは…それに押しつぶされるか、それを守り抜けるかだ!」

…ミもフタもないと言えばそうなんですけど、一理あるようにも聴こえるのは…やはり社長は守り抜く努力をしているから、ですよね。してなきゃ言えない。
まあ…情は…ないわな……。

さらに城之内に追い討ちをかける海馬。そのあまりにもあんまりな言葉の数々に、ついに表遊戯が!
「海馬くん!君は…
何も変わってないの?あの時のままなの…!」

必死の表情。でも、振り返った海馬の言葉は、冷たいものだった。
「遊戯…。オレがお人好しにお前らと仲良く手を取り合えば満足か?
クク…笑わせるな!今でもお前らの友情ごっこには…むしずが走るわ!!」

おおーい…。そんな事言ってたらもう1回マイクラされっぞー……。
海馬の言葉にショックを受ける表ちゃんがかわいそうでなりません。

しかし海馬は、その場から立ち去ろうとはせず…。ペガサスのいる城を見やり、過去、自分が見たペガサスのデュエルの話をする。
あの、ビデオでも見せていた…心が読める謎の能力。それが本物であることを確信する遊戯。
…ていうかこの回想…、まあ、あの有名な「トムの勝ちデース!」なんだけどさ…。
ペガサスのハチャメチャな行動に、驚きを隠せない社長がめっちゃかわいいです!ていうかレア…だよね?社長はいつも周りを振り回す側であるから、…その社長を翻弄するとは…ペガサス、恐ろしい男…!
最後にはめちゃマンガ的な汗までかいてるし!

顔の汗はともかく…社長にこの表現って…めったにないんじゃ…?
ていうか、この時のペガサス見て、「大会を自社製品の宣伝に使う」アイディアを思いついたんじゃなかろうな…社長!

切り捨てているようで、結果的に助言を与えている社長。さすが男のツンデレの代表ですね!(え?そうだっけ?)
しかしもっとすごいのが、この6巻のラストに…!

改めて遊戯に宣言する社長。
「遊戯!オレはペガサス城に乗り込む!失いかけたものを取り戻すために!」
そのセリフを聞いて、闇遊戯出現。(社長…一応、区別は…ついてますよね…?)
「お前と同様…オレ達にも失うことのできない大切なものがある!必ずそいつを守り抜くぜ!!
ペガサスはオレが倒す!!」

それを聞いて…ここ!ここの表情!!
「ならば、こう言いかえよう…」
わずか1コマでツンからデレへ!

私の絵じゃ大げさに微笑みすぎてますが…
でも、確かに笑ってる!!唇の端、上がってる!ああっ、ステキぃ…!!
「一足先に、ペガサス城に乗り込むとな!!」

よしっ!でははりきって、乗り込みます!!次、7巻っ!!
はー…泣いたり笑ったり、忙しい巻だった…。6巻…。

遊戯王文庫版感想 6巻(前半)

2008-11-20 01:45:15 | 遊戯王☆感想文
遊戯王の文庫版、全22巻購入記念企画!
「全巻の感想書く!主に社長の行動とセリフに注目!
ちなみに書くまで次の巻開封禁止!」


☆この色は社長のセリフ
☆社長のことばっかりになるかもしれませんが許してください。社長大好きなんです。
☆アニメ(DM)はBC編まで視聴完了。ニコニコのエネコンMADでふつくしい社長に惚れて今に至る。エネコンMADがなければ私は社長なんて一生知ることはなかった。作者さん達ありがとう…!超ありがとう…!
☆宝物はKCマグカップ(えー)。

また10000字越えた…くそう。

**************************************


6巻ーー!!


表紙のペガサス、顔色悪い…怖い…。
で、…ページめくったとたん死ぬかと思った!!

だって!!こんなんやってんもん!!

ひいいいいいいいいいい!! しゃ……しゃちょおおおおおおおおおおおお!!
車椅子…そしてどこも見ていない目……。痛々しい…!
つかこれじゃ「地獄よりの使者」が社長みたいじゃん!(サブタイトルです)


5巻のラストで、スターチップを参加者の一人から盗み、遊戯にもバトルをしかけてきた子供の正体は…モクバだった。
そこで遊戯たちは、ペガサスがこのイベントを開催した理由を知ることになる。
「遊戯を倒して、海馬コーポレーションを乗っ取る」という……。

社長である海馬瀬人が遊戯という少年にゲームで負けたことで、海馬コーポレーションは投資家達の信頼を失い、経営状態が悪化。重役達は、社長自身も動けない(←昏睡してたから)ということもあり、ペガサスが遊戯を倒せば会社を渡すという密約を勝手にかわしたらしい…。
だからペガサスはここに遊戯を呼んだ。じーちゃんを人質にとって…。

モクバがスターチップを盗もうとしたのは、盗まれたことで遊戯が失格になれば契約が成立しないはず…と考えたから。なるほど。賢い。
しかも重要な金庫の鍵を、重役達に奪われないために飲み込んだって…!
「オレの腹が裂かれたって、奴らに海馬コーポレーションは渡さないぜい!」
モクバ…かっこいいな、けなげだな、…と思った。

でも、次のこのセリフで…声を上げて大泣きしてしまった。
「遊戯!これだけは信じてくれ!確かに兄サマはお前への復讐心でDEATH-Tを計画した…。
だが兄サマの本当の夢は、世界中に『海馬ランド』を建てて、恵まれねえガキ達を楽しませてやることなのさ!
兄サマはそのために海馬コーポレーションに命を懸けてたんだ!だから今はオレが命を懸けて守らなきゃならない!!
兄サマが戻って来た時、また夢の続きを見れるように!!」

うあああああああ……もくばああああああああ……!!
マジ泣きですよ、ほんと。うちはマンガ読んだりアニメ見たりして泣くのはよくあるんですけど、それでも…うるって来るか、ポロポロ泣くかくらいで、声をあげて泣くのはさすがにあんまないんですよ。このブログでも感想を書いた、アニメの94話・116話・134話はそんな風に泣いたけどさ。マンガでここまで泣いたのは…初めてかもしれない。
モクバの…兄サマへの思いが詰まった、すばらしいセリフだと思います…。てか泣く…。読み返しても泣く…。すばらしい弟だよ…。

それを聞き、杏子がまず、遊戯を信じて、と言って。
遊戯も、自分がペガサスを倒すとモクバに約束して。
モクバも…遊戯達を信じ、スターチップを返そうとするんだけど…そこに、モクバを追いかけてた黒服が!!
デュエル以外でのスターチップのやりとりは禁止だと。ならばデュエルしろ!と言う遊戯に、特別の相手を用意した、と……

デュエル・ボックスにいたのは……
海馬くん!?
…ではなく、人形と腹話術師でした。……ていうかさ!!
全然似てないじゃん!?

一瞬でも見間違うとか…ないよ!しかもモクバまでー!しっかりしてー!!
「海馬の心を弄びやがって!!」とマジギレの闇様。デュエル中も何度かあの人形に海馬くんを重ねてます。だからー!似てないってば!!ひどいぞ!?あの人形、真剣に怖いし…。
右側(闇様の見たイメージ)みたいな人形があったら……
私が…言い値で買おう!(えー)


74話のサブタイトルが「地獄からの使者」(=怪しげな人形+腹話術師)。
そして…次。75話。「牙をむくカード」。
…こっ、このタイトル…既視感…!
しかも見開きでの扉絵!!なんですかこの…すばらしい扉絵は!!(大変だから描かなかったけど…)
海馬くん…!?そこ、ヒロインの位置ですよね!?
すごいぞー!ヒロインだぞー!!しかもこれ…掲載当時はカラーだったんじゃ…!…完全版出して完全版!!(それも買う気か…)それか画集!!


スターチップを取り戻すため、そして海馬の心を弄んだ腹話術師をぶっ潰すため、遊戯は戦うが…腹話術師の持つデッキは、本物の海馬瀬人のデッキ。…3体のブルーアイズが眠る最強のデッキ…。その圧倒的なパワーに、苦戦する遊戯。
…途中、またモクバに泣かされます(私が)。
ブルーアイズの攻撃に……遊戯の敗北を、海馬もあの世で喜んでいる、と笑う黒服。
それを聞いて…涙を流しながら絶叫するモクバ。ううっ…。
「兄サマは…兄サマは死んでなんかいない!死んでなんかいねえよ~!!
遊戯!お前、オレに言ったじゃねーかぁぁ!兄サマは戻ってくるってよー!
オレは…信じて……
その言葉を信じて、ずーっと兄サマを待ってるんだぞー!!」

…医者にもさじを投げられた、昏睡状態の兄を。
会社の利権を狙う奴ばっかりの中で。ずっと…信じて……。ううっ…。

その言葉に、「オレは海馬を信じるぜ!」と、遊戯も力を取り戻すが…
やはり、ブルーアイズは強い。強すぎる。相手が二枚目の青眼を出したところで、敗北を…覚悟する遊戯。
敵の勝利宣言。そして、最後の攻撃宣言。
しかし。青眼は……攻撃をしない!!
そして、消えていく…。こ…これは…この光景は…!!
まるで、あの時と、同じ……。

そして…キタアアアアアアアアアアアアアア!!
海馬瀬人の、復活です!!

なんだこの神々しさ!!神?神なの?ご降臨なの…?
初見で息止まりました…マジで!!
しかも目覚めて一言目
「(遊戯……。)」
うおおおおおおおおおお!!お帰りいいいい!!
あと、ここで出てくるメイドさんになりたいです!社長を「お坊ちゃま」って呼べるなら、私なんでもします!努力嫌いですけど、めっちゃ努力します!(おい…)

攻撃せず、消滅した青眼。
それを、カードに海馬の生きる力が宿ったんだ、と理解する遊戯。
杏子も、まるでカードが遊戯への攻撃を拒絶したみたいだ、と言う。
そこから遊戯の逆転劇が始まる…!

「死者蘇生」で青眼を復活させるときの闇様のセリフがとても好きです。
オレのあのカードを復活させるつもりか…と言った敵に対して、
「そいつは違うな!復活させるのはお前のカードじゃない。
…海馬のカードだ!!」

その、復活させた青眼で決着。勝利が決まっても、マジギレモードな闇様に…超ありがとうと言いたい!!海馬のためにそんなに怒ってくれて…ありがとう!!罰ゲーム、気合入りまくりですね!!

そして、先ほどお目覚めの海馬くんですが…、もう、なんかめっちゃ元気に側近叱り飛ばしてます(←モクバを拉致されたことについて)。メイドさんに止められても「ええい、うるさい!」…。ああ、このメイドさんになりたい…!!(えー)
さっそくペガサスの島にヘリで乗り込むようです!!行動力スゲーとかそういうレベルじゃないね!さすが!!社長!!

社長!社長はやっぱコートがヒラッヒラしてるのが超似合うね!!
変な柄で模写するのも大変でしたが!!

遊戯達は…城之内が遊戯に頼らずにデュエルで勝ちたい!って宣言したり、
夜にまたペガサスの刺客に襲われたりいろいろ大変そうですが、
もっと大変な方の動向を追うため、そこはさらっとはしょります!(……)

(後半へ続く)