夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

いつの日にか私が『おひとりさま』になってしまった時、その生活状況を改めて思い馳せれば・・。

2018-09-05 12:45:36 | ささやかな古稀からの思い

昨日、私はこのサイトに於いて、
65歳超の単身世帯は約3割 老後をひとりで生き抜く6つの秘訣、ときおり『おひとりさま』になる私は、多々教示されて・・。
と題して投稿した。

ときおり私が『おひとりさま』になってしまう理由、
そして週刊朝日の記事を転載させて頂いたが、余りにも長く、
やむえず私がいつの日にか『おひとりさま』になってしまった時の思い、生活状況を記載ができず、
まるで尻切れトンボのような投稿文になって、反省したりした。

私は幾たびも、いつの日にか・・投稿してきたが、改めて思案を重ねたりした。


私はときおり『おひとりさま』の生活を14年近く体験をしている中で、漠然としながらも、
まさかの出来事で、私を残して家内があの世に旅立たれることもあるので、
本当に『おひとりさま』の生活になってしまった時、幾たびも思案したりしている・・。
            

私は家内が亡くなった時は、世の中はこのようなこともあるの、
と茫然(ぼうぜん)としながら失墜感を深めて、私たち夫婦が長年話し合ってきた葬儀に関して、
ささやかな家族葬、やがて四十九日を終えて、約束どうりに樹木園に行き、埋葬をすると思われる。

              

そして家内に先立たれた時、こうした古ぼけた家でも小庭の手入れも含めて維持管理するのは、
私たち夫婦の長き航路を歩み、共にお互いの長年の思いであり、もとより愛惜感もあり、
苦痛が増したりするので住めないだろう、と私は改めて感じている。


やむなく小庭のある古惚けた一軒屋を断腸の思いで処分し、大きな公園が隣接した場所で、
小さな2DKのマンションに転居すると思われる。

そしてスーパーと本屋に徒歩10分前後で行けた上で、
大学総合病院に公共の路線バスなどの利便性のある場所を選定するだろう。                        
                                                          

この前提として、もとより住まいが狭くなるので、
やむなく本の大半は処分し、500冊前後に厳選した上、
映画作品のDVD、そして音楽のCD、DVDは程々に多いがすべて移動する。

こうした独り身の『おひとりさま』になった時の私の日常生活は、
付近の公園で四季折々の情景を眺めながら散策したり、
スーパーでお惣菜コーナーの売り場で買い求めたり、本屋に寄ったりして、数冊を購入する。

そして小さな2DKの12畳は居間として、少し大きめのテープルを置き、壁一面に本と映画・音楽の棚で、
テープルにはバソコンを置き、窓辺のバルコニー越しにマンション敷地内の大きな樹木が数多く観え、
食事もこのテーブルを使い、四季折々の常緑樹、落葉樹の情景を眺める。

そして6畳はベットの下には、収納棚に下着と靴下、壁側は衣服棚・・
付近の区立の小公園を散策代わりに、毎日のように歩く。
                                                                                                             
こうした中で、週たった一度だけ定期便のような駅前の居酒屋に行き、
中年の仲居さんと談笑し、からかわれながら、純米酒を二合ばかり呑むだろう。

そして私は家内の位牌の代わりに、定期入れに愛用した革のケースに、
家内のスナップを入れて、いつも持ち歩くと思われる。

こうした日常生活を過ごすと思われる・・・。

                       

過ぎし3週間前、私の知人で3年前に奥様をなくされた男性と、たまたま二人だけで、
居酒屋で懇親を深めていた中、
『公園の中にあるようなマンションも良いが、
僕のように駅の近くにあるマンションに住んだ方が、何かと便利だょ・・』と私は教えられたりした。

何かしら近くにあるスーパーで買い物ができるし、喫茶店で同世代と談笑できる機会も多く、
洗たくに関しても近くにコインランドリーもあるし、
身体が衰えてくる中、近くにある内科、整形外科の病院があると助かる。

このようなことを私は教えられ、確かに駅の近くにあるマンションに住むのも、
良いよなぁ・・と私は思い深めたりしてきた。

              

或いは私が身も心も溌剌であった時は、古惚けた我が家で独り住むことも思案したりする。

過日、私たち夫婦は最寄の銀行に行った帰路、ある地域福祉センターを通り過ぎ、
センターから何かしら集会があったらしく、談笑と歓声が私たち達は聴こえてきた・・。

やがて私たち夫婦は、遊歩道を歩くながら、
『僕がおひとりさまになったら・・家に閉じ込まらなくて・・ああした地域福祉センターで、
定期便のように通うと思うょ・・』と私は家内に言ったりした。

私は亡き母の遺伝を素直に受け継いだ為か、男の癖に小学5年生の頃から、おしゃべりが好きで、
年金生活の今でも、何かと家内と談笑したり、
ご近所の奥様、ご主人さまと話し合ったりすることが多い。
           
私は音楽業界のあるレコード会社に勤め、定年退職の前の5年間半は、リストラ烈風の中、
各レコード会社がCD、DVDなどの音楽商品を委託している物流センターに出向となり、
センター長をはじめ私も含めて5人の正社員の基で、パート女性30代~40代が多い130名前後、
そして契約社員、アルバイトの男性20代が多い10名前後の職場に勤めたりした。

こうした中で休息時間、或いは懇親会などで談笑を重ねて、多々学び、貴重な体験をしてきたので、
数多い人の中でも、公明正大に談笑ができるタイプてもある。

もとより地域包括支援センターは、《・・介護の必要がなくても、誰でも利用できる。・・》、
《・・介護予防のための体操教室や談話会など・・》を知り、微笑んだりした。

                           

私はおひとりさまになってしまった時、相変わらず古惚けた自宅を出て、
トボトボと歩いて、地元にある地域包括支援センターに殆ど毎日通い、数時間を過ごす・・。

そして私はコーヒーを飲みながら、或いは昼食を共に頂きながら、70代が多いと思われるが、
XXさん、と私は呼ばれたり、やがて同世代の女性からでも、
XXちゃん、或いはXXクンと苗字で、呼ばれることを夢想したりしている。

この後、コーヒー代、昼食代を支払い、わずか700円以下が多いと思われ、
何よりも数多く同世代と共に数時間を気楽に共有して、談笑できるので安らぎのひとときと思える。

やがて帰宅後は、自宅付近の遊歩道、公園を散策した帰路、
この日の夕食、翌日の朝食の為にスーパーに買物して帰宅する。

その後は、随筆、ノンフィクション、小説、近現代史、総合月刊雑誌などの読書とし、
或いは居間にある映画棚から、20世紀の私の愛してやまい映画を自宅で鑑賞したり、
ときには音楽棚から、聴きたい曲を取りだして聴くと思われ、独りを愉しむ時を過ごす。

このように過ごせば、たとえ私は『おひとりさま』になっても、
ときおり寂しさは感じても、孤独は無縁だよねぇ・・と心身のバランスが保てる、
と微笑んだりしている。

                                       

過ぎし昨年の7月下旬に於いて、日本経済新聞の編集委員・田村正之さん、
そしてファイナンシャルプランナーの深田晶恵さんの寄稿文を読み、
配偶者の死亡による公的年金の減少を具体的に
教示させられた・・。

《・・
配偶者の死亡による公的年金の減少

夫の現役時代の平均年収を600万円、妻は専業主婦などとして計算すると、
夫婦ともに生きていれば、受け取る年金額は計288万円。
月額にして約24万円で、高齢夫婦の無職世帯の平均支出額(27万円程度)を下回る。 

夫が先に亡くなると、年金はどれくらい減るのか。
よくある勘違いが、夫の年金総額(厚生年金と基礎年金)の4分の3に相当する金額が
遺族年金として支給されるというもの。

だが実際には、計算に夫の基礎年金部分は含まれない。
この例では厚生年金(132万円)の4分の3に当たる約99万円が遺族年金となる。

これに加えて妻は、自分の基礎年金(78万円)を受け取るが、それでも合計で177万円。

夫婦で受け取れる金額に比べると、約110万円も減ってしまう。

「支出は一人になっても、大幅には減らない。
毎月の赤字幅が、大きくなるのは避けられない」     

専業主婦の妻が先に亡くなった場合は原則、18歳までの子どもがいないと遺族年金は出ないので、
夫は自分の年金だけになる。

減額幅は78万円と比較的小さいが、夫は家事が苦手で外食が増えたり、
家事代行サービスを頼んだりして生活費がかさみがち。
やはり赤字幅は増えやすい。・・》

               

このようなことも、遅ればせながら学んだりしてきた・・。

そして私は、肝心の年金は、夫婦で受け取る年金額は計288万円、
妻が亡くなった時は、夫は
210万円、と具体的に知り、
こんなに減ってしまう、と私は溜息をしたりした。

そして過ぎし年に、生命保険ガイド 小川 千尋さんの寄稿文を読ませて頂き、
具体的に総務省の家計調査年報の中から
『60歳以上の単身世帯の支出』を学んだりしてきた。

60歳以降の単身世帯の支出(1カ月あたり・男女平均、平均年齢は75.1歳)

この表を見て、もとより夫婦で生活している現在より、『おひとりさま』になった場合、
食費、電気代、ガス代などの生活費や固定資産税なども、半減にはならず、
の生活レベルからは低下するよなぁ・・と思ったりした。

               


そして私は、『おひとりさま』になってしまった時、
何とか費用を捻出して国内旅行を三か月毎に、数泊を思案しているが、
いつの日にか介護・要になった時、やむなく介護施設に入居のことも思案したりしてきた。

《・・最も定員・利用者数が多いのは、特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設)。

常に介護が必要で、自宅での生活が難しい要介護者が入居する。
2015年4月から入居は、原則要介護3以上に限定された。


「厚生労働省(老健局)の取組について」資料(2015年3月19日)などを一部改変して長谷工総合研究所が作成

 
介護老人保健施設(老健)は、病状は安定期にあるが、退院してすぐに自宅に戻るのが不安な人が、
在宅復帰を目指して介護、機能訓練などを受ける施設。

そして介護療養病床(介護療養型医療施設)は、急性期の治療が終わった後、
比較的長期の療養を必要とする要介護者が入る施設だ。
国が廃止を打ち出したため、病床数は年々減っている。・・》

そして私は
国の支援を受けている費用が程ほどの特別養護老人ホームに、入居をしたいが、
都心の郊外に住む私の地域では、入居が困難と学んだりしてきた。
このような中で、やはり入居が叶(かな)わなくなってしまった時、やはり費用で困苦する。

やむなく高価と称されている有料老人ホームに、断腸の思いで愛惜ある自宅の敷地を売却して、
介護施設に入居しなくてはならなく、私の晩年の背水の陣となる。

しかしながら介護の悩ましい難題は、いつまで介護を受ける必要な期間が判らず、
やがて永がられば私の自己負担額が増し、
貯金は切り崩しても資金不足となり、
当然ながら、退所が余儀なくされて、行き場がなく迷子のような介護難民になることである。

そして私は、裕福層には遥か遠い年金生活の身であるので、
改めて有料老人ホームの入居費、そして毎月の負担額が余りにも高価に、溜息をしたりした。

              

このように私は、いつの日に私が『おひとりさま』になった時、
世の中で老後の三大不安は『お金』、『健康』、『孤独』と言われているが、
『孤独』に関しては、何かと単細胞の性格の私は克服できるが・・やはりねぇ、と微苦笑をしたりしている。

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