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夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
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女性が結婚したい男性の理想像は「3共」 “高低”求めない背景とは?、高齢者の私は時代の変貌を真摯に学び・・。

2019-07-03 16:42:19 | ささやかな古稀からの思い

 先程、ときおり愛読している公式サイトの【 AERA dot. 】を見ている中、
『 女性が結婚したい男性の理想像は「3共」  “高低”求めない背景とは?
と題された見出しを見たりした。

私は東京の調布市の片隅に住む年金生活の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
ささやかに過ごしている。

こうした中、何かと社会の実態に疎(うと)く、
今回の⦅・・昨今の女性が結婚したい男性の理想像は・・「3共」・・》って、
どのようなことですか、と思いながら、好奇心だけは衰えない私は、
こっそりと読んでしまった・・。

この記事は、AERA』の編集部の石田かおるさんが寄稿され、
AERA』の2019年7月8日号に掲載された記事のひとつであり、
関連の公式サイトの【 AERA dot. 】に7月3日に配信され、
無断であるが記事を転載させて頂く。

《・・女性が結婚したい男性の理想像は「3共」  “高低”求めない背景とは?

女性の結婚相手の理想像は、時代とともに変化してきた。

高学歴・高収入・高身長の「3高」や
低姿勢・低依存・低リスク・低燃費の「4低」など。

今、女性たちが男性に求めるのは、自分らしくいられる「3共」だ。


               

芸能人の結婚会見なのに、新婦の派手さのないシンプルな服でも話題になった俳優・蒼井優さんと芸人・山里亮太さん。

「金銭感覚が似ていること」
「冷蔵庫をちゃんとすぐ閉めること」
蒼井さんが挙げた山里さんの魅力は、多くの女性の共感を呼んだ。

会社員の女性(25歳)もそのひとり。
元カレと別れたのは、金銭感覚の違いからだった。


「元カレは、すごいケチで倹約家。
結婚したあとも生活費の分担で、ケチを発揮しそうで。
ムリだなと思いました」


最近出会ったカレは、お金に対する感覚が似ているので、一緒にいて楽だ。
自分の世界を持ち、なんでもかんでも干渉してこない距離感も好き。

女性は言う。

「蒼井優さんが会見で、『指輪をもらうよりも、何かを一緒に経験したい』
と言っていたのも、すごくいいですよね!」


結婚前、蒼井さんが音楽クリエーターのヒャダインさんに伝えていた言葉、

「『誰を好きか』より、『誰といるときの自分が好きか』が重要らしいよ」
これをヒャダインさんが、結婚を受けてツイートすると、ネットで話題に。

そこに注目するのは、20~30代の働く女性に関する調査研究を行っている
博報堂キャリジョ研の瀧川千智さん(36歳)だ。


「3高やハイスペックで、背伸びしないと合わせられないカレより、
“自分らしくいられるカレ”を女性たちは、求めているのです」


実際、3高の白馬の王子をゲットしても、乗ったら最後。
パワハラやモラハラにあっても、しがみつくしかない悲劇も女性たちは知っている。

             

女性が結婚相手に求める理想像は3高の後、
平均的な年収・平凡な外見・平穏な性格の「3平」や、
低姿勢・低依存・低リスク・低燃費の「4低」へ変遷してきたといわれている。


しかし「高低」という軸でとらえること自体、もはや今の時代には合わない。

そう指摘するのは、同研の松井博代さん(35歳)だ。

結婚の志向は、あこがれ婚から“らしさ婚”や、背伸び婚から“ありのまま婚”へと変わっている。


「上へ引き上げる縦のベクトルから、いまの生活水準や心地良さを継続できる横のベクトルへ。
女性の結婚に対する志向は転換しています」(松井さん)


2017年の同研の調査で
「今の彼氏と結婚したいか」を聞いたところ、20代前半の女性では6割が「したい」と回答。
若い世代ほど、結婚と恋愛を分けるのではなく、
結婚を恋愛の延長上に考えていることがわかった。

同研の信川絵里さん(25歳)は言う。

「まだ見ぬハイスペックの結婚相手を夢見るのでなく、
生活レベルや価値観の合う、目の前にいるカレとの確かな生活を送りたいという、
現実志向の表れだと思います」


同研が女性の結婚のキーワードに挙げるのは「3共」。
金銭感覚が「共通」で、家事や育児を「共有」でき、仕事観や人生観などを「共感」できるパートナーだ。


「女性たちは、自分で目的地を定め、自分の足で、自分のペースで走りたいと思っている。
欲しいのは、人生を並走できる良きマラソンランナーです」(信川さん)


人生100年時代に入り、息切れせず並走できるパートナーと自分らしく暮らす。
現実主義で、パートナーに過度に依存しない自立した女性たちの選択が、そこにはある。・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。

             

私たち夫婦が結婚したのは1976年(昭和51年)の春であるが、
この当時は、日本の多くの人たちは一生懸命に働けば、年収も毎年増え、
そして家族全員で、明日に希望が持て、実感できた総中流社会であった。

こうした中で、私たち年代を含め多くの先輩、後輩の男性は、
一家の主(あるじ)、或いは夫として、もとより家計の責務で奮闘して働いていた。

そして妻の多くは後方支援となり、育児、料理、掃除、洗濯、交際など専業主婦として奮戦し、
昭和妻の責務を果たしてきた。

やがてバブルが終息し、そして平成元年(1989年)11月10日からベルリン市民に寄る『ベルリンの壁崩壊』した後、
まもなくソ連が崩壊し、世界の諸国の政治はもとより、外交・軍事・経済、やがて社会が一変した。

そして世界の経済が自由主義経済の一色となり、やがて日本は失われた15年で、
主要各国や躍進してきた中国などの労働力の安価の国際競争力に敗退し、
かっての高度成長の総中流社会の再現は、
見果てぬ夢となった。     

こうした中、殆どの日本の民間会社は、社員が一家を養(やしな)うだけの給与を支払う余裕もなく、低下してきた。

             

やがて私は確か8年前の頃、働いて下さる現役世代の男性の民間会社に勤めている正社員の人たちが、
平成9年( 1997年)の時点の頃から、年収が横ばいと知り、無力な私は悲嘆した・・。

私は何かと働いて下さる現役の諸兄諸姉に注視するのは、
もとより日本の社会保障制度の年金、医療、介護の基盤は、
高齢者が使う費用は、その時の現役世代が保険料や税で負担する財政方式(賦課方式)を取っているので、
働いて下さる現役世代の諸兄諸姉が、その時の高齢者を支えている現実からでもある。

周知の通り、失われた15年での中、政治は混迷、経済は低迷、そして社会も劣化した後、
ここ10数年は特に、たえず短期に成果を問われる勤務となっている。

そして大企業の正社員であっても、常時リストラ時代と称せられ、
多くの会社は正社員は6割、契約社員、アルバイトなどは4割、と知り、深く憂いたりしてきた。
このように私は漠然としながら、昭和の半(なか)ばより、時代の変貌を感じ受け止めてきた・・。

             

この間、バブルが終息し、そして平成元年(1989年)を過ぎた頃から、
 殆どの日本の民間会社は、社員が一家を養(やしな)うだけの給与を支払う余裕もなく、低下し、
やむなくそれぞれの家庭の妻は、フルタイムのような共稼ぎが本格的に増えてきた・・。

こうした共稼ぎの時代を迎えると、妻は勤務に疲れても、育児も相変わらず妻の責務となり、
たとえ良き夫でも、妻がしている掃除、洗濯、料理、育児の助力の程度であり、
妻の発言が増すのは、当然の結果と私は微苦笑させられる。

私の兄、妹の子供たち、私にとっては甥っ子に当たる4人の40代の夫婦を見ても、
平成の時代を重ねても、甥のお嫁ちゃんは何かと大変だなぁ・・と思う時がある。

             

このように高齢者の私は思い馳せているが、
今回の⦅・・昨今の女性が結婚したい男性の理想像は・・「3共」・・》は、

《・・金銭感覚が「共通」で、家事や育児を「共有」でき、仕事観や人生観などを「共感」できるパートナーだ。
「女性たちは、自分で目的地を定め、自分の足で、自分のペースで走りたいと思っている。
欲しいのは、人生を並走できる良きマラソンランナーです」・・

人生100年時代に入り、息切れせず並走できるパートナーと自分らしく暮らす。
現実主義で、パートナーに過度に依存しない自立した女性たちの選択が、そこにはある。・・》
無力な私は真摯に学んだ・・。

コメント (2)
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