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「パティシエになりたーい!」ブログ。

元パティシエ・オペラのお菓子の話やらオタクっぽい話やらのごちゃ混ぜブログ。

遊戯王文庫版感想 5巻

2008-11-19 22:02:43 | 遊戯王☆感想文
遊戯王の文庫版、全22巻購入記念企画!
「全巻の感想書く!主に社長の行動とセリフに注目!
ちなみに書くまで次の巻開封禁止!」


☆この色は社長のセリフ
☆社長のことばっかりになるかもしれませんが許してください。社長大好きなんです。そういや呼び名がころころ変わってる(社長・海馬くん・海馬etc.)のは、まず「(その時点で)なんだか社長って呼ぶのがはばかられる」感じがしてるからです。…イヤだなってことじゃなくて。社長の奥深さに魅入っているのです。(←?)
☆アニメ(DM)はBC編まで視聴完了。ニコニコのエネコンMADでふつくしい社長に惚れて今に至る。
☆宝物はKCマグカップ(えー)。


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5巻!
社長の出番、…お友達の回想でお顔が出ること2回!
人の話題にのぼり、名前が出ること約4回!
…いいもん…。次できっとたくさん出るんだもん…。

つか……もうほんっと驚いた。
表遊戯…なんて優しいの……!?

M&Wのカードゲームが学校でも流行りだした。遊戯は城之内と特訓するために家に呼んで、そこでじーちゃん・杏子も一緒に、M&Wの優勝決定戦をテレビで見ることになる。なんで遊戯は大会に出ないのかと城之内に聞かれて、答えるんだけど…。
「ボクは、決めたんだ…。大会に出るときにはあの人と一緒にって…」
!?
まさかと思って次のページをめくると…
「海馬くんね…」by杏子。
!?
………オーレイ!(←よくわからんがすごく嬉しい)
「うん!今度は正々堂々とね!それが夢なんだ!」
ちょ…えええ!?
あ、あんな…ひどいことされたのに……!遊戯、なんて子……!!
「海馬くんは、まだ…」
「うん、病院にいる…。まだ意識が戻らないんだ…。
昨日もお見舞いに行ったんだけどね…相変わらず……。」

病院!?
…てか、お見舞い!?お見舞い…しかも「昨日も」!?
何度も…行ってあげてるのか…。心配して…
あ、あんな、あんなひどいことされたのに…許してあげてるの…?ゆ、遊戯……!!
…5巻開始わずか5ページで大泣きしそうになりました…。久々の社長に小躍りした次の瞬間胸が締め付けられました…。うう…遊戯…!!

たとえ戻ってきても、俺は絶対信用しない、と言う城之内の反応の方が自然だと思います。女神だな…遊戯。城之内に対しても何か言うわけではないし。


しかしここの社長、なんとも言えない表情してます。

(↑杏子を描く気が全くないわたし。)
昏睡中というイメージがあるのか、なんだか儚そうな横顔…。
ここで注目すべきは、これ、「体は正面向いてる」んです。
つまり、顔をふっとそらせた、みたいな…
なんだこれ……キュン……(えー)。

後に、遊戯個人の回想に出てくるときも、横顔。

(↑遊戯は漢字すら書かないときた!でも頭はちょっと描いてるあたり…)
これは完全に横向いてるけど。
なんで正面の顔じゃないのかしら…。皆、イメージ的に正面はワハハ顔とかしか思いつかないのかしら…。



さて。5巻では「王国編」スタートです。
表紙、すっごいいいよなあ…!右腕のグローブに、スターチップが一つずつの闇様と城之内君。
闇様が自分のスターチップを、城之内に渡したところですね!!

ストーリーは、M&Wの生みの親、ペガサスから送られてきたビデオテープを見るところから始まる。そのビデオの中でゲームをすることになる遊戯。ペガサスの謎の能力の前に…善戦するも敗れてしまう闇遊戯への罰ゲームとして、じーちゃんがビデオの中に閉じ込められてしまう。
じーちゃんを取り返すため、ペガサスの主催するイベント「決闘者の王国(デュエリスト・キングダム)」に挑戦することになる遊戯。また、妹の目の手術代のために、城之内もそのイベントに参加することになる。仲間達と共に王国へと向かい、ペガサスを倒すため、多くのデュエリスト達と戦っていく…
って感じ。
社長は出ません。昏睡中ですので。

っていうかビデオの中のペガサスのこのセリフ!
「本来ならば海馬ボーイも参加してほしかったのデスが…。
残念デース…。彼は再起不能と聞いてマース…。」

オラァァァアアアアアア!!縁起の悪いこと言うんじゃねえええええええ!!
ていうか再起不能だったら文庫版買ったりしてねーよ!!
…はっ、興奮して口調が…。いけないいけない。

でも…出ますよね!出ますよね!次できっと!いや絶対!
だって…最後にモクバが出た!!うわあああああい!!
っつーか、「誰!?」ってくらい…かわいくなってんなあ…モクバ…。いや全然いいけど。



いいセリフをいくつか。
「元気出そーぜ!!」
闇様の、城之内を励ますセリフ。これだけだとえらい軽いふうにも見えますが…これ、…ペガサスに負けて落ち込み気味の闇様に向けて、城之内が大声で言ってた言葉なんだよね…。ちゃんと聞いてたんだね…。しかも、これ言うために、表と入れ替わって出てきたんだよ!闇様!そして自分のスターチップを手渡す。いい話だなや…。

「オレがこの場で逃げ出したら…たぶんこれからずーっと先…
たとえば空を見た時…、山や、海の遠くまで広がる水平線…。
みんなで一緒に見た、そんなイカした景色を見るたびに…
逃げ出した自分を思い出さなきゃならねえぜ!!
そんな弱い自分は見たかねえ!そんな弱いもう一人の自分は…。
オレん中にもしもう一人の自分て奴がいるのなら、思い切りカッコいい野郎の方がいいからよ!」

舞にデュエルを申し込まれて、周りの皆が止める中、遊戯だけが「やるしかないぜ」と言い、そう言うと思ったぜ!と返す城之内のセリフ。
いいね。熱いね。熱いけど詩人だね。
この後、デュエル開始直前に舞に言う、「自分の参加した理由」もかっこいい。
栄光か金か、に両方だと答えた舞を鼻で笑い、「オレは…光…だよ。」と言う。
…背負うものの重さ、強さ。デュエリストとしてはかなり未熟なはずの城之内は、苦戦するが……ここで舞を、負かす。
「不思議だぜ…こうして仲間が見守っていてくれるだけでよ…あんたを『越えられそうな』壁に思えてくるぜ…。あんたには100年経ってもわからねーかもしれねーけどな…!」

強いぞお兄ちゃん!頑張れお兄ちゃん!!
そして…さあさあ、出て来い!!もう一人のお兄ちゃん!弟ががんばってるよ!
行くぞー!6巻!!

遊戯王文庫版感想 4巻

2008-11-18 23:06:25 | 遊戯王☆感想文
遊戯王の文庫版、全22巻購入記念企画!
「全巻の感想書く!主に社長の行動とセリフに注目!
ちなみに書くまで次の巻開封禁止!」


☆この色は社長のセリフ
☆社長のことばっかりになるかもしれませんが許してください。社長大好きなんです。
☆アニメ(DM)はBC編まで視聴完了。ニコニコのエネコンMADでふつくしい社長に惚れて今に至る。
☆宝物はKCマグカップ(えー)。先日漂白剤につけた。毎回使って割とすぐに洗ってるから茶渋とかもまだ全然ついてないのに…。溺愛しすぎですね。



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4巻!
社長の出番、一切なし!!

……話題にすら出ないよ。お見事。
学校で、実力テストの順位貼り出されるシーンで名前があったりしないかしらと思ったんだけど…なかった。
まあ…3巻みたいなのが続くと、私も途中で力尽きそうなので…ちょうどいいやってことにしよう!
…だいぶ寂しいですけども。


文庫版3巻の最初っから最後まで、結構緊迫してたDEATH-T編…。
緊迫してたんだなあ~って気づくのは、4巻でまた日常の話に戻ったことで、です。杏子が乙女モードになってたり、遊戯と遊園地デートしたり…ほんとほのぼの(いや、闇のゲームはやってるんだけど…)。なんか…同じ話に思えないほどの力の抜けっぷりです。いや、いい意味でね!

でも…4巻の主役はもちろんこの人!!
表紙にもなってます!獏良!!(いや…表紙は「バクラ」か)
モンスターワールド編は、ちょうど4巻の半分らへん…獏良が転校生として登場するところから始まるので、出てきたときは「わーい!!」ってなりました!
想像以上にかわいい!!
それだけにこの発言にはびっくりしました…。
(転校してきたばかりの獏良くんと早く仲良くなりたくて、獏良くんの得意だというゲームを一緒にやろうよ!と声をかける遊戯たち。即答できない獏良に気を使って「やっぱ迷惑かな…」と言った遊戯に対しての言葉)
「いや…そんなんじゃない!ボクもみんなとゲームがしたいさ!
…実は…、前の学校でも、友達を集めてボードゲームをしたんだ…。すると、その後必ず不思議なことが起こるんだ…。
ボクとゲームをした友達は、次々と意識を失い、今も病院で昏睡状態が続いてるんだ…。」

エエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!?
あかん、めっちゃ真面目なシーンやのにどうしても笑ってしまう!!
だって…昏睡状態が続いてる、ってすごい大変なことやん!?「不思議なこと」で片付けちゃあかんやろ!?

まあそういう理由があり、獏良くんは学校を転々としているらしい。そして、友達をこれ以上失いたくない…という理由で、遊戯たちを拒絶する。
そんなことあるはずがない、と…獏良と友達になりたい遊戯と仲間達は、翌日彼の家を訪ねる。そこで…「闇のゲーム」をすることになる…。


私、ここで獏良くんに謝らないといけないことがあります。
アニメ…デュエルモンスターズですが、私、特に前半は、社長が出てこない回は本当にサクサク飛ばして見てたんですよね。だから、かなり序盤にあった…バクラとの初めての対決を、丸々見てないんですよね…(DMでは王国編に入ってから挿入されたエピソードだったけど、多分この辺りを元にしてたんだと思う…)。
そのおかげで、千年リングもようわからんし、そもそも獏良とバクラの関係もわからんし…長いこと謎のキャラでした。ごめん。(BC編のマリクと組むデュエルでバクラにも惚れたんだけど)

バクラは…闇遊戯と同じように、千年アイテムに宿る人格ですが…
闇遊戯と違って…もう、ものすごくやばそうな感じ。大体、過去の事件もコイツが原因みたいだし(獏良にとっては全く心当たりのないことで、だからこそあんな形の「告白」となってしまうんだな…)。
てか、「宿主」って呼ぶんだね!!なんか…いいなあ。

アニメでは「バクラ」が出ずっぱりのイメージが強い。見た目宿主っぽくてもバクラの演技だった、ってのが多いし。だからこそ、宿主の印象がイマイチつかめてなかった。
…反省した。めっちゃ…かわいいやん。宿主。けなげ。
ドアを開けた瞬間、現れた笑顔。その皆の危険を感じて「ダメだ!ここに来…」と叫ぶその表情。…恐らく、「来ちゃいけない」と言いたかったんだろう。言い切る前にバクラに意識を乗っ取られ、皆を闇のゲームに招き入れることになってしまうのですが…。

バクラをゲーム・マスターとして、TRPGのゲームに挑む皆。
ゲームを進めていくうちに…皆の意識がコマとなっている人形に取り込まれ、しかもこのゲームが、HPが0になれば命も同時に消えてしまう、危険な闇のゲームだと知ることになる。表の遊戯は自ら仲間と同じ人形に意識を移し、ゲームの進行は闇遊戯にまかせることにして、心を合わせて戦っていく。

苦戦しつつも、簡単にはやられない遊戯達。
その圧倒的な力を持っても、彼らを倒せない事実に呆然とするバクラ。そこで…左手が勝手に動いて、パソコンに文章を映し出した。
「ボクは 獏良了。
お前に友達は殺させない。
ボクも闘う。」

…正直泣いた。完全に意識を乗っ取られているのに…!獏良…!!
白魔導師として出てきたときも泣いた…!(あとこれ…真剣にかわいい)

最後には自分を犠牲にして、バクラの攻撃から皆を守った獏良。
バクラを倒したその後、皆無事に帰ってくることができました。よかったよおおお!
ラストのジオラマもいい!宿主めっちゃ器用だなあ…。
「このジオラマはあの日の冒険の記録!みんなと共に闘った友情の証なんだ!」


うん、でもバクラもやっぱ…ちょっと好き。
思い通りにならない左手を、自ら塔にぶっ刺したときはギャアアア!と思いましたが!思いっきり貫通してるし!痛い痛い痛い!!
あと「ヒャハハ」笑いね。いいね。また出てくるの待ってるよー!
でも今回のでかなり宿主好きになったので、演技で宿主の出番取るなとだけは言っておきたい。


あれ、さらっと終わらせるつもりが…また結構書いてるな。
次ー!5巻!

遊戯王文庫版感想 3巻(後半)

2008-11-14 23:18:28 | 遊戯王☆感想文
(前半からの続き)

モクバvs闇遊戯。…そうそう、このDEATH-T編ではここまでずっと表遊戯だったんだけど(最初から城之内が一緒だしね)、このバトルから魔王様降臨です。初めて表遊戯の口から語られる「もう一人のボク」の存在…。それを話せば嫌われてしまうかもと怯えていた表遊戯でしたが、城之内君と杏子に「もう一人の遊戯がいたってずっと友達だ」と言ってもらうことで勇気を得ます。ここはすごい良いね。
「ボクは、…ボクはもう…、もう一人のボクを怖がったりしない…。」
そうつぶやいて、二人の前で人格チェンジ!…めっちゃこれがかっこいい。
今まではそういう思案の暇すらなく、闇様が出てきてたわけだけど…つまり闇様の意識優先だったのかな…?
早く表と闇が会話するとこ、見たいな~!

バトルは…まあ、もちろんというか、闇遊戯の勝利です。
自分の負けを信じられない様子のモクバ。
そこに…兄サマ登場(モニター上に)。早くあがってこいと遊戯に不敵に語りかけ…そして、敗者となったモクバを冷たく見下ろす。
「そのあわれですがりつくような負け犬の視線を…オレは長年背中に感じ続けてきた…。
昔から、お前には言い聞かせていたハズだ…。火遊びは、火傷の元だとな……。」

ひいいいいいいいいいいいいいい!!まただよ!!!!
こえええええええええええ!!


そして、この兄サマは本当に容赦しない。
敗者には罰ゲームが待っている…それがDEATH-Tの掟…
そう言い放ち、スイッチオン!じーちゃんにも食らわせた、あの「死の体感」をモクバに……!!うあああああああああああ!!

ここの、まさかって…信じられないという表情のモクバが……泣ける……。
もちろん信じられないと思ったのは闇様も同じだったらしい。背後で響き渡るものすごい悲鳴に、必死で手を伸ばし、モクバを装置の中から助け出した!
恐怖の中、伸ばされた手をつかんだモクバだったけど、助け出されてから、はっとして手をふりほどく…。そして何故だと問いかける。今の今まで、敵だったのに、何故自分を助けるのかと。
そんなモクバに、闇遊戯は優しい表情で、こう言う。
「モクバ…。オレがゲームに勝てたのは、手を差し伸べてくれる仲間がいたからなんだぜ…。」
仲間、という言葉に反応するモクバ。
脳裏によみがえるのは、兄サマの言葉。兄弟の情など、くだらないものは捨ててしまえと言った兄サマの言葉。
ここの…「くそーっ!」と頭を抱えるモクバがなんだか愛しくてなりません。海馬兄弟はよく、弟の方が比較的常識人だと言われるけど…こういうとこだよなあ。兄はこんなん言われてもさあ、「ふざけるなあ!」で一蹴だろうけど、弟はきちんとその言葉の意味を考える。もちろん兄サマの言葉は正しいし、絶対(←モクバ的に)だけど……でも考えなきゃいけないところはわかってる。その分板ばさみとかでしんどい思いをすることにもなるけど…その方が人間らしいよね。…うーむ、ますます兄が人間に思えなくなるなあ…。

最後のステージへと向かう遊戯の背中を見ながら、モクバはふところにいれていた写真を取り出す。…うおおおおおお!!あの写真だ!!施設時代の!兄弟でチェスやってるやつ!
「(兄サマ……。兄サマは変わってしまったんだ…あの日から…。まるで、ゲームの悪魔にとりつかれたみたいに……。
遊戯……。お前なら、兄サマを……。)」




そして、とうとう最終ステージ。
「フフ…もはやオレ達に言葉は意味を持たない…。
オレ達に代わって運命を決めるのは……カードのみ!!」

うわっ……かっこええ!!
しかもこれ、最終ステージにようこそ!みたいに言って(この顔もまたムカつく)、遊戯は遊戯で、じーちゃんを始め海馬によって傷つけられた人たちの分めっちゃ怒ってて…でも、最終ステージのテーブルについた二人は、無言でにらみ合うだけなんだよね!それで次があのセリフ!!ああ、めちゃかっこいい…!
ここのバトルで初めて「決闘(デュエル)」という言葉が出てきます。ああ、かっこいい…!

ここまで…嫌がらせとか高みの見物とかも楽しそうでしたが、やっぱり自分でゲームするのが海馬くんは一番楽しいようです。かなりイキイキしてます。
「痛くも痒くも…ないね!」とか、顔は凶悪なんですけど、なんかかわいく見えてきます(えー)。
高笑いあり、勝利宣言あり、精神攻撃あり。マジ楽しそう。
そんでこれだよ。

青眼を引き当ててうれしそう。
本当、素直というか…ポーカー絶対無理ですよね!!直後に「わはははー!!」だし。
今までも十分テンション高かったのに、もう嫁が場に出たとたんさらに倍率ドン☆って感じ。いやはや…楽しそうだなあ…。
「粉砕!玉砕!大喝采ー!」もここで聞けます。
「見苦しい、見苦しいぞー!」…連呼大好きですね。
「攻撃… を、すると思うか?しないね…ここはしない!」なんか腹立つ!
「よくよくオレは勝利の女神につきまとわれているようだ…」お?
「オレの次のカードは……『青眼の白龍』!!」…ポーカーも強いかも。この人。でも二体の嫁に囲まれた表情はやっぱりめっちゃ楽しそう。すげえいい顔。

「く…まだ悪あがきをするつもりか… 遊戯めぇぇ…」嫁封じられて怒ってる。
「ククク… あ…そう。」LPをわずかに削ってきた遊戯に対してこれ。ムカつく!!
「ハハハハハー!!」三体目の嫁を引いて、うれしい。
「クククク…さあ!貴様がカードを引く番だぞ…遊戯!生涯最後のカードをな!」…あ、本気だこの人。殺る気だ。…たかがゲームで他人の人生終わらせちゃだめー!という言葉はこのマンガには通用しない。特にこの海馬瀬人君には。

押されていた遊戯ですが、友情の力で「希望」をつかみ、カードを信じて…「エクゾディア」の召還に成功!ラスボス・海馬を撃破です!!
「キ……キ……」(←エクゾディアを目にして悲鳴?をあげる海馬)
「キ…キ…キィィィィィィィィ!!」(←エクゾディアに攻撃されて悲鳴?をあげる海馬)
「オ…オレの『青眼の白龍』がぁぁぁぁ……ぜ…ぜん……め…めつめつめつ…」(←感想を言う海馬)(えー)

海馬の…敗北。そして…罰ゲーム!!
「償いの瞬間だぜ!海馬!!…罰ゲーム!マインドクラッシュ!!」
マイクラきたああああああああああああ!!!!!!!
ここの顔、模写しようとがんばったんですけど…無理でした…。すごい顔してます…。
「お前の悪に満ちた『心』は砕け散ったぜ!!海馬!」
この遊戯の言葉に…もう、海馬は…返事をしません。心砕かれてますからね。ここもすごい顔です…。でもなんだろう、あんなひどいこといっぱいして、…罰ゲーム受けても当然なんだけど…この顔見ると…胸が締め付けられる……。

勝利を喜ぶ遊戯と仲間達。閉じ込められていた本田も無事だった。…本田を助けたのは……モクバ。遊戯には借りがあるから、と複雑な表情で言うモクバに杏子が問いかける。海馬が復讐のためにここまでする、その理由。
「すべてはあの日のチェスが始まりだったのかも…」
モクバが語る、二人の過去…。

「兄サマが十歳、オレが五歳のとき…オレ達兄弟にはすでに親はなく…
母はオレを産んですぐに…パパもオレが三歳のときに事故で死んじまったよ…
まわりの親戚の奴らも、パパの遺産を喰い荒らしたあげく、オレ達兄弟を施設に預けやがった!
『モクバ…泣くな!いつかオレがいい暮らしをさせてやるから!
だから、いいな!他のどんな奴にも気を許すな!弱みを見せたら終わりだ!!』

…それが兄サマの口ぐせだったぜ…。」

うっ……うわあああああああああああああああああ!!
ここで過去エピソード!やめてえ…泣くんだ…どうしても……。
小さい兄サマかわいいよ…。十歳とは思えない口ぐせだけど…。モクバを守るためだったんだよ…!

そして、海馬コーポレーション社長「海馬剛三郎」との出会い。
チェスで勝負をして、自分が勝ったら二人とも養子にしてくれと言い…世界大会覇者の剛三郎相手にイカサマをしかけ、勝利。
でも、そこで始まる生活は、二人が望んでいたものではなかった。
剛三郎は瀬人に対してあらゆる英才教育を叩き込む。
…ここの絵…、首輪されて……、しかも…ムチ……。ううっ……。
海馬コーポレーションを継ぐにふさわしい後継者を育てるつもりだったんだろうけど…きっと、瀬人は、剛三郎の予想を遥かに超えてた。
六年後…重役会議にて。
「本日をもって海馬コーポレーションはオレのものだ!これもあんたに教わったやり方だがね…。」
役員を味方につけ、会社乗っ取り。そこで、剛三郎のとった行動が。
…飛び降り自殺だった。
「瀬人!どうやら私はお前とのゲームに負けたようだな!
ゲームに負けた者の末路をその目に刻み込んでおくがいい!ククククク…」

目の前で飛び降りた義父に、驚くこともなく。口元にはわずかに笑みを浮かべまでして、
「(フフフ…敗北とは死を意味する…。あなたの教えはオレが受け継ぎますよ…。)」
…これがこの3巻冒頭で触れられていた「半年前」の出来事。
そしてきっと、…施設に入る前よりも、英才教育という名の虐待をされている時よりも、……「海馬瀬人」を、最終的に…徹底的に歪めた出来事が…これなんだろう。


過去のことを思い出し…涙を流すモクバ。
「(あの日、イカサマゲームなんかやらなければ…兄サマは昔の兄サマのままでオレのそばにいてくれたかもしれないのに…。
笑顔を、忘れることもなく…)」

そんなモクバに、遊戯が語りかける。
「今、海馬は闇の中で自分の『心』のかけらを拾い集めている…」
「バラバラになった『心』のパズルをもう一度作り直しているんだ!今度は間違わないように…ひとつひとつを、自分の力でな…。」


今は、表情すらない彼。
でも、パズルを解き明かした時、戻ってくる、って。
「オレ…いつまでも待つよ…。兄サマを…。いつまでも……。」

*****************************


ううっ……やっと終わった!!
なんか軽く1週間くらい経ってるような…。3巻読んで…色々考えて…読み返しまくって…模写して…この記事も書くの自体3日はかかってるし!!つーか長!!すみません…(投稿ボタン押してエラーが出たときは泣くかと思いました…)。
いやホント…これからこの調子で書いてたらどうなるのか…ちょっと我ながら怖くなりました!しばらくは…出ないんだろうけど…ホラ、王国編とか…どうしよう……。それよかBC編準決勝か…。
てか、何度も読んでたら…表紙の海馬くんも全然「怖い」とか「顔色悪い」とか思わなくなった…。「楽しそうだのう」って思う(えー)。
…ああ、やっと4巻行ける…!!

遊戯王文庫版感想 3巻(前半)

2008-11-13 19:57:07 | 遊戯王☆感想文
遊戯王の文庫版、全22巻購入記念企画!
「全巻の感想書く!主に社長の行動とセリフに注目!
ちなみに書くまで次の巻開封禁止!」


☆この色は社長のセリフ
☆社長のことばっかりになるかもしれませんが許してください。社長大好きなんです。
☆アニメ(DM)はBC編まで視聴完了。ニコニコのエネコンMADでふつくしい社長に惚れて今に至る。噂の東映版は全く見たことがなくて、キャベツの事もほとんど知らない。つまり、この3巻のDEATH-T編はめっちゃ初見なわけで…ドキドキしてました。
☆宝物はKCマグカップ(えー)。


(今回、10000字を越えてしまったのでブログにはじかれました…。なので前半後半に分けてます。…長すぎやねん!)


**************************************


3巻です!!社長が表紙です!!…もし私が最初に上記の誓いを立ててなかったら、最初にビニールパック破いてたのはこの3巻だったかもしれません。だって私、社長が見たくて買ったんだもの!
…いやしかし、この表紙の社長……怖いよね。顔色が。悪いよね。
最初にアマゾンで検索して見た時は絶句してしまったものです(えー)。


2巻では出番のなかった社……じゃないや、海馬君ですが、
3巻はもう…噂のDEATH-T編ですもんね!きっと出ずっぱりだよね!…とワクワクしつつ読み進め……
ってか、開始わずか3ページで、一つの疑問がとけた!
海馬君、間違いなく現時点で「社長」だそうです!!
そして4ページ目で、副社長モクバが遊戯に名乗りました。一安心ですね(←?)。
つーか…モクバモクバって呼びつつあんま意識してなかったけど…なんでカタカナ??お兄ちゃんは「瀬人」って漢字あるのに…(瀬人も響きはカタカナっぽいのにね。元は神様の名前だからそりゃそうか?)。あとなんで「モクバ」?


3巻読んで、最初に思ったこと。
「これは、…感想、1巻や2巻のようにはいかないかも…。」
ダラ長くなる予感がしました。
だって…1巻では「どちら様ですか…」状態だった海馬君が……私の知ってる社長にめっちゃ近づいてる!!
あるぇー?これまだマイクラ前だよねえー…。
再構築バンザイ!!高橋大明神!!(←……)


さてそれでは行きましょう!名セリフピックアップ!!

「ま…またあの夢だ……。」
出たよ…噂の天蓋つきベッド……!!すげえなおい…。
悪夢にうなされ、飛び起きる海馬君…。久々の出番は、こんな感じで始まります。…悪夢というのは、あの1巻の罰ゲームの死の体感の夢なんだけど……この夢の中での効果音「ドキドキドキドキ」になんだか笑ってしまいます。いや笑っちゃいかんな。海馬君ホンマにすごい顔で怯えてるんだし…。けどドキドキはおかしくないか…。

「彼らを前夜祭に招待したのに…ついつい眠ってしまったよ……。」
!?
ついつい眠ってしまった……??本当は起きてるつもりやったんか?
起きててどうするつもりだったんだろう…。一緒にロシアンルーレット?
…ていうかなんだその王様ガウンは!!!!!

「一生のうち、朝がどうしようもなく待ちどおしい夜が何度かあるものだ。
皮肉にもまた例の悪夢を見たがな…フフ…。」

何度か………
今まで、それがどんな朝だったのかがめっちゃ気になります。今回は「DEATH-T始動」やけど……絶対「めっちゃ楽しみな遠足」とかじゃないに違いない。怖い怖い……。

やあ遊戯くん達!会いたかったよーーー!!」
ぎゃああああああああああ!!うぜえええええええええ!!
↓しかもこんな顔なのに…ニコニコって…

文庫版を模写。…うーんもっと凶悪な感じなんだけど…難しいな……。
しかも続けて
「なんだよ!久しぶりに会ったってのにうかない顔してぇ…
ホラホラ遊戯くん!城之内くん!
再会の喜びをわかち合おうよ!」

ひいいいいいいいい!!ムカつくううううううう!!
してぇ…がムカつく!!衣装もムカつくし表情もムカつくしセリフもムカつくってすごいなこいつ!!

海馬君は二人を「海馬ランド」へ連れて行きます…。
あれっ!?このビル…KC本社じゃなかったの!?海馬ランドこれなの!?
まあそれはいいとして、子供の間ではヒーローな海馬くん。「海馬サマ!」とか呼ばれて大人気です。海馬くんも笑顔でこたえてるし!
「遊戯くん!
ボクの夢は、世界中に海馬ランドをたてて、世界中のチビッコ達を喜ばせることなんだ!」

これを聞いて感心する素直な遊戯くん。心の中で彼を誤解してたことを謝ります…が、そこに海馬くんを「悪魔」と呼ぶ男が…。前社長の腹心だったらしい。「お前が社長を殺したんだ!」って……
冷静に対処し、冷たく「くだらんデマ」と言い放つ海馬くん。
その表情の変化に遊戯が驚く。
「(どっちが彼の本当の顔なんだ!?)」
…エ?顔…そんな変わってるか?
私には、夢を語る顔も悪どく見えてしょうがないです(←ひでえ)。…目の上の影のせいかなあ…。


んで、「遊戯くんのための特別なショー」が始まる。
そこには遊戯のじーちゃん。「海馬の手下どもに拉致」されたそうです…。おいおい海馬くん……。

で。うわあああああああああ!!
そうか!そうか!海馬くん!!これのために王様ガウン着てたんだね!?
かっこよく、ガウンを脱ぎながらの海馬選手の入場です!!

私の絵じゃ伝わらないと思いますが、ここほんまにめっちゃかっこいい!!
1巻から読んでて初めて原作社長に惚れた!(ごめんなさい)
この脱ぎ方!!この体のラインの細さ!!
……あかんなんか…出てきた…。脳内で。アドレナリン的なものが。

海馬くん本気です。カードゲームで遊戯に負けたことが相当屈辱だったようです。
どんぐらい屈辱だったかと言うと
「(オレに勝ったことを『死』をもって償わせてやる!!)」
あばばばばばばばば!!大変だ大変だ大変だ!!
絶対勝っちゃいけない人に勝っちゃったようですね、闇遊戯は(しかし表遊戯にしたら「なんのこっちゃ?」なんじゃないのか…?うっすら「負かした」記憶だけでもあるのか…?)。

遊戯の目の前で、じーちゃんと勝負する海馬くん。
前回の遊戯とのバトルの体験をもとに、バーチャル・リアリティでモンスターを出現させるシステムを開発したそうです…。どんだけ天才なの。てか、闇の力に科学で追いつくなんてマジかっこいいな…。
前回の因縁のカード「青眼の白龍」を引き当て、勝ちを宣言するじーちゃん。
しかし……海馬くんもそのカードを場に出す…!しかも3枚!
入手困難なはずのブルーアイズ。思いっきり金に物を言わせて手に入れたようです…。一人は自殺にまで追い込んだって…!!

「じじいー! オレに負けた罰だ!!」(ビリビリビリ)
あれ!?破ったあああああああああああああ!!嫁破ったああああああ!!
…なんでやろ。破くのはアニメだけって思い込んでた…(そんな大胆なオリジナルエピソード入れるわけないか…)。
というわけでかなりびっくりしました。でもアニメにあった「デッキに同じカードは3枚以上入れることができないから」という説明がないと、なんで破っちゃったのか…わかんないような…。ああ、単なる嫌がらせってことでも納得か…(えええ)。
しかも、破った上にまだ罰ゲームらしい。ひでえ。
しかも、自分が食らった「死の体感」のバーチャル・リアリティー…。
やられたらきっちりやりかえす。…なんと恐ろしい少年じゃ!(byじーちゃん)
ああもう、ここの高笑いは本当に悪人です…。でもなんだかステキです…。楽しそうでなにより…(えー)。

罰ゲームからじーちゃんを解放するかわりに、遊戯にDEATH-Tへの挑戦を無理矢理誓わせる海馬くん。てかそれ表遊戯ですよ…どうでもええんかな。
うれしいのか、テンションめっちゃ高いです。まあそりゃ百億もかけたんだから…挑戦してもらわな困るわな。そして、自分の復讐のために百億も使えたら…そりゃ楽しいだろうよ……。

しばらくは観戦モードでちょっとは落ち着くかと思ったんですが、全然そんなことありませんでした。全身ホログラフィーはすごかった。あんなんびっくりするわ…。
「海馬コーポレーションでは、残酷な心を持つ者が有能な人材となるからね…。」
なにそれ!めっちゃ怖いです。
ああ、一番怖いの社長やね…。


テンションあがりっぱなしの悪役はちょっとほっといて(……)、城之内君の感動的なセリフでも載せよう!
不安になり、自分のせいで皆を巻き込んでごめん…と泣き出してしまう遊戯を叱咤するシーン。
「仲間ってさ…そいつのことが好きでよー!気がつくと自分も好きになれてよー!
だから一緒にいたいんじゃねえか!
お前が辛くて苦しいなら!そいつをオレによこせよ!それが仲間じゃねーか!!」

…いいなあ。熱いなあ。城之内くん……。
次の杏子のセリフも何気によい。
「誰でも一人だけじゃ自分を好きになることなんてできないよね…。」
そしてここで、友情の…ピースの輪!いいなあ、こいつら…!!

いいかんじに団結したところに、ブロックが降ってくる。次のゲームの始まり…なんだけど…。
おいコラぁ!!このタイミングで開始したってことは、絶対お前全部聞いてたんだろ!!最後まで聞いておいて…そんで結論は「くだらん!」ってことで嫌がらせでブロック落としたんだろ!!なんてやな奴だ!!ラスボス海馬め(…あれ?)。

ここで本田が脱落。自分のために犠牲になった本田を思い、遊戯の中におさえきれない怒りの感情が沸きあがる…!ここの「くそ…海馬め!!」の表情がものすごい…ぞくりとします。
その頃、海馬くんの元にはモクバがやって来……モクバまで王様ガウンだよ!もうやだこの兄弟!でもモクバはちっちゃいから、なんか「子供サンタ」みたいでかわいいわ。かっこつけて脱ぎながら入場とかしないし。

「ゲームの世界に兄弟の『情』などというくだらないものはないことを知れ!
それに気づかぬ限り、お前は永遠に負け犬だ!モクバ!!」

ひいいいいいいい!?何言ってるの兄サマああああああああ!?
この人誰ぇぇ!?
…遊戯達の次のステージはモクバとの勝負。兄はこの勝負、モクバでは負けると言い放つ。そして2巻での「復讐戦」での敗北について触れる。「兄の鼻をあかそうと勝負を挑んだ」という言葉にモクバは「オレはただ…兄サマに認めてもらいたくて…」と返す(かわいいなあモクバ…!)。
その次のセリフがアレ↑だよ!!…ひどくね?兄ひどくね?
うちがアニメで知ってるほど、モクバを大事にしてないってのはわかったけどさ…じゃあ何だと思っているの…。
…うんと好意的に解釈すると、「ゲームの世界では」「ない」ってこと…か?
ゲーム直前のモクバにはっぱをかけた…のか?闘技場に向かうモクバを見る表情から考えると、もしかしたらそうかもしれない…(いやこれ、モクバ見てない可能性大だが、まあそれでも)。

(後半に続く)

遊戯王文庫版感想 2巻

2008-11-09 20:55:59 | 遊戯王☆感想文
遊戯王の文庫版、全22巻購入記念企画!
「全巻の感想書く!主に社長の行動とセリフに注目!
ちなみに書くまで次の巻開封禁止!」



☆この色は社長のセリフ
☆社長のことばっかりになるかもしれませんが許してください。社長大好きなんです。
☆アニメ(DM)はBC編まで視聴完了。ニコニコのエネコンMADでふつくしい社長に惚れて今に至る。
☆宝物はKCマグカップ(えー)。相変わらず毎日使用中。最近は、朝起きて最初にする行動が「(夜にパソコンのとこまで持っていってた)マグカップを洗って、朝の紅茶の準備」というものになっている。…幸せです(……)。



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さて、2巻です。
1巻の内容だけでは…「この表紙の人、誰…?」状態だった王様=闇遊戯の存在…。2巻冒頭でいきなり核心に近づくエピソードが!シャーディー!!
ファラオのミイラの前で涙を流しているあたり…確かにあんまり人間には見えないが(えー)ぐっときました。まだまだ、彼の言っている意味は理解できてはいないのだろうけど(表遊戯がじゃなく、うちが)。
てか、罪人を裁いて終わりなのかと思ったら……すごいオイシイ役なのね!闇遊戯の心の部屋をさまようあたりも、なんか…好きです。エジプト組は…イシズさんやマリクもそうだけど…なんというか複雑な事情がおありのようで、もうそれだけで心惹かれてしまう。
まあでも…城之内や杏子を狙うあたりは、ちょっと…と思ったけど。最後は友情の…結束の力で勝利ですよー。いいじゃんいいじゃん!
しかし、このエピソードはかなり不評?だったらしい……おもしろいと思うんだけどなー。わかってないなあ!ジャンプ読者の少年達よ!

現在26歳、社長に惚れて文庫版2巻を読み進め中の私は、シャーディーのエピソードが終わって、また1巻のような日常(?)のゲームの話になって、ちょっとがっかりしておりました。海馬君はこの巻は出ないのかもなーって。あんなんだが(←ひでえ)やっぱり出ないとさびしいなー…。
じゃあ!!出た!!…「海馬サマ」が……

ぎゃあああああああああああああああ!!

いや、知ってた…知ってたよ…。
それに、1巻の海馬君見てたら、「あんたら似てますね」って言えるわ…!
モクバーーーー!!なんて顔なの……!!(←おい)
性格もひどいし…!なんちゅう似たもの兄弟!!

てか、「モクバ」って名前出ないのね…。闇遊戯も普通に「海馬弟」とか呼んでるし。聞けよ、名前。てか、名乗れよモクバも。

とりあえずセリフピックアップしてみるか…。今回はモクバばっかりで。
「ちっ…!あらゆるゲームで負け知らずで、オレの最も尊敬する兄サマほどの人を負かした奴がこんなチビ助とはね…」
おお!?海馬兄(←……)に比べて、…なんか口調や性格や顔はひどいけど、うちの知ってるモクバに近い…気もするな。ちゃんと「兄サマ」だし。尊敬してるらしいし。しかし高校生に向かってチビ助って……。

「遊戯を拉致しろ!!」
あーあ……。兄弟ですねえ……。
ていうかモクバ、兄サマの「復讐戦」で遊戯のとこに来たんだね…。優しいな。顔ひどいけど(しつこい…)。

カプセル・モンスターで戦うモクバと闇遊戯。闇様、今回まわりの小学生にレベルを合わせたのか…えっらい口調が子供っぽいですね。やんちゃな感じ。パズルに触られただけでキレて出てきたし(シャーディーの時は城之内が首絞められても出てこなかったのに…)。
まあ、もちろん、闇様が勝つんですけども。そしてもちろん、海馬弟は罰ゲームをくらうんですけども。そこのセリフで…今巻一切出番のない兄の現状がわかります!
(こ…これが兄サマを狂気へと変貌させた遊戯の術か~!!)
ちょっと待てーーー!!「狂気へと変貌」って……!!
スゴイぞー!カッコいいぞー!は狂気じゃなかったらしい…。あれよりヤバくなってんのか…。そりゃ怖いな3巻読むの…。

遊戯への最後の言葉↓。
「フ…ヒヒ…遊戯…!
兄サマはお前への復讐の準備を着々と進めているぜ…!
秘密指令『DEATH-T』をな…!」

…あれからどのくらい時間経ってるのかなあ…。着々と進めるって…怖すぎ。
そして秘密指令の割には、次の話でそのへんの子供にもこのゲーム(?)のうわさが広がっているとことがわかるという…。まあ彼の性格からして、秘密とかないよなあ……派手好きそうやもんな…どうみても…。

この回の最後の言葉↓。
「ギャーー!暗いよー!せまいよーー!!
兄サマーー!助けて~~」

罰ゲームで、自分の殻(カプセル)に閉じ込められる幻影を見せられる海馬弟。
…注目すべきは…兄サマに助けを求めてる!!やっぱりモクバは比較的、うちの知ってるモクバだよなあ…。

兄弟の再登場に期待!!…めっちゃ怖いけど……。



さて。
ある意味、文庫版2巻のメイン。
高橋先生のあとがき……


シャーディー編の人気低迷のことに触れて。
「牙を持つカード」の異常な人気に触れて。

『当初、海馬瀬人はゲーム会社の御曹司の設定で、奇妙なゲームを次々と考案しては遊戯に闘いを挑んでくるという構想を考えていたのだが(中略)主人公のライバルという準主役にふさわしいキャラクターに再構築したのである。』

ぎゃああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!

ひいいいい…前回予想した通りかよ!!たまたまカードの回の敵だったから……!!あああああ!!!!!
え、でもさ、じゃああの名前は…?という当然の疑問が出るわけですが…それもあとがきで語られてます。名前は古代エジプト神話に出るセト神からつけたんだって…。『もしかしたらその段階で、主人公のライバルとなる運命を背負っていたのかも知れない』って…
ああ…なにかしら…涙が止まらないわ……!
かもしれない、ってそんな先生、殺生な……。せめて「背負っていたのだろう」って断言してあげてよ~!瀬人くんのために!
…ああでも、それこそ後付けっぽくなっちゃうか…。カードへの反響を経て、彼の出番が増えたのは事実なんだし……。

ああ、冒頭で「わかってないなあ」とか言ってごめんなさい!!
当時のジャンプ読者の皆さん、特にカードの回で問い合わせをしてくださった皆さん、本当に本当にありがとう!!あなたがたのおかげで今の社長はあるのです!そして今現在のこの私も……!(……)



でもさ、やっぱりさ、…1巻に出てきた他の悪人でさ、神話から名前もらった人なんて…いないと思うんだよね。先生は照れてるだけでさ、やっぱり瀬人君には何かしら思い入れがあったんだ、…と、信じたい。

遊戯王文庫版感想 1巻

2008-11-04 23:31:38 | 遊戯王☆感想文
遊戯王の文庫版、全22巻購入記念企画!
「全巻の感想書く!主に社長の行動とセリフに注目!
ちなみに書くまで次の巻開封禁止!」

が、がんばります…。

☆この色は社長のセリフ
☆社長のことばっかりになるかもしれませんが許してください。社長大好きなんです。
☆アニメ(DM)はBC編まで視聴完了。ニコニコのエネコンMADでふつくしい社長に惚れて今に至る。
☆宝物はKCマグカップ(えー)。



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さて、待ちに待った遊戯王原作版!
文庫版の1巻から社長が出るということは知っていたので、前半からずーっとドキドキしながら読んでました。いつ出るんだろいつ出るんだろ…みたいな。

それにしても…相棒めっちゃかわいいな!殴られてばっかりでかわいそうなんだけど…。
杏子がめちゃめちゃ男らしくてびっくりした。「笑うなよな!」とかかっこええ!アニメ見る限りではなんとも思わないヒロインだったけど(すみません)すごいかわいく見えてきた…!
城之内の初期の髪型とかも知ってたので特に違和感は覚えず。奴もかわいいね。


そして…キタキタキターーーー!!「牙を持つカード」!!
もちろん初出のサブタイトルとかすでにチェック済みでしたよ!!

そんでまあ、出てくるんだけど。「彼」が。

…いや…知ってた。知ってたけど……
これが噂のキャベツか…(←違います)。


めちゃくちゃ性格悪そう!!
顔も怖い!!


しかもやることなすことセコ過ぎて、フォローのしようがありません。
ブルーアイズのカード欲しさにとった行動が…カラーコピーだったり…
皆のいる前ですり替えを問い詰めるのは、と気遣いをも見せた遊戯に…とぼけ倒して挙句の果てにはジュラルミンケースで殴る!ひでえええええ!!普通にひでえええええ!!
それにしても遊戯の器のでかさというか…心の広さには恐れ入るほどです。なんでそんな奴にまで優しさをみせるんだ!?(そんな奴=クラスメイトの海馬君)

てか、素朴な疑問。
「彼」はこの時、もう「社長」であるのか??
…まあそれは、おいおいわかること…だよねきっと。


とりあえずセリフをピックアップしてみよう。
「ン…。おや…!?
へー。このゲーム屋、遊戯ン家だったのか。」

記念すべき初セリフ……なんですけど、これさあ…、
遊戯達がじいちゃんと話をしてて、そこに海馬君が入ってきて、こう言うんだけどさあ…。
なんで遊戯の家ってわかったの……?
その前の会話を聞いてたのか……?遊戯が「じーちゃん」って呼ぶのを…。
ああ…髪型で身内と判断したのかな……?まあ珍しいもんね…。

「ちっ……
わかりました!それじゃあ…」

えええ!?「わかりました」!?
まあ、絵を見るとまったくわかってない感じです。ていうか「ちっ」が聞こえすぎです。
じーちゃんにカードの心を説かれ、怒って帰る海馬君。

「フフ…このゲームはまわりで見ていても楽しいね!(ニコ)」
ニコじゃねーーーーよ!!!!!あかんムカつく……!!
しかし、こんな心にもないことも言えちゃうんですね、海馬君。
この次のコマの、何も言わず微笑んであげる遊戯君がもう…女神様のようです。
この後も……カードを見せてくれって言われて、いいよって言う前とか、すりかえられた後とか…遊戯君は目で語る。心にもないこと並べまくる奴より万倍ええわな。(あれ…?私誰が好きなんだったっけ…?)

「ボク知らないよホント!
じーちゃんじーちゃんいう前に、友達のいうコト信じられないのかい?」

ハハハ………猛烈にムカつくなコイツ!!友達とか……うああああああ!!
この後「うるさいんだよ!」と叫んでジュラルミンアタックです。ひどすぎる。

「じじいにいっとけよ!ゲームなんてのは勝つためならなんでもアリってのがボクの信条だとね!ハハハハ!」
……ああ、もしかして人違いなのかなーと思ってたけど、やはりあなたは私の愛する社長なのですね(ええええええええ)。
完全に本性現れてる海馬君です。それでもまだ、一人称はボク。
そしてとうとう闇遊戯の降臨でございます。
……てか、闇遊戯(正式にはなんて呼ぶんだろ…)の説明とかって全然ないんだね。千年パズルを解いたら現れたもう一つの人格?くらいの認識なのね。しかも表遊戯には闇遊戯である間の記憶が全然ないとか…すごいなそれ。もうちょっと深刻に思おうよ!(大抵夜にゲームしてるから気づかないのか?)


闇遊戯降臨。海馬君との闇のゲーム開始です。
モンスターの実体化に驚くのは海馬君なんだなあ…と感心してたんだけど(←アニメでは遊戯が驚く)、たったの6ページ後には「実体化する!!」って思いっきり順応しとる…。早ェよアンタ。ゲームの最中はとっても楽しそうです。

後半、押される海馬君。切り札を出します。もちろん例のアレ。「青眼の白龍」です。
…本当に「出します」。なんと、デッキから引き当てるにあらず!!こっそりポケットから出しやがったああああああ!!こいつううううう!!どこまで卑怯やねーーーん!!
そこで飛び出す超有名なこのセリフ。
「ふはははー スゴイぞー!カッコいいぞー!!」
ああもう…。それにしてもここの顔は一段とすごい。1巻に出る海馬君に「顔が!」とか「目が!」とか言ってたらきりがないからなるべく言わないようにしてるけど…。

しかも、続けて、
(そのカードはボクのじーさんのカード!)とモノローグで言った遊戯に対して、
「くくく――お前のじーさんのカードだと…!?
違うねェ~!これは正真正銘!!ボクのものさ!たまたま偶然知人から ゆずり受けたものでねェ~~~~!!」

セリフも最高にひでえが…他人のモノローグ読んでるよこの人!!
もうやだこの人!

まあ、次ページで…卑怯な彼にふさわしい仕打ちを、受けますが。
なんと、青眼が攻撃しなかった!カードに海馬君の心が宿っていないから……えええ!?じーさんの心と重なってるって!?それはいいのか!?キサラ的に…(いきなり名前出すなよ)。

そして敗北。罰ゲームとして、カードに閉じ込められます(閉じ込められた時の顔……どこのホラー漫画ですかこれ…)。
そこで「死の体感」をすることに…。
でも闇遊戯的にこれは「カードの一部になることで、このゲームへの『心』を取り戻して欲しいのさ」ということだそうです。
…えっらいスパルタやな。

そして、これで終了。
……よくぞこの人が、主人公の最大のライバルになり得たなあって感じの…小物感がありますよ。
だって…うちはもうライバルになることを知ってるから「またね海馬君…」って感じだけど…何も知らなかったら、1巻の別の話で出てくる「悪人」たちと何の違いもなく…「あーこれで終わりなのね」って思ってただろうな、と…。
どうなんやろ…。
これも有名な話だけど、遊戯王は元々はカードゲームの話じゃなくって、いろんな「ゲーム」で悪を裁く…って流れだったんだよね(1巻はまさにそうだし)。だけど、この「牙を持つカード」がものすごい反響があって、カードゲームが中心の話になった、という…。
海馬君がライバルになったのは、たまたまこの回に出てたから、なのか…?
じゃあたとえば、この回の悪人役が牛尾さんだったら、最大のライバルは牛尾さんだったのか…。小奇麗になって…?
いやああああ…!そんなんいやああ!!
でもなー…この最初の海馬君を見ていると、どうしても「主人公の最大のライバル」という称号が…ふさわしくないように…思うんだよなあ……。

…あ、でもこれからいろいろ変わる…のかもしれないし!
ドキドキしつつ、続きを読もうと思います!……よっしゃ、行くぞ2巻!!





あ、勢いで終わるとこだったけど、文庫版1巻ラスト収録の「キレた奴ら」はすげーいい話だよなあ…!遊戯も城之内もいいけど…あれは本田に惚れます。
「遊戯!オレらみてえのとツルンでも…お前は荒んだりすんなよ!」
泣ける。

あ、あとタロットカード、めっちゃキレイでドキドキしますよ!!
社長はどんなんで来るのかな~~♪ドキドキドキ……