先程、ときおり愛読している公式サイトの【 マネーの達人 】を見ている中、
『 介護保険制度を利用した「デイサービス」の1日や負担額について紹介 』
と題された見出しを見たりした。
私は東京の調布市の片隅に住む年金生活の74歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
ささやかに過ごしている。
こうした中、私は都心に行く為に電車に乗車している時、
隣席の50代の女性グループの御方達が、「デイサービス」って、便利で何かと助かるわょ・・、
と私が聴こえたりした。
いつの日にか、私も介護にお世話になることも予測されるので、
「デイサービス」って、どのようなことなの・・と思いながら記事を精読してしまった。
この記事は、介護施設で正社員として介護保険請求・医療保険請求に関わる仕事に携わっているさんの寄稿文であり、
公式サイトの【 マネーの達人 】に2019年7月5日に配信され、無断であるが転載させて頂く。
《・・介護保険制度を利用した「デイサービス」の1日や負担額について紹介

日中働いている家族にとって、介護を必要とする親がいる場合、
多少なり心配になってくるのではないでしょうか。
さほど介護の必要がなくとも、不在の家に留守番させるに当たり不安も多いかと思います。
かといってまだ介護保険制度を利用したサービスを使うには、
まだ段階的に早いのかなと感じている方もいるかと思います。
ずっと家にいて外出もせず、家に引きこもっているのも何か寂しいですし、活力もなくなりますね。
そんな時は、思い切ってデイサービスを利用してみましょう。
介護保険制度を使ったことがない方は、まずは介護申請をしましょう。
『要支援1』からでも、デーサービスは利用できます。
ただしデイサービス(通所介護)という言い方ではなく、サービス内容はほとんど変わりませんが、
介護予防通所介護となります。
☆デイサービスってどんなところ?
デイサービスとは、自宅まで車で迎えに来てくれ、デイサービスまで送迎してくれます。
デイサービスでは、食事や入浴など生活援助のサービスはもちろん、いろいろなレクリエーションがあります。
引きこもりがちな高齢者が外出することができて、
家族以外の人と交流することで、気分転換や認知症予防にもつながり活性されます。
デイサービスは、介護保険サービスの中でも人気で、介護保険サービスの第一歩とも言われています。
☆デイサービスでの一日の流れ
◎送迎
朝、送迎者が自宅まで迎えに来ます。
時間は8時から9時の間くらいで、迎えに来てくれるのが一般的です。
◎朝礼
デイサービスに着いて、その日の利用者さんがそろったら、スタッフと共に挨拶をします。
そしてその日の予定などを教えてくれます。
◎健康チェック
デイサービスの場所によっては、内容や順番は多少前後しますが、
私が介護施設で勤めていた時のデイサービスでは、朝礼後は看護師による健康チェックがあります。
血圧や体温を測定し健康状態のチェックをします。
何もなければ入浴できます。
◎入浴
デイサービスでの入浴は「個人浴」、「大浴場」、「特別浴槽」とありますが、
デイサービスによって、全てそろっているとは限りません。
大浴場に、天然温泉を引いているような所までさまざまです。
他の人と一緒に大きいお風呂に入りたい人は「大浴場」がある所を、
「一人で入りたい」という人は「個人浴」に入ります。
一人で入れない身体の状態の人は
「特別浴槽」があるのかを、介護支援専門員に相談して決めてもよいかと思います。
◎昼食
食事は、普通食から利用者の病気や状態に合わせた、
病院食のようなメニュー対応してくれるところがほとんどです。
自分で食事を摂るのが困難な人や、少しの介助が必要な人、さまざまな状態にも対応してくれます。
◎レクリエーション
レクリエーションは、デイサービスによって違いがあります。
集団で体操や体を動かずゲームをしたり、運動器具を導入したスポーツジムのような事ができる所もあります。
また、囲碁や将棋、俳句、手芸といった文化教室のようなレクリエーションを行っているところもあります。
私が勤めていた会社のデイサービスにはパチンコ台があり、男性の利用者様に大変人気がありました。
◎お昼寝
その日の体調に合わせたり毎回必要な人など、お昼寝をさせてもらえます。
他の利用者の方はレクリエーションに参加している間、
お昼寝することもできますので、本人の状態に合わせて施設の方に相談しましょう。
◎送迎
帰りの時間は16時から17時の間にデイサービスを出発して、自宅まで送ってくれる所がほとんどです。

☆費用はどれくらいかかる?
デイサービスの費用は。介護保険制度を利用して、利用者負担額に収まるように通えます。
介護度によって、利用者負担額が変わってきます。
『要介護1』の人で、お住いの自治体によっても若干かわりますが、
だいたい1日660円+昼食代が平均で600円程で約1,300円程度。
週に5日通った場合、1か月食事代込みで2万6,000円程です。
迷っていたり、分からない場合は介護支援専門員、
いわいるケアマネージャーは介護保険制度やいろいろな施設や情報を持っているので、
どんなささいな事で相談できます。・・》
注)記事の原文に、あえて改行を多くした。
私は家内が亡くなった時は、世の中はこのようなこともあるの、 と茫然(ぼうぜん)としながら失墜感を深めて、
私たち夫婦が長年話し合ってきた葬儀に関して、
ささやかな家族葬、やがて四十九日を終えて、約束どうりに樹木園に行き、埋葬をすると思われる。
そして家内に先立たれた時、私が身も心も溌剌であった時は、
古惚けた我が家で独り住むことも思案したりしている。
過日、私たち夫婦は最寄の銀行に行った帰路、ある地域福祉センターを通り過ぎ、
センターから何かしら集会があったらしく、談笑と歓声が私たち達は聴こえてきた・・。
やがて私たち夫婦は、遊歩道を歩くながら、
『僕がおひとりさまになったら・・家に閉じ込まらなくて・・
ああした地域福祉センターで、 定期便のように通うと思うょ・・』
と私は家内に言ったりした。
私は亡き母の遺伝を素直に受け継いだ為か、男の癖に小学5年生の頃から、おしゃべりが好きで、
年金生活の今でも、何かと家内と談笑したり、 ご近所の奥様、ご主人さまと話し合ったりすることが多い。
もとより地域包括支援センターは、《・・介護の必要がなくても、誰でも利用できる。・・》、
《・・介護予防のための体操教室や談話会など・・》を知り、微笑んだりした。
そして私はおひとりさまになってしまった時、相変わらず古惚けた自宅を出て、
トボトボと歩いて、地元にある地域包括支援センターに殆ど毎日通い、数時間を過ごす・・。
そして私はコーヒーを飲みながら、或いは昼食を共に頂きながら、
70代が多いと思われるが、 XXさん、と私は呼ばれたり、
やがて同世代の女性からでも、 XXちゃん、 或いはXXクンと苗字で、呼ばれることを夢想したりしている。
この後、コーヒー代、昼食代を支払い、わずか700円以下が多いと思われ、
何よりも数多く同世代と共に数時間を気楽に共有して、談笑できるので安らぎのひとときと思える。
やがて帰宅後は、自宅付近の遊歩道、公園を散策した帰路、 この日の夕食、翌日の朝食の為にスーパーに買物して帰宅する。
その後は、随筆、ノンフィクション、小説、近現代史、総合月刊雑誌などの読書とし、
或いは居間にある映画棚から、20世紀の私の愛してやまい映画を自宅で鑑賞したり、
ときには音楽棚から、聴きたい曲を取りだして聴くと思われ、独りを愉しむ時を過ごす。
このように過ごせば、たとえ私は『おひとりさま』になっても、
ときおり寂しさは感じても、孤独は無縁だよねぇ・・と心身のバランスが保てる、 と思ったりしている。
このような深情を秘めている私は、今回、デイサービスの具体的な状況を学んだりした。
そして、いつの日にか私は介護・要になってしまった時、
「デイサービス」に通う人々と共に、日中をゆったりと過ごして、お互いに談笑できそうな施設・・
私にとっては、人生の晩秋期の楽園かしら、と微笑んだりした。