『「孤独」が人生を豊かにする4つの理由 』と見出しがあり、
私は年金生活のまもなく74歳の身であるが、何かと『ひとり愉(たの)しむ』時間が多く、
知的好奇心に負けて、記事を読んでしまった。
この記事の原文は、『PHPスペシャル』の10月号に掲載された記事のひとつで、
城ノ石ゆかり(じょうのせき・ゆかり)さんの寄稿文であり、
ネットで『PHPファミリー』に2018年9月19日に配信され、無断であるが転載させて頂く。
《・・「孤独」が人生を豊かにする4つの理由

周りからの見えない「圧力」が気になって、ひとりになれないなんて、もったいない。
「ひとりの時間」には、心を解放する豊かさがあります。
「ひとり」も「みんな」も楽しめるうえで、そのときの気分で
どちらかを選択できる力をつけることは、あなたの人生にとって大切です。
人は人とかかわらずして生きていけないのですから。
そこには、あなたをさらに成熟させるヒントが詰まっています。
あなたは、いつも誰かと一緒にいないと不安になる人ですか?
本当はひとりになりたいのに、無理をして人と一緒にいるのなら、
みんなでいる時間を減らしてみるといいでしょう。
ひとりで静かに過ごす孤独な時間もいいものです。
たまにはひとりで過ごしてみましょう。
ひとりでいると、以下の4つのような「いいこと」があります。

1.自分らしく過ごすことができる
孤独なとき、「自分は選ばれなかったからダメだ」と思い込んでいませんか?
私たちは、誰しも孤独なのです。
だからこそ、孤独を排除するのではなく、孤独との上手なつきあい方を練習する必要があります。
ひとりになると、あなたの特性が発揮できます。
他者の価値観に従う必要もないし、誰かと比べてつい頑張りすぎることもありません。
自分らしく過ごすことができるのです。
2.自分を育てる自由な時間ができる
ひとりの時間は、あなたのためだけの時間です。
用事を頼まれることもなければ、共感を意識しなければならない会話も、
責任を負い過ぎる必要もありません。
今までとは比べものにならないほど、自由な時間が増えるでしょう。
最初は慣れないために時間を持て余すかもしれませんが、
少しずつ自分の人生のために、活用できるようになっていくでしょう。
3.自分を深く理解できる
ひとりになると、「何をするか」も、また「何もしないこと」も、
すべて自分で決めることができます。
自分だけで選択することで、「私って意外とこういうことが好きだったんだ」とか、
逆に「楽しいと思い込んでいたけど、苦手だったんだなぁ」など、自分の感情に気づきやすくなります。
意外な、しかし本来の自分はこれだ! という新しい自分を発見するでしょう。
4.気軽にチャレンジできるようになる
「できなかったら、恥ずかしい......」と周りの目を気にしすぎて、
尻込みすることは、誰にでもあります。
しかし、ひとりだと気軽にトライすることができます。
だって、たとえできなかったとしても、あなたの失敗を知っているのは、あなただけ。
他の誰にも知られないなら、「やってみよう!」と気軽にチャレンジできるものがあり、
やってみたら意外とできた! となることがあります。・・》

私は東京の調布市に住む年金生活のまもなく74歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
そして雑木の多い小庭の中で、古ぼけた一軒屋に住み、ささやかに過ごして、
年金生活は早や14年生になっている。
私は民間会社の中小業のある会社に35年近く勤めて、2004年(平成16年)の秋に定年退職した身であるが、
多々の理由で、サラリーマンを卒業して年金生活を始めた・・。
午前中のひとときは、私は平素の買い物を家内から依頼された品を求めて、
独り歩いて最寄りのスーパーか、ときには駅前のスーパー、専門店に行ったりしている
買物メール老ボーイの身となっている。
この後は、帰宅後も私は独りで外出して、自宅から3キロ以内の周辺にある住宅街、遊歩道、小公園などを
歩き廻り、幼年期に農家の児だった為か、山川草木をこよなく愛しながら、季節のうつろいを享受している。
こうした中で、私は亡き母の遺伝を純粋に受け継いだ為か、恥ずかしながら男の癖におしゃべりが好きで、
何かと家内と談笑したり、ご近所の奥様、ご主人など明るく微笑みながら談笑したりしている。
そして私は、遊歩道、公園などを散策していると、見知らぬ男性、
女性グループの御方たちと、話しかけられたり、或いは話しかけたりして、談笑し、
殆ど毎日過ごしている。
或いは、知人とか友人と時折お逢いする時は、しばらくねぇ・・、と私は笑いながら逢ったりして、
日中はコーヒー、夕暮れからはビールか水割りのウィスキーを飲みながら、談笑をしたりしている。
ときおり国内旅行は私たち夫婦の共通趣味のひとつで、幾たびか遊学を重ねてきたが、
旅先でも、私は食事処、ロビーなどて隣席した見知らぬ方でも、話しかけて談笑したりしている。
こうした中で、好奇心をなくしたらこの世は終わりだ、と信条している私は、
体力の衰えを感じている私でも、その時に応じて溌剌とふるまったりしている。
やがて午後の大半は、私は随筆、ノンフィクション、近現代史、総合月刊雑誌などの読書が多く、
或いは居間にある映画棚から、20世紀の私の愛してやまい映画を自宅で鑑賞したり、
ときには音楽棚から、聴きたい曲を取りだして聴くこともある。
こうした中、ブログの投稿文を綴ったり、数多くの御方の投稿文を読ませて頂き、
多々シニア世代の日常生活を学び、人生の確かな教科書と学んだりしている。
私は恥ずかしながら青年時代に、映画、そして文学青年の真似事をして敗退し、
やがて音楽業界のあるレコード会社に35年近く勤めた為か、
書物やビデオ・テープ、DVDなどの映画作品、或いはレコード、カセット、CD、DVDなどの音楽作品は、
程々に所有している。
たとえば、その日に観たい映画は、居間にある映画棚が引き抜いて、
少し大きなテレビ画面を通して、鑑賞している。
このように私は、午後から夜にかけて、『ひとり愉(たの)しむ』時間を過ごすことが多い。
或いは、家内は家内の妹と逐次連絡しあって、家内は遠方地に独り住まいの家内の母宅に介護で、
6泊7日前後で行っている時は、私は我が家で『おひとりさま』の生活となり、
家内と談笑ができず寂しさがあるが、相変わらず『ひとり愉(たの)しむ』時間を過ごしたりしている。
いつの日にか、たとえ仲良しの夫婦でも、どちらかがあの世に旅立たれ、
残された方は『おひとりさま』の生活となり、『ひとり愉(たの)しむ』時間が必要である、
と思い深める時もある。
このように私は信愛しているので、今回の『「孤独」が人生を豊かにする4つの理由』を
読み終わった後、そうですよねぇ・・と同意を深めたりしている。